マルコム マクダウェル。 『時計じかけのオレンジ』が嫌いだった!主演のアレックスに直撃インタビュー!

マルコム・マクダウェル

マルコム マクダウェル

過激な映画として知られる『時計じかけのオレンジ』に登場するスーパー変態主人公を演じるマルコム・マクダウェル氏を紹介。 マクダウェル氏はイギリスの俳優兼声優だ。 リンゼイ・アンダーソン監督の『 if もしも…』で主演に抜擢。 この映画も当時のイギリスの現状を描いたもので、 体罰やいじめ、同性愛など、ユーモアを交えた映画だった。 この映画で カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。 一躍有名になったマルコムは、『 時計じかけのオレンジ』でも大ヒット。 SFやファンタジー映画を賞する ヒューゴー賞を受賞している。 『時計じかけのオレンジ』はAFIの「アメリカ映画ジャンル別トップ10」において、 SF映画部門で4位にランクイン また主人公のアレックスは2003年6月、 AFI(アメリカん・フィルム・インスティチュート)によって選ばれる 「最も偉大なるヒーローと悪役ベスト100」で 悪役として12位にランクインしている。 マルコム演じるアレックスの奇人ぶりは賛否両論があった。 高評価を連発する一方で、暴力を促進させるといったような声があったのだ。 マクダウェルの私生活としては3度の結婚を果たすという、波乱万丈とも言える生涯を送っている。 カテゴリー•

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マルコム・マクダウェルとは

マルコム マクダウェル

キューブリック監督とマルコムの仕事をブルーレイで確認できる「時計じかけのオレンジ 製作40周年記念エディション」 - c 2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. 映画『』で主人公アレックスを演じ大ブレイクを果たしたが、巨匠監督との関係を語った。 初めてこの映画のことでキューブリック監督に会ったとき、どのように役柄や作品について説明されたのかと聞かれると、マルコムは「聞いたらショックを受けるよ。 彼はまったく何も説明しなかったんだ。 なぜなら、知らなかったからだよ」と驚きの発言。 監督は何も説明しなかったそうだ。 「スタンリーは、いろいろな意味でとてもち密だった。 でも、彼はものごとを説明するのがうまくなかったんだ」とマルコム。 「一度僕は彼に『スタンリー、このシーンに何かアイデアはあるかい?』って聞いたことがある。 そしたら、彼はただ僕を見て『マルク、だから僕は君を雇ったんだよ。 僕は、RADA 王立演劇学校:ロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツの略 じゃないからね』と答えた。 それで僕は『ほら、このスケジュール表を見て。 『監督、S・キューブリック』って書いてあるよ。 ちょっとディレクションをくれてもいいんじゃない?』と言った。 彼はただ笑っていたよ」と巨匠の意外な一面を明かし、「大抵の監督なら、一緒に1時間ほど話し合ったりして何かを考えつくけどスタンリーはそうじゃなかった。 『僕に見せてくれ。 やってみせてみろ』というわけだ。 ある意味、彼は(役者として)最高の贈り物をくれたんだよ」と語った。 公開後、劇中の過激な暴力やセックス描写に刺激を受けて、少年が殺人を犯すという事件がイギリスで起こり、27年にわたって本作はイギリスで上映されたことがなかった。 脅迫状が届くなどして、家族の身を心配したキューブリック監督が上映を差し止めていたそうだ。 しかしマルコムはこの作品がこれほど議論を巻き起こすことになるとは思ってもいなかったそうで「僕は素晴らしいブラック・コメディーを作っていると思っていたし、実際そうだった。 だから、公開された時、多くの観客がユーモアをわからないことにショックを受けたんだ」と語った。 また、「数年前に観客と一緒にこの映画を見たんだけど、その時の観客は、僕がおかしいと思ったすべてのシーンで笑っていたよ」と当時と今の違いにも言及。 一緒に親しく仕事をした者として、そしてフィルムメーカーとしてのキューブリック監督をどう評価しているのか尋ねられると「彼は風刺家で、人間性について特に興味を持っていなかったね。 彼の映画には、人間性というのはほとんど出てこない。 でも、彼の映画は、信じられないほど知的なものなんだ。 彼は、とびきり素晴らしい風刺家だよ。 彼はほとんどジョン・フォード監督と同じくらい高いところにいる。 変わった詩人だった」と表現し「彼はすべてのジャンルにおいて最高の作品を作ったんだ。 反戦映画『突撃』に『ロリータ』。 『博士の異常な愛情』は僕にとって史上最高の作品の一つだよ。 驚くべき風刺作品だ。 時代劇の『バリー・リンドン』に、ホラー映画『シャイニング』。 そして、もう一本の反戦映画(『フルメタル・ジャケット』)もね」と絶賛。 ただ、当時マルコムが20代という若さだったこともあるだろうが、撮影が終った後、キューブリック監督と会ったのは10回に満たないくらいだと言う。 本作に抜てきされるきっかけとなった、映画『』の監督とは、「素晴らしい友だちになった」というマルコムは「『時計じかけのオレンジ』が終った後、スタンリーとも、映画を撮っている時と同じような関係を持てると思い込んでいた。 でも、彼は編集とかでいつも忙しく、電話で話すこともほとんど出来なかったんだ」という。 [PR] とはいえ、マルコム・マクダウェルとスタンリー・キューブリックの出会いは、映画史上に永遠に残る『時計じかけのオレンジ』という作品を生み出した、運命的としか言えないものだった。 キューブリックはものすごい量のテイクを重ねることで有名な監督だったが、『時計じかけのオレンジ』のころは、まだそういうことはなく、マルコムが何十回も同じ演技をさせられるようなことはまったくなかったそうだ。 (吉川優子) ブルーレイ「時計じかけのオレンジ 製作40周年記念エディション」 2枚組 は8月24日ワーナー・ホーム・ビデオから初回限定生産で発売(税込み:3,980円) ブルーレイ「スタンリー・キューブリック リミテッド・エディション・コレクション」 8枚組 は8月24日ワーナー・ホーム・ビデオから初回限定生産で発売(税込み:14,800円).

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不朽の衝撃作『時計じかけのオレンジ』主演のマルコム・マクダウェルが名シーンの裏側を語る

マルコム マクダウェル

クセ者俳優、マルコム・マクダウェル - 写真:Nobuhiro Hosoki ニューヨークで開かれたコミック・コンベンションで、映画『』で知られるに話を聞くことができた。 近年はテレビを活動のベースにしているような印象も受けるが、マルコムがキャリアを保ってきた秘訣 ひけつ は何だろうか。 「わたしが演技を始めたころは、ある程度の競争はあった。 しかし今日ほど厳しくはなかったよ。 秘訣(ひけつ)といえるかわからないが、時の経過とともに自分の年齢を受け止めて、進化していくことが必要ってことさ」と同じ俳優仲間からも尊敬される存在のマルコムらしい答えだった。 これまで演じてきた役柄のどれもが個性的でアクの強いキャラクターであったことに対して「どんなに変わったキャラクターでも、わたしがこれまで演じてきたものは、自分にとっては3次元の人間なんだ。 どのキャラクターも善か悪かとは判断せずに、欠点のある人物として演じてきた。 いつも人間性とユーモアを持つ役柄を選択してきたつもりだからね」と深い考察とともに語ってくれた。 [PR] 出世作『時計じかけのオレンジ』に話が及ぶと、意外な答えが返ってきた。 「アレックスを演じた後の10年間、実はあの役を嫌っていたんだ。 あの作品を観ようとも思わなかったし、人前であの映画を語ることさえも嫌だった。 それは、人にいつもあの映画の話をされ、与えられた新しい映画でわたしが演じるキャラクターは、すべてアレックスをイメージして作られたものばかりだったからね。 だが、今となっては自分もそれを受け入れて感謝しなければならないと思えるようになってきたよ。 あの作品は誰がどう観たって傑作だからね」 最後に、監督について「キューブリック監督に関しては、わたしがあの映画に出演しなくても大成功していた人だよ。 わたしと仕事をしたときには、すでに映画『2001年宇宙の旅』を製作していたからね。 若くて野望を持っていたあのころのわたしは、彼が与えてくれた役柄をしっかり受け止めることができたと思っているよ」と感慨深げに語ってくれた。 主役、脇役、ゲスト出演と多忙な俳優人生を送るマルコム。 今後も彼の活躍をスクリーンで観たいものだ。 (取材・文:細木信宏).

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