体位 ドレナージ と は。 呼吸理学療法【いまさら聞けない看護技術】

体位ドレナージ(たいいどれなーじ)とは

体位 ドレナージ と は

予防的ドレナージ 予防的ドレナージとは、 体内に浸出液が貯留することで、それが感染源になり、感染症を起こすリスクがあるときに行われる予防的処置 のこと。 本来、血液、浸出液、膿等が溜まるはずのないところに溜まっていくと、その部分は感染源となり、感染を起こします。 手術後や褥瘡などにおいては、感染は治癒の遅れの原因にもなる。 そうなる前にドレナージを行って排液をし、予防的に感染源を取り除いておこう。 というわけです。 それが、 予防的ドレナージ。 情報的ドレナージ 情報的ドレナージとは、 OP後の創部等をドレナージすることで、創部出血、縫合不全に伴う浸出液や消化液の漏れなど早期発見するために行う処置 のこと。 縫合部、吻合部、切離部や皮下に対するドレナージに行われることがあります。 OPなどで創部を縫合してしまうと、縫合した脂肪の下の部分でどれくらい排液しているのか、膿はでているのか、出血しているのか、など目視で確認することができなくなりますよね。 OP後に創部にドレーンチューブを入れて、ドレナージしておけば、体内の浸出液や出血具合が目で確認することができ、治癒の進行具合を正確に把握することができます。 目には見えない体内の排液状態を知りたい。 そういう意味と目的で、 情報的ドレナージは行われます。 治療的ドレナージ 治療的ドレナージとは、 体液や血液の貯留が原因で、すでに感染や臓器不全を起こしている部位をドレナージ(排液)して、治療を行う処置 のこと。 感染源になっている体液を排出して、治療を行いたい場合に施行されます。 胆汁うっ滞による胆道ドレナージや、 腸閉塞に対するイレウスチューブ等が代表的な例ですね。 ドレナージの「適応」がわかる ドレナージの注意点って? ドレナージするときの注意点は、症例やドレナージする部位、目的によって個別性はありますが、共通する基礎的注意点(いわゆる観察項目)は以下のようなものがあげられます。 ドレナージの閉塞• 抜去やチューブ外れ• 排液の状態• 固定部分の皮膚トラブル• 感染兆候• 疼痛の有無と程度• 精神的苦痛 ドレナージの閉塞 ドレナージで起こるトラブルでよくあるのが、 「ドレナージの閉塞」。 チューブの屈曲・圧迫や、凝塊や組織片が詰まったりすることで、ドレナージが阻害され、正常に排液できていないことがあります。 ドレーンチューブの挿入部から、ドレーンバッグまでの経路が、正常に排液できる状態になっているか、定期的な観察が必要になります。 排液の状態 ドレナージされた排液は、からだのなかで何が起こっているのか、予測する材料になります。 排液の量は、部位や術式によって違うため、「この手術と部位なら、これくらいが正常範囲の量だな」っていう正常範囲と異常範囲を把握しておくことがポイント。 排液の量が正常より「増えた」OR「減った」• 増えた場合 排液の量が急激に増えた場合、まず以下のような項目を情報収集して、患者の状態をアセスメントし、状況によっては医師への報告が必要です。 体液や出血の漏れはないか• バイタルサインに急な変動はないか• 検査データに変化はないか• 排液の性状に変化はないか• 減った場合 排液の量が急激に減った場合、以下のような項目を観察してみます。 ドレーンチューブが抜けていないか• ドレーンチューブが閉塞していないか• ドレーンチューブが屈曲していないか• ドレーンチューブの接続が抜けていないか• 排液が詰まっていないか• 排液の性状が変化していないか• 三方活栓の向きは正しいか• ドレーン挿入部から排液漏れが起こっていないか• バイタルサインに変動はないか 排液の性状がおかしい? 排液の性状は、ドレーンが挿入されている部位や術式によって異なります。 排液の性状が急に変化した場合、からだのなかで何かが起こっているサインです。 急な変化を生じたときは、排液の色や性状から状態をアセスメントします。 排液の性状が急変したアセスメント症例• 排液が急に潜血様に変化した• 今まで漿液性だったのに、血性に変化した ・・・縫合不全、消化管損傷などの可能性がある 排液の色の書き方 ドレナージされた排液は、その色によって呼び方があります。 … 血性 … 淡血性 … 淡々血性 … 漿液性 … 淡黄色 … 黄色 … 乳び様 … 濃黄色 …赤ワイン色 … 濃緑色 固定部分の皮膚トラブル ドレナージのために一定期間チューブを固定することで、かぶれや炎症など皮膚トラブルを起こすことがあります。 ドレーンチューブ固定による皮膚トラブルを予防するために、以下のようなケアを行うことがあります。 皮膚とドレーンの間に、ドレッシングフィルムやハイドロコロイド剤を貼付 ドレーンチューブによる圧迫や褥瘡を予防するために、ドレーンチューブの間にいわゆる「クッション」を貼付する方法。 負担が少ないテープの「はがし方」って? 皮膚に負担が少なく、痛みを最小限にする「はがし方」は、テープをはがす皮膚を抑えながら、はがすテープの角度を極力180度近くにすること。 より引用 感染兆候 ドレナージ中は、体内と創部がつながっている以上、「感染のリスク」が伴います。 ドレナージ中の感染には、感染を予測させる「感染の兆候」があります。 感染の5徴候 感染が起こっている場合、以下のような症状がみられることがあります。 ドレーン挿入部周辺の 発赤• ドレーン挿入部周辺の 熱感• ドレーン挿入部周辺の 疼痛• ドレーン挿入部周辺の 腫脹• ドレーン挿入部からの 浸出液 疼痛の有無と程度 ドレーン挿入中は、ドレーンチューブ挿入に伴う「痛み」を伴うことがあります。 「痛み」は感染兆候のサインでもあり、ドレナージ管理のなかでも重要な情報のひとつ。 痛みの変化を把握できるよう、増減や変化は経時的に記録しましょう。 可能であれば、 痛みを評価するスケール(数字評価尺度・フェイススケール等)を用いれば、客観的に評価することができます。 精神的苦痛 ドレナージ中は体動制限や痛み等から、精神的な苦痛が伴うもの。 ただパスにのってケアをすればいいというものではなく、患者が今なにを辛いと思っているのか、患者の苦痛を引き出すことが出来れば、より個別性に合った、患者の求めるケアを提供することができます。 それに一番必要なことは、 患者と「話すこと」。 患者のADL、性格、状態によって、今その患者がなににニーズを感じているのかを知る一番の方法は、本人に「聞く」ことです。 別に根ほり葉ほり聞かなくたって、ラウンドの最後に「何か困っていることはないですか?」って聞くだけで、患者にとって言いにくい「お願い」が、言いやすい関わりに変わります。 だから、看護師から、患者のニーズを聞きだす関わり方がすごく大事です。 一日の関わりの中で、できるだけ患者さんの「困っていること」を聞き出してあげてください。 その患者さんの本当のニーズが明確になるからです。 ドレナージとは何か、のまとめ この記事で紹介したドレナージについて、カンタンにまとめると以下のようになります。 ドレナージとは ドレナージとは、体内の不要な浸出液や血液、消化液などの体液を、チューブを使って体外へ排出させること。 目的 ドレナージの主な目的は3つ。 予防的ドレナージ 感染などを起こさないために予防的にドレナージすること。 情報的ドレナージ 体内の状態を予測するために、排液させるドレナージのこと。 治療的ドレナージ すでに感染などが起こっている部位に対して、排液を促し治療をすること。 ドレナージとはなにか、解説についてはここまでです。 ドレナージ管理については以下の記事を参照にしてください。 ドレナージとは、治療や予防のために貯留する体液を排出することです。 この記事では外科手術に共通しているドレーン管理のポイントについて紹介しています。 ドレーン管理とは 浸出液や膿瘍等浸出液が貯留した.

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体位ドレナージの効果と注意点、看護について|ハテナース

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英 関 、、 UpToDate Contents 全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe. cystic fibrosis overview of the treatment of lung disease• overview of the management of postoperative pulmonary complications• management of bronchiectasis in children without cystic fibrosis• hereditary sensory and autonomic neuropathies• management of exacerbations of chronic obstructive pulmonary disease Related Links• 体位ドレナージの方法 痰は低い方に溜まりますので、出やすくする為には、 痰のある 部位を高くして、頭部を肺よりも低くします。 腰部、臀部 の下... 体外への排出が容易になります。 うつぶせになる 仰: あおぐ。 :ショック。 呼吸抑制、頭蓋内圧亢進注意。 半起坐位:開胸開腹術の術後管理。 肺水腫、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎。 体位性低血圧に注意。 :血圧測定 WHOが定める標準的な血圧測定体位。 左心不全における起坐呼吸。 脳外科手術。 体位性低血圧や空気塞栓に注意。 :恥辱少。 :泌尿器科、産婦人科、消化器外科 直腸肛門疾患の手術。 頭蓋内圧亢進に注意 「 英 、 関 、、、、 参考• シェーマ [display] [display] 「 英 、 関 、、、、、、、 「 英 同 、、.

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体位ドレナージ法

体位 ドレナージ と は

1目でわかるこの記事の内容!• 排液の場合• 中腋窩線上の第5肋間か第6肋間から挿入されます。 これは体液が胸腔の最も低い場所に貯留するためです。 排液が血液の場合は凝固してドレーンが閉塞する可能性があるので、サイズの大きいドレーンを使用します。 20~24Frが選択されます。 排気の場合• 中腋窩線上の第2肋間か第3肋間から挿入されます。 これは空気が胸腔内の上部に貯まるためです。 気体を排出するため、排液より小さいドレーンが選択されます。 12~18Frが選択されます。 排液ボトル、水封ボトル、吸引圧調整ボトルをつけた場合を3ボトル方式といい、これが一つにまとまったディスポセットをチェストドレナージバックといいます。 排液量の測定、排液の廃棄、吸引圧の調整が簡単に1つのバックでできます。 そのため開胸手術後によく使用されます。 吸引は中央配管にある吸引口に吸引圧調整バルブを取り付けて行います。 チェストドレナージバックの一つとしてキューインワンなどの持続吸引装置があります。 <目的>• 胸腔内に貯留した滲出液や分泌液、血液や空気を体外に排出させます。 吸引装置を用いて虚脱した肺を一定の圧で吸引することにより再膨張を促します。 <適応>• 気胸、血胸、膿胸、胸水• 結核性胸膜炎、肺炎や炎症に伴う反応性の胸水• 癌性胸膜炎• 心不全に伴胸水• 開胸手術後 <胸腔ドレナージ中の看護> 1:排液の性状、排液量の観察をします。 ・開胸手術直後や外傷性血胸では排液が血性の場合、100~200ml/時の排液量が持続すると再手術や止血術の検討が必要になるため、頻回に観察を行います。 ・胸腔ドレーン内およびドレナージバッグの排液槽(a)に貯まっている排液の性状や色を観察します。 2:吸引圧の観察をします。 ・ドレナージバッグの吸引圧調整層(b)の水位が下がっている場合は水を補充し、指示通りの吸引圧が保たれるようにします。 ・ 吸引圧は-12~15cmH2Oで設定されます。 3:エアリークの有無と程度を観察します。 ・肺からのエアリークがあると、ドレナージバッグの水封室(c)に気泡が発生して、確認が出来ます。 4:脱落や進入の予防をします。 ・ドレーンが引っ張られたり、体内に押し込まれていると、度連の先端の挿入位置が変わってしまい目的部位の吸引が出来ません。 固定は最低2箇所としドレーンのある部位にマーキングを行い、ドレーンの抜けや進入がないか観察を行います。 5:ドレーンの屈曲や閉塞を予防します。 ・粘ちょう度の高い排液がある場合はドレーン内腔の閉塞が起こりやすいため、適宜ミルキングローラでミルキングを行います。 ・チューブが折れ曲がっていないかねじれていないかを観察し、ドレナージバックの位置や固定テープの固定位置に注意します。 ・ドレーンの接続管の長さは体位変換できる長さにします。 6:感染皮膚トラブルを予防します。 ・ドレーンを固定するテープによる皮膚損傷も感染の原因となるので、固定の位置を変えたり、ドレーンにガーゼを巻いて皮膚への直接的な刺激を少なくして皮膚を保護します。 ・ドレナージバックからの逆行性感染の危険があるので、ドレーンの先端位置がドレナージバッグより低くならないように注意します。 ・患者様の搬送時には、鉗子でドレーンをクランプして逆流をふせぎます。 7:皮下気腫の有無と程度を観察します。 ・皮下気腫は胸腔内の空気が皮下に進入し、ドレーン挿入部周辺に起こります。 ・ドレーン挿入部周辺の皮膚が雪をつかんだような感触(握雪感)として触れれば皮下気腫となっています。 マーキングを行い観察をしましょう。 8:患者様に説明をします。 ・患者様に胸腔ドレナージの必要性、留置期間、ドレーン挿入部に触れない、引っ張らない、ドレーンを圧迫しないよう説明を行います。 ・ドレナージ中は活動を制限されるため、患者様の安全安楽を第一に考え苦痛が最小限になるように心理的サポートも行います。 転職するならどこがおすすめ? 派遣として働くなら? 看護師アルバイトを探すなら.

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