夏 575。 第575章 夏星河成了一個傳奇(1/2)_總裁大人,100分寵!

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夏 575

「夏草や兵どもが夢の跡」 なつくさや つはものどもが ゆめのあと 意味: 学研全訳古語辞典 「今見れば夏草が生い茂るばかりだが、ここは昔、義経(よしつね)ら武人たちが功名を夢みて奮戦した跡である。 そんな功名も一場の夢と消えて、ただ夏草が無心に茂っている」 松尾芭蕉が奥州平泉で詠んだ有名な俳句で、出典は「奥の細道」です。 季語は「夏草」、季節は「夏」です。 また、「夏草や」と、切れ字として「や」が使われているため、芭蕉が夏草に感動したことが伝わってきます。 切れ字というのは、俳句や連歌で、句の切れ目や末尾に置いて詠嘆の意を表し、言い切った形にする語です。 「や」「かな」「けり」などがあります 明鏡国語辞典。 表現技法としては、さらに「夢の後」と体言止めになっていて、余情や余韻のある素晴らしい俳句です。 俳句は季節感を感じる文学であり、直接的でも間接的でもかまいませんが、春、夏、秋、冬の季節を表す言葉が必要です。 この季節を表す言葉を季語といいます。 短歌には、季語を詠み込まなければいけないというルールはありませんが、俳句には、季語を詠み込むのが作法です。 季語は、昔の旧暦 太陰暦 を基にして分類されているので、現在の新暦 太陽暦 の感覚とずれが生じています。 俳句では8月は夏ではありません 夏というのは、新暦の5、6、7月のことです。 したがって、8月の出来事を夏の季語とすることはできません。 季語は旧暦で分類しているので、旧暦では4、5、6月となります。 つまり、旧暦と新暦が重なる5月と6月の出来事は、夏の季語とすることに問題はありません。 しかし、4月の出来事と7月の出来事は、微妙な問題となっています。 例えば、「七夕 たなばた 」は、旧暦なら7月7日、新暦では8月7日になります。 実際に、以前には七夕を新暦の8月にお祝いしていたのです。 ところが、現在では七夕は新暦の7月7日にお祝いすることが多いです。 新暦では、梅雨の時期でもあり、天の川をよく見ることができないでしょう。 旧暦の7月なら新暦の8月ですから、星がよく見えるのです。 俳句の季語として、「七夕」は秋の季語になります。 しかし、「夏休み」は新暦7月からということで、夏の季語なのです。 夏の季語の例 夏らしい季語 夏らしい夏の季語としては、「水中花、日傘、向日葵 ひまわり 、虹、昼寝、風鈴、蛍、夕立、浴衣」などがあります。 紛らわしい夏の季語 「紫陽花、柏餅、鯉幟 こいのぼり 、五月 さつき 、五月晴れ、五月雨、新緑、梅雨、麦の秋」 などは、夏の季語です。 これらは夏の季語ではありません 夏の季語のように見える秋の季語には、「七夕」以外にも「朝顔」「天の川」「蜩 ひぐらし 」「残暑」「墓参り」などがあります。 最近の季語分類の傾向 最近は、実生活に近い感覚で季語を分類することも行われています。 たとえば、「元旦」「初日の出」「若菜」「賀状」「鏡もち」は、春の季語ですが、特別に「新年の季語」という項目で分類される場合もあります。 夏の季語の具体例 夏の季語をいくつか紹介します。 アイスクリーム 向日葵 ひまわり 虹 にじ あやめ 行水 ぎょうずい 蝸牛 かたつむり うなぎ 紫陽花 あじさい 日傘 ひがさ かぶと虫 若葉 わかば 日焼 ひやけ キャンプ 暑さ 日盛 ひざか り さくらんぼ 菖蒲 しょうぶ 入道雲 ソーダ水 新緑 入梅 にゅうばい たけのこ 鯉のぼり こいのぼり 梅雨 つゆ トマト 西日 にしび 梅雨明け ボート 青がえる 柏餅 かしわもち 鮎 あゆ 青葉 風かおる(風薫る) 雨がえる 蝉 せみ 風鈴 ふうりん 雨蛙 あまがえる 川開き 噴水 燕の子 つばめのこ 扇風機 夕焼け 夏の海 打水 うちみず 夕立 ゆうだち 夏休み 滝 浴衣 ゆかた 花火 団扇 うちわ 雷 かみなり 蟻 昼寝 冷素麺 ひやそうめん 金魚 田植 苺 いちご 蛍 ほたる 土用 どよう 薔薇 ばら 蛍狩 ほたるがり 季語と俳句の作り方 ポイントは文字数と季語 俳句を作るときに気を付けなければならないのは、基本的に次の点です。 ・基本的に5・7・5文字の合計17文字で書く。 ・季語を入れる。 しかし、考えすぎることはありません。 5・7・5の17文字になっていない俳句もたくさんありますし、季語も難しく考えなければ簡単です。 小学生・中学生の夏休みの宿題 子どもが夏休みの宿題で俳句を作るのは、比較的簡単です。 なぜなら、「夏休み なつやすみ 」は夏の季語で、5文字です。 したがって、 なつやすみ 7文字 5文字 5文字 7文字 なつやすみ 5,7,5を上記のように配置すればよいのです。 これで季語が入っていますから、出来栄えはさておき俳句になっているのです。 夏の季語はどうしますか? 本来は書籍などで夏の季語を調べる必要があります。 しかし、「夏の~」「~の夏」で、「~」の部分に平仮名で2文字の何かを入れることで、夏の季語を作ることができます。 夏の空、夏の海、 夏の旅 などいろいろ作れます。 文学性を気にするあまり、季語で悩みすぎると、俳句は作れなくなります。 夏の季語を作るときの注意点 「暑い夏」を夏の季語にして良いかどうかは、判断が分かれます。 なぜなら、俳句で夏とは旧暦の5、6、7月のことですから、現在の暦では4、5、6月が夏だと考えます。 例えば「七夕 たなばた 」は、7月の行事なので、秋の季語になります。 その意味で、「夏休み」は微妙な位置にありますが、夏の季語とされています。 しかし、「夏みかん」は春の季語とされています。 字数は後から考えよう 俳句を作るときは、季語を決めて、配置し、字数については最後に調整するつもりで行えば比較的簡単です。 まず、たとえば季語を「夏の夜」と決めると、 夏の夜 ~ ~ ~ ~ 夏の夜 この2つのパターンができます。 そこで、「夏の夜」について、体験や思うことをとにかく書き出して、文字数を整えるのです。 たとえば、きのう飲んだビールがおいしかった、と思ったら、 「仕事して ビールがうまい 夏の夜」 というような具合どうでしょうか。 俳句をよくする工夫 季語が重複したり、直接感情を表現するのは避けた方が良いです。 つまり、「うれしいな」「たのしいな」というような言葉は、そのときだけの感情です。 それでは、俳句の文学性が低下します。 たとえば、 「夏休み 宿題いっぱい 悲しいな」 と言った具合です。 「宿題で 昼寝もできない 夏休み」 と言うように、「昼寝もできない」という状況を利用して、「いやだなあ」という感情を表現する方がよいのです。 また、季語を複数入れることもかまいませんが、17文字しかないのですから、季語を複数入れる必要があるのかどうかよく考えましょう。 たとえば、 「夏休み 飛ぶ蚊がうるさい 夏の夜」 と言うような場合です。 この場合「夏休み」「蚊」「夏の夜」と3つも季語が入っていますが、その効果があるとは思えません。 まとめ カテゴリーから記事を探す• 関連する記事•

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夏の俳句について• 季語から分類すれば「夏」でないものもあるかもしれませんが、夏を想起するような句を選んでいます。 「字余り」、「字足らず」の俳句は極力選ばないようにしました。 並んでいる順番は、先頭の文字の五十音順です。 夏の俳句 ベスト30 暁の 紺朝顔や 星一つ 【意味】明け方の紺色の朝顔… 空には 星が一つ… 【作者】高浜虚子 たかはま きょし 【季語】朝顔 【私感】明け方の朝顔と星の対比が素晴らしく、その情景が目に浮かんでくる俳句です。 朝顔に つるべとられて もらい水 【意味】朝顔に、つるべをとられて しまったので もらい水 をしました … 【作者】加賀千代女 かがのちよじょ 【季語】朝顔 【補足】 つるべ 釣瓶 は井戸で水を汲み上げるための桶 おけ などの入れ物です。 【私感】有名すぎる句です。 朝顔とつるべという組み合わせが絶妙です。 【関連ページ】 荒海や 佐渡に横とう 天の川 【意味】荒海… 佐渡 の方 に横たわる天の川… 【作者】松尾芭蕉 まつお ばしょう 【季語】天の川 【補足】『おくのほそ道』の旅の中で詠まれた句です。 【私感】これも有名な作品で、広く知られている俳句です。 「天の川」は秋の季語とされていますが、現代に生きる私たちにとっては、夏を感じさせてくれるものです。 入る月の 跡は机の 四隅哉 【意味】 地に 入る月、後 に残されたの は机の四隅… 【作者】松尾芭蕉 【季語】月 【私感】私はこの俳句から、何故か夏の夜というイメージを感じました。 薄月夜 花くちなしの 匂いけり 【意味】薄月夜… くちなしの花が匂っている… 【作者】正岡子規 まさおか しき 【季語】薄月 【私感】「薄月夜」が何ともいえぬ情感をもたらしてくれます。 籠かばふ 鬼灯市 ほおずきいち の 宵の雨 【意味】籠 かご をかばう、鬼灯市の宵の 急な 雨… 【作者】水原秋桜子 みずはら しゅうおうし 【季語】鬼灯 【私感】夕立ちではなく、「宵の雨」を使うセンスが秀逸だと感じます。 川風や 薄柿着たる 夕涼み 【意味】川風… 薄柿 色の服 を着ている夕涼み… 【作者】松尾芭蕉 【季語】夕涼み 【補足】 薄柿とは、薄い赤茶色のことです。 雲の峰 いくつ崩れて 月の山 【意味】雲の かかる 峰… 一体 いくつ崩れて いくのか … 月の山 で … 【作者】松尾芭蕉 【季語】雲の峰 【補足】「 月の山」とは山形の月山 がっさん のことで、出羽三山 でわさんざん の一つです。 一度は月山を訪れてみたいものです。 さじなめて 童たのしも 夏氷 【意味】さじ 匙 をなめて、子どもが楽しんでいる… 夏氷 を … 【作者】山口誓子 やまぐち せいし 【季語】氷 【私感】子どもの楽しそうな笑顔が浮かんできます。 五月雨を 集めてはやし 最上川 【意味】五月雨を集めて早い、最上川 の流れが … 【作者】松尾芭蕉 【季語】五月雨 さみだれ -夏 【補足】旧暦の「五月」であれば、夏もやがて間もなくといったところでしょうか。 【関連】 山門の 大雨だれや 夏の月 【意味】山門の大雨垂れ… そして 夏の月… 【作者】小林一茶 こばやし いっさ 【季語】夏の月 閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声 【意味】 この 静けさ… 岩に浸み入る ような 蝉の声… 【作者】松尾芭蕉 【季語】蝉 【私感】いわずと知れた名作で、完璧な作品としか言いようがありません。 【関連】 涼風の 曲がりくねって 来たりけり 【意味】涼風が曲がりくねって やっと 来たなあ… 【作者】小林一茶 【季語】涼風 【私感】「曲がりくねって」が一茶らしい表現の俳句です。 たたかれて 昼の蚊をはく 木魚かな 【意味】叩かれて、昼の蚊を吐く木魚… 【作者】夏目漱石 なつめ そうせき 【季語】蚊 【私感】漱石らしいユーモアが感じられます。 七夕の 逢はぬ心や 雨中天 【意味】七夕の 織女と牽牛が 逢えないときの心持ち… それは 雨中天 といったところか … 【作者】松尾芭蕉 【季語】七夕 【私感】「雨中天 うちゅうてん 」は「有頂天 うちょうてん 」にかけた、芭蕉の言葉遊びの句です。 【関連】 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 さるすべり 【意味】散っては咲き、 また 散っては咲く百日紅… 【作者】加賀千代女 【季語】百日紅 【私感】「散れば咲き」の繰り返しがリズムを生んでいます。 【関連】 月の頃は 寐に行夏の 川辺哉 【意味】月の 出る 頃には寝にいく… 夏の川辺… 【作者】杉山杉風 【季語】夏の川 月の輪を ゆり去る船や 夜半の夏 【意味】月を揺ら すように して去る船… 夏の夜… 【作者】杉田久女 すぎた ひさじょ 【季語】夜半 よわ の夏 月見草 神の鳥居は 草の中 【意味】月見草… 神の鳥居は その 草の中… 【作者】水原秋桜子 【季語】月見草 夏川を こすうれしさよ 手にぞうり 【意味】夏川を越す嬉しさ… 手には草履… 【作者】与謝蕪村 よさ ぶそん 【季語】夏川 【私感】川の水に足を入れた嬉しい心情が、しっかりと伝わってくるような句です。 夏草や つわものどもが 夢の跡 【意味】夏草… その昔の 武士たちの夢の跡… 【作者】松尾芭蕉 【季語】夏草 【私感】これも名作中の名作です。 夏の夜の あけ残りけり 吾妻橋 【意味】夏の夜の明け残り がある … 我妻橋 に … 【作者】正岡子規 【季語】夏の夜 【補足】 明け残りとは、夜が明けても月、星の光が残っていることをいいます。 吾妻橋 あづまばし は東京の隅田川にかかる橋です。 【私感】懐かしい地名が入っている句には、思い入れが深くなります。 ほととぎす なくなくとぶぞ いそがはし 【意味】ほととぎす… 鳴きながら飛んで、忙しいことだ… 【作者】松尾芭蕉 【季語】ほととぎす 水底の 草にこがるる ほたる哉 【意味】水底の草に恋い焦がれる蛍… 【作者】与謝蕪村 【季語】蛍 水の奥 氷室尋ぬる 柳哉 【意味】 流れる 水の奥 =上流 … 遡れば 氷室を訪ねる ことになるのだろう 、 この 柳… 【作者】松尾芭蕉 【季語】氷室 ひむろ 【補足】 氷室とは、氷を貯えておくための部屋や穴をいいます。 【私感】「水」、「氷室」、「柳」の3語が清涼感を醸し出しています。 やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声 【意味】やがて死ぬような様子は見えない蝉の声… 【作者】松尾芭蕉 【季語】蝉 【私感】蝉の声の特徴を存分に表現している句です。 夕顔の 花に冷つく 枕かな 【意味】夕顔の花 の様子 から、冷たく感じられる枕… 【作者】小林一茶 【季語】夕顔 夕がほや 月の鏡も またでさく 【意味】夕顔… 月の鏡 が出るの も待たないで咲く… 【作者】横井也有 よこい やゆう 【季語】夕がほ 夕顔 【私感】「月の鏡」という表現が美しくて素晴らしい句です。 夕立に うたるる鯉の かしらかな 【意味】夕立に打たれる鯉の頭… 【作者】正岡子規 【季語】夕立 【補足】 をととひの へちまの水も 取らざりき 【意味】一昨日の糸瓜の水も取っていないなあ… 【作者】正岡子規 【季語】へちま 糸瓜 【補足】子規の辞世の句といわれています。 有名な俳人の俳句 有名な俳人の俳句は、こちらをご覧になってください。 春・夏・秋・冬に分けて俳句を集めてあります。 四季の俳句 他の季節の俳句は、こちらをご覧になってください。 関 連 ペ ー ジ.

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【夏の俳句30選】有名な夏の俳句一覧 名作俳句の作者・季語・意味とは?

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夏の俳句(1)松尾芭蕉が旅の途中に詠んだ感傷的な夏の俳句 「 夏草や 兵どもが 夢の跡」 日本だけではなく海外でも有名な俳人、 松尾芭蕉(まつおばしょう)による一句です。 芭蕉は江戸時代中期に活躍した人物で、日本各地を旅しては多くの名句を残しました。 また、「野ざらし紀行」「鹿島紀行」「笈の小文」「更科紀行」「奥の細道」など、多くの紀行文を残した事でも知られています。 そんな松尾芭蕉の詠んだ夏の句に込められた意味を、簡単に訳してみたいと思います。 「 昔、この地は勇猛果敢な将たちが 栄光を手にする夢を見て競い合った場所だけれども、 それも一時の夢。 今はただ、夏草が深く生い茂るだけだ」 ご紹介した句は、芭蕉が記した「奥の細道」を書くための旅の途中、平泉(岩手県の平泉町)に立ち寄った際に詠まれた句でもあります。 この場所は、源頼朝に滅ぼされるまで、東北地方最大勢力だった奥州藤原氏が拠点としていた地でもあり、源義経の最期の地としても有名です。 閑寂な風景を見にしながら、まるで過去の熾烈を極めた戦場を見据えているかのような句は、松尾芭蕉の心に浮かぶ想いが伝わってくるような俳句です。 夏の俳句(2)自然の豊かさや美しさを詠んだ高浜虚子の俳句 「 船涼し 左右に迎ふる 対馬壱岐(つしまいき)」 作者は、明治、昭和初期に活躍した俳人、 高浜虚子(たかはまきょし)です。 その名前から女性に間違えられますが、男性です。 因みに、この「虚子」というのは、師でもあり、著名な俳人でもあった正岡子規からつけてもらったそうです。 そんな高浜虚子の詠んだ俳句の意味を、簡単に訳してみたいと思います。 「 船に乗ると、心地よい風が暑さを和らげてくれる。 そうやって涼んでいれば、美しい対馬と壱岐の島が 出迎えるかのように見えてきた」 正岡子規の弟子だった高浜虚子は、最初の頃は主に小説を書いていました。 しかし、その後、一度は断った正岡子規の後継となることを受け入れます。 そして、「客観写生」「花鳥諷詠」を提唱し、後に有名となる俳人たちを数多く育てました。 今回ご紹介した俳句は、船に乗った夏の日の一場面を詠んだ俳句です。 俳句という短い言葉からは、目に浮かぶような情景と、そこに含められた心地よいと感じる心や雄大な島々を見た感動が伝わってきます。 自然の花鳥風月を尊むという「花鳥諷詠」と、主観や感情を入れずに実景を写生的に表しながらも、その奥に主観を滲ませるという「客観写生」を考え出した、高浜虚子らしい俳句ではないでしょうか。 スポンサードリンク 夏の俳句(3)究め悟りに至った松尾芭蕉が残した夏の名句 「 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」 作者はまたもや 松尾芭蕉。 この句も代表作「奥の細道」の中に収録されている有名な作品です。 それでは、この句に込められた意味を、簡単に訳してみたいと思います。 「 なんという静けさだろうか。 岩にしみ入るような蝉の声が、 ますますその閑さを際立たせるようではないか」 この「閑さや~」は、松尾芭蕉が、山形県にある立石寺に詣でた際に詠んだ俳句だそうですが、蝉の鳴き声と静けさは、まったく相反するもののように感じますよね。 しかし、蝉や岩という自然は出てきていても人工的な音や情景は出てきていないことから、おそらく現実的な静かさではなく、自然界と一体になった心の落ち着きなどを表現しているのではないか…個人的にはこのように考察しています。 因みに、この俳句は、秀吟な句を残すことで有名な芭蕉の句の中でも、とりわけ秀吟だとされています。 そのため、現代になっても多くの研究者たちが議論を交わすほどだとか。 夏の俳句(4)ユーモア溢れる小林一茶の詠んだ夏の俳句 「 涼風(すずかぜ)の 曲がりくねって 来たりけり」 江戸時代を代表する俳人、 小林一茶の作品です。 一茶は松尾芭蕉、与謝蕪村と並び評される有名な人物で、その作風の特色としては、「滑稽」「諷刺」「慈愛」があると述べられています。 彼がが残した俳句は、とてもユーモラスな句が多いです。 それでは、そんな小林一茶が詠んだ夏の俳句を、簡単に訳してみたいと思います。 「 表通りから裏に入った裏長屋。 その裏長屋の、またその奥にある我が家へ辿り着く涼風は、 曲がりに曲がりくねって届くのだろうよ」 なんとも小林一茶らしい俳句です。 きっと涼しい風を感じたときに、ふと考えてしまったのでしょうね。 秀麗な情景などではなく、何気ない日常の瞬間を詠んだ俳句。 けれどだからこそ、そこに込められた純朴とした想いが微笑ましく、思わず笑いが漏れてしまいます。 スポンサードリンク 夏の俳句(5)与謝蕪村の清々しい夏の夜明けを詠んだ俳句 「 みじか夜や 毛虫の上に 露の玉」 作者は、江戸時代中期に活躍した俳人、 与謝蕪村(よさぶそん)です。 彼もまた、数多くの後世の俳人たちに影響を与えた人物でもあり、特に正岡子規は、与謝蕪村のことをとても尊敬していたようです。 そんな与謝蕪村の詠んだ夏の俳句の意味を、簡単に訳してみたいと思います。 「 夏の短い夜が明け始めた庭先では、 毛虫の毛の上で露がきらきらと輝いているよ」 爽やかな作風で知られる与謝蕪村らしい俳句。 清々しい夜明けの空気が伝わってくるようです。 また、嫌われることの多い毛虫を、とても美しい存在のように感じさせられるのは、蕪村だからこそかもしれません。 季節を感じさせる季語は、覚えきれないほど存在します。 しかしそれは、その季節の「らしさ」がそれだけ多くある証拠です。 そして、遥か昔から続く俳句の文化は、その「らしさ」を見つけ続けてきたということでもあるでしょう。 今回ご紹介した俳句のテーマとなる季節は「夏」と共通していますが、季語はすべて違います。 俳人たちが各々の感性で選んだ季語、そして詠み上げた想い。 個性豊かな俳句を通し、その季節を感じてみてはいかがでしょうか。 スポンサードリンク.

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