ま と せい へい の すれ いぶ。 塀(へい)とは

田中秀征

ま と せい へい の すれ いぶ

今泉忠明 いまいずみ・ただあき 東京水産大学(現東京海洋大学)卒業。 国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。 文部省(現文部科学省)の国際生物学事業計画(IBP)調査、環境庁(現環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査等に参加する。 上野動物園の動物解説員を経て、東京動物園協会評議員。 おもな著書に『野生ネコの百科』(データハウス)、『動物行動学入門』(ナツメ社)、『猫はふしぎ』(イースト・プレス)等。 監修に『ざんねんないきもの事典』シリーズ(高橋書店)等。 単独性でひっそり暮らし、厳しい子育てをする、チーターやヒョウ等のネコ科の動物が好き。 わけあって絶滅しました。 じつは「生き物が絶滅する確率は99. 9%」なんです。 ほとんどすべての生き物は、いつか絶滅する運命なのです。 でも、どうして絶滅するのでしょう? 気になるその「理由」を、ご紹介します。 丸山貴史 [図鑑制作者] まるやま・たかし/ネイチャー・プロ編集室勤務を経て、ネゲブ砂漠にてハイラックスの調査に従事。 『ざんねんないきもの事典』『続ざんねんないきもの事典』(ともに高橋書店)の執筆や、『せつない動物図鑑』(ダイヤモンド社)の編集、『生まれたときからせつない動物図鑑』(ダイヤモンド社)の監訳等を手がける。 好きな動物はツチブタ・理由は、たった1種でツチブタ目を構成する孤高さや、シロアリ食なのに伸び続ける臼歯をもつ独自性等、あらゆる点でかっこいいから。 わけあって絶滅しました。 じつは「生き物が絶滅する確率は99. 9%」なんです。 ほとんどすべての生き物は、いつか絶滅する運命なのです。 でも、どうして絶滅するのでしょう? 気になるその「理由」を、ご紹介します。 「おしっこのしすぎで絶滅」 「背中が無防備で絶滅」 「方向性を見失って絶滅」…… 思わず気になる「絶滅理由」を紹介するシリーズが巷で話題となっている。 第1弾が発売されるやいなやテレビ・ラジオで話題となり、第2弾のと合わせて69万部のベストセラーとなった。 児童書として発売された本書だが、意外なことに「生存競争の過酷さ、生き残りのコツがビジネスの参考になる」とビジネスマンからの共感も集めている。 生き物達の驚くべき進化、そして襲いかかる理不尽な環境の変化が、現代社会とどう重なるのか。 今回特別にの内容を一部抜粋・編集してお届けする。 「口の中で子育て」するカエル イブクロコモリガエルを襲った悲劇 じつは、人間が悪意なく絶滅させてしまった生き物は、たくさん存在します。 オーストラリアに生息していた「イブクロコモリガエル」もそのひとつ。 1983年に絶滅したイブクロコモリガエルは、口の中で子育てをする変わったカエルでした。 では「イブクロコモリガエル本人が、なぜ自分が絶滅したか語る」という、ちょっと変わった形式で、かれらの絶滅理由を紹介しています。 きっと、かれらのことを初めて知る人も少なくないはず。 「どうすれば生き物を絶滅させずにすむか」を考えるのは難しいかもしれませんが、まずは「知る」ことから絶滅を考えてみるのもいいかもしれません。 カビが生えて絶滅 イブクロコモリガエルさん ちょっとゲロ美~! ゲロ蔵と遊んでないで手伝いなさい! 母さんあと20匹も口から出さないといけないんだからね! あら、すみませぇ~ん、おさわがせして。 あたしら胃の中で子育てするんです。 ほら最近ぶっそうでしょう? だから卵をうんだら飲みこんで、大きくなってから外に出してるんです。 カエルだけに「ゲロゲロ」って。 もうヤダぁーあはは! ま、病気で全滅したんですけどもね。 朝鮮半島から来たカエルツボカビ症っていうのが超はやって。 ほら、あたしらカエルって皮ふでも呼吸してるじゃないですか? なのに全身の皮ふにカビがブワーって広がって、「もう息できなーい」ってなわけで。 はぁ~まったく、なんのために子ども飲みこんだんだかわかりゃしない! イブクロコモリガエルは、胃の中で子育てをしていたカエル。 卵を飲みこむと胃液の分泌が止まり、子育てのあいだ母親は絶食する。 そして、胃の中で卵がふ化し、オタマジャクシからカエルになると、口から出てくる。 発見当初から数が少なく、生息地は標高350~800mの川沿いに限られていた。 そこへダム建設や森林伐採があって数を減らし、人間がもちこんだカエルツボカビがとどめをさしたようだ。 (本原稿は丸山貴史著の内容を編集して掲載しています).

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また、(いえん)とは、原因のいかんを問わず胃粘膜に発赤、腫脹、熱感、疼痛の炎症が生じることを意味しています。 したがって、慢性胃炎は胃粘膜の炎症が長期にわたって持続する、あるいはくり返し生じている状態です。 その結果、持続する、あるいはくり返す胃痛、胃部不快感の症状となって現われることになります。 少し専門的になりますが、慢性胃炎を医学的に定義すると、臨床的には長期にわたり持続あるいは反復する胃の病的症状の出現とされます。 その本態は、持続あるいは反復する胃粘膜の炎症と、それにともなう胃粘膜の損傷、それに引き続く胃粘膜の修復(しゅうふく)・改築の過程と定義されています。 要するに慢性胃炎とは、胃の粘膜が傷つき、その状態が長びく状態、あるいはくり返しくり返し傷ついている状態と理解すればよいと思います。 慢性胃炎という病名は、患者さんの症状、胃X線検査や胃内視鏡検査(いないしきょうけんさ)の結果から、胃の病気のなかでもっとも頻度(ひんど)が高く使われる診断名です。 しかし不思議なことに、実はその本当の原因はよくわかっていません。 慢性胃炎は、胃粘膜が傷つき、それが日常的にくり返される状態です。 そのことから原因への食事の関与(食事性因子の関与)が着目されてきました。 アルコール、コーヒーなどの嗜好品(しこうひん)、唐辛子(とうがらし)、ニンニクなどの香辛料(こうしんりょう)は、胃粘膜を傷害することが明らかにされ、塩分もその一因子と考えられています。 具体的にどのような食生活が慢性胃炎に関係しているのかはまだ不明ですが、暴飲暴食、偏(かたよ)った食生活に問題があるのは確かなようです。 精神的・身体的なストレス、解熱薬(げねつやく)などの薬剤も胃粘膜を傷害する原因となりますが慢性胃炎の原因ともなり得るのかについては結論が出ていません。 最近、新しく発見された細菌(さいきん)の一種である(コラム「」)の胃内感染(いないかんせん)が、持続する胃粘膜の炎症をひきおこす原因として、慢性胃炎でも注目されていますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。 また、他の原因として、免疫学的機序(めんえきがくてききじょ)(しくみ)のうちの自己免疫説(じこめんえきせつ)が考えられています。 免疫(「」)とは、細菌などの病原体(びょうげんたい)が体内に侵入(しんにゅう)してきた際、リンパ球(きゅう)が中心となって、病原体を敵と認知し排除(はいじょ)するという、人体にとってたいせつな防御機構の1つです。 これが、なんらかの原因により、自己の組織をも病原体と同様、敵とみなす反応が生じ、リンパ球などが自己の組織を攻撃してしまうことがあります。 これを自己免疫現象(じこめんえきげんしょう)と呼び、その結果おこる病気を自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)といいます。 慢性胃炎では、胃粘膜を敵とみなしリンパ球などが攻撃することで胃炎がおこるとされますが、その詳細は不明です。 また肝硬変(かんこうへん)、腎不全(じんふぜん)などの重篤(じゅうとく)な病気に慢性胃炎がともないやすく、栄養・代謝障害(たいしゃしょうがい)、血液循環障害も慢性胃炎の原因と考えられています。 このように、慢性胃炎の原因として多くの因子が推定されていますが、真の原因については結論は出ていず、現在も研究が続けられています。 慢性胃炎の症状はさまざまで、くり返す、あるいは持続する上腹部不快感(コラム「」)・重圧感、心窩部痛(しんかぶつう)(みぞおち付近の痛み)、悪心(おしん)・嘔吐(おうと)、腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)、胃もたれ感、食欲不振、ときには吐血(とけつ)、下血(げけつ)が現われます。 なかでも多い症状は、上腹部不快感、心窩部痛、腹部膨満感で、多くの場合、これらの症状が重複して現われます。 慢性胃炎は症状と内視鏡検査によって診断されるのが一般的ですが、不思議なことに内視鏡検査によって慢性胃炎と診断されたにもかかわらず、なんら症状のない人が40~50%にも上ることが知られています。 症状がないのに、胃X線検査あるいは内視鏡検査で慢性胃炎と診断された場合は、理解に苦しむこともあるでしょうが、治療をせずに経過を観察するだけでよいと考えられます。 慢性胃炎の症状はいろいろで、性状によって胃の病的状態が推察されます。 上腹部不快感・重圧感は胃の炎症の一般的症状で、炎症が増強すると心窩部痛、さらに炎症が悪化して胃粘膜が強く傷つくと吐血、下血が現われます。 慢性胃炎には胃の運動機能の異常もともないます。 その代表的症状は、胃より小腸(しょうちょう)への食物の輸送機能(胃排出能(いはいしゅつのう))が遅延(ちえん)するための腹部膨満感、胃もたれ感であり、胃機能の異常亢進(いじょうこうしん)による吐き気・嘔吐と考えられます。 慢性胃炎では吐血、下血は比較的まれな症状で、吐血、下血がある場合は胃潰瘍(いかいよう)など他の病気が強く疑われます。 症状によって慢性胃炎と診断されることもありますが、症状からだけでは、胃潰瘍や胃がんと区別することはむずかしく、正確な診断には、バリウムを飲んでの胃(上部消化管)X線検査や胃(上部消化管)内視鏡検査が必要です。 最近は、内視鏡の進歩にともない最初に胃内視鏡検査が行なわれることが多い傾向にあります。 胃内視鏡検査では、直接胃粘膜の色調、形状が観察され、がんなどが疑われた際にも胃粘膜組織を採取(生検(せいけん))し、病理組織学的な診断が可能となります。 慢性胃炎は、内視鏡でみた胃粘膜の色調、形状により、つぎのように分類されています。 表層性胃炎(ひょうそうせいいえん) 内視鏡では胃粘膜に線状の発赤、斑状(はんじょう)の発赤が観察される状態の胃炎です。 ときにびらんと呼ばれる小さな浅い傷があったり、わずかな出血をともなっていることがあります。 萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん) 正常な胃粘膜は、内視鏡では血管像がみえないのですが、炎症が長期に続くと粘膜が薄くなり、厚い粘膜におおわれているはずの血管が表面に出てみえるようになります。 この状態を胃粘膜の萎縮といい、このような胃炎を萎縮性胃炎といいます。 びらん性胃炎 胃粘膜がわずかに傷ついてはがれた状態がびらんで、びらんは内視鏡では小さい白斑(はくはん)として観察され、出血をともなうことがあります。 慢性胃炎は、おもに以上の3つのタイプに分類され、これを参考にして治療が考慮されることもあります。 慢性胃炎はもっとも多い胃の病気ですが、治療には一定の基準はなく、さまざまな対処がなされます。 その代表はアルコール、コーヒーなどの嗜好品(しこうひん)、唐辛子(とうがらし)などの香辛料(こうしんりょう)で、刺激の強い食品、温度差の大きい食品も含まれます。 慢性胃炎で症状をともなう際はこれらの食品を避けましょう。 一般的に獣肉より魚肉、野菜は繊維(せんい)の多くないもの、煮物など刺激の少ない食事が勧められますが、あまり神経質になると食事が偏(かたよ)る傾向にもなり、基本的にはバランスのよい規則正しい食生活を心がけるようにしましょう。 胃の炎症を増強する内因性要因(ないいんせいよういん)としては、胃酸および胃酸から胃壁(いへき)を保護している胃粘膜上の粘液層の減弱にあると考えられています。 そのため症状の強いときには胃酸分泌(いさんぶんぴつ)を抑えるH 2受容体拮抗薬(じゅようたいきっこうやく)(H 2ブロッカー)、胃粘液層の強化をはかる胃粘膜防御因子増強薬(いねんまくぼうぎょいんしぞうきょうやく)、胃粘膜保護剤(いねんまくほござい)が有効です。 また慢性胃炎が悪化する際には、精神的・身体的ストレスが引き金になることがあり、その場合はストレスの除去とともに精神安定剤も使われます。 腹部膨満感、もたれ感などは、慢性胃炎による胃運動の障害が原因となっておこる症状で、胃のはたらきを改善する運動機能調整薬も効果があります。 症状の性状、強弱によってこれらの薬をいろいろに組み合わせて、実際の治療は行なわれます。 もちろん暴飲暴食は慎むべきです。 日常生活を見直し、心身のリラックスをはかることは治療効果の向上につながります。 出典 家庭医学館について の解説 定義・概念 慢性胃炎という診断名は,本来,病理組織学的診断名であるが(組織学的胃炎),日常診療では,器質的疾患がなく,心窩部痛,胃部不快感,悪心などの上腹部の消化器症状 を訴える場合に用いることが多く(症候性胃炎),また,自覚症状がなくとも胃X線検査や内視鏡検査でびらん,萎縮,過形成性などの所見を認めたときに形態学的に胃炎(形態学的胃炎)と診断してきた.しかし,消化性潰瘍やなどの器質的疾患は認めないが上腹部消化器症状を訴えるものを機能的ディスペプシア(functional dyspepsia :FD)と診断するようになったため,今後,胃炎の病名は組織学的胃炎に限り用いるべきである.胃炎は臨床経過から急性胃炎と慢性胃炎に分類され,慢性胃炎の大半はHelicobacter pylori感染が原因である. 病因 組織学的胃炎の主因はH. pylori感染である.その他,H. heilmainnii,サイトメガロウイルス,結核,梅毒などの感染,Crohn病,自己免疫疾患,NSAIDsなどの薬剤も胃炎の原因となる. 疫学 慢性胃炎の頻度はH. pylori感染率にほぼ一致し,加齢とともに増加し,10代で10%,50代で50%,70代で70%とほぼ年代と一致する.H. pylori感染は出生年代における生活環境が関与しており,若年者のH. pylori感染率は最近著しく低下しているため,将来的には慢性胃炎の頻度は低下する. 臨床症状 慢性胃炎特有の症状はない.胃痛,胃もたれ,胃部膨満感,げっぷなどの症状が出ることがある.特徴的な他覚症状はない. 診断 胃炎の存在は胃X線および内視鏡検査により形態診断できるが,確定診断は胃生検による病理組織学的診断により行う.H. pylori感染診断,あるいは血清ペプシノゲンの測定により間接的に胃炎を診断することも可能である.胃炎の成因,局在性,病理組織像,内視鏡所見をすべて加味し,世界共通の診断基準を目的としてつくられたのがUpdated Sydney system(図8-4-6)である.前庭部優位か胃体部優位か,あるいは汎胃炎か胃炎の局在性,さらに,病理組織学的にH. pylori菌量,炎症,萎縮,腸上皮の程度を0〜4に程度分類しており,胃炎の病理組織学的な評価にすぐれている. しかしながら,内視鏡所見から胃炎を形態診断する場合,Sydney systemでは,浮腫,発赤,滲出,もろさなど,客観的評価が難しいことや,内視鏡所見としては結節性変化があるが,胃炎分類に結節性胃炎は含まれておらず,問題が残されている.日本独自の分類として,胃体部萎縮性胃炎の広がりを内視鏡所見から分類する木村・竹本分類(図8-4-7)は,胃癌のリスク群を評価するうえで,また,胃酸分泌の状態を評価するうえで重要である. 胃炎を形態診断する意義は,胃癌や消化性潰瘍のリスクを評価することであり,特に,胃癌のリスクである胃体部胃炎を高率に合併する胃炎の像としては,木村・竹本分類でオープンタイプの萎縮性胃炎(図8-4-8),ひだ過形成胃炎,結節性胃炎(図8-4-9),前庭部に高度の腸上皮化生を認める前庭部化生性胃炎がある.これらの形態の胃炎像を認めた場合,胃癌の存在を念頭において詳細な内視鏡観察を行うとともに,定期的な経過観察が必要である. StricklandとMackayは,慢性胃炎を抗壁細胞抗体の有無でA型とB型に分類し(表8-4-2),A型胃炎は胃体部を中心とした自己免疫性胃炎で,悪性貧血の発症要因であり,B型胃炎は前庭部優位の胃炎で十二指腸潰瘍のリスクであることを指摘している.A型胃炎は,胃癌や胃体部に多発するカルチノイドの背景ともなる粘膜である.類似した形態の胃炎は,胃体部に多発する胃過形成症例に高率に認められ,内視鏡検査で注意してみていると意外と日常臨床で出会う胃炎である.自己免疫性胃炎の診断には,抗壁細胞抗体,抗内因子抗体,血清ガストリンの測定が必要である.抗壁細胞抗体陽性,高ガストリン血症,,胃体部優位の萎縮性胃炎が診断基準であるが,胃酸分泌は現在刺激剤であるガストリンが国内で生産されていないため評価できず,血清ペプシノゲンの測定か,胃生検組織による評価で診断する. 経過・予後 胃炎そのものの予後はよいが,胃炎を発生母地とする消化性潰瘍,胃癌などの疾患による.萎縮や腸上皮化生,鳥肌状粘膜,ひだの過形成を認める場合,胃癌発生の高リスクであるので,1年ごとの内視鏡検査による経過観察が必要である. 治療 自覚症状の改善には,FDの治療に準じて,ドパミン拮抗薬,セロトニン作動薬,漢方薬などの運動機能調節薬,H 2受容体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬(PPI)を用いる.H. pyloriの除菌治療も,一部のFDで自覚症状を改善させることがメタ解析で明らかとなっている. 組織学的胃炎の治療はH. pyloriの除菌が基本で,1. 胃潰瘍または十二指腸潰瘍,2. 胃MALTリンパ腫,3. 特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病,4. 早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者の4疾患に加え,2013年2月よりH. pylori感染性胃炎が除菌の保険適用となった.消化性潰瘍や胃癌の将来的な発生も考慮し,若年者では特に積極的な除菌が望まれる.H. The updated sydney system. International workshop on the histopathology of gastritis, Houston 1994. The Am J of Surg Pathol, 20: 1161—1181, 1996. Kimura K, Takemoto T: An endoscopic recognition of the atrophic border and its significance in chronic gastritis. Endoscopy, 3: 87-97, 1969. Strickland RG, Mackay IR: A reappraisal of the nature and significance of chronic atrophic gastritis. Am J Dig Dis, 18: 426-440, 1973. どんな病気か 胃のなかには、0. 1規定の塩酸(胃の壁細胞で作られる純度の高い塩酸)が常時存在していますし、食物自体も物理化学的に胃粘膜を障害する可能性があります。 したがって、年齢が増すごとに胃の粘膜は荒れていくというのが、これまでの常識でした。 そのため、慢性胃炎は加齢に伴う現象である、という説が日本の学会では主流を占めていました。 しかし、この考え方を一変する事件が1982年に起こりました。 それはの発見です。 この菌の発見によって慢性胃炎の大半はピロリ菌の長期感染によって引き起こされることが明らかになってきました。 原因は何か 慢性胃炎は、のように完全に治りきることはまれといわれています。 病理学的にみると、当初は 表層性胃炎 ひょうそうせいいえん と呼ばれるリンパ球を中心とする炎症細胞 浸潤 しんじゅん がみられます。 胃炎が長期化してくると、胃粘膜は次第に萎縮し、胃酸や粘液を分泌しない状態になり、 萎縮性胃炎 いしゅくせいいえん と診断されます。 前述のように、慢性胃炎の成因のほとんどが感染であることが明らかになってきています。 ピロリ菌感染がなければ、70歳以上の高齢者でも萎縮のないきれいな胃粘膜をみることができます。 症状の現れ方 比較的多くみられる症状は、上腹部不快感、 膨満感 ぼうまんかん 、食欲不振などのいわゆる不定愁訴と呼ばれるものです。 ですから症状だけで慢性胃炎を診断することはできません。 もちろん、胃の炎症症状の強い時には、吐き気や上腹部痛などの症状が出てきます。 重要なことは、慢性胃炎においては、胃粘膜の萎縮の状態と自覚症状の程度が相関しないことです。 つまり、なぜ慢性胃炎で症状が出るのか、わからない部分がまだ多いのです。 検査と診断 内視鏡検査で胃粘膜の萎縮所見を認めれば、容易に診断がつきます。 萎縮のある胃粘膜は、表面が滑らかではなく血管が透けて見える所見がみられます。 正確な診断には、組織の一部を採取して調べる生検による病理学的検索が必要です。 慢性胃炎はの有無、炎症細胞浸潤の程度、萎縮の程度などから、シドニー分類と呼ばれる国際的な胃炎分類法に基づきスコア化されています。 治療の方法 慢性胃炎の本態が萎縮性変化なのですから、根本的な治療法はないことがおわかりいただけると思います。 日本では、症状に合わせて治療を行っている医師が大半と思われます。 もたれ感、不快感などの胃の不定愁訴には、胃の運動を改善する薬剤や胃の粘膜を保護する薬剤が処方されます。 吐き気、上腹部痛などが強い場合は、に準じて制酸剤やH 2ブロッカーなどが投与されます。 近年、最も注目を集めていたことは、を除菌することによって、胃粘膜の萎縮の改善が認められるかどうかということでした。 国立がんセンターを中心とする日本の臨床試験で改善を認めたことから、日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは除菌をすすめています。 病気に気づいたらどうする 慢性胃炎自体は心配する必要のない病気であり、症状があれば治療を受けるといったことで十分と思われます。 ただ、自覚症状だけでは診断できないため、他の病気、とくにを除外する意味で1~2年に1回の内視鏡検査を受けておくことは必要と思われます。 浅香 正博 出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」 六訂版 家庭医学大全科について の解説 どんな病気でしょうか? 慢性胃炎の本来の意味は、上部消化管内視鏡(胃カメラ)を通して採取した胃粘膜の生検組織を顕微鏡で観察して、リンパ球を中心とした白血球などの炎症細胞が粘膜内に多数認められる状態をさします。 しかし、生検検査を行わなくても、胃内視鏡検査や胃のバリウム検査の所見から慢性胃炎と診断することもあります。 この慢性胃炎のおもな原因がピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)であることが明らかになっています。 しかし、内視鏡検査などによって慢性胃炎と診断された場合でも、ほとんどの患者さんが無症状です。 このように、慢性胃炎は本来症状の有無にかかわらず、内視鏡や組織など「目で見て」診断される病気です。 またピロリ菌に感染していて(ピロリ菌陽性)、症状のある患者さんが除菌をしても、症状が改善されるのは一部に限られます。 一方で、従来から胃痛、膨満感 ぼうまんかん などの上腹部症状を訴える場合に症状のみで慢性胃炎と診断されることがありました。 しかし、このような場合に内視鏡検査を行っても、胃潰瘍 いかいよう や、食道炎など症状の原因と考えられる器質的な病気が見られないことが多くなっています。 このように上腹部症状があるにもかかわらず、原因となる器質的な病気がない場合に、(ディスペプシアとは上腹部の症状を表す英医学用語)あるいはと呼ぶようになりました。 慢性胃炎の診断にとって重要なことは、内視鏡によって胃粘膜を観察して慢性胃炎の診断をするだけではなく、や胃がんなどの病気を除外することです。 慢性胃炎のおもな原因であるピロリ菌に感染しているかどうかの検査は、内視鏡を使って組織を採取して調べる検査以外に、血液や尿、便を調べたり、尿素を内服してその前後で吐いた息を調べる呼気テストという検査などがあります。 そのほかには自己免疫性の慢性胃炎などがありますが、ごく少数です。 長年のピロリ菌の感染により慢性胃炎が持続して、胃酸を分泌する細胞が減少した状態になった萎縮性胃炎 いしゅくせいいえん からは胃がんが発生しやすいことがわかっています。 萎縮性胃炎の進行を抑えるために日常生活上は飲酒や塩分摂取を控え、禁煙をすることが勧められます。 胃がん患者さんのほとんどは慢性胃炎・萎縮性胃炎をもっていることがわかっています。 ただし慢性胃炎のうち胃がんになる人は最大でも数パーセントにすぎず、過大な心配は不要です。 また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃悪性リンパ腫などの発症につながる可能性がありますが、これも慢性胃炎の一部であり、多くの慢性胃炎はそれ以上の病気になることはありません。 ただし、ピロリ菌陰性の場合、飲酒のみで慢性胃炎や萎縮性胃炎を発症することはありません。 ただし、ピロリ菌陰性の場合、塩分摂取量やそのほかの食事内容により慢性胃炎や萎縮性胃炎を発症することはありません。 ただし、ピロリ菌陰性の場合、喫煙のみで慢性胃炎や萎縮性胃炎を発症することはありません。 ピロリ菌を除菌することで、早期(半年以内)に胃粘膜の炎症は軽減することが組織学的な検討で証明されています。 ただし、内視鏡検査での所見は改善する場合もありますが、変化しないことも少なくありません。 ただし、胃がんが発生しなくなるわけではありません。 また、ピロリ菌除菌後に再感染することは少なく、再感染率は年間1~2パーセントです。 なお、メトロニダゾール内服中は禁酒が必要です。 総合的に見て現在もっとも確かな治療法 内視鏡検査によって、診断を確定する 慢性胃炎の多くはこれといった症状がなく、診断を確定するには上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)が有効です。 内視鏡で胃粘膜を観察して慢性胃炎の診断をするだけではなく、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどの疾患を除外することが重要です。 慢性胃炎のおもな原因であるピロリ菌に感染しているかどうかの検査は、内視鏡を使って組織を採取して調べる検査以外に、血液や尿、便を調べたり、尿素を内服してその前後で吐いた息を調べる呼気テストという検査などがあります。 こうした検査によって、治療方針を決定します。 萎縮性胃炎の進行は胃がんの発生率を上昇させる可能性があり、節酒や禁煙、塩分控えめなど日常生活に注意 慢性胃炎が持続していて、胃酸を分泌する細胞が減少した状態になった萎縮性胃炎からは胃がんが発生しやすいことがわかっています。 萎縮性胃炎を進行させないように、日常生活上は、飲酒や塩分摂取を控えめにすることが勧められます。 ただし、飲酒、喫煙、塩分のとりすぎのみで萎縮性胃炎は出現しません。 ピロリ菌が見つかれば除菌する ピロリ菌が確認された場合には、プロトンポンプ阻害薬(酸分泌抑制薬)、アモキシシリン水和物(ペニシリン系抗菌薬)、クラリスロマイシン(マクロライド系抗菌薬)3剤を併用して、除菌します(1次除菌)。 この除菌療法によって70~80パーセントの患者さんでピロリ菌が除菌されることが報告されています。 1次除菌で除菌されなかった場合には、上記3剤のうち、マクロライド系抗菌薬をメトロニダゾール(抗原虫薬)に替えて除菌療法を行います。 ピロリ菌を除菌することにより、胃粘膜の状態が改善され、胃がんの発生が抑制されるとの報告がありますが、すべての胃がん発生を防ぐことができるわけではありません。 1 Yokoyama A, Yokoyama T, Omori T, et al. Helicobacter pylori, chronic atrophic gastritis, inactive aldehyde dehydogenase-2, macrocytosis and multiple upper aerodigestive tract cancers and the risk for gastric cancer in alcoholic Japanese men. J GastroenterolHepatol. 2007;22:210-217. 2 Correa P, Piazuelo MB, Wilson KT, et al. Pathology of gastric intestinal metaplasia: clinical implications. Am J Gastroenterol. 2010;105:493-498. 3 Kodma M, Murakami K, Okimoto T, et al. Ten-year prospective follow-up of histological changes at five points on the gastric mucosa as recommended by the updated Sydney system after Helicobacter pylori eradication. J Gastroenterol. 2012;47:394-403. 4 Ford AC, Moayyedi P. Redundant data in the meta-analysis on Helicobacter pylori eradication. Ann Intern Med. 2009;151:513. 5 Moayyedi P. Eradication of Helicobacter pylori for non-ulcer dyspepsia. Cochrane Database Syst Rev. 2006;19:CD002096. 6 Higuchi K, Maekawa T, Nakagawa K, et al. Efficacy and safety of Helicobacter pylori eradication therapy with omeprazole, amoxicillin and high- and low-dose clarithromycin in Japanese patients a randomized, double-blind, multicentre study. Clin Drug Invest. 2006;26:403-414. 7 Lamouliatte H, Megraud F, Delchier JC, et al. Second-line treatment for failure to eradicateHelicobacter pylori: a randomized trial comparing four treatment strategies. Aliment PharmacolTher. 2003;18:791-797. 出典 法研「EBM 正しい治療がわかる本」 EBM 正しい治療がわかる本について 世界大百科事典 内の慢性胃炎 の言及.

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【感想】魔都精兵のスレイブ 3巻 奴隷2人乗りとかいう無限に広がる(ご褒美の)可能性

ま と せい へい の すれ いぶ

敷地などの境界線に設けられる連続した壁。 垣と異なり、間隙 かんげき が少なく、出入りを防ぐ目的が完全である。 [中村 仁] 形状・意匠による分類形状、意匠の面から、築地 ついじ 塀、唐 から 塀、透 すき 塀、源氏 げんじ 塀、柵板 さくいた 塀、簓子 ささらこ 塀、竪板 たていた 塀、大和 やまと 塀などの区別がある。 [中村 仁] 築地塀木骨土造の塀で、昔は、官職についている人にのみ許された。 壁面に引いた定規筋 じょうぎすじ の数(最高5本)で格式を表した。 京都御所、本願寺、東京の護国寺などの塀に、5本の定規筋をみることができる。 [中村 仁] 唐塀唐破風 からはふ 付きの屋根をもつ塀で、仏寺、廟 びょう などによく用いられた。 [中村 仁] 透塀屋根付きの塀で、腰長押 こしなげし の上の部分を連子 れんじ 、狭間 はざま 、花狭間などに透かせたもの。 神社の玉垣などにみられる。 [中村 仁] 源氏塀軽快な屋根をもち、腰長押の下部に簓子板または羽目板 はめいた を、腰長押の上部に塗り壁や窓をつけたもので、数寄屋 すきや 造のほか一般の住宅にも使われている。 [中村 仁] 柵板塀柱の間隔を狭めて立て、貫 ぬき でこれを連ねるようにし、裏側に横板を張ったもの。 [中村 仁] 簓子塀簓子下見 したみ 板を張るように、横板を押縁 おしぶち で押さえて柱の間にはめ込んだもので、おもに住宅に用いられる。 [中村 仁] 竪板塀1. 8メートル置きぐらいに柱を立て、貫を通し、板を縦に目板打ちとして張ったもので、一般的に板塀といえばこれをさす。 [中村 仁] 大和塀1. 8メートル間隔くらいに柱を立て、これに貫を通し、その貫に両面から交互に板を少し重なり合うようにして打ち付けたもの。 [中村 仁] 塀の基本的条件は、外部との遮蔽 しゃへい (視覚的、音響的に)、建物と環境への調和、境界の表示などだが、付随する条件として、遮蔽された通風を回復すること、耐久力(耐震、耐火、耐朽)をもつこと、空間の広がりを確保すること、経済性などがあげられる。 視線を遮断するには、目通りの高さ1. 5メートルもあれば十分である。 侵入防止のためには、手掛けや足掛けになるものをなくし、頂部に障害物を設けたり、飛び越しにくい形状にすれば、1. 8メートルから2. 1メートルくらいで目的は達せられる。 高い塀は、日照や通風に支障をきたすことがあるばかりでなく、強い風のときなど思わぬ風圧を受けるので、基礎をしっかり築く必要がある。 塀の構造は、板塀のような架構造 かこうぞう のものと、れんが、ブロックなどを積み上げる組積造 そせきぞう のものに分けられる。 いずれの場合も、控柱 ひかえばしら や控壁を要所に設け、風、地震、衝撃による外力にも耐えるよう配慮する必要がある。 [中村 仁] 材料による分類塀の材料には、木材、石材、れんが、コンクリート、コンクリート製品などいろいろある。 1種類の材料でつくりあげる場合と、数種類を混ぜ合わせて使用する場合とがあるが、塀の主要な部分を形成している材料により、板塀、土塀 どべい 、石塀 いしべい 、れんが塀、コンクリート塀、コンクリート組立て塀、コンクリートブロック塀、生子 なまこ 板塀などの呼称がある。 [中村 仁] 板塀和風建築に調和するが、耐久性では石やコンクリートには劣る。 土台や柱、笠木 かさぎ など腐りやすい部分には、耐久性のあるクリ、ケヤキ、マツなどを用いたり、鉄材やコンクリートを使ったりするとよい。 木部に防腐剤を塗ったり、柱下部の、土中に入る部分を焼いて炭化させるなどの方法は、従来よく用いられた。 羽目板はスギ板やヒノキ板が使われる。 上の笠木には銅板や鉄板をかぶせるとよい。 板の張り方には、大和張りや網代 あじろ 風の組み方などがある。 [中村 仁] 土塀練り塀ともいう。 瓦 かわら を平たく置き、その上に粘土を7、8センチメートルくらいの厚さに置いて構造体をつくる。 粘土の部分は、瓦よりも少しへこませて置き、その部分に白漆喰 しっくい を塗って仕上げる。 瓦の部分の黒と、漆喰の白とでできる横縞 よこじま が美しい。 江戸時代の大名の邸宅の塀などに使われた。 [中村 仁] 石塀石を主体に積み上げる。 上部に笠木をつけたもの、一部に風抜き用の小穴をあけたものなどがある。 材料は、その地方の石を使うのが経済的であり、建物に石を使ってあれば、同質の石を使うのが普通である。 ほかの材料の塀に比べて費用がかさむが、長もちする。 積み方には、石切り場から切り出した粗石や玉石を積む野石積み、切石を積む切石積み、角錐 かくすい 形に加工した石を積む間知石 けんちいし 積みがある。 [中村 仁] れんが塀赤れんがや焼きすぎれんがを積む。 イギリス積み、オランダ積み、フランス積みなどがある。 明治時代、洋風建築の渡来とともに流行した。 [中村 仁] コンクリート塀仮枠をつくり、その中にコンクリートを流し込んでつくる。 通常は鉄筋コンクリートとする。 この場合は、鉄柱を1. 8メートルくらいの間隔で立て、これに鉄網を張り、両面から小砂利を使用したコンクリートをたたきつけるようにして塗る。 耐震・耐火・耐久性に富み、廉価であるが、肌や色にはあまり親しみをもたれない。 [中村 仁] コンクリート組立て塀工場でつくられたコンクリートの柱や板を現場で組み立てる。 万代塀ともいう。 鉄筋入りの柱、壁板、笠木、控柱などからなり、高さ0. 9メートルから2. 4メートルぐらいのものが既製品として販売されている。 簡単で工期も短くてすむ。 [中村 仁] コンクリートブロック塀ブロックと目地 めじ の間に鉄筋を入れ、補強コンクリートブロック塀として使用するのが普通である。 主体には穴のあいていないものを用い、ところどころに風穴用のブロックを用いるのがよい。 全面的に穴の大きくあいているルーバーブロックで積み上げた塀は、モダンである。 化粧積みといって、目地を化粧目地とし、積んだまま仕上げをしないで使用する場合と、モルタル塗り、人造石塗り、タイル張りなどで仕上げをする場合と、2種類の使い方がある。 [中村 仁] 生子板塀板塀と同様、柱を立てて貫を通すが、板のかわりに生子板(亜鉛めっき鉄板を波形に整形したもの)を張る。 [中村 仁] このようにさまざまな塀があるが、境界線上につくられることが多いので、法規的なことに留意して建設する必要がある。 新たにつくる場合は、補修するときのことを考え、入手しやすい材料とすることが望ましい。 [中村 仁].

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