アミティーザ。 アミティーザ(ルビプロストン)、慢性便秘症における有効性と習慣性

アミティーザカプセルの便秘への効果と副作用、飲み方!

アミティーザ

アミティーザカプセル(一般名:ルビプロストン)は、2012年から発売されている下剤(緩下剤、便秘薬)です。 下剤は1980年以降、新薬がほとんど発売されていませんでした。 アミティーザは実に約30年ぶりに発売された新しい下剤という事で発売当初は注目されました。 アミティーザは排便を促す効果も強く、従来の下剤とは異なる作用機序で排便を促すため、今までの下剤では効果不十分であった方にも役立つ可能性があります。 一方で人によっては効きすぎてしまう事もあり、慎重に使用する必要もあります。 アミティーザはどのような特徴を持つ下剤で、どのような患者さんに向いているのでしょうか。 ここではアミティーザカプセルの特徴や効果・副作用についてみていきましょう。 1.アミティーザの特徴 まずはアミティーザカプセルの全体的な特徴について紹介します。 アミティーザは、便に水を含ませて柔らかくする下剤になります。 効果に個人差はありますが下剤の中でも効果が強く、しっかりと排便を促してくれます。 その他に大腸の動きを促進させたり、腸管粘膜を修復するはたらきも持ち、これも排便に補助的に役立っていると考えられます。 便秘の方の排便を改善させる方法としては、主に2つの方法があります。 それは、• 腸内の水分を増やすことで便を柔らかくする• 大腸の動きを活性化させる の2つです。 下剤のほとんどはこの2つのどちらかの作用を持っています。 アミティーザはというと、その主なはたらきは便に水分を含ませることで便を柔らかくする事です。 つまりアミティーザは水分不足によって便が硬くなって便秘になっている方に向いている下剤になります。 このように便に水分を含ませるような作用機序を持つ下剤は、他にも「酸化マグネシウム」などのマグネシウム製剤があります。 アミティーザとマグネシウムはどちらも「便に水を含ませて柔らかくする」という作用は同じですが、その作用機序は異なります。 そのためマグネシウム製剤では効果が不十分な方でもアミティーザが効く可能性があります。 また個人差はありますがマグネシウム製剤と比べてアミティーザは効果も強く、しっかりと便秘を改善させてくれます。 一方で、効きすぎてしまい下痢や腹痛が生じてしまう事もありますので注意も必要です。 そのため体重の軽い方や高齢者などでは、主治医と相談の上、通常の半分量くらいから始める事もあります。 アミティーザの主な作用は「便に水を含ませる事で便を柔らかくする」事ですが、補助的な作用として、• 大腸の動きを促進させる• 腸管粘膜を修復する といった作用も持ち、これも便秘改善に役立っていると考えられます。 アミティーザは重篤な副作用も少なく安全性は高いのですが、妊婦に対しては禁忌(絶対に使ってはいけない)となっていますので、妊婦の方は注意が必要です。 また古い下剤と比べると、薬価が高いのもデメリットになります。 以上からアミティーザの特徴として次のようなことが挙げられます。 【アミティーザの特徴】 ・腸管内に腸液を分泌して、便に水を含ませ柔らかくする ・水分不足で便が硬くなっている方に適している ・効果は強めであり、しばしば下痢や腹痛が生じる事もある ・全体的な安全性は高いが、妊婦には禁忌 ・薬価が高い スポンサーリンク 2.アミティーザはどのような疾患に用いるのか アミティーザはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 【効能又は効果】 慢性便秘症 (器質的疾患による便秘を除く) アミティーザは下剤であり、使用する疾患は「便秘症」になります。 下剤は作用機序によって2種類に分けることが出来ます。 1つはアミティーザのように便を柔らかくする事で排便を改善するお薬、そしてもう1つは大腸を刺激することで大腸の動きを活性化させ排便を改善させるお薬です。 前者はアミティーザの他、マグミット(一般名:酸化マグネシウム)、バルコーゼ(一般名:カルメロース)などがあり、主に便が硬いタイプの便秘に用いられます。 後者にはプルゼニド(一般名:センノシド)、アローゼン(一般名:センナ・センナ実)、ダイオウ、ラキソベロン(一般名:ビコスルファートナトリウム)などがあり、主に腸の動きが悪くなっているタイプの便秘に用いられます。 アミティーザは下剤の中でも便を柔らかくする下剤になるため、便が硬くて便秘となっている方に用いる下剤となります。 ちなみに「器質性疾患による便秘を除く」という記載の意味は、例えば腸管に腫瘍などの器質的異常が生じていて、それで便が出ないような場合には効果が望めませんよ、という意味です。 このような腸管の器質的閉塞によって便秘になっている場合は、便に水分を含ませすぎてしまうと更に腸管内圧が上がってしまいますので、効果がないばかりか危険です。 このような状態では、アミティーザに限らずあらゆる下剤を使用することが危険となります。 ではアミティーザは便秘症に対してどのくらいの効果があるのでしょうか。 慢性的な便秘症患者さんにアミティーザを服用してもらい、プラセボ(偽薬)を服用した群と比較した調査では、• プラセボ服用群の1週間の排便回数は2. 93回• アミティーザ服用群の1週間の排便回数は5. 27回 と排便回数の改善が得られた事が確認されています。 3.アミティーザの作用機序 便秘症に対して用いられるアミティーザですが、どのような機序で便秘を改善させているのでしょうか。 アミティーザは、今までの下剤とは異なる機序で便秘を改善させてくれます。 具体的には、腸液の分泌を増加させることで便を柔らかくして、排便を促進します。 アミティーザが発売されるまでに用いられていた下剤は、次のようなはたらきを持つものが主でした。 ・便を柔らかくする(酸化マグネシウムなど) ・大腸を刺激して腸を動かす(プルゼニド、アローゼンなど) どれも便秘には効果があるのですが、アミティーザはこれらとは異なるはたらきで排便を促してくれます。 これはつまり、上記の作用機序を持つ下剤で効かない患者さんにもアミティーザは効く可能性があるということです。 アミティーザは小腸上皮に存在する クロライドチャネル(クロライドというイオンが通る穴)を活性化することで、腸管内への水分分泌を促進します。 腸管内に水分が多くなれば便が柔らかくなるため、便秘症に対して効果を発揮します。 またアミティーザはクロライドチャネルを活性化させることで、腸管の輸送能を高めたり腸管粘膜上皮の修復作用もあることが確認されており、これも便通改善に役立っていると考えられています。 スポンサーリンク 4.アミティーザの副作用 アミティーザにはどのような副作用があるのでしょうか。 またその頻度はどのくらいなのでしょうか。 アミティーザは基本的には安全性は高い下剤になります。 しかし排便を促す効果が強いため、時に効きすぎてしまう事があります。 生じうる主な副作用としては、• 悪心・吐き気• 腹痛 など消化器系の症状が報告されています。 これらはいずれもアミティーザが効きすぎてしまった結果生じているものであり、アミティーザの量を適正に調整すれば改善が得られます。 また、• 頭痛 なども時に出現する事があります。 アミティーザは下剤ですので、効き過ぎれば下痢が起こります。 この際はアミティーザを減量するのが方法になります。 悪心や吐き気・頭痛が生じた場合、様子をみても改善が得られない場合は減薬や中止をする必要があります。 また、アミティーザは動物実験においてアミティーザを大量投与したラットの胎児の死亡が確認されたため、妊婦への投与は禁忌となっています。 なお、症状により適宜減量する。 となっています。 アミティーザは効果が強めの下剤であるため、人によっては効きすぎてしまう事もあります。 1日2カプセル飲むと下痢になってしまうという方は、主治医と相談の上で1日1カプセルに減量することも可能です。 6.アミティーザの作用時間 アミティーザは一時的に頓用で用いる下剤ではなく、毎日定期的に飲み続けることで便通を改善していく下剤です。 そのため服薬してからどのくらいで排便が得られるか、という作用時間についてはあまり重視されません。 と記載されています。 ここからは、半数以上の例で、服薬してから翌日までには排便が得られると考えることができます。 即効性のある下剤ではありませんが、効果が出るまでに何日も待たないといけないわけではなさそうです。 7.アミティーザが向いている人は? 以上から考えて、アミティーザが向いている人はどのような人なのかを考えてみましょう。 アミティーザの特徴をおさらいすると、 【アミティーザの特徴】 ・腸管内に腸液を分泌して、便に水を含ませ柔らかくする ・水分不足で便が硬くなっている方に適している ・効果は強めであり、しばしば下痢や腹痛が生じる事もある ・全体的な安全性は高いが、妊婦には禁忌 ・薬価が高い というものでした。 アミティーザは優れた下剤ですが、約30年ぶりに発売された下剤ということでまだ薬価がかなり高いのは大きな欠点です。 ちょっと高いというものではなく、他の古くて安い下剤と比べると数十倍の差になります。 そのため経済的に考えるのであれば、まずは既存の下剤で試してみて、それでも効果が得られない場合にアミティーザを試す、という方針が良いかもしれません。 アミティーザは腸管内の水分を多くすることで、便を柔らかくすることで排便を促します。 そのため、便が硬くて出にくいというタイプの便秘の方に向いているお薬となります。 また、妊婦の方には禁忌(絶対に使用してはいけない)となっていますので、妊婦の方は使用しないよう気を付けてください。 妊婦に使えない理由は、ラットを用いた研究でアミティーザが胎児に移行していることが認められたからです。 また高用量のアミティーザを投与した妊娠ラットにおいて、胎児の死亡も確認されています。 8.お薬以外の便秘の改善法 便秘がひどい場合、下剤を服用するのは有効な方法の1つです。 しかし便秘をお薬だけで解決しようとするのはあまり良い方法とは言えません。 本来、便というのは自然と出るものです。 下剤の中には耐性があるものもありますので、漫然と下剤に頼り続けていると、いずれよりひどい便秘に悩む事にもなってしまいます。 下剤を服用するよりも大切なのは、まず日常の生活習慣や食事の工夫で改善をはかることです。 では排便を促すような生活習慣にはどのようなものがあるのでしょうか。 最後に便秘を改善するために有効な生活習慣の工夫を紹介します。 胃腸というのは、自分たちで意識的に動かせる臓器ではありません。 では胃腸はどのように動かされているのかというと、「自律神経」という神経が状況に応じて適切に胃腸の動きをコントロールしてくれているのです。 自律神経には交感神経と副交感神経があります。 交感神経は興奮の神経で日中に仕事をしている時など、集中力が必要な時に活性化します。 副交感神経はリラックスの神経で、ゆっくりしているような時に活性化します。 そして胃腸は交感神経が活性化している時は動きが抑えられ、副交感神経が活性化している時に活発に動きます。 規則正しい生活を送っていると、交感神経と副交感神経のバランスが保たれるため、規則正しく排便が行われるようになります。 しかし生活が不規則だとこのバランスが乱れます。 イライラしがちであったり、夜更かし・睡眠不足が多いと交感神経が活性化する比率が高くなるため、胃腸の動きは低下し、便秘傾向となります。 便秘で悩んでいる方は、• 睡眠をしっかりとる• 心身をリラックスする時間を必ず毎日取り入れる など、副交感神経が正常に活性化するような生活習慣を意識するようにしましょう。 身体を動かすと胃腸も動きます。 反対に身体を動かさないと胃腸の動きも低下します。 例えば病気で入院して1日中寝たきりになると、必ずといっていいほど皆さん便秘になります。 身体を全く動かさなくなった結果、胃腸も動かなくなってしまったからです。 便秘で悩んでいる方は、適度な運動をしているかも見直してみましょう。 運動不足なのであればそれも便秘の一因かもしれません。 毎日職場まで歩いてみる• 車を使わずなるべく徒歩や自転車で買い物に行く など、ちょっとした工夫で構いません。 日常に適度な運動を取り入れるようにしてみて下さい。 便秘の方の食生活を聞くと野菜の摂取量が少ない方が非常に多く見受けられます。 このような場合は野菜をしっかりと取れば、便秘の改善が得られるでしょう。 野菜や果物に含まれる食物繊維は主に「セルロース」が主成分となっています。 このセルロースは、腸管内で水分を含んで膨張する性質があります。 セルロースが水分を含んで膨張すると、腸管を刺激して腸管の動きを活発にしてくれます。 また膨張したセルロースが便も取り込むため、固い便が柔らかくなるという作用もあります。 食物繊維は成人であれば1日20gの摂取が推奨されています。 しかし1日20gの食物繊維を取るには野菜を300~400g摂取する必要があり、これはなかなか大変です。 食事だけではどうしても食物繊維を十分に取れないという方は、食物繊維を配合したサプリメントや健康食品を利用するのも方法の1つです。 ただし市販のサプリメント・健康食品は、「便秘に有効な食物繊維を配合!」と謳っているのに食物繊維の含有量が極めて低いものも多くあります。 食物繊維をしっかりと補うのであれば、最低でも1回で3g程度の食物繊維を摂取できるものにしましょう。 含有量が1g以下のサプリメントでは、1回服用しただけではあまり効果は得られません。 食物繊維を高用量摂取できるサプリメントには次のようなものがあります。 ベジファスは1包で食物繊維を5g摂取できます。 ゼリー状ですので食べやすく、食事前に手軽に食べる事が出来ます。 イージーファイバー イージーファイバーは1パックで食物繊維を4. 2g摂取できます。 粉末状ですのでお茶やコーヒーなどに溶かす事ができ、日常の中で無理なく摂取できるのが利点です。 乳酸菌は糖分を酪酸と酢酸に分解するはたらきがあります。 これらの酸を作る事で腸内のpHを適正に保ち、また酢酸の殺菌作用によって有害菌の発育を抑えてくれます。 腸内細菌のバランスが乱れて便秘になっている場合は、乳酸菌を摂取する事で腸内環境を改善させる事で便秘の改善も得られます。 食品で乳酸菌を多く含むものには、ヨーグルトやチーズなどがあります。 また病院で処方してもらえるお薬の中にも、乳酸菌を含んでいるものはいくつかあります(商品名:ビオフェルミン、ミヤBM、ビオスリーなど)。 主治医と相談し、必要に応じて処方してもらっても良いでしょう。 乳酸菌は「オリゴ糖」を栄養として増殖していきますので、併せてオリゴ糖を摂取するのも有効です。 オリゴ糖が十分に腸内に届けば、それだけ乳酸菌が増殖しやすくなるためです。 乳酸菌を含むサプリメントを利用する場合は、次のようなものがお勧めです。 新ビオフェルミンS ビオフェルミンは代表的な乳酸菌製剤で、長い実績があり安心して使えるのが利点です。 ・コンク・ビフィズス菌 ・コンク・フェーカリス菌 ・コンク・アシドフィルス菌 という3つの乳酸菌を含み、これらが腸内環境を整えてくれます。 「ファスコン整腸剤プラス」は京都薬品より発売されている乳酸菌錠剤です。 ・フェリカス菌 ・ラクトミン ・ビフィズス菌 ・納豆菌 の4種の生菌に加え、消化酵素である「ビオヂアスターゼ」も含まれています。 「フェリカス菌」「ラクトミン」「ビフィズス菌」は乳酸菌になります。 また納豆菌は有害菌(病原性大腸菌など)の増殖を抑える作用があります。 便がコロコロに硬い場合は、水分量が足りなくて便秘になっている可能性があります。 毎日の水分摂取量が足りているかどうかを見直してみましょう。 個人差もありますが、1日に必要な水分の量はおおよ1. 5Lほどと言われています。 ただし心臓の持病がある方などは摂取できる水分量の制限がある事がありますので、主治医と相談の上で水分摂取量は決めてください。 先ほども説明したように腸管というのは、自律神経(交感神経と副交感神経)によって動かされています。 ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れた状態を「自律神経失調症」と呼びますが、自律神経が失調状態になれば、腸管の動きも不安定になります。 すると便秘や下痢が生じやすくなります。 ストレスが原因で便秘になっている方はなるべくストレスを溜め込まないような生活を意識する事が大切です。 仕事などでどうしてもストレスが溜まってしまうという方は、仕事後や休日にしっかりとストレス発散の時間を持つようにしましょう。 カテゴリー• 247•

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アミティーザカプセル24μg

アミティーザ

従来の便秘薬は大きく分けると2種類です。 便の水分量を増やして排便を促す 酸化マグネシウム• 大腸を刺激して排便を促す(大腸刺激性下剤) センノシド(プルゼニド)、アローゼン、ラキソベロン 「日常の便秘であれば、酸化マグネシウムを 用量調整して使い、がんこな便秘にはセンノシド(プルゼニド)などの 大腸刺激性下剤を頓服する」 というのが一般的な便秘薬の使い方です。 2012年に アミティーザと呼ばれる新しいタイプ(3種類目)の便秘薬が発売され、頑固な便秘に対処する選択肢が増えました。 従来の便秘薬と比較しながら、アミティーザの便秘改善効果と副作用、そして気になる薬価(薬の値段)を解説します。 たかが便秘、されど便秘 便秘は日常的によくみられる症状ですが、だけで病院を受診する方は少数です。 便秘市販薬が充実しているため、ほとんどの方がで対応しているのが現状です。 『』 しかし、便秘は慢性化すると QOL(生活の質)を低下させ、さまざまは症状を引き起こします。 腹の張り(腹部膨満感)• 吐き気• おなら(ガス)• 肌荒れ• 痔の悪化• 胃痛など 便秘の原因はさまざまですが、原因のひとつが 便の水分量が低下です。 便の水分量の低下が便秘の原因であるならば、単純に 便に水分を与えればいいのです。 便の水分量が増加すれば便はやわらかくなり、スムーズに便が降りてきて肛門を痛める(痔を悪化させる)ことなく排便できるというわけです。 大腸刺激性便秘薬の習慣性 大腸を直接刺激するタイプの便秘薬には 習慣性があります。 アジャストA・• テレミンソフト坐剤(ビサコジル) 習慣性とは、大腸を刺激し続けると大腸が刺激に慣れ便秘薬の切れ味が悪くなることです。 センノシド(プルゼニド)が効かなくなると、さらにセンノシド(プルゼニド)を増量せざるをえなくなり 腹痛の副作用リスクが増えます。 そして、副作用リスクを抱えたままセンノシド(プルゼニド)の量は増え続け、 便秘薬スパイラルにはまります。 そうならないための便秘薬の使い方はこうです。 通常の便秘には(、など)や便軟化作用のある酸化マグネシウムを主に使い、頑固な便秘に限定してセンノシド(プルゼニド)を使います。 そして、センノシド(プルゼニド)で起こりやすい習慣性を減らした便秘薬が アミティーザです。 新便秘薬アミティーザの作用機序 (酸化マグネシウムとの違い) アミティーザは オレンジ色の軟カプセルで、主成分は ルビプロストンです。 アミティーザ(ルビプロストン)は、小腸にある クロライドイオンチャネルに働きかけて 腸内への水分分泌を増加させ、 便が降りてくるのを助ける作用があります。 【クロライドチャネルアクチベーター】 さらに、クロライドイオンチャネル活性化は、 腸粘膜のバリア機能を改善することも確認されています。 まとめると、 アミティーザは便に水分を与えて便をやわらかくして、自然な排便を起こす便秘薬です。 便の水分量を増やして便を軟化させる便秘薬に 酸化マグネシウムがありますが、作用点が違います。 酸化マグネシウムは 大腸で作用し、アミティーザは 小腸で作用する点です。 『』 アミティーザの飲み方 アミティーザは 1回1カプセルを 1日2回(朝夕食後)服用します。 は服用できません。 酸化マグネシウムやセンノシド(プルゼニド)、アローゼン、ラキソベロンなどの従来の便秘薬と同様に、アミティーザも服用してみないとことには実際の効果がわかりません。 アミティーザの効果が強く出る(効きすぎる)と、下痢する場合があります。 (詳細後述「」) 『』 アミティーザの効果 便秘重症度の比較試験では、アミティーザを服用して 1週間後から効果が実感できることがわかります。 アミティーザ添付文書を参考に作成 48週間の長期にわたって服用するアミティーザの臨床試験(長期投与試験)では、 ほぼ毎日排便がある(週に5~6回)ように便秘をコントロールできています。 アミティーザ添付文書を参考に作成 この結果からアミティーザはセンノシド(プルゼニド)、アローゼン、ラキソベロンの便秘薬であるような 習慣性が少なく、長期服用しても効果は持続すると考えられます。 『』 アミティーザの効果発現時間 アミティーザは効果発現時間の 個人差が大きいです。 アミティーザを初めて飲んで効果が出るまでの時間(排便までにかかる時間)は 23. 1時間です。 (臨床試験では 58. アミティーザは翌日の日中や睡眠中に便意を催す可能性があります。 特に飲み始めに起こる 吐き気が原因で続けられなくなる方が多いです。 アミティーザの主な副作用と頻度 副作用 副作用頻度(%) 下痢 30 吐き気(悪心) 23 (臨床試験より) 市販後調査期間中に収集された副作用も363例593件あり、そのほとんどが吐き気(132件)下痢(114件)嘔吐(47件)腹痛(21件)などの胃腸系症状です。 アミティーザの便秘効果が効きすぎると下痢します。 ですので、下痢は1日2回を1回にするなどの対応で何とかなる場合が多いです。 一方、吐き気や嘔吐の副作用は食後すぐに飲むと副作用が抑えられる傾向があります。 アミティーザは食後服用がおすすめです。 『』 アミティーザの薬価は高い アミティーザは従来の便秘薬と比較すると 薬価がかなり高いです。 ジェネリックがあるといいのですが、アミティーザは2012年に発売された新しい便秘薬であるためジェネリックもありません。 便秘薬 薬価(円) アミティーザ 161. 1 プルゼニド 5. 6 ラキソベロン内用液 24. 2 酸化マグネシウム330mg 「ヨシダ」 5. 6 2017年の新薬「リンゼス」も便秘改善効果が高いです。 『』 まとめ• 2012年にアミティーザと呼ばれる新しいタイプ(3種類目)の便秘薬が発売。 アミティーザ(ルビプロストン)は、小腸に働きかけて腸管内への水分分泌を増加させ、便が降りてくるのを助ける作用がある。 便の水分量を増やして便を軟化させる便秘薬に酸化マグネシウムがあるが、作用点が違う。 (酸化マグネシウムは大腸で作用し、アミティーザは小腸で作用する)• アミティーザの3つの良い効果(特徴) 1. 便秘改善に対する満足度の向上 2. 定期的な排便の促進 3. 長期間にわたる便秘改善• アミティーザは効果発現時間の個人差が大きいため、必ずしも服用翌朝にトイレに行きたくなるわけではない。 アミティーザは下痢、吐き気などの胃腸系副作用頻度が高い。 消化器系症状の副作用はアミティーザを服用した1~2日目に起こることが多い。 アミティーザは、従来の便秘薬と比較すると薬価がかなり高いのがネック。 (薬価161. 1円).

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アミティーザカプセル(ルビプロストン)の作用機序と副作用

アミティーザ

従来の便秘薬は大きく分けると2種類です。 便の水分量を増やして排便を促す 酸化マグネシウム• 大腸を刺激して排便を促す(大腸刺激性下剤) センノシド(プルゼニド)、アローゼン、ラキソベロン 「日常の便秘であれば、酸化マグネシウムを 用量調整して使い、がんこな便秘にはセンノシド(プルゼニド)などの 大腸刺激性下剤を頓服する」 というのが一般的な便秘薬の使い方です。 2012年に アミティーザと呼ばれる新しいタイプ(3種類目)の便秘薬が発売され、頑固な便秘に対処する選択肢が増えました。 従来の便秘薬と比較しながら、アミティーザの便秘改善効果と副作用、そして気になる薬価(薬の値段)を解説します。 たかが便秘、されど便秘 便秘は日常的によくみられる症状ですが、だけで病院を受診する方は少数です。 便秘市販薬が充実しているため、ほとんどの方がで対応しているのが現状です。 『』 しかし、便秘は慢性化すると QOL(生活の質)を低下させ、さまざまは症状を引き起こします。 腹の張り(腹部膨満感)• 吐き気• おなら(ガス)• 肌荒れ• 痔の悪化• 胃痛など 便秘の原因はさまざまですが、原因のひとつが 便の水分量が低下です。 便の水分量の低下が便秘の原因であるならば、単純に 便に水分を与えればいいのです。 便の水分量が増加すれば便はやわらかくなり、スムーズに便が降りてきて肛門を痛める(痔を悪化させる)ことなく排便できるというわけです。 大腸刺激性便秘薬の習慣性 大腸を直接刺激するタイプの便秘薬には 習慣性があります。 アジャストA・• テレミンソフト坐剤(ビサコジル) 習慣性とは、大腸を刺激し続けると大腸が刺激に慣れ便秘薬の切れ味が悪くなることです。 センノシド(プルゼニド)が効かなくなると、さらにセンノシド(プルゼニド)を増量せざるをえなくなり 腹痛の副作用リスクが増えます。 そして、副作用リスクを抱えたままセンノシド(プルゼニド)の量は増え続け、 便秘薬スパイラルにはまります。 そうならないための便秘薬の使い方はこうです。 通常の便秘には(、など)や便軟化作用のある酸化マグネシウムを主に使い、頑固な便秘に限定してセンノシド(プルゼニド)を使います。 そして、センノシド(プルゼニド)で起こりやすい習慣性を減らした便秘薬が アミティーザです。 新便秘薬アミティーザの作用機序 (酸化マグネシウムとの違い) アミティーザは オレンジ色の軟カプセルで、主成分は ルビプロストンです。 アミティーザ(ルビプロストン)は、小腸にある クロライドイオンチャネルに働きかけて 腸内への水分分泌を増加させ、 便が降りてくるのを助ける作用があります。 【クロライドチャネルアクチベーター】 さらに、クロライドイオンチャネル活性化は、 腸粘膜のバリア機能を改善することも確認されています。 まとめると、 アミティーザは便に水分を与えて便をやわらかくして、自然な排便を起こす便秘薬です。 便の水分量を増やして便を軟化させる便秘薬に 酸化マグネシウムがありますが、作用点が違います。 酸化マグネシウムは 大腸で作用し、アミティーザは 小腸で作用する点です。 『』 アミティーザの飲み方 アミティーザは 1回1カプセルを 1日2回(朝夕食後)服用します。 は服用できません。 酸化マグネシウムやセンノシド(プルゼニド)、アローゼン、ラキソベロンなどの従来の便秘薬と同様に、アミティーザも服用してみないとことには実際の効果がわかりません。 アミティーザの効果が強く出る(効きすぎる)と、下痢する場合があります。 (詳細後述「」) 『』 アミティーザの効果 便秘重症度の比較試験では、アミティーザを服用して 1週間後から効果が実感できることがわかります。 アミティーザ添付文書を参考に作成 48週間の長期にわたって服用するアミティーザの臨床試験(長期投与試験)では、 ほぼ毎日排便がある(週に5~6回)ように便秘をコントロールできています。 アミティーザ添付文書を参考に作成 この結果からアミティーザはセンノシド(プルゼニド)、アローゼン、ラキソベロンの便秘薬であるような 習慣性が少なく、長期服用しても効果は持続すると考えられます。 『』 アミティーザの効果発現時間 アミティーザは効果発現時間の 個人差が大きいです。 アミティーザを初めて飲んで効果が出るまでの時間(排便までにかかる時間)は 23. 1時間です。 (臨床試験では 58. アミティーザは翌日の日中や睡眠中に便意を催す可能性があります。 特に飲み始めに起こる 吐き気が原因で続けられなくなる方が多いです。 アミティーザの主な副作用と頻度 副作用 副作用頻度(%) 下痢 30 吐き気(悪心) 23 (臨床試験より) 市販後調査期間中に収集された副作用も363例593件あり、そのほとんどが吐き気(132件)下痢(114件)嘔吐(47件)腹痛(21件)などの胃腸系症状です。 アミティーザの便秘効果が効きすぎると下痢します。 ですので、下痢は1日2回を1回にするなどの対応で何とかなる場合が多いです。 一方、吐き気や嘔吐の副作用は食後すぐに飲むと副作用が抑えられる傾向があります。 アミティーザは食後服用がおすすめです。 『』 アミティーザの薬価は高い アミティーザは従来の便秘薬と比較すると 薬価がかなり高いです。 ジェネリックがあるといいのですが、アミティーザは2012年に発売された新しい便秘薬であるためジェネリックもありません。 便秘薬 薬価(円) アミティーザ 161. 1 プルゼニド 5. 6 ラキソベロン内用液 24. 2 酸化マグネシウム330mg 「ヨシダ」 5. 6 2017年の新薬「リンゼス」も便秘改善効果が高いです。 『』 まとめ• 2012年にアミティーザと呼ばれる新しいタイプ(3種類目)の便秘薬が発売。 アミティーザ(ルビプロストン)は、小腸に働きかけて腸管内への水分分泌を増加させ、便が降りてくるのを助ける作用がある。 便の水分量を増やして便を軟化させる便秘薬に酸化マグネシウムがあるが、作用点が違う。 (酸化マグネシウムは大腸で作用し、アミティーザは小腸で作用する)• アミティーザの3つの良い効果(特徴) 1. 便秘改善に対する満足度の向上 2. 定期的な排便の促進 3. 長期間にわたる便秘改善• アミティーザは効果発現時間の個人差が大きいため、必ずしも服用翌朝にトイレに行きたくなるわけではない。 アミティーザは下痢、吐き気などの胃腸系副作用頻度が高い。 消化器系症状の副作用はアミティーザを服用した1~2日目に起こることが多い。 アミティーザは、従来の便秘薬と比較すると薬価がかなり高いのがネック。 (薬価161. 1円).

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