膵臓 の 病気。 増えている急性膵炎|症状|原因|腹痛|膵臓

膵のう胞性腫瘍(IPMN、MCN):膵臓の病気と治療

膵臓 の 病気

増えている急性膵炎|症状|原因|腹痛|膵臓 急性膵炎(すいえん)の患者さんは年々増え続けていますが、特に男性に多い病気で、中高年層が最も多く、膵臓が腫れるだけで安易に回復する比較的軽症なものから、多臓器不全といって、心臓や肺、腎臓など重要な臓器が一度期に障害を受けるような、死に至ってしまう重症まで様々です。 医療技術が発達し、死亡率はかなり下がってきていますが、重症にならないうちに早期発見、早期治療が重要です。 膵臓は、みぞおちとへその間に位置しており、形は左右に細長く、長さ約10cm〜15cm、厚さ約2cmで、30歳代のピーク時で約100g〜120gに達したあと、 徐々に減少していきます。 膵臓は、主に二つの異なる働きをしています。 一つは、血糖値を下げるホルモン(インスリン)や、血糖値を上げるホルモン(グルカゴン)を生産し、血糖をコントロールしています。 これを「内分泌機能」といいます。 もう一つの働きは、私たちが食べ物を食べた時の消化に必要な消化酵素〔炭水化物を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するトリプシン、脂肪を分解するリパーゼ〕 などを含んだ「膵液」という消化液を分泌することです。 これを「外分泌機能」といいます。 又、膵液には、胃酸を中和させる働きもあります。 このように膵臓は皆さんにはあまり馴染みのない臓器かもしれませんが、胃や肝臓、腸などと同じように私たちのからだにとって非常に大切な役割を果たしているのです。 急性膵炎ってどんな病気? 膵臓は、食べ物の消化に必要な色々な酵素を分泌していますが、膵臓が正常に働いているときは、それらの消化酵素が膵臓自体を消化してしまわないように安全に働いているのですが、何かの原因でうまく機能しなくなったときに、膵臓は自分で自分を消化し始めてしまうのです。 この現象が起こると、膵臓に浮腫(むくみ)、出血、壊死などの急性炎症が起こるのです。 炎症を起こした膵臓からは、他の臓器に悪影響を及ぼす様々な物質が多量に出され、血液中に流れ込みます。 そのために、心臓、肺、肝臓、腎臓、消化器官などに障害が及んで機能しなくなることがあるのです。 急性膵炎の原因となることで一番多いのは、アルコール(お酒の飲み過ぎ)です。 次に多いとされているのは胆石で、胆石が膵液の出口をふさいでしまうために起こるのです。 原因不明のものもあり、それを「突発性」と呼んでいます。 飲酒を続けていると、膵臓の分泌がアルコールによって刺激され、多量の膵液によって膵管の内圧が高くなり、膵炎が起こるという可能性と、アルコールそのものが体内で分解されるときに発生する物質が、膵臓の細胞を直接傷害する可能性があるのです。 胆石は、肝臓でつくられる胆汁の通り道にできる結石ですが、この胆石が胆管の中を移動して、膵液の出口をふさいでしまうと急性膵炎が起こります。 急性膵炎の症状 まず、ほとんどの患者さんは腹痛を訴えます。 上腹部に激しい痛みを訴える人が多く、しかし痛みの程度は個人差があるのも事実です。 軽い痛みから、じっとしていられないほどの激痛までさまざまです。 痛みは持続性で、痛む箇所もみぞおちからへそまで広い範囲におよんだり、痛む箇所が特定できなかったりする場合もあります。 上腹痛の次に多いのが吐き気と嘔吐です。 吐いても腹痛は続きます。 痛みを背部に感じる人もいますし、発熱を伴う人もいます。 他には、食欲不振や膨満感などの症状も訴えます。 このような症状は、徐々に出てくることもあれば、食事や飲酒の数時間後に突然激しい腹痛が現れることもあります。 痛みが楽になる場合もありますが、時間とともに重症になることもあるので、上腹部が痛んだり、背中に痛みを感じる場合は早めに内科、消化器科を受診することをお勧めします。 急性膵炎の多くは、軽症から中等症で、絶食と絶飲と輸液により順調に回復していくのですが、発症から2〜3日は経過を十分に観察しながら適切な治療をしますので、たいていの場合入院が必要となります。 膵臓を悪くしないためには 膵臓にとって大きな負担になるのが、暴飲暴食や刺激の強い食べ物や飲み物などです。 普段から満腹まで食べている人や、アルコールを飲む人は注意です。 ポイント 脂肪食の過剰摂取は、膵炎のリスクが高くなります。 栄養バランスのとれた食事をすること。 脂身の多い肉や、揚げ物などはできるだけ控えましょう。 どれだけ飲酒をすれば発病するというような基準はないのですが、やはり一般的に飲みすぎは身体にとって良いことは一つもありません。 お酒はほどほどに、「禁酒」と言われたら絶対に飲まないように。 急性膵炎や膵臓ガンは、発見が遅れると命にかかわります。 早期発見と治療のためには定期的に健康診断を受けるようにして下さい。 人間ドックも年に1回は受けることを お勧めします。

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膵のう胞性腫瘍(IPMN、MCN):膵臓の病気と治療

膵臓 の 病気

膵臓の病気で命に危険を及ぼすものは? 膵臓の病気には生命に危険を及ぼすようなものがいくつかあります。 膵臓がんは代表的です。 ほかにの重症の場合も命に関わります。 膵臓がんが見つかってからの生存率を表に示します。 1 II(2) 15. 9 III(3) 5. 4 IV(4) 1. 4 参照:「」 膵臓がんは診断時に 転移がある状態で発見されることも多く、進行も早いので手術でがんを取りきったと考えられる場合でも再発することが多く、生存率はかなり厳しい数字が並んでいます。 膵臓に炎症が起きるも重症化した場合は命に危険を及ぼします。 全体 重症例 死亡率 2. 「膵臓が腫れる」とは? 腫れているとは膵臓が通常の大きさより大きくなっているときなどに用いられる表現です。 膵臓が腫れる( 腫大する)原因としては、となどがあります。 とはともに治療が必要な病気です。 しかし、がんではありません。 「膵臓が腫れている」と言われたときに、「腫大している」という意味であれば、「膵臓がんではないか」と過剰に心配する必要はありません。 しかし、医療関係者の中には「何か大きなものがある」という意味で「腫れている」という表現を使う人もいます。 医療者の言葉が何を指しているかよくわからないと思ったら、言い換えや詳しい説明を求めてください。 ほどよく質問することで医療者にとっても説明がしやすくなります。 急性膵炎の症状• 腹痛、背部痛• 悪心・嘔吐• 血圧の低下• 脈が早くなる( 頻脈) 症状は炎症の重症度により異なりますが、最も多い症状は腹痛です。 による腹痛はみぞおちから背中にかけて強い痛みが持続します。 胸を膝につけるような姿勢になると痛みが軽減します。 アルコールや脂肪を摂取すると腹痛や背部痛が増悪します。 以上の特徴が典型的ですが、当てはまらない場合もあります。 膵液はタンパク質を溶かすものです。 タンパク質は人間の体を形成しています。 膵液の体への影響は深刻です。 「はお腹の火傷」と表現されることがある程です。 さらに重症になると以下の症状が現れます。 強い腹痛• 腸が動かなくなる• お腹の中で出血をして痛みが出る• 呼吸困難• 血圧が下がったり、脈が早くなる• 尿が出なくなる 重症例を急性 壊死性膵炎といいます。 が重症化すると全身に影響が及ぶことになります。 で激しい炎症が起きるといろいろな種類の炎症に関わる物質( サイトカイン)が出ることで、血管から水分が失われたり、呼吸や全身の機能に様々な問題を引き起こします。 呼吸ができなくなる()• 血行が保てなくなる(循環不全)• 全身の血管内に血液の塊ができて臓器への血流が悪くなる(、多臓器不全)• 胃や腸から出血する( 消化管出血)• 尿が作れなくなる()• 膵臓が溶けた場所に感染する(感染性膵壊死)• 出血(膵炎によって発生した仮性動脈瘤が破裂する) 全てが一緒に起こるわけではありませんが、重い 病態が起こることが予想され、集中治療室での長期的な入院も必要になる可能性があります。 カロリーのうち5-6割を糖質で摂取するのが良いとされています。 男性:1日に1600kcalから2000kcal 糖質で200-300g• 女性:1日に1400kcalから1800kcal 糖質で175-275g 数字だけではイメージが浮かびにくいかもしれません。 どの食品がどのような成分でできていて、どの程度カロリーがあるかを大まかに把握できれば理想的です。 成分とカロリーを考えながら食事を選べるようになると予防の第一歩としては十分です。 カロリー以外にもの予防によい食品はいくつか知られています。 食物繊維を多く含むもの• グリセミック指数(GI値)の低いもの• 緑色野菜• 魚 GI値について説明します。 GIは炭水化物を50g含む食品を食べた時に、どの程度 血糖値が上昇するかを表したものです。 言い換えるとGI値が低い食品は血糖値の上がりにくい食品です。 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)とは? IPMN(アイピーエムエヌ)は日本名では、膵管内乳頭粘液性腫瘍(すいかんないにゅとうねんえきせいしゅよう)といいます。 一般的には英語のIntraductal Papillary Mucinous Neoplasmを略したIPMNとよばれることが多いです。 膵臓は食物を消化するための酵素を分泌します。 分泌された酵素は膵液として膵臓の中にある膵管という管を通り十二指腸に流れ込みます。 膵管の内側の粘膜に腫瘍ができることがあります。 粘液が膵臓内に溜まって袋状に見えるものを、腫瘍性膵嚢胞(しゅようせいすいのうほう)と言います。 腫瘍性膵嚢胞は3つに分類されます。 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)• 粘液性嚢胞腫瘍(MCN)• 漿液性嚢胞腫瘍(SCN) 腫瘍性膵嚢胞の大部分がIPMNです。 粘液性嚢胞腫瘍(MCN)とは? 粘液性嚢胞腫瘍(ねんえきせいのうほうしゅよう)は、膵臓に発生する中身が液体の袋状の腫瘍です。 英語のMucinous Cystic Neoplasm を略してMCN(エムシーエヌ)と言います。 MCNの中身は粘り気の強い液体です。 IPMNと比べて悪性化する可能性が高い、もしくはすでに浸潤傾向を示している可能性が高いために、MCNと診断された場合は、手術が考慮されます。 MCNの診断にはIPMNと区別する必要があります。 IPMNと違ってMCNは膵管とつながっていません。 また統計上、女性に発生したは比較的MCNの疑いが強いと考えられます。 MCNは 卵巣由来の組織が関係しているとされます。 診断確定を行うために検査をいくつか行います。 MCNは膵臓の中でも膵体部・膵尾部に発生することが多いとされています。 手術では腫瘍の切除と リンパ節の郭清も行われます。 手術の方法については「」で説明しています。 MCNができる場所は主に膵体部・膵尾部なので胆汁が流れる 胆管や食べ物が流れていく十二指腸とは離れた場所に発生します。 MCNが胆管や腸に影響して症状を現すことは少なく、無症状で発見されることもあります。 MCNと診断された場合は手術での腫瘍の摘出を行う方針となります。 IPMNよりも悪性の可能性が高く、浸潤傾向を示す場合も珍しくはありません。 リンパ節への転移が見つかる場合もあります。 MCNの治療として一般的には膵臓を切除します。 膵頭十二指腸切除もしくは膵体尾部切除を行います。 漿液性嚢胞腫瘍(SCN)とは? 漿液性嚢胞腫瘍(しょうえきせいのうほうしゅよう)は膵臓にできた袋状の腫瘍です。 英語のSerous Cystic Neoplasmを略してSCN(エスシーエヌ)と呼びます。 IPMNやMCNと異なり腫瘍を満たす液体は粘り気がありません。 良性の腫瘍と考えられています。 女性に多いとされます。 女性ではMCNが多いので、女性のSCNが疑われた場合はMCNと区別することが重要です。 漿液性嚢胞腫瘍は基本的には症状がありません。 大きくなると、胆管を閉塞し黄疸の原因になったり、腹痛の原因になることもあります。 漿液性嚢胞腫瘍は 良性腫瘍なので手術は基本的には行いません。 まれに大きくなることがあり、その影響で症状(腹痛、黄疸など)が出た際には手術が考慮されます。 SCNが大きくなりすぎて胆汁の流れが悪くなったり、膵管の流れが悪くなり膵炎を発症したりすることでこれらの症状が起こります。 胆汁や膵液の流れが悪い状態はさらに悪化につながる恐れがあり、治療が必要なためです。 膵神経内分泌腫瘍の原因になる「MEN」とは? 膵を発症する原因の一つとしてという病気があります。 は英語のMultiple Endocrine Neoplasmを略して(メン)ともいいます。 には 3つタイプがあります。 膵が発生するのは 1型というものです。 は 常染色体優性遺伝という遺伝パターンをとる遺伝性の病気になります。 原因遺伝子を持っていれば必ず病気を発症するわけではありません。 では膵臓以外の臓器にも腫瘍が発生します。 遺伝カウンセリングなども必要な場合があります。 信州大学が作成したウェブサイトに詳細な情報が掲載されているのでご紹介します。 インスリノーマとは? インスリンは血糖値を下げるホルモンです。 血糖値が下がりすぎると命に危険が及ぶ場合があるのでインスリンの分泌量は適正な量に保たれています。 はインスリンを過剰に分泌してしまう腫瘍です。 症状は、血糖値が低いときに見られる症状です。 意識消失 症状は糖分を摂取することで改善します。 意識消失などが頻繁にみられるなど症状が重いときには根本的な治療を行う必要があります。 根本的な治療としては、腫瘍を手術により取り除くことが必要となります。 が発見された場合は原則として手術によって腫瘍を摘出します。 を摘出することでインスリンの過剰分泌が緩和されなどの症状が改善されることが期待されます。 膵臓腫瘍の病院の見つけ方 膵臓腫瘍に対する治療の中で手術は重要なものと言えます。 膵臓の手術にはいくつかの術式がありますが、いずれの手術も 合併症があり、がんの手術のなかでも難易度は高い部類に入ると考えられます。 膵臓腫瘍の手術は、膵臓腫瘍の手術に慣れた医師のいる施設で行うことが適当です。 日本肝胆膵外科学会では 高度技能専門医という制度を設立しています。 高度技能専門医は難易度の高い肝臓、膵臓などの手術を安全にかつ確実に行うための技能を習得した外科医です。 もし、手術の必要があり、手術する病院を探している最中であれば、高度技能専門医のいる施設が参考になるかもしれません。 高度技能専門医、施設はで公開されています。 膵臓腫瘍の検査で何がわかる? 膵臓に腫瘍が発見されるとさらに詳しい検査が必要になります。 主な膵臓の検査は以下のものです。 血液検査( 腫瘍マーカー、膵酵素)• 腹部超音波検査• 造影CT検査• MRI検査、MRCP• 超音波内視鏡検査( EUS)• 超音波 内視鏡下 穿刺吸引法(EUS-FNA)• 内視鏡的逆行性膵管造影( ERCP)• 審査 腹腔鏡 膵臓に腫瘍が確認された場合はそれがどのようなものなのかを診断する必要があります。 これを質的診断といいます。 一般的に、膵臓腫瘍で最も 悪性度が高いのは膵臓がんです。 診断をしっかりと行い膵臓腫瘍がなんであるかを追求する姿勢が重要です。 検査について詳しくは「」のページで説明しています。 急性膵炎 膵臓はタンパク質や脂肪を吸収しやすくする消化液(膵液)を分泌することが役割の一つです。 膵液は主膵管という管を通って十二指腸に流れ込み消化液としての効果を発揮します。 主膵管内では膵液は消化液としての効果を発揮しない状態で流れています。 主膵管の圧力が上昇すると膵液が活性化して膵臓を溶かしてしまうことがあります。 この状態がという状態です。 成人に起きる膵炎はアルコールを原因とすることが大半です。 対して、小児に発生する膵炎はを原因とすることが最も多いとされます。 胆道(胆管)は肝臓で作られた胆汁を十二指腸に運ぶ管です。 胆管と主膵管は合流してその後十二指腸に流れ込みます。 先天性胆管拡張症は文字通りに胆管が拡張し程度によっては膵管の流れが悪くなります。 膵管の流れが悪くなると膵炎の原因になります。 先天性胆管拡張症以外にも外傷などの強い刺激でもになることがあります。 は重症化すると命に危険が及びます。 重症化をしないようにしっかりとした初期治療が必要です。 子供の場合は、症状などの訴えが十分ではなく発見が遅くなることもあります。 子供の腹痛の原因としては比較的まれなものではありますが、腹痛をたびたび訴えたりする場合は原因について調べておくことで病気が見つかることもあります。 仮性膵嚢胞 膵嚢胞(すいのうほう)は膵臓にできる、中身が液体の袋状のものです。 膵嚢胞の種類には2つあります。 袋に上皮という層があるものを真性膵嚢胞、上皮がないものを仮性膵嚢胞といいます。 真性膵嚢胞は先天的にできたもので大きな問題になることはほとんどありません。 仮性膵嚢胞は、膵炎や激しい腹部外傷の後などに発生します。 仮性膵嚢胞の中身は膵液のことが多いです。 仮性膵嚢胞は出血や感染の原因になることがあり、破裂することもあります。 仮性膵嚢胞が破裂するとなどの重症な状態に陥ることになります。 仮性膵嚢胞は自然に消失することもあるので、経過観察を行うことが多いですが、6週間を目安に消失しない場合は治療をします。 治療は体の外から膵嚢胞に向かって針を刺して中身の液体を抜く治療(外瘻ドレナージ)や、膵嚢胞を切除する手術があります。

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膵臓の病気の種類と症状について

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膵臓の病気で命に危険を及ぼすものは? 膵臓の病気には生命に危険を及ぼすようなものがいくつかあります。 膵臓がんは代表的です。 ほかにの重症の場合も命に関わります。 膵臓がんが見つかってからの生存率を表に示します。 1 II(2) 15. 9 III(3) 5. 4 IV(4) 1. 4 参照:「」 膵臓がんは診断時に 転移がある状態で発見されることも多く、進行も早いので手術でがんを取りきったと考えられる場合でも再発することが多く、生存率はかなり厳しい数字が並んでいます。 膵臓に炎症が起きるも重症化した場合は命に危険を及ぼします。 全体 重症例 死亡率 2. 「膵臓が腫れる」とは? 腫れているとは膵臓が通常の大きさより大きくなっているときなどに用いられる表現です。 膵臓が腫れる( 腫大する)原因としては、となどがあります。 とはともに治療が必要な病気です。 しかし、がんではありません。 「膵臓が腫れている」と言われたときに、「腫大している」という意味であれば、「膵臓がんではないか」と過剰に心配する必要はありません。 しかし、医療関係者の中には「何か大きなものがある」という意味で「腫れている」という表現を使う人もいます。 医療者の言葉が何を指しているかよくわからないと思ったら、言い換えや詳しい説明を求めてください。 ほどよく質問することで医療者にとっても説明がしやすくなります。 急性膵炎の症状• 腹痛、背部痛• 悪心・嘔吐• 血圧の低下• 脈が早くなる( 頻脈) 症状は炎症の重症度により異なりますが、最も多い症状は腹痛です。 による腹痛はみぞおちから背中にかけて強い痛みが持続します。 胸を膝につけるような姿勢になると痛みが軽減します。 アルコールや脂肪を摂取すると腹痛や背部痛が増悪します。 以上の特徴が典型的ですが、当てはまらない場合もあります。 膵液はタンパク質を溶かすものです。 タンパク質は人間の体を形成しています。 膵液の体への影響は深刻です。 「はお腹の火傷」と表現されることがある程です。 さらに重症になると以下の症状が現れます。 強い腹痛• 腸が動かなくなる• お腹の中で出血をして痛みが出る• 呼吸困難• 血圧が下がったり、脈が早くなる• 尿が出なくなる 重症例を急性 壊死性膵炎といいます。 が重症化すると全身に影響が及ぶことになります。 で激しい炎症が起きるといろいろな種類の炎症に関わる物質( サイトカイン)が出ることで、血管から水分が失われたり、呼吸や全身の機能に様々な問題を引き起こします。 呼吸ができなくなる()• 血行が保てなくなる(循環不全)• 全身の血管内に血液の塊ができて臓器への血流が悪くなる(、多臓器不全)• 胃や腸から出血する( 消化管出血)• 尿が作れなくなる()• 膵臓が溶けた場所に感染する(感染性膵壊死)• 出血(膵炎によって発生した仮性動脈瘤が破裂する) 全てが一緒に起こるわけではありませんが、重い 病態が起こることが予想され、集中治療室での長期的な入院も必要になる可能性があります。 カロリーのうち5-6割を糖質で摂取するのが良いとされています。 男性:1日に1600kcalから2000kcal 糖質で200-300g• 女性:1日に1400kcalから1800kcal 糖質で175-275g 数字だけではイメージが浮かびにくいかもしれません。 どの食品がどのような成分でできていて、どの程度カロリーがあるかを大まかに把握できれば理想的です。 成分とカロリーを考えながら食事を選べるようになると予防の第一歩としては十分です。 カロリー以外にもの予防によい食品はいくつか知られています。 食物繊維を多く含むもの• グリセミック指数(GI値)の低いもの• 緑色野菜• 魚 GI値について説明します。 GIは炭水化物を50g含む食品を食べた時に、どの程度 血糖値が上昇するかを表したものです。 言い換えるとGI値が低い食品は血糖値の上がりにくい食品です。 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)とは? IPMN(アイピーエムエヌ)は日本名では、膵管内乳頭粘液性腫瘍(すいかんないにゅとうねんえきせいしゅよう)といいます。 一般的には英語のIntraductal Papillary Mucinous Neoplasmを略したIPMNとよばれることが多いです。 膵臓は食物を消化するための酵素を分泌します。 分泌された酵素は膵液として膵臓の中にある膵管という管を通り十二指腸に流れ込みます。 膵管の内側の粘膜に腫瘍ができることがあります。 粘液が膵臓内に溜まって袋状に見えるものを、腫瘍性膵嚢胞(しゅようせいすいのうほう)と言います。 腫瘍性膵嚢胞は3つに分類されます。 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)• 粘液性嚢胞腫瘍(MCN)• 漿液性嚢胞腫瘍(SCN) 腫瘍性膵嚢胞の大部分がIPMNです。 粘液性嚢胞腫瘍(MCN)とは? 粘液性嚢胞腫瘍(ねんえきせいのうほうしゅよう)は、膵臓に発生する中身が液体の袋状の腫瘍です。 英語のMucinous Cystic Neoplasm を略してMCN(エムシーエヌ)と言います。 MCNの中身は粘り気の強い液体です。 IPMNと比べて悪性化する可能性が高い、もしくはすでに浸潤傾向を示している可能性が高いために、MCNと診断された場合は、手術が考慮されます。 MCNの診断にはIPMNと区別する必要があります。 IPMNと違ってMCNは膵管とつながっていません。 また統計上、女性に発生したは比較的MCNの疑いが強いと考えられます。 MCNは 卵巣由来の組織が関係しているとされます。 診断確定を行うために検査をいくつか行います。 MCNは膵臓の中でも膵体部・膵尾部に発生することが多いとされています。 手術では腫瘍の切除と リンパ節の郭清も行われます。 手術の方法については「」で説明しています。 MCNができる場所は主に膵体部・膵尾部なので胆汁が流れる 胆管や食べ物が流れていく十二指腸とは離れた場所に発生します。 MCNが胆管や腸に影響して症状を現すことは少なく、無症状で発見されることもあります。 MCNと診断された場合は手術での腫瘍の摘出を行う方針となります。 IPMNよりも悪性の可能性が高く、浸潤傾向を示す場合も珍しくはありません。 リンパ節への転移が見つかる場合もあります。 MCNの治療として一般的には膵臓を切除します。 膵頭十二指腸切除もしくは膵体尾部切除を行います。 漿液性嚢胞腫瘍(SCN)とは? 漿液性嚢胞腫瘍(しょうえきせいのうほうしゅよう)は膵臓にできた袋状の腫瘍です。 英語のSerous Cystic Neoplasmを略してSCN(エスシーエヌ)と呼びます。 IPMNやMCNと異なり腫瘍を満たす液体は粘り気がありません。 良性の腫瘍と考えられています。 女性に多いとされます。 女性ではMCNが多いので、女性のSCNが疑われた場合はMCNと区別することが重要です。 漿液性嚢胞腫瘍は基本的には症状がありません。 大きくなると、胆管を閉塞し黄疸の原因になったり、腹痛の原因になることもあります。 漿液性嚢胞腫瘍は 良性腫瘍なので手術は基本的には行いません。 まれに大きくなることがあり、その影響で症状(腹痛、黄疸など)が出た際には手術が考慮されます。 SCNが大きくなりすぎて胆汁の流れが悪くなったり、膵管の流れが悪くなり膵炎を発症したりすることでこれらの症状が起こります。 胆汁や膵液の流れが悪い状態はさらに悪化につながる恐れがあり、治療が必要なためです。 膵神経内分泌腫瘍の原因になる「MEN」とは? 膵を発症する原因の一つとしてという病気があります。 は英語のMultiple Endocrine Neoplasmを略して(メン)ともいいます。 には 3つタイプがあります。 膵が発生するのは 1型というものです。 は 常染色体優性遺伝という遺伝パターンをとる遺伝性の病気になります。 原因遺伝子を持っていれば必ず病気を発症するわけではありません。 では膵臓以外の臓器にも腫瘍が発生します。 遺伝カウンセリングなども必要な場合があります。 信州大学が作成したウェブサイトに詳細な情報が掲載されているのでご紹介します。 インスリノーマとは? インスリンは血糖値を下げるホルモンです。 血糖値が下がりすぎると命に危険が及ぶ場合があるのでインスリンの分泌量は適正な量に保たれています。 はインスリンを過剰に分泌してしまう腫瘍です。 症状は、血糖値が低いときに見られる症状です。 意識消失 症状は糖分を摂取することで改善します。 意識消失などが頻繁にみられるなど症状が重いときには根本的な治療を行う必要があります。 根本的な治療としては、腫瘍を手術により取り除くことが必要となります。 が発見された場合は原則として手術によって腫瘍を摘出します。 を摘出することでインスリンの過剰分泌が緩和されなどの症状が改善されることが期待されます。 膵臓腫瘍の病院の見つけ方 膵臓腫瘍に対する治療の中で手術は重要なものと言えます。 膵臓の手術にはいくつかの術式がありますが、いずれの手術も 合併症があり、がんの手術のなかでも難易度は高い部類に入ると考えられます。 膵臓腫瘍の手術は、膵臓腫瘍の手術に慣れた医師のいる施設で行うことが適当です。 日本肝胆膵外科学会では 高度技能専門医という制度を設立しています。 高度技能専門医は難易度の高い肝臓、膵臓などの手術を安全にかつ確実に行うための技能を習得した外科医です。 もし、手術の必要があり、手術する病院を探している最中であれば、高度技能専門医のいる施設が参考になるかもしれません。 高度技能専門医、施設はで公開されています。 膵臓腫瘍の検査で何がわかる? 膵臓に腫瘍が発見されるとさらに詳しい検査が必要になります。 主な膵臓の検査は以下のものです。 血液検査( 腫瘍マーカー、膵酵素)• 腹部超音波検査• 造影CT検査• MRI検査、MRCP• 超音波内視鏡検査( EUS)• 超音波 内視鏡下 穿刺吸引法(EUS-FNA)• 内視鏡的逆行性膵管造影( ERCP)• 審査 腹腔鏡 膵臓に腫瘍が確認された場合はそれがどのようなものなのかを診断する必要があります。 これを質的診断といいます。 一般的に、膵臓腫瘍で最も 悪性度が高いのは膵臓がんです。 診断をしっかりと行い膵臓腫瘍がなんであるかを追求する姿勢が重要です。 検査について詳しくは「」のページで説明しています。 急性膵炎 膵臓はタンパク質や脂肪を吸収しやすくする消化液(膵液)を分泌することが役割の一つです。 膵液は主膵管という管を通って十二指腸に流れ込み消化液としての効果を発揮します。 主膵管内では膵液は消化液としての効果を発揮しない状態で流れています。 主膵管の圧力が上昇すると膵液が活性化して膵臓を溶かしてしまうことがあります。 この状態がという状態です。 成人に起きる膵炎はアルコールを原因とすることが大半です。 対して、小児に発生する膵炎はを原因とすることが最も多いとされます。 胆道(胆管)は肝臓で作られた胆汁を十二指腸に運ぶ管です。 胆管と主膵管は合流してその後十二指腸に流れ込みます。 先天性胆管拡張症は文字通りに胆管が拡張し程度によっては膵管の流れが悪くなります。 膵管の流れが悪くなると膵炎の原因になります。 先天性胆管拡張症以外にも外傷などの強い刺激でもになることがあります。 は重症化すると命に危険が及びます。 重症化をしないようにしっかりとした初期治療が必要です。 子供の場合は、症状などの訴えが十分ではなく発見が遅くなることもあります。 子供の腹痛の原因としては比較的まれなものではありますが、腹痛をたびたび訴えたりする場合は原因について調べておくことで病気が見つかることもあります。 仮性膵嚢胞 膵嚢胞(すいのうほう)は膵臓にできる、中身が液体の袋状のものです。 膵嚢胞の種類には2つあります。 袋に上皮という層があるものを真性膵嚢胞、上皮がないものを仮性膵嚢胞といいます。 真性膵嚢胞は先天的にできたもので大きな問題になることはほとんどありません。 仮性膵嚢胞は、膵炎や激しい腹部外傷の後などに発生します。 仮性膵嚢胞の中身は膵液のことが多いです。 仮性膵嚢胞は出血や感染の原因になることがあり、破裂することもあります。 仮性膵嚢胞が破裂するとなどの重症な状態に陥ることになります。 仮性膵嚢胞は自然に消失することもあるので、経過観察を行うことが多いですが、6週間を目安に消失しない場合は治療をします。 治療は体の外から膵嚢胞に向かって針を刺して中身の液体を抜く治療(外瘻ドレナージ)や、膵嚢胞を切除する手術があります。

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