葉酸 いつまで。 葉酸はいつからいつまで必要?効果的な摂取時期と摂取量のホント

葉酸サプリはいつまで飲めばいい?葉酸が必要な時期とその目的

葉酸 いつまで

管理人の管理栄養士ママです。 葉酸は、赤ちゃんの先天性の病気予防のため、妊娠初期にもっとも必要な栄養ですが、 「 葉酸サプリもうすぐなくなるし、もうとらなくてもいいかな。 」 「 葉酸サプリが少し残ってるけど、副作用も心配だし、そろそろ飲むのをやめた方がいいかな。 」 と迷う方も多いと思います。 葉酸サプリのとりすぎを心配されている方は「 妊娠後期に葉酸をとりすぎると、赤ちゃんが喘息になりやすい。 」ということを聞いたことがあるからかもしれませんね。 では、妊娠中期以降の葉酸サプリの摂取は本当に不要なのでしょうか!? 今回は、妊娠中期以降の葉酸サプリの必要性に焦点をあててみていきます。 読み終わる頃には、ご自身が葉酸サプリを続けた方がいいのか、やめた方がいいのかどちらなのか分かってスッキリしているはずですよ。 葉酸は妊娠中期~産後まで大切な栄養素 1-1. 赤ちゃんの健やかな成長とお母さんの健康のために 葉酸は、赤ちゃんとお母さんの健康、そして、順調な出産のために欠かせない栄養素です。 そのため、妊娠中期以降も葉酸は不足しないよう積極的にとらなければなりません。 ただ、葉酸をサプリからとるべきかどうかは状況次第です。 特に妊娠中期から後期にかけて、赤ちゃんに栄養を送り届けるために大量の血液が必要となります。 葉酸が不足しないよう注意しましょう。 また、母乳も血液からできています。 そのため、産後の授乳期にも妊娠していないときと比較するとたくさんの葉酸が必要になります。 次の表をご覧ください。 こちらが「日本人の食事摂取基準」にしめされている妊婦・授乳婦さんが食事からとるべき葉酸の量です。 (単位:㎍) 推 奨 量 18~29歳女性 240 30~49歳女性 240 妊婦(付加量) +240 授乳婦(付加量) +100 (引用:より) 妊婦さんの葉酸推奨量は、妊娠初期・中期・後期に関わらず240㎍+240㎍=480㎍です。 授乳婦さんの葉酸推奨量は、240㎍+100㎍=340㎍です。 葉酸はビタミンに分類されます。 「日本人の食事摂取基準」において、妊婦・授乳婦さんが妊娠していないときと比較して、多くとる必要があると示されているビタミンは下記の栄養素です。 ビタミンA(妊娠後期及び授乳婦)• ビタミンB1• ビタミンB2• ナイアシン(授乳婦)• ビタミンB6• ビタミンB12• ビタミンC 一方、妊婦・授乳婦さんも妊娠していないときと同量でいいビタミンは次のものです。 ビタミンD• ビタミンE• ビタミンK• パントテン酸• 海外ではずいぶん前から「 成人病は、胎児期あるいは新生児期の栄養状態によってその素因の約70%が形成される。 そして、出産後のマイナスの生活習慣が加わることで成人病が発症する。 」という説が注目されているそうです。 (参照:「赤ちゃんを元気にする栄養の話」大井静雄著) 中でも葉酸は、人間の細胞の核となるDNAの合成に深く関わっていてとても重要な栄養素です。 私が妊婦のときに通院していた産婦人科でも、先生が妊婦さんに「低体重で生まれる子供は、将来生活習慣病にかかる可能性が高くなるから、お母さんはしっかり栄養をとってくださいね。 」とお話されていました。 みなさんは、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病は、家系や生まれた後のその人の生活習慣が原因だと思っていませんでしたか? お母さんの栄養状態が悪く低体重で産まれた赤ちゃんは、将来、生活習慣病になる可能性が高いのです。 「小さく産んで、大きく育てる」とは今や迷信です。 妊娠中に多少栄養バランスが乱れていても、無事に出産ができることが多いですが、子供の将来にどんな影響が出てくるかは分かりません。 そのため、妊娠中、授乳中の方には、もっとも栄養に気を配っていただきたいのです。 時間にも体力にも余裕があって、しっかりバランスのとれた食事を食べることができるという方は、食事から葉酸を取るのがいいと思います。 ただし、まだ仕事をしていて料理に手間をかけられない方やつわりが重くて食事をきちんと食べられないというような方は、妊娠中期以降も継続して葉酸サプリをとることをおすすめします。 ご自身がどちらに当てはまるか考えてみてくださいね。 1-2. 葉酸サプリを妊娠前からとっていても、妊娠数週で服用をやめると子供がぜんそくを発症する確率はあがらなかったそうです。 「葉酸サプリをとり続けると、子供が喘息になる」と聞いたら、恐くて飲めないですよね。 この研究結果により、妊娠後期の葉酸サプリの摂取は危険という考えがひろまっていますが、あくまで「サプリから葉酸を毎日1㎍以上」とり続けた結果です。 日本人に合わせて作られた国内産のサプリを用法用量を守って正しく飲んでいれば、葉酸をとりすぎることはないのです。 食事由来の葉酸とサプリ由来の葉酸をあわせるととりすぎになってしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、その心配はあまりありません。 食事由来の葉酸は、調理過程で失われやすく、体内での吸収率も50%程度です。 そのため、葉酸を多く含むレバーを毎日100g~200g食べ続けるなど、極端な食事をしていない限り大丈夫です。 「日本人の食事摂取基準」に定められている葉酸の「耐容上限量」も、「食品以外のものからとる葉酸」のみしめされています。 「耐容上限量」とは、「これ以上とると健康被害が出る危険性がありますよ。 そのためこれ以上はとらないようにしてくださいね。 」という上限量です。 食事でとれない分を葉酸サプリで適量とれば、過剰摂取にはなりません。 妊娠中期以降の葉酸の具体的効果 次に、妊娠中期から産後にかけての葉酸の具体的な働きをみていきましょう。 主な働きは次のとおりです。 流産予防• 妊婦さんの貧血予防• 赤ちゃんの正常な発育• お母さんの子宮修復• お母さんの抜け毛予防 2-1. 妊娠中期~妊娠後期 流産予防 葉酸は、妊娠中期以降の栄養不足による流産予防にも欠かせません。 流産とは「22週未満に発生する妊娠の継続ができなくなること」をさします。 葉酸が不足すると、血液中のホモシステインという物質の血中濃度が高くなり、血流が悪くなります。 ホモシスティンとは、動脈硬化の原因となる物質です。 妊婦さんの血流が悪くなると、必要な栄養が赤ちゃんに届かなくなり、栄養不足による流産や低体重の危険性があります。 妊婦さんの貧血予防 葉酸不足は、正常な赤血球が作れなくなって起こる貧血(巨赤芽球性貧血)を招きます。 葉酸には、赤血球をつくる働きがあり、別名造血ビタミンともいわれます。 妊娠中は、赤ちゃんに栄養を届けたり、出産時の出血に備えたりするため血液量が増えます。 中でも、妊娠中期から後期にかけては、お腹が大きくなるにつれ、もっとも血液量が増える時期です。 本来、血液量が増えた分、赤血球の量も増えなければなりません。 ですが、葉酸が不足すると正常な赤血球が作られず、赤血球の量が足りず、巨赤芽球性貧血が引き起こされてしまいます。 また、お母さんが貧血になると赤ちゃんに十分な栄養や酸素を届けることができないため、低体重や流産の危険性もでてきます。 赤ちゃんの成長 葉酸は、赤ちゃんの正常な成長にも欠かせません。 妊娠中期には、赤ちゃんの生殖器などの器官形成がほぼ完成し、妊娠後期にかけてさらに器官が成熟していきます。 葉酸はDNAの形成に関わるため、不足すると細胞分裂が阻害され、正常に成長できなくなってしまいます。 2-2. 授乳期・産後 赤ちゃんの発育 葉酸は、母乳のもとになる血液を作ります。 母乳育児の場合、離乳食が始まるまでの間、母乳が赤ちゃんの成長を促す唯一の栄養源ですよね。 生まれてきた赤ちゃんの正常な成長のためにも、葉酸をはじめとした栄養をしっかりととることが大切です。 子宮などの臓器修復 葉酸は、出産でダメージを受けたおかあさんの子宮の回復促進にも関わってきます。 葉酸は、細胞分裂に大きく関与しているため、新陳代謝が促され、産後のからだ全体の回復につながります。 抜け毛 葉酸は、産後の抜け毛予防にも欠かせません。 抜け毛は、産後2~3ヶ月くらいから始まり、産後6ヶ月~1年頃には落ち着くことが多いです。 産後の抜け毛は、妊娠中に変化したホルモンバランスが、産後もとの状態に戻ろうとすることが原因です。 葉酸は、髪の主成分であるタンパク質作りに関わり、血行を促進する働きもあります。 タンパク質は髪だけでなく、内臓や筋肉、爪など体をつくる主な栄養素です。 そのため、日頃からしっかりとる必要がありますが、産後はさらに体の修繕のために大量のタンパク質が必要です。 タンパク質は、体の機能を保つために重要な場所から優先して使われ、髪への供給は後回しにされます。 その結果、授乳によりお母さんに必要なタンパク質が不足すると、抜け毛が長引いたり、重症化してしまうのです。 私は、産後に抜け毛がひどく一年以上続きました。 髪が抜けたり、パサつくと結構ショックなものですよね。 できるだけ抜け毛を早くとめるためにも、葉酸が必要だということを覚えておいてくださいね。 産後うつ予防に効果? 国立国際医療センター 村上先生らの研究により、葉酸摂取量が増えるとうつ症状が減るという、葉酸のうつへの効果が明らかにされています。 ただ、日本人を対象とした調査結果が他にないため、葉酸とうつの関係性についてはまだ確定はできないようです。 ですが、葉酸摂取で産後うつになる人が減ったら嬉しいものですね! 5. 次の妊娠に向けて 次の子供を望んでいる方であれば、そのためにも葉酸が必要です。 アメリカでは、神経管閉鎖障害予防のために「妊娠可能なすべての女性」に葉酸摂取推奨しています。 妊娠1ヶ月以上まえから妊娠3ヶ月が、赤ちゃんの病気予防のために葉酸が必要な時期です。 忘れないでくださいね。 まとめ 「葉酸サプリはいつまで必要?」と聞かれた場合、「神経管閉鎖障害を予防するためには妊娠初期まで必要」という答えになります。 ですが、「日本人の食事摂取基準」では、妊娠中から授乳期にかけて、妊娠していないときよりも多い葉酸推奨量が定められています。 これは、葉酸がお母さんと赤ちゃんの健康をあらゆる面からサポートしているからです。 妊娠中期以降はできるだけ、バランスの良い食事から葉酸をとることが基本です。 ただ、どうしても食事だけでは必要な葉酸がとれないというときは、サプリなどで補うことも必要です。

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葉酸サプリはいつまで飲めばいい?葉酸が必要な時期とその目的

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管理人の管理栄養士ママです。 葉酸は、赤ちゃんの先天性の病気予防のため、妊娠初期にもっとも必要な栄養ですが、 「 葉酸サプリもうすぐなくなるし、もうとらなくてもいいかな。 」 「 葉酸サプリが少し残ってるけど、副作用も心配だし、そろそろ飲むのをやめた方がいいかな。 」 と迷う方も多いと思います。 葉酸サプリのとりすぎを心配されている方は「 妊娠後期に葉酸をとりすぎると、赤ちゃんが喘息になりやすい。 」ということを聞いたことがあるからかもしれませんね。 では、妊娠中期以降の葉酸サプリの摂取は本当に不要なのでしょうか!? 今回は、妊娠中期以降の葉酸サプリの必要性に焦点をあててみていきます。 読み終わる頃には、ご自身が葉酸サプリを続けた方がいいのか、やめた方がいいのかどちらなのか分かってスッキリしているはずですよ。 葉酸は妊娠中期~産後まで大切な栄養素 1-1. 赤ちゃんの健やかな成長とお母さんの健康のために 葉酸は、赤ちゃんとお母さんの健康、そして、順調な出産のために欠かせない栄養素です。 そのため、妊娠中期以降も葉酸は不足しないよう積極的にとらなければなりません。 ただ、葉酸をサプリからとるべきかどうかは状況次第です。 特に妊娠中期から後期にかけて、赤ちゃんに栄養を送り届けるために大量の血液が必要となります。 葉酸が不足しないよう注意しましょう。 また、母乳も血液からできています。 そのため、産後の授乳期にも妊娠していないときと比較するとたくさんの葉酸が必要になります。 次の表をご覧ください。 こちらが「日本人の食事摂取基準」にしめされている妊婦・授乳婦さんが食事からとるべき葉酸の量です。 (単位:㎍) 推 奨 量 18~29歳女性 240 30~49歳女性 240 妊婦(付加量) +240 授乳婦(付加量) +100 (引用:より) 妊婦さんの葉酸推奨量は、妊娠初期・中期・後期に関わらず240㎍+240㎍=480㎍です。 授乳婦さんの葉酸推奨量は、240㎍+100㎍=340㎍です。 葉酸はビタミンに分類されます。 「日本人の食事摂取基準」において、妊婦・授乳婦さんが妊娠していないときと比較して、多くとる必要があると示されているビタミンは下記の栄養素です。 ビタミンA(妊娠後期及び授乳婦)• ビタミンB1• ビタミンB2• ナイアシン(授乳婦)• ビタミンB6• ビタミンB12• ビタミンC 一方、妊婦・授乳婦さんも妊娠していないときと同量でいいビタミンは次のものです。 ビタミンD• ビタミンE• ビタミンK• パントテン酸• 海外ではずいぶん前から「 成人病は、胎児期あるいは新生児期の栄養状態によってその素因の約70%が形成される。 そして、出産後のマイナスの生活習慣が加わることで成人病が発症する。 」という説が注目されているそうです。 (参照:「赤ちゃんを元気にする栄養の話」大井静雄著) 中でも葉酸は、人間の細胞の核となるDNAの合成に深く関わっていてとても重要な栄養素です。 私が妊婦のときに通院していた産婦人科でも、先生が妊婦さんに「低体重で生まれる子供は、将来生活習慣病にかかる可能性が高くなるから、お母さんはしっかり栄養をとってくださいね。 」とお話されていました。 みなさんは、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病は、家系や生まれた後のその人の生活習慣が原因だと思っていませんでしたか? お母さんの栄養状態が悪く低体重で産まれた赤ちゃんは、将来、生活習慣病になる可能性が高いのです。 「小さく産んで、大きく育てる」とは今や迷信です。 妊娠中に多少栄養バランスが乱れていても、無事に出産ができることが多いですが、子供の将来にどんな影響が出てくるかは分かりません。 そのため、妊娠中、授乳中の方には、もっとも栄養に気を配っていただきたいのです。 時間にも体力にも余裕があって、しっかりバランスのとれた食事を食べることができるという方は、食事から葉酸を取るのがいいと思います。 ただし、まだ仕事をしていて料理に手間をかけられない方やつわりが重くて食事をきちんと食べられないというような方は、妊娠中期以降も継続して葉酸サプリをとることをおすすめします。 ご自身がどちらに当てはまるか考えてみてくださいね。 1-2. 葉酸サプリを妊娠前からとっていても、妊娠数週で服用をやめると子供がぜんそくを発症する確率はあがらなかったそうです。 「葉酸サプリをとり続けると、子供が喘息になる」と聞いたら、恐くて飲めないですよね。 この研究結果により、妊娠後期の葉酸サプリの摂取は危険という考えがひろまっていますが、あくまで「サプリから葉酸を毎日1㎍以上」とり続けた結果です。 日本人に合わせて作られた国内産のサプリを用法用量を守って正しく飲んでいれば、葉酸をとりすぎることはないのです。 食事由来の葉酸とサプリ由来の葉酸をあわせるととりすぎになってしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、その心配はあまりありません。 食事由来の葉酸は、調理過程で失われやすく、体内での吸収率も50%程度です。 そのため、葉酸を多く含むレバーを毎日100g~200g食べ続けるなど、極端な食事をしていない限り大丈夫です。 「日本人の食事摂取基準」に定められている葉酸の「耐容上限量」も、「食品以外のものからとる葉酸」のみしめされています。 「耐容上限量」とは、「これ以上とると健康被害が出る危険性がありますよ。 そのためこれ以上はとらないようにしてくださいね。 」という上限量です。 食事でとれない分を葉酸サプリで適量とれば、過剰摂取にはなりません。 妊娠中期以降の葉酸の具体的効果 次に、妊娠中期から産後にかけての葉酸の具体的な働きをみていきましょう。 主な働きは次のとおりです。 流産予防• 妊婦さんの貧血予防• 赤ちゃんの正常な発育• お母さんの子宮修復• お母さんの抜け毛予防 2-1. 妊娠中期~妊娠後期 流産予防 葉酸は、妊娠中期以降の栄養不足による流産予防にも欠かせません。 流産とは「22週未満に発生する妊娠の継続ができなくなること」をさします。 葉酸が不足すると、血液中のホモシステインという物質の血中濃度が高くなり、血流が悪くなります。 ホモシスティンとは、動脈硬化の原因となる物質です。 妊婦さんの血流が悪くなると、必要な栄養が赤ちゃんに届かなくなり、栄養不足による流産や低体重の危険性があります。 妊婦さんの貧血予防 葉酸不足は、正常な赤血球が作れなくなって起こる貧血(巨赤芽球性貧血)を招きます。 葉酸には、赤血球をつくる働きがあり、別名造血ビタミンともいわれます。 妊娠中は、赤ちゃんに栄養を届けたり、出産時の出血に備えたりするため血液量が増えます。 中でも、妊娠中期から後期にかけては、お腹が大きくなるにつれ、もっとも血液量が増える時期です。 本来、血液量が増えた分、赤血球の量も増えなければなりません。 ですが、葉酸が不足すると正常な赤血球が作られず、赤血球の量が足りず、巨赤芽球性貧血が引き起こされてしまいます。 また、お母さんが貧血になると赤ちゃんに十分な栄養や酸素を届けることができないため、低体重や流産の危険性もでてきます。 赤ちゃんの成長 葉酸は、赤ちゃんの正常な成長にも欠かせません。 妊娠中期には、赤ちゃんの生殖器などの器官形成がほぼ完成し、妊娠後期にかけてさらに器官が成熟していきます。 葉酸はDNAの形成に関わるため、不足すると細胞分裂が阻害され、正常に成長できなくなってしまいます。 2-2. 授乳期・産後 赤ちゃんの発育 葉酸は、母乳のもとになる血液を作ります。 母乳育児の場合、離乳食が始まるまでの間、母乳が赤ちゃんの成長を促す唯一の栄養源ですよね。 生まれてきた赤ちゃんの正常な成長のためにも、葉酸をはじめとした栄養をしっかりととることが大切です。 子宮などの臓器修復 葉酸は、出産でダメージを受けたおかあさんの子宮の回復促進にも関わってきます。 葉酸は、細胞分裂に大きく関与しているため、新陳代謝が促され、産後のからだ全体の回復につながります。 抜け毛 葉酸は、産後の抜け毛予防にも欠かせません。 抜け毛は、産後2~3ヶ月くらいから始まり、産後6ヶ月~1年頃には落ち着くことが多いです。 産後の抜け毛は、妊娠中に変化したホルモンバランスが、産後もとの状態に戻ろうとすることが原因です。 葉酸は、髪の主成分であるタンパク質作りに関わり、血行を促進する働きもあります。 タンパク質は髪だけでなく、内臓や筋肉、爪など体をつくる主な栄養素です。 そのため、日頃からしっかりとる必要がありますが、産後はさらに体の修繕のために大量のタンパク質が必要です。 タンパク質は、体の機能を保つために重要な場所から優先して使われ、髪への供給は後回しにされます。 その結果、授乳によりお母さんに必要なタンパク質が不足すると、抜け毛が長引いたり、重症化してしまうのです。 私は、産後に抜け毛がひどく一年以上続きました。 髪が抜けたり、パサつくと結構ショックなものですよね。 できるだけ抜け毛を早くとめるためにも、葉酸が必要だということを覚えておいてくださいね。 産後うつ予防に効果? 国立国際医療センター 村上先生らの研究により、葉酸摂取量が増えるとうつ症状が減るという、葉酸のうつへの効果が明らかにされています。 ただ、日本人を対象とした調査結果が他にないため、葉酸とうつの関係性についてはまだ確定はできないようです。 ですが、葉酸摂取で産後うつになる人が減ったら嬉しいものですね! 5. 次の妊娠に向けて 次の子供を望んでいる方であれば、そのためにも葉酸が必要です。 アメリカでは、神経管閉鎖障害予防のために「妊娠可能なすべての女性」に葉酸摂取推奨しています。 妊娠1ヶ月以上まえから妊娠3ヶ月が、赤ちゃんの病気予防のために葉酸が必要な時期です。 忘れないでくださいね。 まとめ 「葉酸サプリはいつまで必要?」と聞かれた場合、「神経管閉鎖障害を予防するためには妊娠初期まで必要」という答えになります。 ですが、「日本人の食事摂取基準」では、妊娠中から授乳期にかけて、妊娠していないときよりも多い葉酸推奨量が定められています。 これは、葉酸がお母さんと赤ちゃんの健康をあらゆる面からサポートしているからです。 妊娠中期以降はできるだけ、バランスの良い食事から葉酸をとることが基本です。 ただ、どうしても食事だけでは必要な葉酸がとれないというときは、サプリなどで補うことも必要です。

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【医師監修】葉酸サプリはいつからいつまで飲むべき?妊娠初期以降も必要?

葉酸 いつまで

葉酸は食事ではなくサプリメントを 葉酸は食品にも含まれていますが、おそらく大半の人は葉酸をサプリメントから摂っています。 食品の葉酸は吸収率が悪いため、1日の必要量を食品のみから摂るのはとても大変です。 おそらく食事のみで妊娠中に必要な葉酸量を摂ることは不可能だと思ってください。 しっかりと必要な葉酸量を摂るためには、やはりサプリメントの力を借りるのが一番でしょう。 葉酸をいつからいつまで飲むべきかという話をする前に、妊娠中になぜ葉酸が必要なのかという話をしましょう。 葉酸は、胎児の細胞分裂を促す際に使われます。 脳や脊髄、内臓といった大切なものを作る際に使われますので、足りていないと大変なことになります。 なぜなら、細胞分裂がきちんとできないといわゆる「奇形児」になってしまうからです。 このような奇形や先天性の障害というのは、必ずしも葉酸不足が原因というわけではありません。 しかし、葉酸が足りていないと奇形や先天性の障害を持って生まれてきてしまう確率が高まってしまうのです。 親として、あえて「先天性の障害を持った子を産みたい」とは思いませんよね。 そのため、みなさん妊娠中に葉酸を摂っているのです。 妊娠中の葉酸はいつから飲むのがベスト? では、葉酸のこれらの効果を踏まえて、妊娠中に葉酸はいつから飲むといいのかという話をしましょう。 結論から言いますと、できることなら葉酸は「妊娠中」からではなく、「妊娠前」から飲んでほしい栄養素です。 妊活を始める頃から飲み始めることがベストです。 葉酸のサプリメントのほとんどが「妊活サプリメント」であることからも、葉酸は妊活中から飲むことが推奨されています。 なぜかというと、これは先ほどお話しした葉酸の効果と深い関係があるのです。 実は、胎児の脳や脊髄、内臓といった重要なものの細胞分裂は、妊娠7週目までの「妊娠超初期」と呼ばれる時期にすでに行われています。 妊娠週数の数え方というのは不思議なもので、最終月経開始日を「0週0日」と数え始めるのです。 排卵日を「2週0日」、着床して妊娠成立となるときにはすでに「3週0日」です。 そして、月経予定日が「4週0日」であり、妊娠検査薬に反応するのは月経予定日の1週間後ですから、妊娠「5週0日」ということになるわけです。 これは月経周期が28日の人の場合ですから、実際の週数には多少の誤差が生じます。 このことからも分かるように、妊娠に気付いて病院へ行く頃には、すでに7週や8週になっていることも少なくありません。 きちんと基礎体温を測っている人ばかりではありませんからね。 ですから、妊娠を希望するのなら、その1ヶ月前からは葉酸を摂るようにしたいところです。 奇形や先天性の障害のリスクを減らすためには、妊娠が分かった時点で葉酸が足りている必要があります。 ただ、妊娠が分かってから飲むのでは遅い、間に合わないというわけではありません。 胎児への影響としてもっとも重要なのは、妊娠前から妊娠4ヶ月頃までだと言われていますし、実際妊娠が分かってから葉酸を飲み始めたという人もたくさんいるんですよ。 妊娠前から葉酸を飲まなかったからといって、必ずしも奇形につながるわけではありません。 葉酸は妊娠後期になっても胎児の成長をサポートする重要な役割があります。 飲み始める時期は早いに越したことはありませんが、遅いということはないので妊娠中の人は今からでも葉酸を飲み始めてみてくださいね。 葉酸はいつまで飲むべきか 葉酸は妊娠中はもちろん、授乳中にも欠かせません。 なぜなら母乳は血液から作られていて、母乳を出すためには血液を作るビタミンB群と葉酸が必要だからです。 ですから、サプリメントから葉酸を補うのは、できることなら授乳が終わる頃までを目安にして頂けたらと思います。 妊活サプリメントなどは、妊娠中に飲んでも安全なもので作られています。 授乳中でも安心して飲めますよ。 葉酸を摂ると赤ちゃんが喘息になるって本当? 妊娠中に葉酸を摂ると、産まれてくる赤ちゃんが喘息になる確率が高くなるという話があります。 もしこれが本当の話なら、妊娠中に葉酸は飲むべきではないのでは?と思いますよね。 葉酸サプリメントを飲めば、1日の必要量が補えるという仕組みです。 葉酸はたくさん摂れば赤ちゃんが健康になるどころか、むしろ赤ちゃんを喘息にしてしまう恐れがあるということです。 この葉酸と喘息の関係は、研究データによってきちんと認められているんですよ。 サプリメントで葉酸を摂るときは、1日分の量は絶対に守るようにしてくださいね。

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