クトゥルフ 神話 trpg シナリオ。 #1 【クトゥルフ神話TRPG】CALLING

pixivで見つかるクトゥルフ神話TRPGのシナリオ

クトゥルフ 神話 trpg シナリオ

[chapter:CALLING] ああ、誰か、誰か、誰か。 この音を、 この音を、止めてくれ……。 都市探索型シナリオ。 プレイヤー4〜5人程度を前提としている。 プレイ時間はボイスセッションで8〜9時間程。 二夜ほどかかる長めのシナリオである。 非常にSAN値が減少するシナリオの為、探索者のSANは最低でも50は欲しい。 (これまで4回ほど回した結果、ほぼ全ての卓で最終的に探索者全員が不定の狂気に陥る程度の減少量を見せた) 探索者は必ず全員が携帯電話かスマートフォンを所持しているように。 自宅電話や会社の電話があるかどうかも事前に決めておくと活用出来るかもしれない。 同様に探索者の家族環境等について予め聞いておき、シナリオに組み込むのも手だろう。 推奨技能は<対人技能><精神分析><図書館>など。 また必ず活用出来る保障は無いが、<電子工学>や<コンピューター>、<隠す><忍び歩き>などの能力に秀でていても面白いかもしれない。 戦闘あり。 【舞台】 時代は2013年の夏。 舞台となる街は、街外れに古い電波塔を持つ小さな街。 山に囲まれた小さな都市とすると話を進め易いだろう。 15年前、この街では宗教団体の煽動による儀式の決行、及びそれの失敗故の集団自殺事件が発生している。 街の住人達はその過去から目を背け、蓋をしようとしているだろう。 またネット上では7年ほど前からとある都市伝説の舞台がこの街なのではないかとまことしやかに囁かれ続けている。 そして1年ほど前から精神に異常をきたす者が大量に発生しており、同時、奇妙な噂が囁かれている。 「街中に奇妙な音色が響き渡る。 その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」 探索者達がこの街を訪れるのは丁度そんな頃だ。 【シナリオ背景】 この謎の音事件は、アザトースの狂信者である軍司直衛という精神科医と、彼に協力するニャルラトホテプによって引き起こされている。 軍司は15年前に発生した集団自殺事件で両親を失っており、またその際にアザトース招来の儀式とそれによって片鱗を見せたアザトースの姿を目撃している。 彼はその場で正気を完全に失うが、理性を失う事はせず、また自分が狂気に陥った自覚もなく、ただその際に目撃した白痴の魔王に魅了され心酔するようになる。 また、その際に音声を録音していた彼の携帯電話にはアザトース招来の音色と電波塔の人々の絶叫が録音され、狂気の笛としての素養を得る事になる。 それ以後、軍司はもう一度アザトースの姿を見たいと願うようになり、ミスカトニック大学への留学や多くの研究の果てに、笛に魔力を付与する方法や様々な呪術を学び、同時にアザトース招来の知識を得るに至る。 この際に彼の研究に目を付け、彼の知人に扮したニャルラトホテプが軍司に人間として接触し、協力者となるに至る。 軍司は故郷である街に診療所を開きながら期を待ち続け、やがて満を持してアザトース招来の儀式へ向けて行動を開始する。 それと同タイミングで、彼の傍らのニャルラトホテプは街に携帯電話を通じた謎の音事件を発生させ、探索者達を誘導し、軍司の儀式を阻止させるべく暗躍を始める。 【余談】 このシナリオのコンセプトは「人間vs人間」「狂気と正気の境界線」の二点である。 最終決戦では、狂人として登場するNPC達を見捨てればこのシナリオの難易度は一気に下がるという事をPL達に伝えて、どう行動するかを見守るのが基本的なスタンス。 しかし当然、生きた人間であるNPCを見捨てるという事は、その分だけ探索者達は狂気の道へ近付いていくことになるのである……とかなんとか言うとプレイヤーの葛藤を引き出せて面白いかもしれない。 当初はうっすらとしたものだったその耳鳴りは日が経つにつれ強さを増していき、遂には探索者達の頭を悩ませるまでになっている。 それはまるで電話のコール音のようだった。 頭の中でルルルル、ルルルル、ルルルル、と一定のテンポで機械的な音が鳴り続けるのである。 まるで電話に出るのを急かすかのように。 そんな悩みを抱える探索者達の下、突然探索者達の携帯電話に着信が入る 「その音の消し方を教えてやる」 謎の声はそう言うと、日付と場所だけを告げ、電話は切れる。 【指定された場所「電通トンネル」】 街外れの山へと続く古いトンネル。 歩いていくことも出来る。 使われなくなって久しい。 電波状況は非常に悪く、携帯の電波は届かなくなっている。 行き方は調べれば簡単にでてくる。 懐中電灯を持っていく事を示してもいいし、携帯を明かりにするよう誘導してもいい。 手前までは車で行く事も可能だが、トンネルの中までは入れない。 指定された時間は夜九時。 この時間になるとトンネルの周囲に人通りは消え、周囲は真っ暗になっている筈である。 【暗闇の中で】 トンネルに入る所で探索者達を合流させると良いだろう。 トンネルに入って中へ声をかけると反応はない。 トンネルに入って暫く行った所で、<目星>か<聞き耳>を行わせる。 <目星>:トンネルの奥の方に何かぼんやりとした灯りを見つける。 <聞き耳>:誰かが口論しているような一人分の声が聞こえる。 「……で……だろう…けるな……めてくれ……!」 (探索者達には見えないが、ここではNPC1は協力NPCと対峙している。 そして協力NPCの手により発狂させられるのである) 人影に近付こうとすると、突如としてトンネル内に男の絶叫が響きわたる。 人影の下にいくと、そこには呆然自失した男がへたりこんでいる。 傍らには電源の入った携帯電話(スマートホンではなく携帯電話であると必ず描写する事)が落ちている。 男に話しかけてもまともな反応は返ってこない。 <心理学>:男はひどく混乱している <精神分析>:男はほぼ完全に正気を失っている(回復不可) <目星>:周囲には人は居ない。 男のものと見られる携帯電話だけが落ちている。 探索者が携帯電話を拾おうとする、或いは何か行動を起こそうとすると、男が突然「思い通りになってたまるか!」と叫び、隠し持っていたペンを自分の喉に突き刺し自殺しようとする。 この時、探索者が自発的に望むならば、<組み付き>か<DEX対抗とSTR対抗ロールの双方成功>により判定し、男を助けても構わない。 <STR対抗ロール>に失敗した場合は<幸運>を。 成功すれば無傷、失敗した場合は流れ弾により1d3のダメージを受ける(NPC1は死亡する)。 生存した場合、NPC1は精神異常者として軍司診療所へと運ばれる事になる。 (生存の場合はSANチェックなし) 調査:<NPC1の死体> 「所持品」 ・財布(保険証に男の名前が書かれている。 男の自宅住所が記載されている。 ちぎり取られているページが多い) ・携帯電話(電池パックは抜かれている) <アイデア>成功で、この携帯は電池パックが抜けていたのに着信が入っていた事に気付く。 ・他、NPC1が持っていてもおかしくないだろう物品を持たせ、キャラクター性を出しても良い。 トンネルから外へ出た時、探索者達の携帯が一斉に鳴り響く。 着信音は電話に出るまで鳴り続ける。 同時、探索者達の頭の中でも耳鳴りがより強く鳴り始める。 携帯の着信音と連動するように。 例え携帯の電源を切っても、電池を抜いても、延々とコール音は鳴り続ける。 携帯を遠くへ投げ捨てても、ふと気付くと足下で鳴っている。 逃げ出しても同様だ。 電話に出ると、頭の中で聞こえていた耳鳴りが「ガチャリ」という音と共に止む。 実際の携帯電話からは何の声も聞こえない。 何を話しかけても同様。 やがて、携帯電話の着信はガチャリと音を立てて切れる。 電話が切れた直後にメールに着信が入る。 メールには「みつけた」と書かれている。 着信は非通知であり、メールアドレスも未知の言語で書かれている。 この着信履歴とメールアドレスは後ほど消滅する。 この導入のラスト、探索者達は<アイデア>を振る。 成功すると、絶命した男の声と、このトンネルへ誘う電話をかけてきた男の声は同じものであることに気づける。 警察への連絡や聴取を終え、 (この際にNPC2<警察官>とのRPによりNPC1の情報などを伝えておくと後々の展開を起こし易い) 帰宅した探索者達の携帯電話が再度鳴り響く。 電話に出ると不気味な音色が流れてくる。 音を聞いていると、探索者達はそれにのめり込んで行くような、ずっと聞いていたいよな、けれどどこかそら寒いような奇妙な感覚に駆られる。 やがて電話は唐突に切れる。 この奇妙な現象にあった探索者達は1のSANを強制的に失う。 ここで特殊ルール「携帯電話ルール」の説明を行うと良いだろう。 ここから探索者達の行動が開始される。 このままではじわじわと正気を失わされ、やがてはSAN0となりNPC1のような末路を辿る事になるだろう。 それを避ける為にも探索者は調査を行わなければならない。 これ以降、行動する度に探索者達のもと、電話が鳴り、奇妙な音色が響いていく。 このシナリオは基本的に探索者達の時間は朝・昼・晩の3ターン制で進む。 1ターンにつき一つの場所に移動し調査を行う事が出来る。 (運転等で急いで移動するなどの申請があり、それが成功した場合に限りもう一回分行動ターンを増やしても構わない) 一度移動する毎にPC達の携帯電話へ電話がかかって来る。 電話は基本的には探索者の誰かが出るまで鳴り続ける。 探索者が頑なに電話に出る事を拒む場合、電話の内容によっては本来電話に出た時よりも悲惨な状況が発生するかもしれない。 (詳しくは下記携帯電話イベント表([jump:6])を参照) 少ない探索場所でより多くの情報を集めたいと望む場合、道中で知り合い、連絡先を交換した(或いは知っている)NPCへ電話を使って連絡を取る事により、移動することなくその場で情報を入手する事が出来る。 ただしそうして親しくなったNPCがシナリオ内で発狂する可能性も同様に高くなる。 【ハッキングルール】 PCが高い<コンピューター>技能を有していた場合、パソコンへのハッキングを仕掛けて情報を抜き出す事が出来る。 基本的には軍司直衛の<コンピューター>技能との対抗ロールになる。 得る事の出来る内容はKPが自由に設定して構わないが、あまり成功値を高くしすぎると探索者達が一切動かなくなる危険性がある為、KPは難易度調整に気を遣うと良いだろう。 他、携帯電話やスマートフォンを利用して移動する事無く効率的に情報を入手する方法を探索者が提案した場合は、KPは積極的にそれを取り入れるといいだろう。 シナリオのタイムリミットは三日。 それを超えると強制的に最終決戦に突入する。 [newpage] [chapter:各種情報] シナリオ内で得られる各種情報。 全てを出さずとも、黒幕に辿り着けるだけの情報が入手出来れば、基本的には問題無い。 【NPC1の自宅情報】 初日の夜、或いは翌日にNPC1の自宅を訪れた場合、炎上するNPC1の自宅を目撃する。 NPC1の自宅にあった情報はほぼ全て炎上して消失するが、インターネット上に残した情報のみ生きている。 フレーバーとして、過去の集団自殺事件で死亡したNPC1の親族に関する情報を与えても構わない。 犯行を行ったのは協力者であるニャルラトホテプ。 よって自宅炎上時、軍司にはアリバイが存在する。 この家のコンピューターに対し、<コンピューター><電子工学><機械修理>に成功する事で、彼のツイッターのログを見る事が出来る。 ログによれば半年前から耳鳴りが酷くなり始めた事が記載されており、一月前に市民病院に入院する事になった旨が書かれている。 そして最新の呟きは「5000444411224444」となっている。 最後に呟かれたのは事件発生前日。 被害者の所持品は携帯電話であると必ず冒頭で伝えておくこと。 (=「なんていきて」=何で生きて、となる。 ニャルラトホテプのフラグとして扱う) 【集団自殺事件】 15年前、とあるカルト団体が煽動した事でこの街で起きた集団自殺事件。 複数の信者達が山の頂きにある電波塔から首を吊ったり飛び降りたりした。 宗教団体による煽動によるものと思われているが、信者の殆どはその事件で死亡している為、詳細は迷宮入りし不明。 関係者への<言いくるめ><説得><信用>、或いは関連物への<オカルト>などで調べる事ができるだろう。 シナリオ後半や数値次第では遺族の何人かは今もこの街で暮らしている事が分かる。 数値やRPの仕方によってはNPC1<第一情報提供者>もその一人だと言う事が分かっていい。 事件当日、どこかから奇妙な、けれど非常に美しい音色が聞こえてきたと証言する者もいていいだろう。 それ故に、ここ1年の不穏な事件もこの事件と同じものなのではないか、と警戒する者が多い事も分かる。 *カルト教団:<宇宙星辰会>* 15年前にこの街で流行していた小さなカルト団体。 宇宙開発への関心を持つ者達による小さな自称哲学サークル。 主にセミナー等の活動をしていたようだ。 当時から怪しまれてはいたが、決定的な証拠がなかった為に社会的に詰問される事は無かった。 関係者や殆どの信者は集団自殺事件で皆死亡しており、既に組織としては消滅したと見られている(実際はこの街から手を引いた)。 数少ない生き残った信者達も事件以後は改心し街を離れて行った様子。 数少ない生存者は軍司診療所に入院している。 【山奥の電波塔】 <目星><ナビゲート>で高さ50Mほどだと分かる。 電通トンネルを抜けた先、山の頂に存在する古ぼけた電波塔。 正式名称は第弐八電波塔。 一般人の立ち入りは基本的には禁じられている。 元はテレビやラジオの電波の送受信を行っていたものである。 無断で訪れようとすれば、入り口でNPC4「鉄塔管理人」と遭遇する。 <言いくるめ><信用><説得>で入る事が出来る。 失敗した場合は中へ入る事は出来ないが管理人との話によって鉄塔の情報を得られる。 嘗てはテレビ・ラジオの電波塔として役割を果たしていたが、地デジへの移行により現在は使用されなくなった。 来年には取り壊される事が決まっている。 15年前の集団自殺事件以来、無断侵入を避ける為に、地元住人による厳しい管理が行われるようになったとのこと。 管理人の許可を得ずに入り込む場合は<忍び歩き><隠れる>のどちらかに成功せねばならない。 失敗した場合は侵入不可。 中に入ると、天辺まで続く錆び付いた階段が目につく。 「危険立ち入り禁止」の看板が立っている。 天辺まで昇る事が可能。 昇ると天辺には小さなスペースがあり、街の風景を一望する事が出来る。 古びた機材やパラボアンテナ等が存在している事が分かる。 電源は入っておらず、現在は使われていない様子。 <機械修理><電子工学>等でこの機器が古くはあるが現在も使用事態は可能である事が分かる。 <目星>などで嘗てここで起きた惨劇の痕跡を察知する事が出来ていい。 (血の痕、縄を擦った痕、落下するのを拒もうとしたような爪の跡など) *イベント:<対決> 鉄塔から降りてくると下で管理人が待っている。 虚ろな目をし、足下には携帯電話が落ちている。 次の瞬間、管理人は猛スピードで鉄塔の階段目指して走り出す。 管理人は不定の狂気<恐怖症>を発症しており、重度の低所恐怖症状態に陥っていて、とにかく高い所に行きたくて仕方がなくなっている。 管理人を止めるにはまず<DEX対抗>となり、その後<STR対抗>を行い無力化しなければならない。 チャンスは全員一度きり。 失敗した場合、管理人は鉄塔の天辺まで昇りきり、飛び降りて探索者達の目の前に落下する。 助けられた場合、発狂した<鉄塔管理人>は軍司診療所へと運ばれる。 【謎の音の噂】 1年ほど前から噂されている奇妙な噂。 「街中に奇妙な音色が響き渡る。 その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」 実際に1年前からこの街では耳鳴りを訴え精神に異常をきたす者が多発している。 自殺者の数も増加傾向にあり、その影響で発生した噂のようだ。 呪いなどと嘯く者も居る。 学者は都市開発による環境の問題や各種電波と脳の影響ではないかと考えているらしいが、詳細は分かっていない。 被害は老若男女問わず出ている。 「医者」や「学者」、「警察官」などへの<説得><言いくるめ><信用>で聞く事が出来るだろう。 街の住人ならば<知識>で成功すれば簡単な概要には気付いても良い。 15年前の集団自殺事件と関係があるのではと疑う者も存在する。 *イベント:<対決> この情報を入手したターンを終える、或いは一定ターン数経過すると、道行く探索者達にNPC2<警察官>が声をかける。 雑談じみた会話RPを行えばいい。 その時警察官のもとに電話がかかり、警察官は一旦離れ電話に出る。 <聞き耳>をするという申請があった場合、成功すると警察官の携帯から奇妙な音色が聞こえた事が分かる。 まともに音声を聞いた警察官はSANが吹っ飛び発狂。 携帯電話をポトリと取り落とし、「殺人癖」を引いた警察官が探索者達へと襲い掛かってくる。 戦闘ラウンド開始。 他にも探索者が戦闘が苦手な探索者であった場合にはKPは調整すると良いだろう。 警察官は軍司診療所へ収容され、その後まともに話をする事は出来なくなっている。 誤って殺害した場合、その探索者は拘束され、その日のターン警察署以外で行動する事は出来ない。 その後も逐一マイナス補正がかかるだろう。 【この街の都市伝説】 この街について、人の集まる場所で<聞き耳><図書館><知識1/2><オカルト>などで成功した場合に判明。 この街は7年ほど前からネット上ではちょっとしたオカルトスポットだった。 というのもネット上でまことしやかに囁かれる都市伝説の発生源がこの街だという噂があるからである。 より詳細な情報は更に<図書館><コンピューター><オカルト>で成功した場合に判明する。 都市伝説というのは、謎の異常な生物が映された動画や写真、また古文書めいた文面の記されたPDFファイルが、流出しては消え、流出しては消えている、という奇妙な噂。 例えDLして厳重に保存していても、気がつくと消えてしまっているのだという。 また、奇妙なことにそれを見たという報告が非常に少ない事から、真相は眉唾めいて語られている。 探索者がネット上でより詳細に調べようとするのなら、2chなどの掲示板で当該スレを発見しても良い。 そこには過去にデータを見たという人間の言葉もある。 NPC6<記者>から紹介されても良いだろう。 以下文面。 「あれは作り物なんかじゃkなかった。 あれはまともうyrじゃなかった。 あれは知っtちゃいpけないものだっvた ん だ。 どうしておれはあの日あれを見てしまった。 あの非の俺を殺した1。 忘れrrられない。 消えない。 聞こえ る。 今も画面nの中にあの化け物がdんm、;りc 失礼しました。 あれはどう見ても作り物なので、調べるだけ無駄だと思いますよ。 」 それ以降はどれほど連絡をしても返事が返ってくることはない。 やがてスレッドに接続出来なくなる。 【軍司診療所】 7年前から街に設立されている私営の心療内科診療所。 山の麓にこじんまりと建物が存在し、軍司直衛という医者が個人で運営している。 裏庭ではアニマルセラピーの一環と称して鶏を飼っているようだ。 <調査可能な場所> 「待合室」 「病室」 「ナースセンター」 「院長室」 「裏庭(昼夜兼用)」 <夜に軍司診療所を訪れる場合> 診療所の前で、軍司に会いにきていた協力NPCに遭遇させるといいだろう。 潜入には<隠れる><忍び歩き>で潜入に成功する必要がある。 <鍵開け>判定はお好みで。 或いは協力NPCから何らかの方法で鍵を渡しても可。 ただし、室内には防犯カメラを始めとした各種防犯装置がとりつけられている。 「ナースセンター」での<コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>で解除が可能。 また、何処かの調査途中で必ず軍司が来室し、探索者達を追い出す事になる。 対話する機会があった場合、そこで軍司のキャラクター性を示すのも手だろう。 「待合室」 昼に訪れた場合、待合室へは何の問題も無く入る事が出来る。 <聞き耳>で患者の多さに比べ、その建物全体が非常に静かである事が分かる。 <目星>で待合室を見ただけでも驚く程に先鋭的な設備が整っている事が分かる。 最近は精神病患者の急増に伴い、大手市立病院からの下請けも行っているという。 重症患者の引き受けも快く行っており、入院患者も多数居るようだ。 実際に病院を訪れた場合、何らかの形で<協力NPC>か<患者/学者>を登場させるといいだろう。 上記情報は軍司本人または協力NPCへの<言いくるめ><説得><信用>で判明する。 「病室」 入院患者達が生活をしている病室。 病室へ続く道には鍵(電子ロック)がされている為、昼であっても同行者が必要となる。 入院患者に話を聞こうとすると、皆正気を失っている為にまともな会話が行えないが、<精神分析>に成功する事で夜中に不気味な鳥の鳴き声が聞こえて来るといった情報を入手出来る。 <NPC1>が生存していた場合、彼が軍司病院に対して非常に怯えている事や、電話の音を極端に厭っている事などが、同じく<精神分析>により分かるだろう。 (<NPC1>は多くの情報を知りすぎている為、狂気症状や携帯電話のコール等であまり長く話をさせないようにするといい) 他、発狂済みのNPCが居る場合は面会可。 ただしまともな会話は行えない。 また、更に奥へと向かえば、完全に痴呆状態となった壮年〜老年の男女を数人見る事が出来る。 同行者が居る場合は奥へ向かう事は良しとされない。 痴呆状態となった男女は会話どころか反応すら無く、ただ涎を垂らし、虚ろな眼で虚空を見るばかりである。 ナースセンターのカルテで、その男女が開院当初から収容されている、15年前の生き残り達である事が分かる筈だ。 KP情報的にはこの老人達は軍司のMP源であり、NPCが全員道中で死亡している際の最終決戦時の補欠要員である。 「ナースセンター」 待合室近くにあるこじんまりとしたナースセンター。 <目星>で捜査可能なのは「カルテ棚」と「電子盤」だと気付ける。 リアルアイデアも可。 「電子盤」で監視カメラもそこで管理されている事に気付いて良い。 <コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>で防犯装置のある程度の解除が可能。 (あくまである程度の、であり、あまり派手な事をすれば作動すると釘を刺しておくように) 建物全体の電源を遮断するのであれば技能判定無しで可能だが、それをすると院長室のコンピューター、奥の部屋等が捜査不可能になる。 「カルテ棚」への<図書館>を用いる事で患者のカルテを見る事も出来る。 また、各種部屋の鍵も基本的にはここで入手する事が出来る。 「院長室」 院長室内は待合室同様、様々なハイテク医療機器が揃えられている。 <目星>で書類棚、コンピューター、奥へ続く扉を発見する事が出来る。 「書類棚」を調査する場合は<図書館>。 成功した場合、古いカセットテープを発見する。 その場では再生機器はないため、持ち帰るには<隠す>成功が必須。 何らかの方法で再生すると大分劣化してノイズ塗れになった奇妙な音色が聞こえて来る。 「個別用文章」 再生を押すと、まずざりざりと酷いノイズが聞こえてきた。 音飛びなども多く、随分と古い音源のようだ。 「ザザッ……年……月7日……2…時…………ザーッ…記ろ……者、…軍司ザザザッ… 自分は……ザザッ…ま、電通トンネルのなザザッに居る… …宇宙星…ザーッ、…は弐八塔を目指しているよう……詳しくは……らないが、重要な儀式を……ザザッ……行…… ザッ……これ……ら後を追……バレない方法で録音を続けたまま……接触を試……る…… この記録が……あのカルト…ザーッザザッ、…の正体を明か……決定的な証拠にな……ザザーッ……を祈る……」 少年の声でそれだけ録音されており、その後には暫く足音やノイズが続く。 しかしやがて大きなノイズが走り、その後、ノイズが走った奇妙な音色が聞こえて来る。 それは以前にトンネルで耳にしたメロディと似たもののように思えた。 「聞き耳深化」 奇妙な音色の中、多くの人間の断末魔の叫びが混ざっている事に気付く事が出来る。 また、離れた場所から少年の声で 「……綺麗だ」 と呟かれた声を聞き取る事が出来る。 追加SANチェック。 SANに失敗し、アイデアに成功した場合はカセットテープの音色を覚えておける。 アイデア失敗の場合は忘却。 最終戦で関係する。 また、カセットテープに対する<アイデア>や調査で、事件などにおいて磁気テープは証拠能力が高いとされる事が分かる。 「コンピューター」を調べるには<図書館/コンピュータ>。 成功した場合、データ化されたネクロノミコン(アラビア語)が入手出来る。 その場(シナリオ内)で完全な解析は不可能だが、 <知識>で「ネクロノミコン」というタイトルを、 <英語>で「出典:ミスカトニック大学」というのが分かる。 このデータは持ち帰っても暫くすると消滅する。 ここで軍司の学生時代の論文のデータを与える。 ・これらの比率から、彼らはある特定の同一の何かを見ているのではないか(=クトゥルフ神話の事を指す) ・そしてそれは狂人の戯言ではなく、理由ある一つの世界なのではないか (言外に狂人の見ている世界が正常で、自分たちの見ている世界こそが誤りではないかという含みを察せられていい) 尚、論文は長く、読破には時間がかかる為、その場での解析は実質不可能である。 USBなどにDLして持ち帰るには<コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>での成功が必須。 また非常に重いファイルの為DLには時間がかかり、更に軍司本人がDL中に訪れる為、 1d3回分の<隠す>の追加成功が必須。 RPで時間を稼ぐ等で補正しても良い。 ただしネクロノミコンそのものの解析は時間がかかるためシナリオ内時間では不可能。 「奥へ続く扉」には電子ロックがかかっており、探索者達はその鍵を持っていない。 奥へ行くには<鍵開け>か<電子工学><コンピューター>の組み合わせ技能。 破壊する場合は防犯システムが鳴り、警察へ連絡される。 室内には魔術的なアイテムとハイテク機材が不気味に同居しているのが分かる。 <目星>でズタズタにされた鶏が死んでおり、血の溜まった瓶がある事に気付く。 血の溜まった瓶に手を伸ばそうとすると強制的に軍司が来室し、探索者達の意識を魔術によって奪う。 以降探索者は気絶し、強制的に3日目の最終決戦に移行する事になる。 いずれかのタイミングで軍司が妨害に現れる。 「裏庭」 鶏小屋や小さな畑がある。 患者のセラピー用のようだ。 <目星>で鶏小屋周辺に不気味に輝く奇妙な鱗を発見出来る。 <生物学>魚のものでは無さそうだ。 どちらかというと爬虫類のものに近いが、このサイズの鱗を持つ爬虫類など聞いた事が無い。 <神話技能>これはシャンタク鳥の鱗である。 NPC:【軍司直衛】 私営の心療内科を営む精神科医。 人々への<聞き耳><信用><言いくるめ>等で判明。 最新鋭の機器を積極的に導入する医師。 探索者が望むならツイッターやブログ活動を行っている事を示しても良いかもしれない。 丁寧で穏やかな性格だが、感情をあまり感じられない。 淡々と話をする。 街の住人受けは概ね良いが、学者や医者などにはあまり良い顔をされない。 というのも彼の過去に起因しているようだ。 学者、医者、記者に対して彼の事を聞く際に追加での<説得><信用><言いくるめ>などを行う事で、彼が学生時代に発表した論文で学会で大批判を浴びた事が判明していい。 ただし論文の詳細は分からない。 また彼に関する調査の中で何かしらの技能を30以下の数値で成功する事により、彼は15年前の集団心中事件の遺族である事が判明する。 かつて、学生時代は宇宙星辰会を摘発する為に奮闘していたという。 【協力NPC】 【集団心中事件】か【この街の都市伝説】他を調査中、 何かしらの技能にクリティカルで成功する事により(協力NPCが事前に姿を現している場合に限る)、協力NPCと同姓同名の人間が13年前に交通事故等で死亡している事が判明する(<幸運>などで判明させてもいい)。 個別に情報を与えるなどしても面白い展開になるかもしれない。 [newpage] [chapter:最終決戦] あらかたの情報が集まった時、突然探索者達の携帯にメールが届く。 そこには写真が添付されており、電波塔の写真が載せられている。 メール文面には一言「おいで」と書かれている。 <全体状況と処理> 山の上に建つ電波塔屋上にて、アザトース招来の儀式を実行しようとする軍司との戦い。 場には軍司の他に、軍司に操られた狂人が1d3人、或いは道中にてSAN0となったPC・発狂判定を受けたNPC分だけ居る。 (最大5人。 PTの人数や技能を見ながら設定すること) 彼らの妨害を阻みながら、鉄塔を登り、軍司を止める必要がある。 電波塔の高さは基本50M。 探索者達の所持品に応じて可変。 シャンタク鳥が一羽周囲を旋回している。 シャンタク鳥は軍司に使役されており、探索者達に襲いかかる。 7ターン以内に決着がつかない場合、アザトースの招来は成功する。 街崩壊END) 軍司へ近寄るにはシャンタク鳥の旋回の隙を突き、且つ狂人達を退け、軍司の召喚を止めなければならない。 軍司の目の前には血の溜められた大瓶があり、彼の手にはその中から取り出されたと見える古い携帯電話が存在する。 (1R目で全員に<目星>を振らせ、電波塔天辺で彼が瓶から携帯を取り出し天高く掲げる様を目撃させる) <注意事項> 狂人たちは狂っても人間である。 それ以上殺した場合は減少無し。 判定は全体ではなく殺した人間ごとに行う。 目撃者のSANチェックは減少SANが各々マイナス1。 職業による補正はPC側から提案があれば有り。 死ぬ間際に狂人達に探索者を詰る言葉や追いつめるような言葉を吐かせても良いだろう。 (例:正気に戻す等) <全体の流れ> まず軍司の元へたどり着くにはDEX対抗が必要になる。 狂人たちは探索者達の平均DEXの同一値判定だが、壁となっている狂人の人数分成功しなければならない。 ただしシャンタク鳥が場に居る場合はどんな数値でも必ず回り込まれほぼ自動失敗となる。 狂人たちを殺さずに行動不能にさせるには<精神分析>に成功すれば当該狂人はその後1d3ターン行動不能となる。 ノックアウト宣言で攻撃し、気絶させるのもありだろう。 気絶させた場合、起き上がってくる事は無い。 全てのDEX対抗に成功すると、電波塔の頂上へたどり着く事が出来る。 以降、狂人達とのDEX対抗は不要。 単純な乱戦となる。 軍司への攻撃も可能になるが、軍司の気絶/殺害に成功しても狂気の笛の音が止む事は無い。 軍司を殺害した場合、探索者が殺人に慣れていなければ相応のSANチェックを行う。 軍司の手には電波塔と接続された旧型の携帯電話が存在する。 電波塔との接続を遮断された場合はターン末のSAN減少が軽減(常時1d5になる) また、余談ながら響き渡る範囲が狭まり、街中からこの電波塔周辺に変更になる。 召喚を阻止するには携帯電話を破壊する必要がある。 携帯電話の耐久は5。 魔術で保護されており、装甲が常時1。 また軍司の意識がある場合は探索者への攻撃よりも携帯の保護を優先に行動するだろう。 (例:抱きかかえる等) 軍司から携帯を奪い取るには、<組み付き>に成功した後、同ターンで別PCならばSTR対抗(軍司のSTR-2)、同一PCが次ターンで行うならば同数値でのSTR対抗となる。 取り落とした携帯電話は未行動の別PCであれば即座に拾う事が出来る。 これらに成功しない限り、軍司は意識を失うまで携帯電話を離す事は無い。 軍司:HP14。 装甲無し。 軍司が気絶/死亡した場合、探索者は軍司を引きはがして携帯電話を手にする必要がある。 その場合、STR12との対抗。 死体を破壊する場合はその限りではない。 死体の耐久力:5 軍司の妨害を防いでいる場合、携帯電話への攻撃は自動命中とする。 <捕捉> 軍司に協力NPCの正体がニャルラトホテプである事を伝えた場合、軍司の動揺により必要ターン数が10ターンに変化する。 何故なら彼は協力NPCが本当に自分の協力者である人間だと思っていたからである。 狂人達への催眠も弱まり、DEXの値にマイナス2。 反面、EDルート2と4の道が開く。 <補足2> 軍司生存状況下で携帯電話の奪取に成功した場合、軍司は激しく激昂し<手足の萎縮>或いは<アザトースの呪詛>の呪文を用いてくる。 1ターン後には携帯電話を所持している/最も脅威であるPCに呪文が発動する。 KPは探索者達に1ターンで決着を付けないと不味い事を伝えるといいだろう。 ダメージ1d8。 また左右の手の何れかが萎縮し弾け飛ぶ。 CON-3。 CON永久的喪失。 <敵ステータス表> <シャンタク鳥> STR:40 CON:13 SIZ:50 INT:4 POW:11 DEX:27 移動:6/飛行30 耐久力:40 装甲:毎ターン9ポイントの皮膚、スタン無効 呪文:なし 攻撃手段: 噛み付き/55%/1d6 特徴: シャンタク鳥は2ターンに一度しか攻撃してこない。 その巨体によるすれ違い様の攻撃の為、旋回して戻ってくるのに時間がかかるのである。 軍司へ攻撃を加えるには、何らかの方法でシャンタク鳥の気を引くか、旋回している間に狂人達を排除してから行わなければならない。 シャンタク鳥を物理的に排除しようとするのはやや無茶だろう。 シャンタク鳥が場に居る場合には必ず回り込まれてしまう。 都合良く操られているため、積極的に軍司を庇う行動をとる。 狂人の攻撃が外れた場合、狂人NPCの幸運値でロールし、失敗した場合は塔から転落しそうになる。 失敗時は転落し20d6ダメージ。 同時刻、診療所にて火災が発生。 収容されていた患者や残されていただろう資料を道連れに、謎だけを残して全ては炎の中に消えて行く。 その日を境に、協力NPCは姿を消す。 軍司の携帯に着信が入る。 携帯に出ると協力NPCに繋がり、全てを終えた探索者達に真相を明かし、あざ笑い褒め称える(正体はぼかす程度で良いだろう)。 通話に出たPCはSANチェック。 最後の台詞は「また遊んでね」。 直後、診療所から火柱が上る。 まるで何かが空へと帰っていくように。 協力NPCの正体と行方が間接的に分かる以外は1と同じ。 ED3:軍司が生存し、ニャルラトホテプの正体が不明の場合 軍司は生存。 軍司を含めた探索者達の携帯に着信が入る。 軍司もまた理解出来ていない。 携帯は誰か1人が出た段階で一斉に協力NPCの声で話し始める。 探索者を称え、軍司を笑う。 「また遊んでね」。 その後の展開は1と同様。 軍司は強制的に発狂。 廃人と化す。 ED4:軍司が生存し、ニャルラトホテプの正体を軍司に伝えている場合 軍司は生存。 全員の携帯に着信が入る事も同様。 直後、シャンタク鳥が蘇り、軍司を連れて空へ舞い上がる。 協力NPCが姿を現し、探索者達と軍司を褒め称え「また遊んでね」と告げて正体を現し、空へと舞い上がる。 軍司はシャンタク鳥に連れ去られ共に虚空へと消える。 診療所は炎上せずに残ることとなる。 後日、探索者達の携帯電話に一通のメールが入る。 軍司の連絡先が分かっている場合はそれが軍司からである事が分かるだろう。 しかし文字は全て文字化けており、何が書いてあるのかは全く分からないのだった。 BAD END:儀式の妨害に失敗した場合 数日後、奇妙なニュースが紙面を飾る事になる。 山間に位置する小さな街の住人達の殆どが一斉に自殺を遂げたという事件である。 生き残った僅かな人間達も全て発狂しており何が起きたか詳細は不明。 警察では薬品や食品による集団食中毒事件ではないかという疑惑が流れているが、信憑性は薄いようだ。 そうしてこの街の事件は幕を閉じる。 解析には68週間かかる】 [newpage] [chapter:携帯電話イベント表] 1イベント1回。 3日の間で殆どの内容をこなすことになるだろう。 基本的には1d10で発生イベントを決定すると良いが、KPの調整で多少変更しても構わない。 【1】 携帯にメールが届く。 メールには動画が添付されている。 動画は激しく動くため画面が定まっていないが、人の悲鳴と奇妙な鳥の鳴き声、 また動画の端々に化け物(シャンタク鳥)の姿が映り込んでいる事がわかる。 動画の最後は撮影者の悲鳴と血が飛び散る様で終わっている。 <目星>などでより深く動画を観察する事により、それが夜の電波塔付近の映像である事に気がつく。 【2】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂内容は自傷癖。 発狂したNPCが自分を傷つけているムービーがその人物の携帯電話からメールで送られて来る。 電話に出なかった場合、翌日、或いは一定時間後に対象NPCは死亡する。 遭遇したNPCが居ない場合は1d6の上下で1か3の内容を行う。 【3】 8と同様の出来事が起きる。 【4】 PDF化され翻訳された魔術書「ネクロノミコン」の一部。 歯抜けながら読む事が可能。 目を通すとアザトースの記述の一部が強制的に目に入る。 代償に1%のクトゥルフ神話技能を得る。 このファイルは目を通した後でメールの着信履歴も含め綺麗に消失する。 【5】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂内容は幻覚。 発狂したNPCから電話がかかってきて、明らかに頭のおかしい内容を呟いている。 (例:鼠が襲ってくる助けて死にたく無い化け物めどうしていやだ助けて鼠が目を齧る鼠が私の喉を) 最後は正気を失した絶叫を残し電話が切れる。 遭遇したNPCが居ない場合は1d6の上下で4か6の内容を行う。 【6】 電話。 奇妙な音色が聞こえてきて、耳に押し当てた部位から突然刺が飛び出し自分の頭を貫く幻覚を見る。 質感と痛みもリアルに感じ取る。 電話に出なかった場合は周囲に存在する全ての電子機器が電話に出るまで一斉に鳴り始める。 【7】 ダイスで対象探索者を一人決定。 対象となったPCはふと気付くと視界と動きを奪われどこかに居る(個別処理) その他の探索者達はPvP展開、<精神分析>による支配解除は不可能。 <心理学>と併せ、別人のように感じるだろう。 解除はショックロールかターン数経過、或いは別行動PCが下記の行動に成功した時のみ。 何も無い場合この戦闘ターンは3ターンで終了する。 PCの姿を奪った軍司は探索者達への何らかの攻撃か、 探索者達の持つ情報を破壊しようと動くだろう。 内容によっては戦闘に持ち込まなくても面白いかもしれない。 無事脱出出来れば縄が解け、自分の姿を目撃する。 あなたは軍司直衛の姿になっている。 この現象が起きたらこのイベントは強制終了。 個別チャット用文章: <冒頭> 気がつくとあなたの視界は真っ暗になっており、両手足は一切動かす事が出来なくなっている。 口も塞がれているようだ。 感覚から察するに、椅子に座った姿勢のまま目隠しをされ、手足を拘束されているといった状況らしい。 通話をミュートにし、KPのアナウンスに合わせて上記ダイスを振って下さい。 <成功した場合> どうにか拘束を解こうともがいたあなたの行動の結果、あなたの目を覆っていた布がずれた。 それにより、あなたは周囲の状況を僅かに確認する事が出来た。 そこは窓の無い暗い部屋だった。 あなたの目の前には様々な魔術的な呪具や、捌かれた鶏の死体、血の溜められた大瓶などが並んでいる。 まるで別世界のような有様だった。 そしてあなたの正面にある血の溜められた大瓶には、椅子に拘束され、猿轡を噛まされ、目隠しをずり落とした、軍司直衛の姿が映っていた。 それを確認した直後、あなたの意識は遠のき、元の仲間達のもとへと帰る事が出来るだろう。 ミュートを解き、セッションに合流して下さい。 <失敗の場合> あなたは拘束を解こうともがいたが、あなたは拘束を解く事が出来なかった。 そうこうしている内に徐々に意識が遠のいていく。 完全に意識が反転する寸前、あなたは耳元で囁く誰かの息遣いと笑い声を聞いた。 『ああ、残念』 それを聞き取ったのを最後に、あなたの意識は完全に遠のき、あなたは元の仲間達のもとへと帰ってくる事が出来るだろう。 ミュートを解き、セッションに合流して下さい。 【8】 携帯にメールが届く。 メール画面を開くが画面は真っ暗であり、やがて画面から大量の血が溢れ出て来る。 やがて血が溢れる画面は穴のように窪んでいき、その中で何かが瞬きをしている光景をあなたは目撃する。 真っ赤に光る三つ目と目が合った。 目が三日月型に歪み笑った。 【9】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂したNPCから電話がかかって来る。 電話に出ると「あー…あーあー…あーうーあー…うあー…」といった 言葉にならない音声だけがひたすら繰り返される。 最後には絶叫となり、通話は切れる。 【10】 ボソリと一言、奇妙な声が聞こえた。 何と言っているのかまでは聞き取れなかった。 けれどその言葉を聞いた途端、とてつも無い恐怖が探索者を襲う。 理由すら分からない圧倒的恐怖。 探索者にこの時点での軍司とのPOW対抗ロールを。 (POW減少の影響は幸運にのみ影響。 現在SANには固定値以外影響無し) 使用呪文:<アザトースの呪詛> <聞き耳>を使用する事でより深く踏み込む事により、その声が男(軍司)のものであると気付き、声に狂気を感じて良い。 (対象/一人) 着信を無視すると強制的に着信し、その場の対象が全員になる。 [newpage] [chapter:NPC情報] ・ダイスによって事前に「協力NPC/ニャルラトホテプ」「発狂し襲い掛かって来るNPC」を決定する「第一情報提供者」を他の担当NPCと並立させても良いかもしれない。 それ以外のNPCは出しても良いし省略しても良い。 ・ニャルラトホテプNPCは軍司と長年親交のある人物となり、持っている情報に「軍司直衛の情報(全て)」が追加される ・それ以外のNPCについてはある程度自由に動かすと良い <NPC1>第一情報提供者 謎の音事件により発狂し通院を重ねていたが、重症化し入院。 やがて軍司診療所への転院が決定するが、偶然(或いはニャルラトホテプの干渉により)軍司の本性と彼の計画を知り、過去の事件を再来させないために、ニャルラトホテプから与えられた情報から探索者達へ連絡を取る。 基本導入において探索者に音を止める方法を伝えようと連絡するが、探索者達と出会う直前にニャルラトホテプによって発狂させられる。 ニャルラトホテプに最も弄ばれるポジション。 何事もなく話が進んだ場合は自殺する。 15年前の集団自殺事件の遺族。 死ぬ前から大分発狂しかけていたようだ。 発狂しているが、明確に軍司に対して危機感を覚えている。 【(生存した場合)このNPCが持っている情報】 ・集団自殺事件について ・謎の音色怪事件について ・軍司診療所について(一部) (ただし殆ど発狂している為、聞き出すには<精神分析>他が必要) <NPC2>警察官 謎の音怪現象に悩む警察官。 実際に事件に取り組む刑事としても良いし、市民を気にかける善良な警察官という扱いでも良いだろう。 探索者の職種によっては同僚ということにして、導入に使用しても良いかもしれない。 軍司に対しては街に貢献する善良な医師という認識から比較的好印象を抱いている。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(警察視点等) ・謎の音色怪事件について(警察視点他) ・<NPC1>について(知人と言う事にしても可) <NPC3>医者 街の市民病院に勤める医師。 精神科医とするのが進行上妥当か。 NPC1の元担当医としても良いかもしれない。 謎の音怪現象による患者の急増に首をひねりながら、街にある診療所の噂を耳聡く聞きつけている。 基本的には職業柄軍司の経歴については知っており、あまり好印象は抱いていない。 シナリオ進行に伴い、幕間にて謎の電話を受けた際は発狂する。 進行の都合上、市民病院ではなく軍司診療所に入院することになる。 探索者の職種によっては同僚ということにして、NPC2同様に導入に使用しても良いかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(医者観点他) ・謎の音色怪事件について(医者観点他) ・軍司直衛と軍司心療内科について(同業者観点、過去の学会等) <NPC4>鉄塔の管理人 職種指定無し。 街外れの山奥の鉄塔に纏わる昔話の情報を探索者達に与える。 展開次第では死亡or発狂する。 このNPCをニャルラトホテプとする場合は死後も活動している様が見られるとすれば良いだろう。 軍司に対しては基本的に街の優秀な医者として好印象を抱いている筈である。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(鉄塔の情報中心) ・鉄塔の歴史について <NPC5>学者 謎の音について調査を進めている学者。 何の学者にするかは一任。 病院の情報や軍司の過去に関する情報を持つ。 シナリオ進行に伴い何れかの段階で発狂するかもしれない。 軍司の過去についての情報も知っているが、単純な悪感情は抱いていない。 働きかけ次第では警戒心を抱いてくれるかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(街の噂程度) ・軍司直衛と軍司心療内科について(患者視点、集団自殺事件の遺族等) ・謎の音怪事件について(被害者視点・学者視点) <NPC6>記者 ネット上の都市伝説やこの街に纏わる噂、15年前の事件の情報等を探索者達へ与える。 過去の事件に関し、嘗て調査を訴えていた軍司の事を知っている。 彼がその事件にどの程度関わっていたのか、軍司との仲等については自由に設定すると良いだろう。 シナリオ進行に伴い何れかの段階で発狂するかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(より詳しい情報) ・謎の音怪事件について(噂、世間の目視点) ・軍司直衛の情報(記者視点) <黒幕>軍司直衛(グンジナオエ)(31歳) STR:15 CON:14 SIZ:13 APP:16 DEX:14 INT:15 EDU:21 POW:18 MP:40+発狂したNPC数のPOW(最低でもNPC2、NPC4の二人分はプラス) SAN:0 HP:14 呪文: ・狂気の笛(携帯電話) ・魂の歌(他の呪文と併用して一連の事件を起こすために扱っている) ・アザトースの呪詛(携帯現象1にて使用) ・支配(携帯現象8にて使用) ・精神的従属(改変)(狂人の使役に使用) ・精神交換(改変)(携帯現象4にて使用) ・精神力吸収 (ほぼ全ての呪文と組み合わせて使用されている。 発狂したNPCのMPを吸収している。 また病院の収容患者からも適宜吸収している為、実質軍司のMPは底なしである) ・笛に魔力を付加する(笛=携帯電話。 招来の儀式に使用) ・手足の萎縮(キレた時のみ使用。 MP8消費)(1ターン経過後に1d8ダメージ。 対象1。 その為ならクトゥルフ神話技能に関わる情報の開示も厭わず、己の冒涜的な所業が明らかになったとしても相手が自分の目的に明確に反対しないのであれば何食わぬ顔をしている。 「狂気と正気の境目は、既知か無知かではないだろうか」 「白痴とは、我々とは違う世界を生きている人の事を指すのかもしれない」 「彼らは我々の知る現実とは違う世界を見、そしてそこに生きているのではないだろうか?」 「正気の世界の住人である我々に、どちらの世界が真実なのかなど分かりはしない」 「例えるならば夢を見ているように」 「私は……その先にあるものを、彼らが見ているその世界を知りたいと思う」 10年前からこの街で小さな個人診療所を運営するメンタルセラピスト。 重度の精神疾患を持つ者を積極的に受け入れる医療施設を運営する医師。 最新鋭の機材を惜しむ事無く導入し、ハイテク技術を駆使する。 ブログやツイッターなども精力的に使用しているようだ。 無表情で冷静。 淡々と喋る人間味の薄い男。 反面知識を取り込む事には貪欲であり、「進化」というワードに執着心を持たせれば後述の設定とリンクさせ易いかもしれない。 旧型のぼろぼろの携帯電話を肌身離さず持っている。 狂気とは人類が未知のものに振れた結果としての飛躍的な進化であるという独自の主張から、より多くの人間を狂気へとつき落とそうと暴走する狂信者。 アザトース招来の音楽が録音された携帯電話を持ち、そこから多くの人間の携帯へと怪電波を送り、多くの人を狂気の底へとつき落とし、傀儡めいて生きた人間を使役する。 【余談】 彼のアザトースへの崇拝の念は思慕の情に似通っている。 また、彼自身はとっくの昔にSAN0だが、彼自身は自分は正気だと思っている。 そしてそれ故にSAN0となった先の世界を知りたいと渇望している。 言わば自分も狂いたいと願っているのである。 しかし彼は既にSAN0である。 そんな彼がアザトースの招来に成功したとしたらどうなるのか? 結論から言うと、白痴の魔王の姿を、彼だけは決して認識する事が出来ない。 *<バックグラウンド> かつて両親が宇宙星辰会に所属しており、アザトースの招来を実行。 宇宙的狂気の一端に触れた両親は一斉に発狂しその場で自殺する。 アザトースは完全に呼び出される事はなく、また気まぐれな王の興味を惹かなかったのか、白痴の王は奇跡的にもそのまま退散する。 両親の所属する不審な宗教団体の実態を暴いてやろうと物陰から様子を伺っていた若き軍司もまたそれを目撃。 そして狂気の底へと落とされた彼は、逆に狂気に魅了され、とある真理にたどり着く。 「狂気とは人類の考え及ばぬ何かにふれてしまった際に陥る、自己防衛めいた瞬間的な進化である」と。 宗教団体の実態を暴くため、軍司は手にしていた携帯で音声録音を実行していた。 その携帯にはアザトース招来の音色と、何十人もの人々の絶叫が録音されていた。 それは聞くものを狂気に陥れる狂気の音色だった。 それが今から15年前の話。 狂気に魅せられた軍司は精神科医の道へと進み、歳を経るに従い軍司はより深淵なる狂気を望むようになる。 より深い狂気を、それに伴う更なる真実を、と求める軍司の元に、とある人間が現れる。 自分なら協力できるかもしれない、と。 それが今から13年前の話。 その後、軍司は海外への留学経験(ミスカトニック大学)を経て、この街に診療所を作るに至る。 その裏に真の目的を秘して。 それが今から7年前の話。 再びアザトースを招来し、この世界を狂気に染めあげ、人類を更なる進化へと導く為、狂信者は暗躍する。 その手に携帯電話を携えて。 軍司は友人はあくまで志を同じくする人間であり、同胞であると思っている。 それに伴い、最終決戦時の必要ターンは10ターンに変化、携帯電話の音によるSAN減少も軽減される。 ・携帯電話を奪い取る シナリオ最中、或いは最終決戦時に、軍司が生存している状況で彼の携帯電話を奪い取る事に成功した場合、彼はそれまでの鉄仮面を崩して激昂し、携帯電話を取り戻そうとしてくるだろう。 彼にとってこの音は真実に辿り着く為のただ一つの手段であり、長年の心の拠り所だからだ。 これを行う事で、軍司のターンに彼は携帯電話を所持している人間に対し、物理的な攻撃呪文である<手足の萎縮>を行ってくる。 この呪文は1ターン経過後に発動する。 <ニャルラトホテプ>協力NPC 軍司直衛の知り合いとして暗躍。 それとなく軍司へ神話知識を与え活動を活発なものにさせる傍ら、NPC1へ接触し、軍司の目的や探索者達の情報を与える。 完全に遊んでいる。 軍司はこのNPCが神話生物である事を知らず、基本的には協力者、賛同者、友人として信頼している。

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【KP用】クトゥルフ神話TRPGオススメシナリオ|よしすけ|note

クトゥルフ 神話 trpg シナリオ

[chapter:CALLING] ああ、誰か、誰か、誰か。 この音を、 この音を、止めてくれ……。 都市探索型シナリオ。 プレイヤー4〜5人程度を前提としている。 プレイ時間はボイスセッションで8〜9時間程。 二夜ほどかかる長めのシナリオである。 非常にSAN値が減少するシナリオの為、探索者のSANは最低でも50は欲しい。 (これまで4回ほど回した結果、ほぼ全ての卓で最終的に探索者全員が不定の狂気に陥る程度の減少量を見せた) 探索者は必ず全員が携帯電話かスマートフォンを所持しているように。 自宅電話や会社の電話があるかどうかも事前に決めておくと活用出来るかもしれない。 同様に探索者の家族環境等について予め聞いておき、シナリオに組み込むのも手だろう。 推奨技能は<対人技能><精神分析><図書館>など。 また必ず活用出来る保障は無いが、<電子工学>や<コンピューター>、<隠す><忍び歩き>などの能力に秀でていても面白いかもしれない。 戦闘あり。 【舞台】 時代は2013年の夏。 舞台となる街は、街外れに古い電波塔を持つ小さな街。 山に囲まれた小さな都市とすると話を進め易いだろう。 15年前、この街では宗教団体の煽動による儀式の決行、及びそれの失敗故の集団自殺事件が発生している。 街の住人達はその過去から目を背け、蓋をしようとしているだろう。 またネット上では7年ほど前からとある都市伝説の舞台がこの街なのではないかとまことしやかに囁かれ続けている。 そして1年ほど前から精神に異常をきたす者が大量に発生しており、同時、奇妙な噂が囁かれている。 「街中に奇妙な音色が響き渡る。 その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」 探索者達がこの街を訪れるのは丁度そんな頃だ。 【シナリオ背景】 この謎の音事件は、アザトースの狂信者である軍司直衛という精神科医と、彼に協力するニャルラトホテプによって引き起こされている。 軍司は15年前に発生した集団自殺事件で両親を失っており、またその際にアザトース招来の儀式とそれによって片鱗を見せたアザトースの姿を目撃している。 彼はその場で正気を完全に失うが、理性を失う事はせず、また自分が狂気に陥った自覚もなく、ただその際に目撃した白痴の魔王に魅了され心酔するようになる。 また、その際に音声を録音していた彼の携帯電話にはアザトース招来の音色と電波塔の人々の絶叫が録音され、狂気の笛としての素養を得る事になる。 それ以後、軍司はもう一度アザトースの姿を見たいと願うようになり、ミスカトニック大学への留学や多くの研究の果てに、笛に魔力を付与する方法や様々な呪術を学び、同時にアザトース招来の知識を得るに至る。 この際に彼の研究に目を付け、彼の知人に扮したニャルラトホテプが軍司に人間として接触し、協力者となるに至る。 軍司は故郷である街に診療所を開きながら期を待ち続け、やがて満を持してアザトース招来の儀式へ向けて行動を開始する。 それと同タイミングで、彼の傍らのニャルラトホテプは街に携帯電話を通じた謎の音事件を発生させ、探索者達を誘導し、軍司の儀式を阻止させるべく暗躍を始める。 【余談】 このシナリオのコンセプトは「人間vs人間」「狂気と正気の境界線」の二点である。 最終決戦では、狂人として登場するNPC達を見捨てればこのシナリオの難易度は一気に下がるという事をPL達に伝えて、どう行動するかを見守るのが基本的なスタンス。 しかし当然、生きた人間であるNPCを見捨てるという事は、その分だけ探索者達は狂気の道へ近付いていくことになるのである……とかなんとか言うとプレイヤーの葛藤を引き出せて面白いかもしれない。 当初はうっすらとしたものだったその耳鳴りは日が経つにつれ強さを増していき、遂には探索者達の頭を悩ませるまでになっている。 それはまるで電話のコール音のようだった。 頭の中でルルルル、ルルルル、ルルルル、と一定のテンポで機械的な音が鳴り続けるのである。 まるで電話に出るのを急かすかのように。 そんな悩みを抱える探索者達の下、突然探索者達の携帯電話に着信が入る 「その音の消し方を教えてやる」 謎の声はそう言うと、日付と場所だけを告げ、電話は切れる。 【指定された場所「電通トンネル」】 街外れの山へと続く古いトンネル。 歩いていくことも出来る。 使われなくなって久しい。 電波状況は非常に悪く、携帯の電波は届かなくなっている。 行き方は調べれば簡単にでてくる。 懐中電灯を持っていく事を示してもいいし、携帯を明かりにするよう誘導してもいい。 手前までは車で行く事も可能だが、トンネルの中までは入れない。 指定された時間は夜九時。 この時間になるとトンネルの周囲に人通りは消え、周囲は真っ暗になっている筈である。 【暗闇の中で】 トンネルに入る所で探索者達を合流させると良いだろう。 トンネルに入って中へ声をかけると反応はない。 トンネルに入って暫く行った所で、<目星>か<聞き耳>を行わせる。 <目星>:トンネルの奥の方に何かぼんやりとした灯りを見つける。 <聞き耳>:誰かが口論しているような一人分の声が聞こえる。 「……で……だろう…けるな……めてくれ……!」 (探索者達には見えないが、ここではNPC1は協力NPCと対峙している。 そして協力NPCの手により発狂させられるのである) 人影に近付こうとすると、突如としてトンネル内に男の絶叫が響きわたる。 人影の下にいくと、そこには呆然自失した男がへたりこんでいる。 傍らには電源の入った携帯電話(スマートホンではなく携帯電話であると必ず描写する事)が落ちている。 男に話しかけてもまともな反応は返ってこない。 <心理学>:男はひどく混乱している <精神分析>:男はほぼ完全に正気を失っている(回復不可) <目星>:周囲には人は居ない。 男のものと見られる携帯電話だけが落ちている。 探索者が携帯電話を拾おうとする、或いは何か行動を起こそうとすると、男が突然「思い通りになってたまるか!」と叫び、隠し持っていたペンを自分の喉に突き刺し自殺しようとする。 この時、探索者が自発的に望むならば、<組み付き>か<DEX対抗とSTR対抗ロールの双方成功>により判定し、男を助けても構わない。 <STR対抗ロール>に失敗した場合は<幸運>を。 成功すれば無傷、失敗した場合は流れ弾により1d3のダメージを受ける(NPC1は死亡する)。 生存した場合、NPC1は精神異常者として軍司診療所へと運ばれる事になる。 (生存の場合はSANチェックなし) 調査:<NPC1の死体> 「所持品」 ・財布(保険証に男の名前が書かれている。 男の自宅住所が記載されている。 ちぎり取られているページが多い) ・携帯電話(電池パックは抜かれている) <アイデア>成功で、この携帯は電池パックが抜けていたのに着信が入っていた事に気付く。 ・他、NPC1が持っていてもおかしくないだろう物品を持たせ、キャラクター性を出しても良い。 トンネルから外へ出た時、探索者達の携帯が一斉に鳴り響く。 着信音は電話に出るまで鳴り続ける。 同時、探索者達の頭の中でも耳鳴りがより強く鳴り始める。 携帯の着信音と連動するように。 例え携帯の電源を切っても、電池を抜いても、延々とコール音は鳴り続ける。 携帯を遠くへ投げ捨てても、ふと気付くと足下で鳴っている。 逃げ出しても同様だ。 電話に出ると、頭の中で聞こえていた耳鳴りが「ガチャリ」という音と共に止む。 実際の携帯電話からは何の声も聞こえない。 何を話しかけても同様。 やがて、携帯電話の着信はガチャリと音を立てて切れる。 電話が切れた直後にメールに着信が入る。 メールには「みつけた」と書かれている。 着信は非通知であり、メールアドレスも未知の言語で書かれている。 この着信履歴とメールアドレスは後ほど消滅する。 この導入のラスト、探索者達は<アイデア>を振る。 成功すると、絶命した男の声と、このトンネルへ誘う電話をかけてきた男の声は同じものであることに気づける。 警察への連絡や聴取を終え、 (この際にNPC2<警察官>とのRPによりNPC1の情報などを伝えておくと後々の展開を起こし易い) 帰宅した探索者達の携帯電話が再度鳴り響く。 電話に出ると不気味な音色が流れてくる。 音を聞いていると、探索者達はそれにのめり込んで行くような、ずっと聞いていたいよな、けれどどこかそら寒いような奇妙な感覚に駆られる。 やがて電話は唐突に切れる。 この奇妙な現象にあった探索者達は1のSANを強制的に失う。 ここで特殊ルール「携帯電話ルール」の説明を行うと良いだろう。 ここから探索者達の行動が開始される。 このままではじわじわと正気を失わされ、やがてはSAN0となりNPC1のような末路を辿る事になるだろう。 それを避ける為にも探索者は調査を行わなければならない。 これ以降、行動する度に探索者達のもと、電話が鳴り、奇妙な音色が響いていく。 このシナリオは基本的に探索者達の時間は朝・昼・晩の3ターン制で進む。 1ターンにつき一つの場所に移動し調査を行う事が出来る。 (運転等で急いで移動するなどの申請があり、それが成功した場合に限りもう一回分行動ターンを増やしても構わない) 一度移動する毎にPC達の携帯電話へ電話がかかって来る。 電話は基本的には探索者の誰かが出るまで鳴り続ける。 探索者が頑なに電話に出る事を拒む場合、電話の内容によっては本来電話に出た時よりも悲惨な状況が発生するかもしれない。 (詳しくは下記携帯電話イベント表([jump:6])を参照) 少ない探索場所でより多くの情報を集めたいと望む場合、道中で知り合い、連絡先を交換した(或いは知っている)NPCへ電話を使って連絡を取る事により、移動することなくその場で情報を入手する事が出来る。 ただしそうして親しくなったNPCがシナリオ内で発狂する可能性も同様に高くなる。 【ハッキングルール】 PCが高い<コンピューター>技能を有していた場合、パソコンへのハッキングを仕掛けて情報を抜き出す事が出来る。 基本的には軍司直衛の<コンピューター>技能との対抗ロールになる。 得る事の出来る内容はKPが自由に設定して構わないが、あまり成功値を高くしすぎると探索者達が一切動かなくなる危険性がある為、KPは難易度調整に気を遣うと良いだろう。 他、携帯電話やスマートフォンを利用して移動する事無く効率的に情報を入手する方法を探索者が提案した場合は、KPは積極的にそれを取り入れるといいだろう。 シナリオのタイムリミットは三日。 それを超えると強制的に最終決戦に突入する。 [newpage] [chapter:各種情報] シナリオ内で得られる各種情報。 全てを出さずとも、黒幕に辿り着けるだけの情報が入手出来れば、基本的には問題無い。 【NPC1の自宅情報】 初日の夜、或いは翌日にNPC1の自宅を訪れた場合、炎上するNPC1の自宅を目撃する。 NPC1の自宅にあった情報はほぼ全て炎上して消失するが、インターネット上に残した情報のみ生きている。 フレーバーとして、過去の集団自殺事件で死亡したNPC1の親族に関する情報を与えても構わない。 犯行を行ったのは協力者であるニャルラトホテプ。 よって自宅炎上時、軍司にはアリバイが存在する。 この家のコンピューターに対し、<コンピューター><電子工学><機械修理>に成功する事で、彼のツイッターのログを見る事が出来る。 ログによれば半年前から耳鳴りが酷くなり始めた事が記載されており、一月前に市民病院に入院する事になった旨が書かれている。 そして最新の呟きは「5000444411224444」となっている。 最後に呟かれたのは事件発生前日。 被害者の所持品は携帯電話であると必ず冒頭で伝えておくこと。 (=「なんていきて」=何で生きて、となる。 ニャルラトホテプのフラグとして扱う) 【集団自殺事件】 15年前、とあるカルト団体が煽動した事でこの街で起きた集団自殺事件。 複数の信者達が山の頂きにある電波塔から首を吊ったり飛び降りたりした。 宗教団体による煽動によるものと思われているが、信者の殆どはその事件で死亡している為、詳細は迷宮入りし不明。 関係者への<言いくるめ><説得><信用>、或いは関連物への<オカルト>などで調べる事ができるだろう。 シナリオ後半や数値次第では遺族の何人かは今もこの街で暮らしている事が分かる。 数値やRPの仕方によってはNPC1<第一情報提供者>もその一人だと言う事が分かっていい。 事件当日、どこかから奇妙な、けれど非常に美しい音色が聞こえてきたと証言する者もいていいだろう。 それ故に、ここ1年の不穏な事件もこの事件と同じものなのではないか、と警戒する者が多い事も分かる。 *カルト教団:<宇宙星辰会>* 15年前にこの街で流行していた小さなカルト団体。 宇宙開発への関心を持つ者達による小さな自称哲学サークル。 主にセミナー等の活動をしていたようだ。 当時から怪しまれてはいたが、決定的な証拠がなかった為に社会的に詰問される事は無かった。 関係者や殆どの信者は集団自殺事件で皆死亡しており、既に組織としては消滅したと見られている(実際はこの街から手を引いた)。 数少ない生き残った信者達も事件以後は改心し街を離れて行った様子。 数少ない生存者は軍司診療所に入院している。 【山奥の電波塔】 <目星><ナビゲート>で高さ50Mほどだと分かる。 電通トンネルを抜けた先、山の頂に存在する古ぼけた電波塔。 正式名称は第弐八電波塔。 一般人の立ち入りは基本的には禁じられている。 元はテレビやラジオの電波の送受信を行っていたものである。 無断で訪れようとすれば、入り口でNPC4「鉄塔管理人」と遭遇する。 <言いくるめ><信用><説得>で入る事が出来る。 失敗した場合は中へ入る事は出来ないが管理人との話によって鉄塔の情報を得られる。 嘗てはテレビ・ラジオの電波塔として役割を果たしていたが、地デジへの移行により現在は使用されなくなった。 来年には取り壊される事が決まっている。 15年前の集団自殺事件以来、無断侵入を避ける為に、地元住人による厳しい管理が行われるようになったとのこと。 管理人の許可を得ずに入り込む場合は<忍び歩き><隠れる>のどちらかに成功せねばならない。 失敗した場合は侵入不可。 中に入ると、天辺まで続く錆び付いた階段が目につく。 「危険立ち入り禁止」の看板が立っている。 天辺まで昇る事が可能。 昇ると天辺には小さなスペースがあり、街の風景を一望する事が出来る。 古びた機材やパラボアンテナ等が存在している事が分かる。 電源は入っておらず、現在は使われていない様子。 <機械修理><電子工学>等でこの機器が古くはあるが現在も使用事態は可能である事が分かる。 <目星>などで嘗てここで起きた惨劇の痕跡を察知する事が出来ていい。 (血の痕、縄を擦った痕、落下するのを拒もうとしたような爪の跡など) *イベント:<対決> 鉄塔から降りてくると下で管理人が待っている。 虚ろな目をし、足下には携帯電話が落ちている。 次の瞬間、管理人は猛スピードで鉄塔の階段目指して走り出す。 管理人は不定の狂気<恐怖症>を発症しており、重度の低所恐怖症状態に陥っていて、とにかく高い所に行きたくて仕方がなくなっている。 管理人を止めるにはまず<DEX対抗>となり、その後<STR対抗>を行い無力化しなければならない。 チャンスは全員一度きり。 失敗した場合、管理人は鉄塔の天辺まで昇りきり、飛び降りて探索者達の目の前に落下する。 助けられた場合、発狂した<鉄塔管理人>は軍司診療所へと運ばれる。 【謎の音の噂】 1年ほど前から噂されている奇妙な噂。 「街中に奇妙な音色が響き渡る。 その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」 実際に1年前からこの街では耳鳴りを訴え精神に異常をきたす者が多発している。 自殺者の数も増加傾向にあり、その影響で発生した噂のようだ。 呪いなどと嘯く者も居る。 学者は都市開発による環境の問題や各種電波と脳の影響ではないかと考えているらしいが、詳細は分かっていない。 被害は老若男女問わず出ている。 「医者」や「学者」、「警察官」などへの<説得><言いくるめ><信用>で聞く事が出来るだろう。 街の住人ならば<知識>で成功すれば簡単な概要には気付いても良い。 15年前の集団自殺事件と関係があるのではと疑う者も存在する。 *イベント:<対決> この情報を入手したターンを終える、或いは一定ターン数経過すると、道行く探索者達にNPC2<警察官>が声をかける。 雑談じみた会話RPを行えばいい。 その時警察官のもとに電話がかかり、警察官は一旦離れ電話に出る。 <聞き耳>をするという申請があった場合、成功すると警察官の携帯から奇妙な音色が聞こえた事が分かる。 まともに音声を聞いた警察官はSANが吹っ飛び発狂。 携帯電話をポトリと取り落とし、「殺人癖」を引いた警察官が探索者達へと襲い掛かってくる。 戦闘ラウンド開始。 他にも探索者が戦闘が苦手な探索者であった場合にはKPは調整すると良いだろう。 警察官は軍司診療所へ収容され、その後まともに話をする事は出来なくなっている。 誤って殺害した場合、その探索者は拘束され、その日のターン警察署以外で行動する事は出来ない。 その後も逐一マイナス補正がかかるだろう。 【この街の都市伝説】 この街について、人の集まる場所で<聞き耳><図書館><知識1/2><オカルト>などで成功した場合に判明。 この街は7年ほど前からネット上ではちょっとしたオカルトスポットだった。 というのもネット上でまことしやかに囁かれる都市伝説の発生源がこの街だという噂があるからである。 より詳細な情報は更に<図書館><コンピューター><オカルト>で成功した場合に判明する。 都市伝説というのは、謎の異常な生物が映された動画や写真、また古文書めいた文面の記されたPDFファイルが、流出しては消え、流出しては消えている、という奇妙な噂。 例えDLして厳重に保存していても、気がつくと消えてしまっているのだという。 また、奇妙なことにそれを見たという報告が非常に少ない事から、真相は眉唾めいて語られている。 探索者がネット上でより詳細に調べようとするのなら、2chなどの掲示板で当該スレを発見しても良い。 そこには過去にデータを見たという人間の言葉もある。 NPC6<記者>から紹介されても良いだろう。 以下文面。 「あれは作り物なんかじゃkなかった。 あれはまともうyrじゃなかった。 あれは知っtちゃいpけないものだっvた ん だ。 どうしておれはあの日あれを見てしまった。 あの非の俺を殺した1。 忘れrrられない。 消えない。 聞こえ る。 今も画面nの中にあの化け物がdんm、;りc 失礼しました。 あれはどう見ても作り物なので、調べるだけ無駄だと思いますよ。 」 それ以降はどれほど連絡をしても返事が返ってくることはない。 やがてスレッドに接続出来なくなる。 【軍司診療所】 7年前から街に設立されている私営の心療内科診療所。 山の麓にこじんまりと建物が存在し、軍司直衛という医者が個人で運営している。 裏庭ではアニマルセラピーの一環と称して鶏を飼っているようだ。 <調査可能な場所> 「待合室」 「病室」 「ナースセンター」 「院長室」 「裏庭(昼夜兼用)」 <夜に軍司診療所を訪れる場合> 診療所の前で、軍司に会いにきていた協力NPCに遭遇させるといいだろう。 潜入には<隠れる><忍び歩き>で潜入に成功する必要がある。 <鍵開け>判定はお好みで。 或いは協力NPCから何らかの方法で鍵を渡しても可。 ただし、室内には防犯カメラを始めとした各種防犯装置がとりつけられている。 「ナースセンター」での<コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>で解除が可能。 また、何処かの調査途中で必ず軍司が来室し、探索者達を追い出す事になる。 対話する機会があった場合、そこで軍司のキャラクター性を示すのも手だろう。 「待合室」 昼に訪れた場合、待合室へは何の問題も無く入る事が出来る。 <聞き耳>で患者の多さに比べ、その建物全体が非常に静かである事が分かる。 <目星>で待合室を見ただけでも驚く程に先鋭的な設備が整っている事が分かる。 最近は精神病患者の急増に伴い、大手市立病院からの下請けも行っているという。 重症患者の引き受けも快く行っており、入院患者も多数居るようだ。 実際に病院を訪れた場合、何らかの形で<協力NPC>か<患者/学者>を登場させるといいだろう。 上記情報は軍司本人または協力NPCへの<言いくるめ><説得><信用>で判明する。 「病室」 入院患者達が生活をしている病室。 病室へ続く道には鍵(電子ロック)がされている為、昼であっても同行者が必要となる。 入院患者に話を聞こうとすると、皆正気を失っている為にまともな会話が行えないが、<精神分析>に成功する事で夜中に不気味な鳥の鳴き声が聞こえて来るといった情報を入手出来る。 <NPC1>が生存していた場合、彼が軍司病院に対して非常に怯えている事や、電話の音を極端に厭っている事などが、同じく<精神分析>により分かるだろう。 (<NPC1>は多くの情報を知りすぎている為、狂気症状や携帯電話のコール等であまり長く話をさせないようにするといい) 他、発狂済みのNPCが居る場合は面会可。 ただしまともな会話は行えない。 また、更に奥へと向かえば、完全に痴呆状態となった壮年〜老年の男女を数人見る事が出来る。 同行者が居る場合は奥へ向かう事は良しとされない。 痴呆状態となった男女は会話どころか反応すら無く、ただ涎を垂らし、虚ろな眼で虚空を見るばかりである。 ナースセンターのカルテで、その男女が開院当初から収容されている、15年前の生き残り達である事が分かる筈だ。 KP情報的にはこの老人達は軍司のMP源であり、NPCが全員道中で死亡している際の最終決戦時の補欠要員である。 「ナースセンター」 待合室近くにあるこじんまりとしたナースセンター。 <目星>で捜査可能なのは「カルテ棚」と「電子盤」だと気付ける。 リアルアイデアも可。 「電子盤」で監視カメラもそこで管理されている事に気付いて良い。 <コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>で防犯装置のある程度の解除が可能。 (あくまである程度の、であり、あまり派手な事をすれば作動すると釘を刺しておくように) 建物全体の電源を遮断するのであれば技能判定無しで可能だが、それをすると院長室のコンピューター、奥の部屋等が捜査不可能になる。 「カルテ棚」への<図書館>を用いる事で患者のカルテを見る事も出来る。 また、各種部屋の鍵も基本的にはここで入手する事が出来る。 「院長室」 院長室内は待合室同様、様々なハイテク医療機器が揃えられている。 <目星>で書類棚、コンピューター、奥へ続く扉を発見する事が出来る。 「書類棚」を調査する場合は<図書館>。 成功した場合、古いカセットテープを発見する。 その場では再生機器はないため、持ち帰るには<隠す>成功が必須。 何らかの方法で再生すると大分劣化してノイズ塗れになった奇妙な音色が聞こえて来る。 「個別用文章」 再生を押すと、まずざりざりと酷いノイズが聞こえてきた。 音飛びなども多く、随分と古い音源のようだ。 「ザザッ……年……月7日……2…時…………ザーッ…記ろ……者、…軍司ザザザッ… 自分は……ザザッ…ま、電通トンネルのなザザッに居る… …宇宙星…ザーッ、…は弐八塔を目指しているよう……詳しくは……らないが、重要な儀式を……ザザッ……行…… ザッ……これ……ら後を追……バレない方法で録音を続けたまま……接触を試……る…… この記録が……あのカルト…ザーッザザッ、…の正体を明か……決定的な証拠にな……ザザーッ……を祈る……」 少年の声でそれだけ録音されており、その後には暫く足音やノイズが続く。 しかしやがて大きなノイズが走り、その後、ノイズが走った奇妙な音色が聞こえて来る。 それは以前にトンネルで耳にしたメロディと似たもののように思えた。 「聞き耳深化」 奇妙な音色の中、多くの人間の断末魔の叫びが混ざっている事に気付く事が出来る。 また、離れた場所から少年の声で 「……綺麗だ」 と呟かれた声を聞き取る事が出来る。 追加SANチェック。 SANに失敗し、アイデアに成功した場合はカセットテープの音色を覚えておける。 アイデア失敗の場合は忘却。 最終戦で関係する。 また、カセットテープに対する<アイデア>や調査で、事件などにおいて磁気テープは証拠能力が高いとされる事が分かる。 「コンピューター」を調べるには<図書館/コンピュータ>。 成功した場合、データ化されたネクロノミコン(アラビア語)が入手出来る。 その場(シナリオ内)で完全な解析は不可能だが、 <知識>で「ネクロノミコン」というタイトルを、 <英語>で「出典:ミスカトニック大学」というのが分かる。 このデータは持ち帰っても暫くすると消滅する。 ここで軍司の学生時代の論文のデータを与える。 ・これらの比率から、彼らはある特定の同一の何かを見ているのではないか(=クトゥルフ神話の事を指す) ・そしてそれは狂人の戯言ではなく、理由ある一つの世界なのではないか (言外に狂人の見ている世界が正常で、自分たちの見ている世界こそが誤りではないかという含みを察せられていい) 尚、論文は長く、読破には時間がかかる為、その場での解析は実質不可能である。 USBなどにDLして持ち帰るには<コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>での成功が必須。 また非常に重いファイルの為DLには時間がかかり、更に軍司本人がDL中に訪れる為、 1d3回分の<隠す>の追加成功が必須。 RPで時間を稼ぐ等で補正しても良い。 ただしネクロノミコンそのものの解析は時間がかかるためシナリオ内時間では不可能。 「奥へ続く扉」には電子ロックがかかっており、探索者達はその鍵を持っていない。 奥へ行くには<鍵開け>か<電子工学><コンピューター>の組み合わせ技能。 破壊する場合は防犯システムが鳴り、警察へ連絡される。 室内には魔術的なアイテムとハイテク機材が不気味に同居しているのが分かる。 <目星>でズタズタにされた鶏が死んでおり、血の溜まった瓶がある事に気付く。 血の溜まった瓶に手を伸ばそうとすると強制的に軍司が来室し、探索者達の意識を魔術によって奪う。 以降探索者は気絶し、強制的に3日目の最終決戦に移行する事になる。 いずれかのタイミングで軍司が妨害に現れる。 「裏庭」 鶏小屋や小さな畑がある。 患者のセラピー用のようだ。 <目星>で鶏小屋周辺に不気味に輝く奇妙な鱗を発見出来る。 <生物学>魚のものでは無さそうだ。 どちらかというと爬虫類のものに近いが、このサイズの鱗を持つ爬虫類など聞いた事が無い。 <神話技能>これはシャンタク鳥の鱗である。 NPC:【軍司直衛】 私営の心療内科を営む精神科医。 人々への<聞き耳><信用><言いくるめ>等で判明。 最新鋭の機器を積極的に導入する医師。 探索者が望むならツイッターやブログ活動を行っている事を示しても良いかもしれない。 丁寧で穏やかな性格だが、感情をあまり感じられない。 淡々と話をする。 街の住人受けは概ね良いが、学者や医者などにはあまり良い顔をされない。 というのも彼の過去に起因しているようだ。 学者、医者、記者に対して彼の事を聞く際に追加での<説得><信用><言いくるめ>などを行う事で、彼が学生時代に発表した論文で学会で大批判を浴びた事が判明していい。 ただし論文の詳細は分からない。 また彼に関する調査の中で何かしらの技能を30以下の数値で成功する事により、彼は15年前の集団心中事件の遺族である事が判明する。 かつて、学生時代は宇宙星辰会を摘発する為に奮闘していたという。 【協力NPC】 【集団心中事件】か【この街の都市伝説】他を調査中、 何かしらの技能にクリティカルで成功する事により(協力NPCが事前に姿を現している場合に限る)、協力NPCと同姓同名の人間が13年前に交通事故等で死亡している事が判明する(<幸運>などで判明させてもいい)。 個別に情報を与えるなどしても面白い展開になるかもしれない。 [newpage] [chapter:最終決戦] あらかたの情報が集まった時、突然探索者達の携帯にメールが届く。 そこには写真が添付されており、電波塔の写真が載せられている。 メール文面には一言「おいで」と書かれている。 <全体状況と処理> 山の上に建つ電波塔屋上にて、アザトース招来の儀式を実行しようとする軍司との戦い。 場には軍司の他に、軍司に操られた狂人が1d3人、或いは道中にてSAN0となったPC・発狂判定を受けたNPC分だけ居る。 (最大5人。 PTの人数や技能を見ながら設定すること) 彼らの妨害を阻みながら、鉄塔を登り、軍司を止める必要がある。 電波塔の高さは基本50M。 探索者達の所持品に応じて可変。 シャンタク鳥が一羽周囲を旋回している。 シャンタク鳥は軍司に使役されており、探索者達に襲いかかる。 7ターン以内に決着がつかない場合、アザトースの招来は成功する。 街崩壊END) 軍司へ近寄るにはシャンタク鳥の旋回の隙を突き、且つ狂人達を退け、軍司の召喚を止めなければならない。 軍司の目の前には血の溜められた大瓶があり、彼の手にはその中から取り出されたと見える古い携帯電話が存在する。 (1R目で全員に<目星>を振らせ、電波塔天辺で彼が瓶から携帯を取り出し天高く掲げる様を目撃させる) <注意事項> 狂人たちは狂っても人間である。 それ以上殺した場合は減少無し。 判定は全体ではなく殺した人間ごとに行う。 目撃者のSANチェックは減少SANが各々マイナス1。 職業による補正はPC側から提案があれば有り。 死ぬ間際に狂人達に探索者を詰る言葉や追いつめるような言葉を吐かせても良いだろう。 (例:正気に戻す等) <全体の流れ> まず軍司の元へたどり着くにはDEX対抗が必要になる。 狂人たちは探索者達の平均DEXの同一値判定だが、壁となっている狂人の人数分成功しなければならない。 ただしシャンタク鳥が場に居る場合はどんな数値でも必ず回り込まれほぼ自動失敗となる。 狂人たちを殺さずに行動不能にさせるには<精神分析>に成功すれば当該狂人はその後1d3ターン行動不能となる。 ノックアウト宣言で攻撃し、気絶させるのもありだろう。 気絶させた場合、起き上がってくる事は無い。 全てのDEX対抗に成功すると、電波塔の頂上へたどり着く事が出来る。 以降、狂人達とのDEX対抗は不要。 単純な乱戦となる。 軍司への攻撃も可能になるが、軍司の気絶/殺害に成功しても狂気の笛の音が止む事は無い。 軍司を殺害した場合、探索者が殺人に慣れていなければ相応のSANチェックを行う。 軍司の手には電波塔と接続された旧型の携帯電話が存在する。 電波塔との接続を遮断された場合はターン末のSAN減少が軽減(常時1d5になる) また、余談ながら響き渡る範囲が狭まり、街中からこの電波塔周辺に変更になる。 召喚を阻止するには携帯電話を破壊する必要がある。 携帯電話の耐久は5。 魔術で保護されており、装甲が常時1。 また軍司の意識がある場合は探索者への攻撃よりも携帯の保護を優先に行動するだろう。 (例:抱きかかえる等) 軍司から携帯を奪い取るには、<組み付き>に成功した後、同ターンで別PCならばSTR対抗(軍司のSTR-2)、同一PCが次ターンで行うならば同数値でのSTR対抗となる。 取り落とした携帯電話は未行動の別PCであれば即座に拾う事が出来る。 これらに成功しない限り、軍司は意識を失うまで携帯電話を離す事は無い。 軍司:HP14。 装甲無し。 軍司が気絶/死亡した場合、探索者は軍司を引きはがして携帯電話を手にする必要がある。 その場合、STR12との対抗。 死体を破壊する場合はその限りではない。 死体の耐久力:5 軍司の妨害を防いでいる場合、携帯電話への攻撃は自動命中とする。 <捕捉> 軍司に協力NPCの正体がニャルラトホテプである事を伝えた場合、軍司の動揺により必要ターン数が10ターンに変化する。 何故なら彼は協力NPCが本当に自分の協力者である人間だと思っていたからである。 狂人達への催眠も弱まり、DEXの値にマイナス2。 反面、EDルート2と4の道が開く。 <補足2> 軍司生存状況下で携帯電話の奪取に成功した場合、軍司は激しく激昂し<手足の萎縮>或いは<アザトースの呪詛>の呪文を用いてくる。 1ターン後には携帯電話を所持している/最も脅威であるPCに呪文が発動する。 KPは探索者達に1ターンで決着を付けないと不味い事を伝えるといいだろう。 ダメージ1d8。 また左右の手の何れかが萎縮し弾け飛ぶ。 CON-3。 CON永久的喪失。 <敵ステータス表> <シャンタク鳥> STR:40 CON:13 SIZ:50 INT:4 POW:11 DEX:27 移動:6/飛行30 耐久力:40 装甲:毎ターン9ポイントの皮膚、スタン無効 呪文:なし 攻撃手段: 噛み付き/55%/1d6 特徴: シャンタク鳥は2ターンに一度しか攻撃してこない。 その巨体によるすれ違い様の攻撃の為、旋回して戻ってくるのに時間がかかるのである。 軍司へ攻撃を加えるには、何らかの方法でシャンタク鳥の気を引くか、旋回している間に狂人達を排除してから行わなければならない。 シャンタク鳥を物理的に排除しようとするのはやや無茶だろう。 シャンタク鳥が場に居る場合には必ず回り込まれてしまう。 都合良く操られているため、積極的に軍司を庇う行動をとる。 狂人の攻撃が外れた場合、狂人NPCの幸運値でロールし、失敗した場合は塔から転落しそうになる。 失敗時は転落し20d6ダメージ。 同時刻、診療所にて火災が発生。 収容されていた患者や残されていただろう資料を道連れに、謎だけを残して全ては炎の中に消えて行く。 その日を境に、協力NPCは姿を消す。 軍司の携帯に着信が入る。 携帯に出ると協力NPCに繋がり、全てを終えた探索者達に真相を明かし、あざ笑い褒め称える(正体はぼかす程度で良いだろう)。 通話に出たPCはSANチェック。 最後の台詞は「また遊んでね」。 直後、診療所から火柱が上る。 まるで何かが空へと帰っていくように。 協力NPCの正体と行方が間接的に分かる以外は1と同じ。 ED3:軍司が生存し、ニャルラトホテプの正体が不明の場合 軍司は生存。 軍司を含めた探索者達の携帯に着信が入る。 軍司もまた理解出来ていない。 携帯は誰か1人が出た段階で一斉に協力NPCの声で話し始める。 探索者を称え、軍司を笑う。 「また遊んでね」。 その後の展開は1と同様。 軍司は強制的に発狂。 廃人と化す。 ED4:軍司が生存し、ニャルラトホテプの正体を軍司に伝えている場合 軍司は生存。 全員の携帯に着信が入る事も同様。 直後、シャンタク鳥が蘇り、軍司を連れて空へ舞い上がる。 協力NPCが姿を現し、探索者達と軍司を褒め称え「また遊んでね」と告げて正体を現し、空へと舞い上がる。 軍司はシャンタク鳥に連れ去られ共に虚空へと消える。 診療所は炎上せずに残ることとなる。 後日、探索者達の携帯電話に一通のメールが入る。 軍司の連絡先が分かっている場合はそれが軍司からである事が分かるだろう。 しかし文字は全て文字化けており、何が書いてあるのかは全く分からないのだった。 BAD END:儀式の妨害に失敗した場合 数日後、奇妙なニュースが紙面を飾る事になる。 山間に位置する小さな街の住人達の殆どが一斉に自殺を遂げたという事件である。 生き残った僅かな人間達も全て発狂しており何が起きたか詳細は不明。 警察では薬品や食品による集団食中毒事件ではないかという疑惑が流れているが、信憑性は薄いようだ。 そうしてこの街の事件は幕を閉じる。 解析には68週間かかる】 [newpage] [chapter:携帯電話イベント表] 1イベント1回。 3日の間で殆どの内容をこなすことになるだろう。 基本的には1d10で発生イベントを決定すると良いが、KPの調整で多少変更しても構わない。 【1】 携帯にメールが届く。 メールには動画が添付されている。 動画は激しく動くため画面が定まっていないが、人の悲鳴と奇妙な鳥の鳴き声、 また動画の端々に化け物(シャンタク鳥)の姿が映り込んでいる事がわかる。 動画の最後は撮影者の悲鳴と血が飛び散る様で終わっている。 <目星>などでより深く動画を観察する事により、それが夜の電波塔付近の映像である事に気がつく。 【2】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂内容は自傷癖。 発狂したNPCが自分を傷つけているムービーがその人物の携帯電話からメールで送られて来る。 電話に出なかった場合、翌日、或いは一定時間後に対象NPCは死亡する。 遭遇したNPCが居ない場合は1d6の上下で1か3の内容を行う。 【3】 8と同様の出来事が起きる。 【4】 PDF化され翻訳された魔術書「ネクロノミコン」の一部。 歯抜けながら読む事が可能。 目を通すとアザトースの記述の一部が強制的に目に入る。 代償に1%のクトゥルフ神話技能を得る。 このファイルは目を通した後でメールの着信履歴も含め綺麗に消失する。 【5】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂内容は幻覚。 発狂したNPCから電話がかかってきて、明らかに頭のおかしい内容を呟いている。 (例:鼠が襲ってくる助けて死にたく無い化け物めどうしていやだ助けて鼠が目を齧る鼠が私の喉を) 最後は正気を失した絶叫を残し電話が切れる。 遭遇したNPCが居ない場合は1d6の上下で4か6の内容を行う。 【6】 電話。 奇妙な音色が聞こえてきて、耳に押し当てた部位から突然刺が飛び出し自分の頭を貫く幻覚を見る。 質感と痛みもリアルに感じ取る。 電話に出なかった場合は周囲に存在する全ての電子機器が電話に出るまで一斉に鳴り始める。 【7】 ダイスで対象探索者を一人決定。 対象となったPCはふと気付くと視界と動きを奪われどこかに居る(個別処理) その他の探索者達はPvP展開、<精神分析>による支配解除は不可能。 <心理学>と併せ、別人のように感じるだろう。 解除はショックロールかターン数経過、或いは別行動PCが下記の行動に成功した時のみ。 何も無い場合この戦闘ターンは3ターンで終了する。 PCの姿を奪った軍司は探索者達への何らかの攻撃か、 探索者達の持つ情報を破壊しようと動くだろう。 内容によっては戦闘に持ち込まなくても面白いかもしれない。 無事脱出出来れば縄が解け、自分の姿を目撃する。 あなたは軍司直衛の姿になっている。 この現象が起きたらこのイベントは強制終了。 個別チャット用文章: <冒頭> 気がつくとあなたの視界は真っ暗になっており、両手足は一切動かす事が出来なくなっている。 口も塞がれているようだ。 感覚から察するに、椅子に座った姿勢のまま目隠しをされ、手足を拘束されているといった状況らしい。 通話をミュートにし、KPのアナウンスに合わせて上記ダイスを振って下さい。 <成功した場合> どうにか拘束を解こうともがいたあなたの行動の結果、あなたの目を覆っていた布がずれた。 それにより、あなたは周囲の状況を僅かに確認する事が出来た。 そこは窓の無い暗い部屋だった。 あなたの目の前には様々な魔術的な呪具や、捌かれた鶏の死体、血の溜められた大瓶などが並んでいる。 まるで別世界のような有様だった。 そしてあなたの正面にある血の溜められた大瓶には、椅子に拘束され、猿轡を噛まされ、目隠しをずり落とした、軍司直衛の姿が映っていた。 それを確認した直後、あなたの意識は遠のき、元の仲間達のもとへと帰る事が出来るだろう。 ミュートを解き、セッションに合流して下さい。 <失敗の場合> あなたは拘束を解こうともがいたが、あなたは拘束を解く事が出来なかった。 そうこうしている内に徐々に意識が遠のいていく。 完全に意識が反転する寸前、あなたは耳元で囁く誰かの息遣いと笑い声を聞いた。 『ああ、残念』 それを聞き取ったのを最後に、あなたの意識は完全に遠のき、あなたは元の仲間達のもとへと帰ってくる事が出来るだろう。 ミュートを解き、セッションに合流して下さい。 【8】 携帯にメールが届く。 メール画面を開くが画面は真っ暗であり、やがて画面から大量の血が溢れ出て来る。 やがて血が溢れる画面は穴のように窪んでいき、その中で何かが瞬きをしている光景をあなたは目撃する。 真っ赤に光る三つ目と目が合った。 目が三日月型に歪み笑った。 【9】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂したNPCから電話がかかって来る。 電話に出ると「あー…あーあー…あーうーあー…うあー…」といった 言葉にならない音声だけがひたすら繰り返される。 最後には絶叫となり、通話は切れる。 【10】 ボソリと一言、奇妙な声が聞こえた。 何と言っているのかまでは聞き取れなかった。 けれどその言葉を聞いた途端、とてつも無い恐怖が探索者を襲う。 理由すら分からない圧倒的恐怖。 探索者にこの時点での軍司とのPOW対抗ロールを。 (POW減少の影響は幸運にのみ影響。 現在SANには固定値以外影響無し) 使用呪文:<アザトースの呪詛> <聞き耳>を使用する事でより深く踏み込む事により、その声が男(軍司)のものであると気付き、声に狂気を感じて良い。 (対象/一人) 着信を無視すると強制的に着信し、その場の対象が全員になる。 [newpage] [chapter:NPC情報] ・ダイスによって事前に「協力NPC/ニャルラトホテプ」「発狂し襲い掛かって来るNPC」を決定する「第一情報提供者」を他の担当NPCと並立させても良いかもしれない。 それ以外のNPCは出しても良いし省略しても良い。 ・ニャルラトホテプNPCは軍司と長年親交のある人物となり、持っている情報に「軍司直衛の情報(全て)」が追加される ・それ以外のNPCについてはある程度自由に動かすと良い <NPC1>第一情報提供者 謎の音事件により発狂し通院を重ねていたが、重症化し入院。 やがて軍司診療所への転院が決定するが、偶然(或いはニャルラトホテプの干渉により)軍司の本性と彼の計画を知り、過去の事件を再来させないために、ニャルラトホテプから与えられた情報から探索者達へ連絡を取る。 基本導入において探索者に音を止める方法を伝えようと連絡するが、探索者達と出会う直前にニャルラトホテプによって発狂させられる。 ニャルラトホテプに最も弄ばれるポジション。 何事もなく話が進んだ場合は自殺する。 15年前の集団自殺事件の遺族。 死ぬ前から大分発狂しかけていたようだ。 発狂しているが、明確に軍司に対して危機感を覚えている。 【(生存した場合)このNPCが持っている情報】 ・集団自殺事件について ・謎の音色怪事件について ・軍司診療所について(一部) (ただし殆ど発狂している為、聞き出すには<精神分析>他が必要) <NPC2>警察官 謎の音怪現象に悩む警察官。 実際に事件に取り組む刑事としても良いし、市民を気にかける善良な警察官という扱いでも良いだろう。 探索者の職種によっては同僚ということにして、導入に使用しても良いかもしれない。 軍司に対しては街に貢献する善良な医師という認識から比較的好印象を抱いている。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(警察視点等) ・謎の音色怪事件について(警察視点他) ・<NPC1>について(知人と言う事にしても可) <NPC3>医者 街の市民病院に勤める医師。 精神科医とするのが進行上妥当か。 NPC1の元担当医としても良いかもしれない。 謎の音怪現象による患者の急増に首をひねりながら、街にある診療所の噂を耳聡く聞きつけている。 基本的には職業柄軍司の経歴については知っており、あまり好印象は抱いていない。 シナリオ進行に伴い、幕間にて謎の電話を受けた際は発狂する。 進行の都合上、市民病院ではなく軍司診療所に入院することになる。 探索者の職種によっては同僚ということにして、NPC2同様に導入に使用しても良いかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(医者観点他) ・謎の音色怪事件について(医者観点他) ・軍司直衛と軍司心療内科について(同業者観点、過去の学会等) <NPC4>鉄塔の管理人 職種指定無し。 街外れの山奥の鉄塔に纏わる昔話の情報を探索者達に与える。 展開次第では死亡or発狂する。 このNPCをニャルラトホテプとする場合は死後も活動している様が見られるとすれば良いだろう。 軍司に対しては基本的に街の優秀な医者として好印象を抱いている筈である。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(鉄塔の情報中心) ・鉄塔の歴史について <NPC5>学者 謎の音について調査を進めている学者。 何の学者にするかは一任。 病院の情報や軍司の過去に関する情報を持つ。 シナリオ進行に伴い何れかの段階で発狂するかもしれない。 軍司の過去についての情報も知っているが、単純な悪感情は抱いていない。 働きかけ次第では警戒心を抱いてくれるかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(街の噂程度) ・軍司直衛と軍司心療内科について(患者視点、集団自殺事件の遺族等) ・謎の音怪事件について(被害者視点・学者視点) <NPC6>記者 ネット上の都市伝説やこの街に纏わる噂、15年前の事件の情報等を探索者達へ与える。 過去の事件に関し、嘗て調査を訴えていた軍司の事を知っている。 彼がその事件にどの程度関わっていたのか、軍司との仲等については自由に設定すると良いだろう。 シナリオ進行に伴い何れかの段階で発狂するかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(より詳しい情報) ・謎の音怪事件について(噂、世間の目視点) ・軍司直衛の情報(記者視点) <黒幕>軍司直衛(グンジナオエ)(31歳) STR:15 CON:14 SIZ:13 APP:16 DEX:14 INT:15 EDU:21 POW:18 MP:40+発狂したNPC数のPOW(最低でもNPC2、NPC4の二人分はプラス) SAN:0 HP:14 呪文: ・狂気の笛(携帯電話) ・魂の歌(他の呪文と併用して一連の事件を起こすために扱っている) ・アザトースの呪詛(携帯現象1にて使用) ・支配(携帯現象8にて使用) ・精神的従属(改変)(狂人の使役に使用) ・精神交換(改変)(携帯現象4にて使用) ・精神力吸収 (ほぼ全ての呪文と組み合わせて使用されている。 発狂したNPCのMPを吸収している。 また病院の収容患者からも適宜吸収している為、実質軍司のMPは底なしである) ・笛に魔力を付加する(笛=携帯電話。 招来の儀式に使用) ・手足の萎縮(キレた時のみ使用。 MP8消費)(1ターン経過後に1d8ダメージ。 対象1。 その為ならクトゥルフ神話技能に関わる情報の開示も厭わず、己の冒涜的な所業が明らかになったとしても相手が自分の目的に明確に反対しないのであれば何食わぬ顔をしている。 「狂気と正気の境目は、既知か無知かではないだろうか」 「白痴とは、我々とは違う世界を生きている人の事を指すのかもしれない」 「彼らは我々の知る現実とは違う世界を見、そしてそこに生きているのではないだろうか?」 「正気の世界の住人である我々に、どちらの世界が真実なのかなど分かりはしない」 「例えるならば夢を見ているように」 「私は……その先にあるものを、彼らが見ているその世界を知りたいと思う」 10年前からこの街で小さな個人診療所を運営するメンタルセラピスト。 重度の精神疾患を持つ者を積極的に受け入れる医療施設を運営する医師。 最新鋭の機材を惜しむ事無く導入し、ハイテク技術を駆使する。 ブログやツイッターなども精力的に使用しているようだ。 無表情で冷静。 淡々と喋る人間味の薄い男。 反面知識を取り込む事には貪欲であり、「進化」というワードに執着心を持たせれば後述の設定とリンクさせ易いかもしれない。 旧型のぼろぼろの携帯電話を肌身離さず持っている。 狂気とは人類が未知のものに振れた結果としての飛躍的な進化であるという独自の主張から、より多くの人間を狂気へとつき落とそうと暴走する狂信者。 アザトース招来の音楽が録音された携帯電話を持ち、そこから多くの人間の携帯へと怪電波を送り、多くの人を狂気の底へとつき落とし、傀儡めいて生きた人間を使役する。 【余談】 彼のアザトースへの崇拝の念は思慕の情に似通っている。 また、彼自身はとっくの昔にSAN0だが、彼自身は自分は正気だと思っている。 そしてそれ故にSAN0となった先の世界を知りたいと渇望している。 言わば自分も狂いたいと願っているのである。 しかし彼は既にSAN0である。 そんな彼がアザトースの招来に成功したとしたらどうなるのか? 結論から言うと、白痴の魔王の姿を、彼だけは決して認識する事が出来ない。 *<バックグラウンド> かつて両親が宇宙星辰会に所属しており、アザトースの招来を実行。 宇宙的狂気の一端に触れた両親は一斉に発狂しその場で自殺する。 アザトースは完全に呼び出される事はなく、また気まぐれな王の興味を惹かなかったのか、白痴の王は奇跡的にもそのまま退散する。 両親の所属する不審な宗教団体の実態を暴いてやろうと物陰から様子を伺っていた若き軍司もまたそれを目撃。 そして狂気の底へと落とされた彼は、逆に狂気に魅了され、とある真理にたどり着く。 「狂気とは人類の考え及ばぬ何かにふれてしまった際に陥る、自己防衛めいた瞬間的な進化である」と。 宗教団体の実態を暴くため、軍司は手にしていた携帯で音声録音を実行していた。 その携帯にはアザトース招来の音色と、何十人もの人々の絶叫が録音されていた。 それは聞くものを狂気に陥れる狂気の音色だった。 それが今から15年前の話。 狂気に魅せられた軍司は精神科医の道へと進み、歳を経るに従い軍司はより深淵なる狂気を望むようになる。 より深い狂気を、それに伴う更なる真実を、と求める軍司の元に、とある人間が現れる。 自分なら協力できるかもしれない、と。 それが今から13年前の話。 その後、軍司は海外への留学経験(ミスカトニック大学)を経て、この街に診療所を作るに至る。 その裏に真の目的を秘して。 それが今から7年前の話。 再びアザトースを招来し、この世界を狂気に染めあげ、人類を更なる進化へと導く為、狂信者は暗躍する。 その手に携帯電話を携えて。 軍司は友人はあくまで志を同じくする人間であり、同胞であると思っている。 それに伴い、最終決戦時の必要ターンは10ターンに変化、携帯電話の音によるSAN減少も軽減される。 ・携帯電話を奪い取る シナリオ最中、或いは最終決戦時に、軍司が生存している状況で彼の携帯電話を奪い取る事に成功した場合、彼はそれまでの鉄仮面を崩して激昂し、携帯電話を取り戻そうとしてくるだろう。 彼にとってこの音は真実に辿り着く為のただ一つの手段であり、長年の心の拠り所だからだ。 これを行う事で、軍司のターンに彼は携帯電話を所持している人間に対し、物理的な攻撃呪文である<手足の萎縮>を行ってくる。 この呪文は1ターン経過後に発動する。 <ニャルラトホテプ>協力NPC 軍司直衛の知り合いとして暗躍。 それとなく軍司へ神話知識を与え活動を活発なものにさせる傍ら、NPC1へ接触し、軍司の目的や探索者達の情報を与える。 完全に遊んでいる。 軍司はこのNPCが神話生物である事を知らず、基本的には協力者、賛同者、友人として信頼している。

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初心者が簡単に『クトゥルフ神話TRPG』を遊ぶ3つのコツとやり方

クトゥルフ 神話 trpg シナリオ

[chapter:CALLING] ああ、誰か、誰か、誰か。 この音を、 この音を、止めてくれ……。 都市探索型シナリオ。 プレイヤー4〜5人程度を前提としている。 プレイ時間はボイスセッションで8〜9時間程。 二夜ほどかかる長めのシナリオである。 非常にSAN値が減少するシナリオの為、探索者のSANは最低でも50は欲しい。 (これまで4回ほど回した結果、ほぼ全ての卓で最終的に探索者全員が不定の狂気に陥る程度の減少量を見せた) 探索者は必ず全員が携帯電話かスマートフォンを所持しているように。 自宅電話や会社の電話があるかどうかも事前に決めておくと活用出来るかもしれない。 同様に探索者の家族環境等について予め聞いておき、シナリオに組み込むのも手だろう。 推奨技能は<対人技能><精神分析><図書館>など。 また必ず活用出来る保障は無いが、<電子工学>や<コンピューター>、<隠す><忍び歩き>などの能力に秀でていても面白いかもしれない。 戦闘あり。 【舞台】 時代は2013年の夏。 舞台となる街は、街外れに古い電波塔を持つ小さな街。 山に囲まれた小さな都市とすると話を進め易いだろう。 15年前、この街では宗教団体の煽動による儀式の決行、及びそれの失敗故の集団自殺事件が発生している。 街の住人達はその過去から目を背け、蓋をしようとしているだろう。 またネット上では7年ほど前からとある都市伝説の舞台がこの街なのではないかとまことしやかに囁かれ続けている。 そして1年ほど前から精神に異常をきたす者が大量に発生しており、同時、奇妙な噂が囁かれている。 「街中に奇妙な音色が響き渡る。 その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」 探索者達がこの街を訪れるのは丁度そんな頃だ。 【シナリオ背景】 この謎の音事件は、アザトースの狂信者である軍司直衛という精神科医と、彼に協力するニャルラトホテプによって引き起こされている。 軍司は15年前に発生した集団自殺事件で両親を失っており、またその際にアザトース招来の儀式とそれによって片鱗を見せたアザトースの姿を目撃している。 彼はその場で正気を完全に失うが、理性を失う事はせず、また自分が狂気に陥った自覚もなく、ただその際に目撃した白痴の魔王に魅了され心酔するようになる。 また、その際に音声を録音していた彼の携帯電話にはアザトース招来の音色と電波塔の人々の絶叫が録音され、狂気の笛としての素養を得る事になる。 それ以後、軍司はもう一度アザトースの姿を見たいと願うようになり、ミスカトニック大学への留学や多くの研究の果てに、笛に魔力を付与する方法や様々な呪術を学び、同時にアザトース招来の知識を得るに至る。 この際に彼の研究に目を付け、彼の知人に扮したニャルラトホテプが軍司に人間として接触し、協力者となるに至る。 軍司は故郷である街に診療所を開きながら期を待ち続け、やがて満を持してアザトース招来の儀式へ向けて行動を開始する。 それと同タイミングで、彼の傍らのニャルラトホテプは街に携帯電話を通じた謎の音事件を発生させ、探索者達を誘導し、軍司の儀式を阻止させるべく暗躍を始める。 【余談】 このシナリオのコンセプトは「人間vs人間」「狂気と正気の境界線」の二点である。 最終決戦では、狂人として登場するNPC達を見捨てればこのシナリオの難易度は一気に下がるという事をPL達に伝えて、どう行動するかを見守るのが基本的なスタンス。 しかし当然、生きた人間であるNPCを見捨てるという事は、その分だけ探索者達は狂気の道へ近付いていくことになるのである……とかなんとか言うとプレイヤーの葛藤を引き出せて面白いかもしれない。 当初はうっすらとしたものだったその耳鳴りは日が経つにつれ強さを増していき、遂には探索者達の頭を悩ませるまでになっている。 それはまるで電話のコール音のようだった。 頭の中でルルルル、ルルルル、ルルルル、と一定のテンポで機械的な音が鳴り続けるのである。 まるで電話に出るのを急かすかのように。 そんな悩みを抱える探索者達の下、突然探索者達の携帯電話に着信が入る 「その音の消し方を教えてやる」 謎の声はそう言うと、日付と場所だけを告げ、電話は切れる。 【指定された場所「電通トンネル」】 街外れの山へと続く古いトンネル。 歩いていくことも出来る。 使われなくなって久しい。 電波状況は非常に悪く、携帯の電波は届かなくなっている。 行き方は調べれば簡単にでてくる。 懐中電灯を持っていく事を示してもいいし、携帯を明かりにするよう誘導してもいい。 手前までは車で行く事も可能だが、トンネルの中までは入れない。 指定された時間は夜九時。 この時間になるとトンネルの周囲に人通りは消え、周囲は真っ暗になっている筈である。 【暗闇の中で】 トンネルに入る所で探索者達を合流させると良いだろう。 トンネルに入って中へ声をかけると反応はない。 トンネルに入って暫く行った所で、<目星>か<聞き耳>を行わせる。 <目星>:トンネルの奥の方に何かぼんやりとした灯りを見つける。 <聞き耳>:誰かが口論しているような一人分の声が聞こえる。 「……で……だろう…けるな……めてくれ……!」 (探索者達には見えないが、ここではNPC1は協力NPCと対峙している。 そして協力NPCの手により発狂させられるのである) 人影に近付こうとすると、突如としてトンネル内に男の絶叫が響きわたる。 人影の下にいくと、そこには呆然自失した男がへたりこんでいる。 傍らには電源の入った携帯電話(スマートホンではなく携帯電話であると必ず描写する事)が落ちている。 男に話しかけてもまともな反応は返ってこない。 <心理学>:男はひどく混乱している <精神分析>:男はほぼ完全に正気を失っている(回復不可) <目星>:周囲には人は居ない。 男のものと見られる携帯電話だけが落ちている。 探索者が携帯電話を拾おうとする、或いは何か行動を起こそうとすると、男が突然「思い通りになってたまるか!」と叫び、隠し持っていたペンを自分の喉に突き刺し自殺しようとする。 この時、探索者が自発的に望むならば、<組み付き>か<DEX対抗とSTR対抗ロールの双方成功>により判定し、男を助けても構わない。 <STR対抗ロール>に失敗した場合は<幸運>を。 成功すれば無傷、失敗した場合は流れ弾により1d3のダメージを受ける(NPC1は死亡する)。 生存した場合、NPC1は精神異常者として軍司診療所へと運ばれる事になる。 (生存の場合はSANチェックなし) 調査:<NPC1の死体> 「所持品」 ・財布(保険証に男の名前が書かれている。 男の自宅住所が記載されている。 ちぎり取られているページが多い) ・携帯電話(電池パックは抜かれている) <アイデア>成功で、この携帯は電池パックが抜けていたのに着信が入っていた事に気付く。 ・他、NPC1が持っていてもおかしくないだろう物品を持たせ、キャラクター性を出しても良い。 トンネルから外へ出た時、探索者達の携帯が一斉に鳴り響く。 着信音は電話に出るまで鳴り続ける。 同時、探索者達の頭の中でも耳鳴りがより強く鳴り始める。 携帯の着信音と連動するように。 例え携帯の電源を切っても、電池を抜いても、延々とコール音は鳴り続ける。 携帯を遠くへ投げ捨てても、ふと気付くと足下で鳴っている。 逃げ出しても同様だ。 電話に出ると、頭の中で聞こえていた耳鳴りが「ガチャリ」という音と共に止む。 実際の携帯電話からは何の声も聞こえない。 何を話しかけても同様。 やがて、携帯電話の着信はガチャリと音を立てて切れる。 電話が切れた直後にメールに着信が入る。 メールには「みつけた」と書かれている。 着信は非通知であり、メールアドレスも未知の言語で書かれている。 この着信履歴とメールアドレスは後ほど消滅する。 この導入のラスト、探索者達は<アイデア>を振る。 成功すると、絶命した男の声と、このトンネルへ誘う電話をかけてきた男の声は同じものであることに気づける。 警察への連絡や聴取を終え、 (この際にNPC2<警察官>とのRPによりNPC1の情報などを伝えておくと後々の展開を起こし易い) 帰宅した探索者達の携帯電話が再度鳴り響く。 電話に出ると不気味な音色が流れてくる。 音を聞いていると、探索者達はそれにのめり込んで行くような、ずっと聞いていたいよな、けれどどこかそら寒いような奇妙な感覚に駆られる。 やがて電話は唐突に切れる。 この奇妙な現象にあった探索者達は1のSANを強制的に失う。 ここで特殊ルール「携帯電話ルール」の説明を行うと良いだろう。 ここから探索者達の行動が開始される。 このままではじわじわと正気を失わされ、やがてはSAN0となりNPC1のような末路を辿る事になるだろう。 それを避ける為にも探索者は調査を行わなければならない。 これ以降、行動する度に探索者達のもと、電話が鳴り、奇妙な音色が響いていく。 このシナリオは基本的に探索者達の時間は朝・昼・晩の3ターン制で進む。 1ターンにつき一つの場所に移動し調査を行う事が出来る。 (運転等で急いで移動するなどの申請があり、それが成功した場合に限りもう一回分行動ターンを増やしても構わない) 一度移動する毎にPC達の携帯電話へ電話がかかって来る。 電話は基本的には探索者の誰かが出るまで鳴り続ける。 探索者が頑なに電話に出る事を拒む場合、電話の内容によっては本来電話に出た時よりも悲惨な状況が発生するかもしれない。 (詳しくは下記携帯電話イベント表([jump:6])を参照) 少ない探索場所でより多くの情報を集めたいと望む場合、道中で知り合い、連絡先を交換した(或いは知っている)NPCへ電話を使って連絡を取る事により、移動することなくその場で情報を入手する事が出来る。 ただしそうして親しくなったNPCがシナリオ内で発狂する可能性も同様に高くなる。 【ハッキングルール】 PCが高い<コンピューター>技能を有していた場合、パソコンへのハッキングを仕掛けて情報を抜き出す事が出来る。 基本的には軍司直衛の<コンピューター>技能との対抗ロールになる。 得る事の出来る内容はKPが自由に設定して構わないが、あまり成功値を高くしすぎると探索者達が一切動かなくなる危険性がある為、KPは難易度調整に気を遣うと良いだろう。 他、携帯電話やスマートフォンを利用して移動する事無く効率的に情報を入手する方法を探索者が提案した場合は、KPは積極的にそれを取り入れるといいだろう。 シナリオのタイムリミットは三日。 それを超えると強制的に最終決戦に突入する。 [newpage] [chapter:各種情報] シナリオ内で得られる各種情報。 全てを出さずとも、黒幕に辿り着けるだけの情報が入手出来れば、基本的には問題無い。 【NPC1の自宅情報】 初日の夜、或いは翌日にNPC1の自宅を訪れた場合、炎上するNPC1の自宅を目撃する。 NPC1の自宅にあった情報はほぼ全て炎上して消失するが、インターネット上に残した情報のみ生きている。 フレーバーとして、過去の集団自殺事件で死亡したNPC1の親族に関する情報を与えても構わない。 犯行を行ったのは協力者であるニャルラトホテプ。 よって自宅炎上時、軍司にはアリバイが存在する。 この家のコンピューターに対し、<コンピューター><電子工学><機械修理>に成功する事で、彼のツイッターのログを見る事が出来る。 ログによれば半年前から耳鳴りが酷くなり始めた事が記載されており、一月前に市民病院に入院する事になった旨が書かれている。 そして最新の呟きは「5000444411224444」となっている。 最後に呟かれたのは事件発生前日。 被害者の所持品は携帯電話であると必ず冒頭で伝えておくこと。 (=「なんていきて」=何で生きて、となる。 ニャルラトホテプのフラグとして扱う) 【集団自殺事件】 15年前、とあるカルト団体が煽動した事でこの街で起きた集団自殺事件。 複数の信者達が山の頂きにある電波塔から首を吊ったり飛び降りたりした。 宗教団体による煽動によるものと思われているが、信者の殆どはその事件で死亡している為、詳細は迷宮入りし不明。 関係者への<言いくるめ><説得><信用>、或いは関連物への<オカルト>などで調べる事ができるだろう。 シナリオ後半や数値次第では遺族の何人かは今もこの街で暮らしている事が分かる。 数値やRPの仕方によってはNPC1<第一情報提供者>もその一人だと言う事が分かっていい。 事件当日、どこかから奇妙な、けれど非常に美しい音色が聞こえてきたと証言する者もいていいだろう。 それ故に、ここ1年の不穏な事件もこの事件と同じものなのではないか、と警戒する者が多い事も分かる。 *カルト教団:<宇宙星辰会>* 15年前にこの街で流行していた小さなカルト団体。 宇宙開発への関心を持つ者達による小さな自称哲学サークル。 主にセミナー等の活動をしていたようだ。 当時から怪しまれてはいたが、決定的な証拠がなかった為に社会的に詰問される事は無かった。 関係者や殆どの信者は集団自殺事件で皆死亡しており、既に組織としては消滅したと見られている(実際はこの街から手を引いた)。 数少ない生き残った信者達も事件以後は改心し街を離れて行った様子。 数少ない生存者は軍司診療所に入院している。 【山奥の電波塔】 <目星><ナビゲート>で高さ50Mほどだと分かる。 電通トンネルを抜けた先、山の頂に存在する古ぼけた電波塔。 正式名称は第弐八電波塔。 一般人の立ち入りは基本的には禁じられている。 元はテレビやラジオの電波の送受信を行っていたものである。 無断で訪れようとすれば、入り口でNPC4「鉄塔管理人」と遭遇する。 <言いくるめ><信用><説得>で入る事が出来る。 失敗した場合は中へ入る事は出来ないが管理人との話によって鉄塔の情報を得られる。 嘗てはテレビ・ラジオの電波塔として役割を果たしていたが、地デジへの移行により現在は使用されなくなった。 来年には取り壊される事が決まっている。 15年前の集団自殺事件以来、無断侵入を避ける為に、地元住人による厳しい管理が行われるようになったとのこと。 管理人の許可を得ずに入り込む場合は<忍び歩き><隠れる>のどちらかに成功せねばならない。 失敗した場合は侵入不可。 中に入ると、天辺まで続く錆び付いた階段が目につく。 「危険立ち入り禁止」の看板が立っている。 天辺まで昇る事が可能。 昇ると天辺には小さなスペースがあり、街の風景を一望する事が出来る。 古びた機材やパラボアンテナ等が存在している事が分かる。 電源は入っておらず、現在は使われていない様子。 <機械修理><電子工学>等でこの機器が古くはあるが現在も使用事態は可能である事が分かる。 <目星>などで嘗てここで起きた惨劇の痕跡を察知する事が出来ていい。 (血の痕、縄を擦った痕、落下するのを拒もうとしたような爪の跡など) *イベント:<対決> 鉄塔から降りてくると下で管理人が待っている。 虚ろな目をし、足下には携帯電話が落ちている。 次の瞬間、管理人は猛スピードで鉄塔の階段目指して走り出す。 管理人は不定の狂気<恐怖症>を発症しており、重度の低所恐怖症状態に陥っていて、とにかく高い所に行きたくて仕方がなくなっている。 管理人を止めるにはまず<DEX対抗>となり、その後<STR対抗>を行い無力化しなければならない。 チャンスは全員一度きり。 失敗した場合、管理人は鉄塔の天辺まで昇りきり、飛び降りて探索者達の目の前に落下する。 助けられた場合、発狂した<鉄塔管理人>は軍司診療所へと運ばれる。 【謎の音の噂】 1年ほど前から噂されている奇妙な噂。 「街中に奇妙な音色が響き渡る。 その音色を耳にした者は狂って死んでしまう」 実際に1年前からこの街では耳鳴りを訴え精神に異常をきたす者が多発している。 自殺者の数も増加傾向にあり、その影響で発生した噂のようだ。 呪いなどと嘯く者も居る。 学者は都市開発による環境の問題や各種電波と脳の影響ではないかと考えているらしいが、詳細は分かっていない。 被害は老若男女問わず出ている。 「医者」や「学者」、「警察官」などへの<説得><言いくるめ><信用>で聞く事が出来るだろう。 街の住人ならば<知識>で成功すれば簡単な概要には気付いても良い。 15年前の集団自殺事件と関係があるのではと疑う者も存在する。 *イベント:<対決> この情報を入手したターンを終える、或いは一定ターン数経過すると、道行く探索者達にNPC2<警察官>が声をかける。 雑談じみた会話RPを行えばいい。 その時警察官のもとに電話がかかり、警察官は一旦離れ電話に出る。 <聞き耳>をするという申請があった場合、成功すると警察官の携帯から奇妙な音色が聞こえた事が分かる。 まともに音声を聞いた警察官はSANが吹っ飛び発狂。 携帯電話をポトリと取り落とし、「殺人癖」を引いた警察官が探索者達へと襲い掛かってくる。 戦闘ラウンド開始。 他にも探索者が戦闘が苦手な探索者であった場合にはKPは調整すると良いだろう。 警察官は軍司診療所へ収容され、その後まともに話をする事は出来なくなっている。 誤って殺害した場合、その探索者は拘束され、その日のターン警察署以外で行動する事は出来ない。 その後も逐一マイナス補正がかかるだろう。 【この街の都市伝説】 この街について、人の集まる場所で<聞き耳><図書館><知識1/2><オカルト>などで成功した場合に判明。 この街は7年ほど前からネット上ではちょっとしたオカルトスポットだった。 というのもネット上でまことしやかに囁かれる都市伝説の発生源がこの街だという噂があるからである。 より詳細な情報は更に<図書館><コンピューター><オカルト>で成功した場合に判明する。 都市伝説というのは、謎の異常な生物が映された動画や写真、また古文書めいた文面の記されたPDFファイルが、流出しては消え、流出しては消えている、という奇妙な噂。 例えDLして厳重に保存していても、気がつくと消えてしまっているのだという。 また、奇妙なことにそれを見たという報告が非常に少ない事から、真相は眉唾めいて語られている。 探索者がネット上でより詳細に調べようとするのなら、2chなどの掲示板で当該スレを発見しても良い。 そこには過去にデータを見たという人間の言葉もある。 NPC6<記者>から紹介されても良いだろう。 以下文面。 「あれは作り物なんかじゃkなかった。 あれはまともうyrじゃなかった。 あれは知っtちゃいpけないものだっvた ん だ。 どうしておれはあの日あれを見てしまった。 あの非の俺を殺した1。 忘れrrられない。 消えない。 聞こえ る。 今も画面nの中にあの化け物がdんm、;りc 失礼しました。 あれはどう見ても作り物なので、調べるだけ無駄だと思いますよ。 」 それ以降はどれほど連絡をしても返事が返ってくることはない。 やがてスレッドに接続出来なくなる。 【軍司診療所】 7年前から街に設立されている私営の心療内科診療所。 山の麓にこじんまりと建物が存在し、軍司直衛という医者が個人で運営している。 裏庭ではアニマルセラピーの一環と称して鶏を飼っているようだ。 <調査可能な場所> 「待合室」 「病室」 「ナースセンター」 「院長室」 「裏庭(昼夜兼用)」 <夜に軍司診療所を訪れる場合> 診療所の前で、軍司に会いにきていた協力NPCに遭遇させるといいだろう。 潜入には<隠れる><忍び歩き>で潜入に成功する必要がある。 <鍵開け>判定はお好みで。 或いは協力NPCから何らかの方法で鍵を渡しても可。 ただし、室内には防犯カメラを始めとした各種防犯装置がとりつけられている。 「ナースセンター」での<コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>で解除が可能。 また、何処かの調査途中で必ず軍司が来室し、探索者達を追い出す事になる。 対話する機会があった場合、そこで軍司のキャラクター性を示すのも手だろう。 「待合室」 昼に訪れた場合、待合室へは何の問題も無く入る事が出来る。 <聞き耳>で患者の多さに比べ、その建物全体が非常に静かである事が分かる。 <目星>で待合室を見ただけでも驚く程に先鋭的な設備が整っている事が分かる。 最近は精神病患者の急増に伴い、大手市立病院からの下請けも行っているという。 重症患者の引き受けも快く行っており、入院患者も多数居るようだ。 実際に病院を訪れた場合、何らかの形で<協力NPC>か<患者/学者>を登場させるといいだろう。 上記情報は軍司本人または協力NPCへの<言いくるめ><説得><信用>で判明する。 「病室」 入院患者達が生活をしている病室。 病室へ続く道には鍵(電子ロック)がされている為、昼であっても同行者が必要となる。 入院患者に話を聞こうとすると、皆正気を失っている為にまともな会話が行えないが、<精神分析>に成功する事で夜中に不気味な鳥の鳴き声が聞こえて来るといった情報を入手出来る。 <NPC1>が生存していた場合、彼が軍司病院に対して非常に怯えている事や、電話の音を極端に厭っている事などが、同じく<精神分析>により分かるだろう。 (<NPC1>は多くの情報を知りすぎている為、狂気症状や携帯電話のコール等であまり長く話をさせないようにするといい) 他、発狂済みのNPCが居る場合は面会可。 ただしまともな会話は行えない。 また、更に奥へと向かえば、完全に痴呆状態となった壮年〜老年の男女を数人見る事が出来る。 同行者が居る場合は奥へ向かう事は良しとされない。 痴呆状態となった男女は会話どころか反応すら無く、ただ涎を垂らし、虚ろな眼で虚空を見るばかりである。 ナースセンターのカルテで、その男女が開院当初から収容されている、15年前の生き残り達である事が分かる筈だ。 KP情報的にはこの老人達は軍司のMP源であり、NPCが全員道中で死亡している際の最終決戦時の補欠要員である。 「ナースセンター」 待合室近くにあるこじんまりとしたナースセンター。 <目星>で捜査可能なのは「カルテ棚」と「電子盤」だと気付ける。 リアルアイデアも可。 「電子盤」で監視カメラもそこで管理されている事に気付いて良い。 <コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>で防犯装置のある程度の解除が可能。 (あくまである程度の、であり、あまり派手な事をすれば作動すると釘を刺しておくように) 建物全体の電源を遮断するのであれば技能判定無しで可能だが、それをすると院長室のコンピューター、奥の部屋等が捜査不可能になる。 「カルテ棚」への<図書館>を用いる事で患者のカルテを見る事も出来る。 また、各種部屋の鍵も基本的にはここで入手する事が出来る。 「院長室」 院長室内は待合室同様、様々なハイテク医療機器が揃えられている。 <目星>で書類棚、コンピューター、奥へ続く扉を発見する事が出来る。 「書類棚」を調査する場合は<図書館>。 成功した場合、古いカセットテープを発見する。 その場では再生機器はないため、持ち帰るには<隠す>成功が必須。 何らかの方法で再生すると大分劣化してノイズ塗れになった奇妙な音色が聞こえて来る。 「個別用文章」 再生を押すと、まずざりざりと酷いノイズが聞こえてきた。 音飛びなども多く、随分と古い音源のようだ。 「ザザッ……年……月7日……2…時…………ザーッ…記ろ……者、…軍司ザザザッ… 自分は……ザザッ…ま、電通トンネルのなザザッに居る… …宇宙星…ザーッ、…は弐八塔を目指しているよう……詳しくは……らないが、重要な儀式を……ザザッ……行…… ザッ……これ……ら後を追……バレない方法で録音を続けたまま……接触を試……る…… この記録が……あのカルト…ザーッザザッ、…の正体を明か……決定的な証拠にな……ザザーッ……を祈る……」 少年の声でそれだけ録音されており、その後には暫く足音やノイズが続く。 しかしやがて大きなノイズが走り、その後、ノイズが走った奇妙な音色が聞こえて来る。 それは以前にトンネルで耳にしたメロディと似たもののように思えた。 「聞き耳深化」 奇妙な音色の中、多くの人間の断末魔の叫びが混ざっている事に気付く事が出来る。 また、離れた場所から少年の声で 「……綺麗だ」 と呟かれた声を聞き取る事が出来る。 追加SANチェック。 SANに失敗し、アイデアに成功した場合はカセットテープの音色を覚えておける。 アイデア失敗の場合は忘却。 最終戦で関係する。 また、カセットテープに対する<アイデア>や調査で、事件などにおいて磁気テープは証拠能力が高いとされる事が分かる。 「コンピューター」を調べるには<図書館/コンピュータ>。 成功した場合、データ化されたネクロノミコン(アラビア語)が入手出来る。 その場(シナリオ内)で完全な解析は不可能だが、 <知識>で「ネクロノミコン」というタイトルを、 <英語>で「出典:ミスカトニック大学」というのが分かる。 このデータは持ち帰っても暫くすると消滅する。 ここで軍司の学生時代の論文のデータを与える。 ・これらの比率から、彼らはある特定の同一の何かを見ているのではないか(=クトゥルフ神話の事を指す) ・そしてそれは狂人の戯言ではなく、理由ある一つの世界なのではないか (言外に狂人の見ている世界が正常で、自分たちの見ている世界こそが誤りではないかという含みを察せられていい) 尚、論文は長く、読破には時間がかかる為、その場での解析は実質不可能である。 USBなどにDLして持ち帰るには<コンピュータ>か<電子工学><電気修理><機械修理>での成功が必須。 また非常に重いファイルの為DLには時間がかかり、更に軍司本人がDL中に訪れる為、 1d3回分の<隠す>の追加成功が必須。 RPで時間を稼ぐ等で補正しても良い。 ただしネクロノミコンそのものの解析は時間がかかるためシナリオ内時間では不可能。 「奥へ続く扉」には電子ロックがかかっており、探索者達はその鍵を持っていない。 奥へ行くには<鍵開け>か<電子工学><コンピューター>の組み合わせ技能。 破壊する場合は防犯システムが鳴り、警察へ連絡される。 室内には魔術的なアイテムとハイテク機材が不気味に同居しているのが分かる。 <目星>でズタズタにされた鶏が死んでおり、血の溜まった瓶がある事に気付く。 血の溜まった瓶に手を伸ばそうとすると強制的に軍司が来室し、探索者達の意識を魔術によって奪う。 以降探索者は気絶し、強制的に3日目の最終決戦に移行する事になる。 いずれかのタイミングで軍司が妨害に現れる。 「裏庭」 鶏小屋や小さな畑がある。 患者のセラピー用のようだ。 <目星>で鶏小屋周辺に不気味に輝く奇妙な鱗を発見出来る。 <生物学>魚のものでは無さそうだ。 どちらかというと爬虫類のものに近いが、このサイズの鱗を持つ爬虫類など聞いた事が無い。 <神話技能>これはシャンタク鳥の鱗である。 NPC:【軍司直衛】 私営の心療内科を営む精神科医。 人々への<聞き耳><信用><言いくるめ>等で判明。 最新鋭の機器を積極的に導入する医師。 探索者が望むならツイッターやブログ活動を行っている事を示しても良いかもしれない。 丁寧で穏やかな性格だが、感情をあまり感じられない。 淡々と話をする。 街の住人受けは概ね良いが、学者や医者などにはあまり良い顔をされない。 というのも彼の過去に起因しているようだ。 学者、医者、記者に対して彼の事を聞く際に追加での<説得><信用><言いくるめ>などを行う事で、彼が学生時代に発表した論文で学会で大批判を浴びた事が判明していい。 ただし論文の詳細は分からない。 また彼に関する調査の中で何かしらの技能を30以下の数値で成功する事により、彼は15年前の集団心中事件の遺族である事が判明する。 かつて、学生時代は宇宙星辰会を摘発する為に奮闘していたという。 【協力NPC】 【集団心中事件】か【この街の都市伝説】他を調査中、 何かしらの技能にクリティカルで成功する事により(協力NPCが事前に姿を現している場合に限る)、協力NPCと同姓同名の人間が13年前に交通事故等で死亡している事が判明する(<幸運>などで判明させてもいい)。 個別に情報を与えるなどしても面白い展開になるかもしれない。 [newpage] [chapter:最終決戦] あらかたの情報が集まった時、突然探索者達の携帯にメールが届く。 そこには写真が添付されており、電波塔の写真が載せられている。 メール文面には一言「おいで」と書かれている。 <全体状況と処理> 山の上に建つ電波塔屋上にて、アザトース招来の儀式を実行しようとする軍司との戦い。 場には軍司の他に、軍司に操られた狂人が1d3人、或いは道中にてSAN0となったPC・発狂判定を受けたNPC分だけ居る。 (最大5人。 PTの人数や技能を見ながら設定すること) 彼らの妨害を阻みながら、鉄塔を登り、軍司を止める必要がある。 電波塔の高さは基本50M。 探索者達の所持品に応じて可変。 シャンタク鳥が一羽周囲を旋回している。 シャンタク鳥は軍司に使役されており、探索者達に襲いかかる。 7ターン以内に決着がつかない場合、アザトースの招来は成功する。 街崩壊END) 軍司へ近寄るにはシャンタク鳥の旋回の隙を突き、且つ狂人達を退け、軍司の召喚を止めなければならない。 軍司の目の前には血の溜められた大瓶があり、彼の手にはその中から取り出されたと見える古い携帯電話が存在する。 (1R目で全員に<目星>を振らせ、電波塔天辺で彼が瓶から携帯を取り出し天高く掲げる様を目撃させる) <注意事項> 狂人たちは狂っても人間である。 それ以上殺した場合は減少無し。 判定は全体ではなく殺した人間ごとに行う。 目撃者のSANチェックは減少SANが各々マイナス1。 職業による補正はPC側から提案があれば有り。 死ぬ間際に狂人達に探索者を詰る言葉や追いつめるような言葉を吐かせても良いだろう。 (例:正気に戻す等) <全体の流れ> まず軍司の元へたどり着くにはDEX対抗が必要になる。 狂人たちは探索者達の平均DEXの同一値判定だが、壁となっている狂人の人数分成功しなければならない。 ただしシャンタク鳥が場に居る場合はどんな数値でも必ず回り込まれほぼ自動失敗となる。 狂人たちを殺さずに行動不能にさせるには<精神分析>に成功すれば当該狂人はその後1d3ターン行動不能となる。 ノックアウト宣言で攻撃し、気絶させるのもありだろう。 気絶させた場合、起き上がってくる事は無い。 全てのDEX対抗に成功すると、電波塔の頂上へたどり着く事が出来る。 以降、狂人達とのDEX対抗は不要。 単純な乱戦となる。 軍司への攻撃も可能になるが、軍司の気絶/殺害に成功しても狂気の笛の音が止む事は無い。 軍司を殺害した場合、探索者が殺人に慣れていなければ相応のSANチェックを行う。 軍司の手には電波塔と接続された旧型の携帯電話が存在する。 電波塔との接続を遮断された場合はターン末のSAN減少が軽減(常時1d5になる) また、余談ながら響き渡る範囲が狭まり、街中からこの電波塔周辺に変更になる。 召喚を阻止するには携帯電話を破壊する必要がある。 携帯電話の耐久は5。 魔術で保護されており、装甲が常時1。 また軍司の意識がある場合は探索者への攻撃よりも携帯の保護を優先に行動するだろう。 (例:抱きかかえる等) 軍司から携帯を奪い取るには、<組み付き>に成功した後、同ターンで別PCならばSTR対抗(軍司のSTR-2)、同一PCが次ターンで行うならば同数値でのSTR対抗となる。 取り落とした携帯電話は未行動の別PCであれば即座に拾う事が出来る。 これらに成功しない限り、軍司は意識を失うまで携帯電話を離す事は無い。 軍司:HP14。 装甲無し。 軍司が気絶/死亡した場合、探索者は軍司を引きはがして携帯電話を手にする必要がある。 その場合、STR12との対抗。 死体を破壊する場合はその限りではない。 死体の耐久力:5 軍司の妨害を防いでいる場合、携帯電話への攻撃は自動命中とする。 <捕捉> 軍司に協力NPCの正体がニャルラトホテプである事を伝えた場合、軍司の動揺により必要ターン数が10ターンに変化する。 何故なら彼は協力NPCが本当に自分の協力者である人間だと思っていたからである。 狂人達への催眠も弱まり、DEXの値にマイナス2。 反面、EDルート2と4の道が開く。 <補足2> 軍司生存状況下で携帯電話の奪取に成功した場合、軍司は激しく激昂し<手足の萎縮>或いは<アザトースの呪詛>の呪文を用いてくる。 1ターン後には携帯電話を所持している/最も脅威であるPCに呪文が発動する。 KPは探索者達に1ターンで決着を付けないと不味い事を伝えるといいだろう。 ダメージ1d8。 また左右の手の何れかが萎縮し弾け飛ぶ。 CON-3。 CON永久的喪失。 <敵ステータス表> <シャンタク鳥> STR:40 CON:13 SIZ:50 INT:4 POW:11 DEX:27 移動:6/飛行30 耐久力:40 装甲:毎ターン9ポイントの皮膚、スタン無効 呪文:なし 攻撃手段: 噛み付き/55%/1d6 特徴: シャンタク鳥は2ターンに一度しか攻撃してこない。 その巨体によるすれ違い様の攻撃の為、旋回して戻ってくるのに時間がかかるのである。 軍司へ攻撃を加えるには、何らかの方法でシャンタク鳥の気を引くか、旋回している間に狂人達を排除してから行わなければならない。 シャンタク鳥を物理的に排除しようとするのはやや無茶だろう。 シャンタク鳥が場に居る場合には必ず回り込まれてしまう。 都合良く操られているため、積極的に軍司を庇う行動をとる。 狂人の攻撃が外れた場合、狂人NPCの幸運値でロールし、失敗した場合は塔から転落しそうになる。 失敗時は転落し20d6ダメージ。 同時刻、診療所にて火災が発生。 収容されていた患者や残されていただろう資料を道連れに、謎だけを残して全ては炎の中に消えて行く。 その日を境に、協力NPCは姿を消す。 軍司の携帯に着信が入る。 携帯に出ると協力NPCに繋がり、全てを終えた探索者達に真相を明かし、あざ笑い褒め称える(正体はぼかす程度で良いだろう)。 通話に出たPCはSANチェック。 最後の台詞は「また遊んでね」。 直後、診療所から火柱が上る。 まるで何かが空へと帰っていくように。 協力NPCの正体と行方が間接的に分かる以外は1と同じ。 ED3:軍司が生存し、ニャルラトホテプの正体が不明の場合 軍司は生存。 軍司を含めた探索者達の携帯に着信が入る。 軍司もまた理解出来ていない。 携帯は誰か1人が出た段階で一斉に協力NPCの声で話し始める。 探索者を称え、軍司を笑う。 「また遊んでね」。 その後の展開は1と同様。 軍司は強制的に発狂。 廃人と化す。 ED4:軍司が生存し、ニャルラトホテプの正体を軍司に伝えている場合 軍司は生存。 全員の携帯に着信が入る事も同様。 直後、シャンタク鳥が蘇り、軍司を連れて空へ舞い上がる。 協力NPCが姿を現し、探索者達と軍司を褒め称え「また遊んでね」と告げて正体を現し、空へと舞い上がる。 軍司はシャンタク鳥に連れ去られ共に虚空へと消える。 診療所は炎上せずに残ることとなる。 後日、探索者達の携帯電話に一通のメールが入る。 軍司の連絡先が分かっている場合はそれが軍司からである事が分かるだろう。 しかし文字は全て文字化けており、何が書いてあるのかは全く分からないのだった。 BAD END:儀式の妨害に失敗した場合 数日後、奇妙なニュースが紙面を飾る事になる。 山間に位置する小さな街の住人達の殆どが一斉に自殺を遂げたという事件である。 生き残った僅かな人間達も全て発狂しており何が起きたか詳細は不明。 警察では薬品や食品による集団食中毒事件ではないかという疑惑が流れているが、信憑性は薄いようだ。 そうしてこの街の事件は幕を閉じる。 解析には68週間かかる】 [newpage] [chapter:携帯電話イベント表] 1イベント1回。 3日の間で殆どの内容をこなすことになるだろう。 基本的には1d10で発生イベントを決定すると良いが、KPの調整で多少変更しても構わない。 【1】 携帯にメールが届く。 メールには動画が添付されている。 動画は激しく動くため画面が定まっていないが、人の悲鳴と奇妙な鳥の鳴き声、 また動画の端々に化け物(シャンタク鳥)の姿が映り込んでいる事がわかる。 動画の最後は撮影者の悲鳴と血が飛び散る様で終わっている。 <目星>などでより深く動画を観察する事により、それが夜の電波塔付近の映像である事に気がつく。 【2】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂内容は自傷癖。 発狂したNPCが自分を傷つけているムービーがその人物の携帯電話からメールで送られて来る。 電話に出なかった場合、翌日、或いは一定時間後に対象NPCは死亡する。 遭遇したNPCが居ない場合は1d6の上下で1か3の内容を行う。 【3】 8と同様の出来事が起きる。 【4】 PDF化され翻訳された魔術書「ネクロノミコン」の一部。 歯抜けながら読む事が可能。 目を通すとアザトースの記述の一部が強制的に目に入る。 代償に1%のクトゥルフ神話技能を得る。 このファイルは目を通した後でメールの着信履歴も含め綺麗に消失する。 【5】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂内容は幻覚。 発狂したNPCから電話がかかってきて、明らかに頭のおかしい内容を呟いている。 (例:鼠が襲ってくる助けて死にたく無い化け物めどうしていやだ助けて鼠が目を齧る鼠が私の喉を) 最後は正気を失した絶叫を残し電話が切れる。 遭遇したNPCが居ない場合は1d6の上下で4か6の内容を行う。 【6】 電話。 奇妙な音色が聞こえてきて、耳に押し当てた部位から突然刺が飛び出し自分の頭を貫く幻覚を見る。 質感と痛みもリアルに感じ取る。 電話に出なかった場合は周囲に存在する全ての電子機器が電話に出るまで一斉に鳴り始める。 【7】 ダイスで対象探索者を一人決定。 対象となったPCはふと気付くと視界と動きを奪われどこかに居る(個別処理) その他の探索者達はPvP展開、<精神分析>による支配解除は不可能。 <心理学>と併せ、別人のように感じるだろう。 解除はショックロールかターン数経過、或いは別行動PCが下記の行動に成功した時のみ。 何も無い場合この戦闘ターンは3ターンで終了する。 PCの姿を奪った軍司は探索者達への何らかの攻撃か、 探索者達の持つ情報を破壊しようと動くだろう。 内容によっては戦闘に持ち込まなくても面白いかもしれない。 無事脱出出来れば縄が解け、自分の姿を目撃する。 あなたは軍司直衛の姿になっている。 この現象が起きたらこのイベントは強制終了。 個別チャット用文章: <冒頭> 気がつくとあなたの視界は真っ暗になっており、両手足は一切動かす事が出来なくなっている。 口も塞がれているようだ。 感覚から察するに、椅子に座った姿勢のまま目隠しをされ、手足を拘束されているといった状況らしい。 通話をミュートにし、KPのアナウンスに合わせて上記ダイスを振って下さい。 <成功した場合> どうにか拘束を解こうともがいたあなたの行動の結果、あなたの目を覆っていた布がずれた。 それにより、あなたは周囲の状況を僅かに確認する事が出来た。 そこは窓の無い暗い部屋だった。 あなたの目の前には様々な魔術的な呪具や、捌かれた鶏の死体、血の溜められた大瓶などが並んでいる。 まるで別世界のような有様だった。 そしてあなたの正面にある血の溜められた大瓶には、椅子に拘束され、猿轡を噛まされ、目隠しをずり落とした、軍司直衛の姿が映っていた。 それを確認した直後、あなたの意識は遠のき、元の仲間達のもとへと帰る事が出来るだろう。 ミュートを解き、セッションに合流して下さい。 <失敗の場合> あなたは拘束を解こうともがいたが、あなたは拘束を解く事が出来なかった。 そうこうしている内に徐々に意識が遠のいていく。 完全に意識が反転する寸前、あなたは耳元で囁く誰かの息遣いと笑い声を聞いた。 『ああ、残念』 それを聞き取ったのを最後に、あなたの意識は完全に遠のき、あなたは元の仲間達のもとへと帰ってくる事が出来るだろう。 ミュートを解き、セッションに合流して下さい。 【8】 携帯にメールが届く。 メール画面を開くが画面は真っ暗であり、やがて画面から大量の血が溢れ出て来る。 やがて血が溢れる画面は穴のように窪んでいき、その中で何かが瞬きをしている光景をあなたは目撃する。 真っ赤に光る三つ目と目が合った。 目が三日月型に歪み笑った。 【9】 今までに遭遇したNPCが一人発狂する。 発狂したNPCから電話がかかって来る。 電話に出ると「あー…あーあー…あーうーあー…うあー…」といった 言葉にならない音声だけがひたすら繰り返される。 最後には絶叫となり、通話は切れる。 【10】 ボソリと一言、奇妙な声が聞こえた。 何と言っているのかまでは聞き取れなかった。 けれどその言葉を聞いた途端、とてつも無い恐怖が探索者を襲う。 理由すら分からない圧倒的恐怖。 探索者にこの時点での軍司とのPOW対抗ロールを。 (POW減少の影響は幸運にのみ影響。 現在SANには固定値以外影響無し) 使用呪文:<アザトースの呪詛> <聞き耳>を使用する事でより深く踏み込む事により、その声が男(軍司)のものであると気付き、声に狂気を感じて良い。 (対象/一人) 着信を無視すると強制的に着信し、その場の対象が全員になる。 [newpage] [chapter:NPC情報] ・ダイスによって事前に「協力NPC/ニャルラトホテプ」「発狂し襲い掛かって来るNPC」を決定する「第一情報提供者」を他の担当NPCと並立させても良いかもしれない。 それ以外のNPCは出しても良いし省略しても良い。 ・ニャルラトホテプNPCは軍司と長年親交のある人物となり、持っている情報に「軍司直衛の情報(全て)」が追加される ・それ以外のNPCについてはある程度自由に動かすと良い <NPC1>第一情報提供者 謎の音事件により発狂し通院を重ねていたが、重症化し入院。 やがて軍司診療所への転院が決定するが、偶然(或いはニャルラトホテプの干渉により)軍司の本性と彼の計画を知り、過去の事件を再来させないために、ニャルラトホテプから与えられた情報から探索者達へ連絡を取る。 基本導入において探索者に音を止める方法を伝えようと連絡するが、探索者達と出会う直前にニャルラトホテプによって発狂させられる。 ニャルラトホテプに最も弄ばれるポジション。 何事もなく話が進んだ場合は自殺する。 15年前の集団自殺事件の遺族。 死ぬ前から大分発狂しかけていたようだ。 発狂しているが、明確に軍司に対して危機感を覚えている。 【(生存した場合)このNPCが持っている情報】 ・集団自殺事件について ・謎の音色怪事件について ・軍司診療所について(一部) (ただし殆ど発狂している為、聞き出すには<精神分析>他が必要) <NPC2>警察官 謎の音怪現象に悩む警察官。 実際に事件に取り組む刑事としても良いし、市民を気にかける善良な警察官という扱いでも良いだろう。 探索者の職種によっては同僚ということにして、導入に使用しても良いかもしれない。 軍司に対しては街に貢献する善良な医師という認識から比較的好印象を抱いている。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(警察視点等) ・謎の音色怪事件について(警察視点他) ・<NPC1>について(知人と言う事にしても可) <NPC3>医者 街の市民病院に勤める医師。 精神科医とするのが進行上妥当か。 NPC1の元担当医としても良いかもしれない。 謎の音怪現象による患者の急増に首をひねりながら、街にある診療所の噂を耳聡く聞きつけている。 基本的には職業柄軍司の経歴については知っており、あまり好印象は抱いていない。 シナリオ進行に伴い、幕間にて謎の電話を受けた際は発狂する。 進行の都合上、市民病院ではなく軍司診療所に入院することになる。 探索者の職種によっては同僚ということにして、NPC2同様に導入に使用しても良いかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(医者観点他) ・謎の音色怪事件について(医者観点他) ・軍司直衛と軍司心療内科について(同業者観点、過去の学会等) <NPC4>鉄塔の管理人 職種指定無し。 街外れの山奥の鉄塔に纏わる昔話の情報を探索者達に与える。 展開次第では死亡or発狂する。 このNPCをニャルラトホテプとする場合は死後も活動している様が見られるとすれば良いだろう。 軍司に対しては基本的に街の優秀な医者として好印象を抱いている筈である。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(鉄塔の情報中心) ・鉄塔の歴史について <NPC5>学者 謎の音について調査を進めている学者。 何の学者にするかは一任。 病院の情報や軍司の過去に関する情報を持つ。 シナリオ進行に伴い何れかの段階で発狂するかもしれない。 軍司の過去についての情報も知っているが、単純な悪感情は抱いていない。 働きかけ次第では警戒心を抱いてくれるかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(街の噂程度) ・軍司直衛と軍司心療内科について(患者視点、集団自殺事件の遺族等) ・謎の音怪事件について(被害者視点・学者視点) <NPC6>記者 ネット上の都市伝説やこの街に纏わる噂、15年前の事件の情報等を探索者達へ与える。 過去の事件に関し、嘗て調査を訴えていた軍司の事を知っている。 彼がその事件にどの程度関わっていたのか、軍司との仲等については自由に設定すると良いだろう。 シナリオ進行に伴い何れかの段階で発狂するかもしれない。 【持っている情報】 ・集団自殺事件について(より詳しい情報) ・謎の音怪事件について(噂、世間の目視点) ・軍司直衛の情報(記者視点) <黒幕>軍司直衛(グンジナオエ)(31歳) STR:15 CON:14 SIZ:13 APP:16 DEX:14 INT:15 EDU:21 POW:18 MP:40+発狂したNPC数のPOW(最低でもNPC2、NPC4の二人分はプラス) SAN:0 HP:14 呪文: ・狂気の笛(携帯電話) ・魂の歌(他の呪文と併用して一連の事件を起こすために扱っている) ・アザトースの呪詛(携帯現象1にて使用) ・支配(携帯現象8にて使用) ・精神的従属(改変)(狂人の使役に使用) ・精神交換(改変)(携帯現象4にて使用) ・精神力吸収 (ほぼ全ての呪文と組み合わせて使用されている。 発狂したNPCのMPを吸収している。 また病院の収容患者からも適宜吸収している為、実質軍司のMPは底なしである) ・笛に魔力を付加する(笛=携帯電話。 招来の儀式に使用) ・手足の萎縮(キレた時のみ使用。 MP8消費)(1ターン経過後に1d8ダメージ。 対象1。 その為ならクトゥルフ神話技能に関わる情報の開示も厭わず、己の冒涜的な所業が明らかになったとしても相手が自分の目的に明確に反対しないのであれば何食わぬ顔をしている。 「狂気と正気の境目は、既知か無知かではないだろうか」 「白痴とは、我々とは違う世界を生きている人の事を指すのかもしれない」 「彼らは我々の知る現実とは違う世界を見、そしてそこに生きているのではないだろうか?」 「正気の世界の住人である我々に、どちらの世界が真実なのかなど分かりはしない」 「例えるならば夢を見ているように」 「私は……その先にあるものを、彼らが見ているその世界を知りたいと思う」 10年前からこの街で小さな個人診療所を運営するメンタルセラピスト。 重度の精神疾患を持つ者を積極的に受け入れる医療施設を運営する医師。 最新鋭の機材を惜しむ事無く導入し、ハイテク技術を駆使する。 ブログやツイッターなども精力的に使用しているようだ。 無表情で冷静。 淡々と喋る人間味の薄い男。 反面知識を取り込む事には貪欲であり、「進化」というワードに執着心を持たせれば後述の設定とリンクさせ易いかもしれない。 旧型のぼろぼろの携帯電話を肌身離さず持っている。 狂気とは人類が未知のものに振れた結果としての飛躍的な進化であるという独自の主張から、より多くの人間を狂気へとつき落とそうと暴走する狂信者。 アザトース招来の音楽が録音された携帯電話を持ち、そこから多くの人間の携帯へと怪電波を送り、多くの人を狂気の底へとつき落とし、傀儡めいて生きた人間を使役する。 【余談】 彼のアザトースへの崇拝の念は思慕の情に似通っている。 また、彼自身はとっくの昔にSAN0だが、彼自身は自分は正気だと思っている。 そしてそれ故にSAN0となった先の世界を知りたいと渇望している。 言わば自分も狂いたいと願っているのである。 しかし彼は既にSAN0である。 そんな彼がアザトースの招来に成功したとしたらどうなるのか? 結論から言うと、白痴の魔王の姿を、彼だけは決して認識する事が出来ない。 *<バックグラウンド> かつて両親が宇宙星辰会に所属しており、アザトースの招来を実行。 宇宙的狂気の一端に触れた両親は一斉に発狂しその場で自殺する。 アザトースは完全に呼び出される事はなく、また気まぐれな王の興味を惹かなかったのか、白痴の王は奇跡的にもそのまま退散する。 両親の所属する不審な宗教団体の実態を暴いてやろうと物陰から様子を伺っていた若き軍司もまたそれを目撃。 そして狂気の底へと落とされた彼は、逆に狂気に魅了され、とある真理にたどり着く。 「狂気とは人類の考え及ばぬ何かにふれてしまった際に陥る、自己防衛めいた瞬間的な進化である」と。 宗教団体の実態を暴くため、軍司は手にしていた携帯で音声録音を実行していた。 その携帯にはアザトース招来の音色と、何十人もの人々の絶叫が録音されていた。 それは聞くものを狂気に陥れる狂気の音色だった。 それが今から15年前の話。 狂気に魅せられた軍司は精神科医の道へと進み、歳を経るに従い軍司はより深淵なる狂気を望むようになる。 より深い狂気を、それに伴う更なる真実を、と求める軍司の元に、とある人間が現れる。 自分なら協力できるかもしれない、と。 それが今から13年前の話。 その後、軍司は海外への留学経験(ミスカトニック大学)を経て、この街に診療所を作るに至る。 その裏に真の目的を秘して。 それが今から7年前の話。 再びアザトースを招来し、この世界を狂気に染めあげ、人類を更なる進化へと導く為、狂信者は暗躍する。 その手に携帯電話を携えて。 軍司は友人はあくまで志を同じくする人間であり、同胞であると思っている。 それに伴い、最終決戦時の必要ターンは10ターンに変化、携帯電話の音によるSAN減少も軽減される。 ・携帯電話を奪い取る シナリオ最中、或いは最終決戦時に、軍司が生存している状況で彼の携帯電話を奪い取る事に成功した場合、彼はそれまでの鉄仮面を崩して激昂し、携帯電話を取り戻そうとしてくるだろう。 彼にとってこの音は真実に辿り着く為のただ一つの手段であり、長年の心の拠り所だからだ。 これを行う事で、軍司のターンに彼は携帯電話を所持している人間に対し、物理的な攻撃呪文である<手足の萎縮>を行ってくる。 この呪文は1ターン経過後に発動する。 <ニャルラトホテプ>協力NPC 軍司直衛の知り合いとして暗躍。 それとなく軍司へ神話知識を与え活動を活発なものにさせる傍ら、NPC1へ接触し、軍司の目的や探索者達の情報を与える。 完全に遊んでいる。 軍司はこのNPCが神話生物である事を知らず、基本的には協力者、賛同者、友人として信頼している。

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