スタップ 細胞 は ある のか。 STAP細胞の問題はどうして起きたのか / 片瀬久美子 / 分子生物学

「STAP細胞」は何がすごいのか? 世界の科学者はこう見る(THE PAGE)

スタップ 細胞 は ある のか

陰謀論は一般男性とみられるアカウントから12月19日に投稿されたもので、 「小保方さんが『STAP細胞』が作れなくて理研を追いだされる段取りとなっているようですが、ノーベル賞=ロスチャイルドの利権である『iPS細胞』を優先させ、だれでも簡単に作成できて安価で病気が治りまくる『STAP細胞』を封印する段取りのような気がしますね... 」 という内容だ。 「『STAP細胞』で簡単に病気が治っちゃったら、毎年38兆円以上も税金からボッタクってる病院、医者たちが食いっぱぐれちゃいますもんねw」 「税収が約46兆円なのに『医療費だけで38兆円以上』って異常で巨額の利権構造... そもそも、あんな大々的に『STAP細胞』の嘘をつく必要性も感じませんし、嘘をついても即バレするなんてこと誰でも容易に想像できますし、理研にいけるような頭のいい人が、そんなマヌケなことするでしょうか?w」 など、推測や根拠不明の記述が並ぶ。 医療費38兆円がすべて税負担分かのように書かれ、事実と異なる部分もある。 およそ事実とは認めがたい、でたらめな陰謀論だが、フェイスブックを中心にネット上ではかなり浸透しているようだ。 すでに「いいね!」は1万6000件以上つき、「激しく同感」「私もSTAP細胞はあると思います!」「シェアします!」などと賛同のコメントが並んでいる。 バイラルメディア「netgeek(ネットギーク)」が記事に取り上げ、「もしかすると小保方さんは利権団体に脅されているのではないだろうか」などと書いたことで、一部の人にはさらに拡散している。 小保方氏の発言が陰謀論の原因? とはいえ、荒唐無稽な内容に、 「こういう陰謀説、みんな大好きだねー。 ありえねぇよ」 「あんな内容がスッカスカのノートありえない。 それがわからずSTAP細胞は陰謀によって阻止されたって言うのは科学技術をバカにしているとしか思えない」 「こんな陰謀論シェアするの恥ずかしくないんかな」 など、冷めた見方も少なくない。 実はこれまでもSTAP細胞をめぐる陰謀論は、ネット上でたびたび流布されてきた。 STAP細胞の実験は成功しているが、大手製薬会社など巨大利権を持つ組織によってその存在が消されていた、といった内容が中心で、もちろん根拠のないものばかりだ。 こうした陰謀論が出回る背景には、小保方氏自身の発言があるようだ。 STAP細胞に疑惑が持ち上がり始めたころ、週刊新潮(4月10日号)の取材に小保方氏は「大きな流れに潰されそう」「大きな力がはたらいていることは間違いない」と意味深に発言。 これが今なお盛り上がる陰謀論に影響したようで、しばしば引用されている。

次の

若山照彦

スタップ 細胞 は ある のか

公開日: 2014年04月29日 いわゆる「小保方問題」でああだこうだともめているうち、アメリカの某氏がある日(今日にでも)突然、分化した体細胞を外部刺激によって万能化させたと発表する。 論文の体裁も万全。 もちろん名前は「STAP」ではない……。 何だかそんなニュースが近日中に駆けめぐりそうでやきもきします。 直後から論文の体裁などに対する疑義がネット上などで示され、理研は最終報告書で「論文には改ざんと捏造があった」としました。 改ざんとは「変造」で、捏造とは「でっち上げ」です。 これに対して小保方氏は2014年4月、会見を開いて以下のような発言をしました。 画像の「改ざん」……2枚の写真を1枚に切り貼りして発表。 小保方氏は、切り貼りはみとめたものの、「見やすくするため」で、訂正の原稿はすでに「ネイチャー」に送り「得られる結果は変わらない」とした。 画像の「捏造」……「博士論文のものと取り違えた」と釈明。 真正の元データは「ある」ものの発表前にそこへ「たどらなかった」と「反省」した。 ここから小保方氏は、指摘はあくまで「過失であって悪意はない」という論法を用いました。 しかし「切り貼り」と「取り違え」だけで論文としてはアウトです。 たとえ過失であっても許されません。 ある事実を論としてまとめる際に、実質的要件の前に形式的要件があります。 いくら実質が正しくても形式が満たされていなければ普通は門前払いです。 大して難しい話ではありません。 法律婚をしたといっても婚姻届に変造やでっち上げがあっては、2人が心から愛し合っていても認められないというのと同じです。 ある意味で科学はウソ八百の歴史でした。 生命科学の分野でも2004年、ヒト体細胞に由来するES細胞(万能細胞の一種)作成に成功したと、韓国の学者が科学誌「サイエンス」に発表、後に捏造とわかりました。 デタラメもまじるなかから、まともな研究をすくい上げるため、長い時間をかけてルール(形式)を作って、それに従おうという合意を得てきた過去の反省があります。 それすら満たせないのであれば「全く信用できない」となって当然です。 ところで小保方さんも韓国の学者も博士号まで取った立派な経歴の持ち主です。 それがなぜこうした初歩的なミスを犯すのでしょう。 というのも「改ざん」や「捏造」でなくても、そうと疑われるような記載や画像があれば、学部レベルの卒業論文でさえ指導教員から罵詈雑言を浴びせられるはずだからです。 でも決定的な一手が足りない。 具体的には理研という組織です。 天文学者ケプラーは惑星の楕円軌道を唱えたので有名ですが、おそらくその根拠は星占いだったと考えられます。 錬金術師の試みはすべて失敗に終わりましたが「化学」という学問を成立させてしまいました。 多くの追試に成功し「事実」となっている山中伸弥氏のiPS細胞も、これまで「分化した細胞を万能細胞には戻せない」(初期化できない)という通説を引っ繰り返しました。 今でこそ不動の評価を得ているiPS細胞も、発表の少し前に先に述べた韓国人学者の捏造事件があったので、当初は「どうよ?」といぶかる声もあったのです。 正しく科学的な研究によって「定説」となっていた論を覆すという事例は自然科学や社会科学にも見られます。 「旧石器時代の日本に人類は存在しない」との定説は、無名の考古学マニアの相沢忠洋氏が覆しています。 小保方論文の功績をあえて挙げれば、信じ込んできた「動物体細胞が外部刺激によって万能化しない」を覆そうとした点です。 植物体細胞にその能力があるのは周知の通り。 「考えてみれば動物にないともいい切れないな、考えてみればガン細胞は体細胞が外部刺激で変異したものであるし……」と多くの科学者へヒントを与えた点です。 いったんそうとわかればハイレベルの研究者が小保方論文を参考にしなくても、実験ノートの記載がいい加減でも、ゼロから、あるいはそういう方法でしかわからない小保方論文の優れた個所を足がかりにして冒頭のような大発見ができるかもしれません。 理研と小保方氏は、雇い雇われの関係と意見の対立という奇妙な共依存に陥りつつあります。 小保方さんは「200回以上成功した」というならば、本人の希望通り理研以外の研究室で公開で作製させてあげればいい。 論文はいったん撤回しましょう。 そもそも「ネイチャー」や「サイエンス」に掲載された「だけ」で事実のように扱ったマスコミも悪いのです。 論文発表はスタートに過ぎず、そこから論争を経て事実に至るのだから。 「200回以上成功した」以上、今までのデータは信用されないのでまっさらな状態から今度こそ欠点のない論文を書いてもいいでしょう。 先に紹介した相沢忠洋氏は真正の発見だったにもかかわらず、学歴のなさなども手伝って功績をなかなか認められませんでした。 それでも地道に活動を続け、最後には正当な評価を得ています。 小保方氏はまだ30歳。 ご本人がいう「未熟」という言葉がまだ許される若さでしょう。 理研も小保方論文の共著者らが約1年かけて論文にある手法で検証し確認するとまどろこしい発表をしていますが、仮に理研で成功しても小保方さんの「200回以上成功した」以上の信用を得られるでしょうか。 フェードアウトの時間稼ぎと邪推されても仕方ありません。

次の

結局『STAP細胞』って何だったの?わかりやすくまとめてみた

スタップ 細胞 は ある のか

STAP不正事件は、院生時代から不正を続けていた小保方氏が、論文データを「多能性細胞作製に成功した」かのように偽装したことが発端です。 関係者たちは不正に気付かず、彼女は、早稲田大の奨学金取得、学振採用 研究費、給与が支給される 、ハーバード大附属病院のヴァカンティ研に留学、理研との共同研究などに推薦され実現することに。 その後、不正不備のあった博士論文で学位を取得し、理研に採用されユニットリーダーに抜擢されています 年棒、待遇は大学准教授と同程度と言われている。 つまり、小保方氏は不正をすることで利益やポストを得ていました。 原因としては、以下が考えられます。 一方で不正発覚前の関係者からの評判は良かった。 研究に熱心で優秀で信頼できるとの評価で、実験が任され彼女へのチェックが甘くなっていた。 不正不備のある博士論文を合格させ、学位授与してしまった。 主査である早稲田大・常田氏は微生物専門で畑違い。 副査であるヴァカンティ氏は博士論文を見ていないと証言。 しかしハーバード留学、博士号取得が彼女の肩書となり、後に理研の研究者が「優秀な研究者」と思い込む原因になった。 理研は特定法人を目指しており、突出した成果が欲しかったとみられる。 そのためかSTAP細胞に注目し、小保方氏の業績や能力を十分に審査せずに採用してしまった。 誰もが彼女を優秀で一人前の研究者と思い込み、またSTAP研究はヴァカンティ研の研究だったため、理研の研究者は遠慮しオリジナルデータの確認を怠った。 院生時代は早稲田大・常田研、東京女子医科大・岡野研、ハーバード大ヴァカンティ研、理研・若山研。 理研時代はヴァカンティ研、若山研、笹井研。 それぞれの専門分野が違っており、彼女の実験やデータを通して確認する研究者がいなかった。 簡単に書くと、2014年の1月末に科学誌に発表された論文がきっかけです。 当時、再生治療などの期待の高まりもあり、STAP細胞のように「万能細胞」が「容易に」作成できる、という話は画期的で注目を集めました。 ところが、一週間もしないうちに、自身の過去の論文からの画像転用やデータ改ざんなどの指摘、世界各地で行われた追試実験での再現性が全く見られない報告 最終的には100件以上の同様の報告)などがありました。 この際、理研は「画像に問題はあっても成果は正しい」と主張していましたが、実際には その後も誤魔化しを続けに続け、実験に使用したマウスと成果として提出した細胞に遺伝子の違いがあるなど、問題が出続けたため、4月時点で理研は小保方氏の不正行為があった、としました。 この際に有名になった、研究者のものとはとても思えない、日付の記載がない実験ノート(しかも3年分で2冊しかない)などが取りざたされました。 それに対して、本人は反論し記者会見を開きました。 この時にでたセリフが有名な「STAP細胞はあります」です。 その後も本人が検証に参加する、しないでもめた末参加するも再現できず、 ES細胞の混入、博士論文での不正とそれに伴う早稲田大学の学位審査の杜撰さの発覚、笹井副所長の自殺などが立て続けに起きました。 結局は自身も参加した実験で「再現に至らなかった」ことを認めた12月までこの騒動が引き延ばされていました。 なお、現在も「細胞に対して直接刺激を与え」結果「万能細胞を作る(=細胞の状態をリセットする)」のがSTAP細胞ですが、 「生体に刺激を与えてから細胞を取り出した、極々一部の機能を持てる」ものや、 「万能細胞になる『前提条件』の発生は確認できたが万能性は否定した結論の論文」、 「すぐにSTAP細胞とは関係ないものになって、かつ認められなかったアメリカの特許申請」などをもって「やっぱりSTAP細胞はあった」とする人が一定数います。 現在の「これはSTAP細胞があった証拠だ」という論文は全て「STAP細胞」の要件を満たしていないものです。 それはね。 「論文がネイチャー誌に掲載されて、マスコミが飛びついた」んです。 さらに理研も追認してたんです。 ただあまりに簡単に作れるはずなのに他の人たちが作れなかったので アメリカの小保方女史の恩師を除いて 存在が危ぶまれて大騒ぎになったのです。 実験ノートの精査も十分ではないものでした。 しかししかし、、、、、。 小保方さんを信ずる人々も少なからずいます。 中世から近代にかけての錬金術師の試みはすべて失敗でしたが化学に対する寄与は計り知れません。 山中伸弥博士のiPS細胞も、「分化した細胞を万能細胞には戻せない(初期化できない)」という通説だったのです。 正しく科学的な研究によって「定説を覆す」という事は自然科学や社会科学に起きてます。 「旧石器時代の日本に人類は存在しない」との定説を無名の考古学マニアが覆した例もあります。 ドイツやアメリカで、スタップ現象が確認されたとの報告が出ています。 しかしこの現象の名前はスタップとは呼ばれてないのです。 小保方女史がコペルニクスみたいに後で認められる日が来るのでしょうかねぇ。 「それでもスタップ細胞はあります」なんてね。

次の