ノーサイド ゲーム レビュー。 ドラマ『ノーサイド・ゲーム』出演者インタビュー 「がんばれ!アストロズ」(1)高橋光臣さん(2019年7月18日)|BIGLOBEニュース

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ノーサイド ゲーム レビュー

TBSの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(日曜よる9時)。 先週8月11日の第5話では、トキワ自動車のラグビー部「アストロズ」の選手たちが、リロード(地面に倒れてから立ち上って体勢を戻すこと)の時間を短縮するべく、大学レスリング部へ特訓に赴く。 今回はレスリング部で特訓、君嶋の相手はあのアスリート! 前々回の相撲部屋に稽古に赴いたときと同じく、ゼネラルマネージャー(GM)の君嶋隼人(大泉洋)はなぜか一人だけユニフォーム(相撲部屋ではまわしだった)に着替えさせられ、選手と同じ特訓を受ける。 しかも相手は、何と「霊長類最強」と呼ばれた吉田沙保里! 本気で体を固められる君嶋の姿は、かつて「水曜どうでしょう」で体を張っていたころの大泉洋を思い起こさせた。 それにしても、大関・栃ノ心、関脇・栃煌山に続いての大物アスリートのゲスト出演には驚かされた。 もっとも、「ノーサイド・ゲーム」はレギュラー出演者であるアストロズの面々にも、現役のラグビー選手で日本代表キャプテン経験もある廣瀬俊朗(浜畑譲役)をはじめ、天野義久(本波寛人役)、齊藤祐也(安西信彦役)、佳久創(里村亮太役)など複数の元ラグビー選手が含まれる。 それが劇中の試合に圧倒的なリアリティをもたらしていることは間違いない。 折しも、同じく日曜夜に放送中の大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」では、終戦直後の水泳界のヒーロー・古橋廣之進を、同じく水泳界のレジェンド・北島康介が演じるとNHKから発表されたばかり。 いずれもスポーツをテーマにしているのでつい比較してしまう両作品だが、アスリートの出演という点でもかぶっているのが面白い。 買収をめぐる陰謀はどこ行った? アストロズは国内リーグ(プラチナリーグ)の開幕戦で勝利して以来、無敗が続いていた。 うまく行きすぎな気もするが、そのアストロズもトキワ自動車内ではまだ崖っぷちにあった。 しかも君嶋を本社からアストロズの拠点の府中工場へ飛ばした因縁の相手・滝川(上川隆也)は、カザマ商事の買収話を着々と進め、メディアでも改革の必要性を訴えるなどその存在感をますます強めていた。 このまま滝川が社長となれば、アストロズはプラチナリーグで優勝しないかぎり、つぶされてしまう。 おかげで君嶋は焦燥感を募らせていた。 前回予告では、買収話をめぐる陰謀がほのめかされていたが、ふたを開けてみれば今回わかったのは結局、滝川と買収相手のカザマ商事社長の風間有也(中村芝翫)が大学の同期で、どうも二人でこっそり買収を計画したらしいということぐらいでいささか拍子抜け。 ところで、両者を演じる上川隆也と中村芝翫の組み合わせには既視感があると思ったら、芝翫が中村橋之助時代の1997年に主演した大河ドラマ「毛利元就」で二人は親子(毛利元就・隆元)の役で共演していたのだった。 毛利元就といえば、隆元をはじめ3人の息子に対する三本の矢の教えで知られるが、はたして滝川・風間の矢は今後さらに束になって絶対に折れないものとなるのだろうか? 因縁の両監督による合同会見は宣戦布告の場に さて、連戦連勝のまま、アストロズはついにリーグ最強のサイクロンズに挑む。 しかしアストロズの選手のうち日本代表はエースの里村(住久創)一人だけなのに対し、サイクロンズは9人の代表選手を抱え、その力の差は歴然としていた。 監督の柴門(大谷亮平)は、いかにサイクロンズを攻略するか悩みに悩みぬく。 そこでひらめいたのが、先にあげたリロードの短縮であった。 これまでの試合をビデオでチェックするかぎり、サイクロンズの選手たちはリロードが遅い。 ならばアストロズは可能なかぎりリロードを短縮すれば、サイクロンズの体勢が戻らない隙を突いて攻撃できると、柴門は考えたのだ。 柴門にとって、サイクロンズの監督・津田(渡辺裕之)は、自分を城南大学のラグビー部監督から更迭した因縁の相手だった(津田は城南大学のOB会長で強い力を持っていた)。 世間でも二人の因縁はよく知られるだけに、両チームの対戦を前に、柴門に対しマスコミより取材依頼が舞い込む。 君嶋はこれを受けて、柴門と津田の合同記者会見を開くことにする。 津田のほうはあまり乗り気ではなかったが、サイクロンズのGMの鍵原(松尾諭)に格の差を見せつけてやればいいと促されて、会見に赴く。 しかしふたを開けてみれば、会見は柴門の宣戦布告の場となった。 「ラグビーは常に進化しています。 伝統にとらわれていては強くはなりません。 私が目指すのは理論にもとづいた攻撃型のラグビーです。 そのラグビーでねじ伏せ、サイクロンズを叩き潰します」。 そう柴門が宣言するのを中継で見ていたアストロズの選手たちは、一気に奮い立つ。 じつはこれこそ君嶋が会見を開いた狙いだった。 アストロズの勝利! と思ったのもつかの間…… いよいよ対サイクロンズ戦当日を迎え、ロッカールームでは柴門と選手だけでなく、君嶋とアナリストの佐倉(笹本玲奈)も加わって円陣を組む。 「きょうここでラグビーに生きてきたおまえたちの証しを刻み付けろ!」。 そう柴門が言うと、主将の岸和田(高橋光臣)が「勝つぞぉっ」と雄たけびを上げる。 対サイクロンズ戦の舞台は、ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場。 スタンドには、アストロズを見守ってきた島本社長(西郷輝彦)ほか社長派の役員たち、また君嶋と柴門がラグビー部入りを打診していた新入社員・七尾(眞栄田郷敦)や、アストロズの大ファンで七尾の教育担当となった藤島レナ(阿部純子)らトキワ自動車の面々のほか、アストロズの選手が指導している君嶋の長男・博人(市川右近)たち少年ラグビーチームもユニフォーム姿で陣取っていた。 さらに「日曜劇場」の池井戸潤原作作品ではおなじみの大勢のエキストラを動員され、観客としてアストロズに何か動きがあるたび一喜一憂する(いつも思うけど、エキストラのみなさんが楽しそう)。 試合が始まって最初のうちこそ、アストロズは善戦するも、しだいにサイクロンズが本領を発揮して徐々に点差が開いていく。 しかし前半終了後、ロッカールームに戻った選手たちに対し柴門は、前半のフォワード戦でサイクロンズはそうとう疲弊しており、後半こそリロードの差が如実に出てくると、スピードでサイクロンズを打ち崩すよう指示する。 さらにエース・里村に代えて佐々一(林家たま平)を投入する。 佐々にとっては初の本格的な試合出場だ。 しかし佐々のパスのスピードと飛距離は里村より上だと、チームメイトからはすでに評価されていた。 柴門としても、それを期待しての投入であった。 佐々は少年ラグビーチームのコーチでもあり、スタンドから博人が「佐々コーチ!」と呼びかけ、彼と同じ背番号21を見せると、それに拳を突き出して応えてみせる。 後半に入ってしばらくすると、佐々の持ち味であるパスが武器として威力を発揮し始めた。 先に柴門は、選手たちがリロードの練習を通じて確実に闘志を高めていくなかで、「勝つためにはもう一つ飛び道具がほしいところだな」と言っていた。 てっきり七尾のことかと思いきや、じつは佐々こそ飛び道具だったのだ。 サイクロンズ側は、データのほとんどない佐々の登場に戸惑う。 だが、そのまま試合はノーサイドまで残りあとワンプレイとなり、アストロズはトライで5点取るよりほかなくなる。 パスをつなぎ、最後にボールを受け取った岬(鶴ケ崎好昭)がトライを決めるためインゴールに飛びこむ。 成功したかと思われたが、審判のホイッスルは鳴らず、ビデオ判定に持ち込まれた。 大観衆を前にスタジアムのオーロラビジョンに再生された映像では、残念ながらインゴールにボールがグラウンディングする(地面につく)前に岬の足がラインを出ていた。 結果、ノートライと判定、アストロズは敗北を喫する。 それを知って君嶋は「負けた……負けたんだな」とへたり込む。 それにしても、ここへ来て展開がアストロズの試合並みにスピーディだ。 連勝のまま迎えた強敵サイクロンズとの試合に敗れ、早くもアストロズは崖から突き落とされそうな気配である。 今夜放送の第6話の予告では君嶋の本社復帰もほのめかされていたが、もし彼が本社に戻るとして、アストロズはどうするのか。 トキワとカザマの買収話の展開とあわせて気になるところだ。 (近藤正高).

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「新しいサラリーマンヒーローの誕生!どん底からはい上がれ! 常務の滝川桂一郎(上川隆也)が嫌いなアストロズを廃部にしたら本社に復帰できるかも!と思う。 役員会ではアストロズの存続に関する議題も持ち上がる。 廃部の意見書を提出した君嶋。 だが、滝川は君嶋を本社に戻すつもりなど無かった。 それどころが企業買収を水面下で推し進めていた。 イジメを受けていた息子・博人(市川右近)はラグビーをして強くなりたいと思っていた。 息子にラグビーは試合が終われば握手をする。 いじめっ子たちとそんなことができるのか?と息子に聞くと、 「ラグビー」をやりたいと言う。 アストロズのメンバーは君嶋が廃部の意見書を提出したことを非難する。 廃部の意見書を出した理由を説明する君嶋。 アストロズの収益の少なさを指摘。 自分はサラリーマンだから出世したいのは当然。 サラリーマンの世界には努力賞がない。 結果が全て。 それはラグビーでも同じ。 成績も残せないお荷物のままでは廃部になるのも当然。 「正義が勝つのではない勝ったものが正義なのだ。 」 「君たちは今、どん底だ。 それを自覚しろ。 あとは上だけを見ろ。 」 「上って?」 「もちろん、優勝だろ。 プラチナリーグで優勝するんだ。 」 アストロズを廃部にするつもりだった。 しかし君嶋は本社から追い出されて死んだ。 サラリーマンの自分は死んだ。 「昨日、土砂降りの雨の中で何度も何度も地面にたたきつけられながら思った 何度も何度も跳ね返されながら、ただのお荷物になって終わるのは嫌だと思った。 」 新しい意見書には見込みがあるように書き直した君嶋。 選手たちも心機一転、やる気に! 役員会でも、君嶋が言うからには大丈夫だ!と社長がアストロズの存続を認める。 そんな時、ラグビー名門大学の監督が更迭された。 それは君嶋の大学時代の同級生だった。 暑苦しかったぞ・・。 松たか子の清涼感を持ってしても暑苦しかった・・・。 ってか、松たか子の奥さんもなんとなく・・・好きになれない(苦笑) 池井戸作品です。 前作の「集団左遷」も池井戸路線なのに、なぜ続く。 ラグビーWカップがあるからか。 なら前作はなぜホームドラマしなかった・・・。 ってか、この枠でホームドラマを見られる日はもう来ないんだろうなぁ~。 それでも前作の「集団左遷」よりは期待が持てそう。 テイストは似ているんだけど、ま、許容範囲。 大泉洋は長台詞の安定感も凄かったなぁ。 上川隆也との対決も見物。 さすが二人とも舞台俳優だけのことはある。 ここにに大谷亮平が対等に戦えるのか? とにかくいや~~コテコテの関西弁だけが耳についちゃって。 キャストを見れば 廣瀬俊朗さんって方が演じておりました。 嵐の櫻井翔くんの同級生で、この間も番組で取り上げられておりましたね。 役者さんじゃない・・・。 だから仕方ないのかなぁ。 そりゃラグビーシーンもあるでしょうから、ラグビー経験者が欲しいのはわかるが・・・。 セリフを取るか、ガタイをとるか。 で、ガタイをとったんですな。 廣瀬俊朗さん、大阪弁はネイティブなんですよ。 だけど、なんでこんな感じの悪い台詞回しなのか・・・。 多分・・・セリフを言うのにいっぱいいっぱいだったのかなぁ。 これじゃ、「ハマさん」は只の感じの悪い人ではないか。 このまま今シーズンも良い成績が残せなかったら、「GMが悪い!」とか言い出しそうなくらい、感じが悪かった! 実業団は広報活動が目的なんだから、成績が悪いと困るよねぇ。 お金がないと補強できないし、弱いチームにはお金は出せないし。 スポーツってホントにお金がかかるわ。 そして家庭の問題。 子供のイジメ。 「父ちゃんがラグビーやっているからイジメ」 って意味がわからん。 ラグビーのことなんて何にもしらないくせに、昨日今日の知識で息子にラグビーの精神とく大泉洋。 胡散臭いぞ 苦笑) ってか、子供がいじめられているのもラグビーで解決するのには無理があるんじゃないの? そこはきちんと学校にも抗議して、教育委員会に報告すれば良いよ・・・。 だってさ。 目標設定はプラチナリーグで優勝。 最終回・・・優勝できるかどうかってとこですな。 そして Wordpressのfunctions. phpを編集する前は、編集前に必ずバックアップを取って保存してください。 もし編集後、エラーが出るようでしたら、バックアップファイルを元に復元してください。 がやってくる・・・。 まだ出演者増えるの~~~ん。 最終回が終わるまでにアストロズのメンバーを全員覚えられる気がしない。 読んでいただいてありがとうございます。 ランキングに参加しています。 応援して頂けると嬉しいです。 感想はコチラ キャスト 君嶋隼人・・・・大泉 洋 君嶋真希・・・・松たか子 岸和田徹・・・・高橋光臣 七尾圭太・・・・眞栄田郷敦 佐倉多英・・・・笹本玲奈 星野信輝・・・・入江甚儀 鍵原誠・・・・・松尾 諭 脇坂賢治・・・・石川 禅 吉原欣二・・・・村田雄浩 新堂智也・・・・藤原光博(リットン調査団) 富野賢作・・・・佐伯大地 藤島レナ・・・・阿部純子 中本理彩・・・・山崎紘菜 吉田夏帆・・・・南端まいな 本波寛人・・・・天野義久 浜畑譲・・・・・廣瀬俊朗 安西信彦・・・・齊藤祐也 佐々一・・・・・林家たま平 友部祐規・・・・コージ(ブリリアン) 里村亮太・・・・佳久 創 有馬真吾・・・・村田 琳 笠原豪・・・・・笠原ゴーフォワード 君嶋博人・・・・市川右近 君嶋尚人・・・・盛永晶月 柴門シオリ・・・川田裕美 青野宏・・・・・濱津隆之 「多むら」女将・凰稀かなめ 島本 博・・・・西郷輝彦 柴門琢磨・・・・大谷亮平 津田三郎・・・・渡辺裕之 風間有也・・・・中村芝翫 滝川桂一郎・・・上川隆也 《 アストロズ部員 》 中本元気・・・・勝山 翔 玉木俊太・・・・榎本鉄平 高輪祐太・・・・眞弓葉詩 飯野雄貴・・・・飯野雄貴 西荻崇・・・・・田沼広之 岬洋・・・・・・鶴ケ﨑好昭 林田公一・・・・株木孝行 立川悟・・・・・水本竜弥 端本太郎・・・・端本太郎 大和航平・・・・北川勇次 仲村慎祐・・・・仲村慎祐 伊吹誠介・・・・伊吹誠介 森本竜馬・・・・森本竜馬 石川悠太・・・・石川悠太 秋元太一・・・・板垣悠太 小野勘太・・・・邉津勘太 小西大樹・・・・小西大樹 戸村銀太郎・・・髙橋銀太郎 岩爪航・・・・・岩爪 航 井上卓哉・・・・井上卓哉 新井龍一・・・・新井龍一 阿久根潤・・・・阿久根 潤 工藤元気・・・・工藤元気.

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「ノーサイド・ゲーム」第1話 ネタバレ感想~コテコテの関西弁が耳に付く廣瀬俊朗さん

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またタイトルにある「ノーサイド」には、 「試合終了の笛が鳴ると同時に、敵も味方もなくなる。 お互いの健闘を称え合う、スポーツマンシップにのっとった崇高な精神」 という意味があります。 …実はこの2つの言葉は、和製英語なんだとか。 海外で通じないと知って驚くと同時に、 日本人が好みそうな言葉の組み合わせだと言われると、不思議と納得してしまう響きがあります。 —————- 主人公の君嶋隼人が社内政治で追い落とされた先は、トキワ自動車・アストロズのゼネラルマネージャーであった。 ラグビーを1ミリも知らない素人を、企業ラグビーのゼネラルマネージャーにするなど、前代未聞の話である。 アストロズの予算は総額16億円。 しかもラグビーでの収入は無いに等しく、ほぼ全額負担が会社に強いられていた。 選手一同と話し合った結果、地域密着型のチーム作ることになった。 ボランティアやイベントで名前を売り、集客の勧誘を勤しむ。 その頑張りあって観客動員数は増え、アストロズの応援に駆けつけるファンを獲得していった。 それでも満足な収入は得られない。 君嶋はラグビー界の重鎮、日本蹴球協会に改革を求めて奔走する。 ——————- 経営面だけではない。 アストロズは、プラチナリーグで1位になる目標があった。 柴門監督を迎え、厳しい練習を耐え抜き、たくさんの試練を乗り越えたアストロズは、目に見えて強くなっていった。 ラストに向かうごとに、試合展開が熱くなっていく。 グッとこみ上げる場面もさながら、経営の難しさや、社会的地位欲しさに意地汚くなる人間心理の描写は流石だ。 胃が痛くなった後の感動のフィナーレは格別である。 全てがうまくいき、さっぱりした終わりを迎えたノーサイドゲーム。 ノーサイドの精神は、ラグビーだけでなく経営者の心にも通ずるものがあった。 敵味方関係なく、手を取り合うことができたのは、ラグビーなしには叶わなかっただろう。 トキワ自動車・君嶋隼人、経営戦略室より横浜工場総務部長に左遷さる。 その役職はラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務するものであった。 ラグビーの知識もなければ、経験もなし。 ラグビーの現状に打ちのめされるが、アストロズ、ラグビー協会を立て直すため君嶋は奮闘する。 ドラマは見ていませんが、大泉洋さんに支配された一冊だったな(読んでいると目に浮かぶ)。 そして、ワールドカップを目前に意識して書かれたのかなあと。 それにしても非常に読みやすく、面白く。 ラグビーのことながら会社内の戦いも書かれ(いや欲張りすぎて薄い気もしないではないですが)エンタメ小説で楽しめました。 今回はラグビーのフェアな精神とともに会社経営としての道、読んでいて、前向きになれるし、池井戸さんの力を感じます。 今作はドラマ化と同時に発売されたので、最初はスルーしようと思ったが、ラグビーワールドカップの盛り上がりに負けて、熱狂の中、読んでしまった… ドラマ化されると、大体展開が同じだと思っていたところもあり、ドラマも見なかったが、何気なく、最終回だけ観て、映像技術の凄さに圧巻!そして、ラストにテロップが流れるまで知らなかった主題歌・米津玄師。 ドラマにも、バリバリ先入観ありきで、申し訳ない!!!と思ったところだったけど、原作はそれ以上に「発売当時に読まずに申し訳ない!!!!」と思うぐらい、面白かった。 ルーズヴェルト・ゲームでも野球界を描いていたが、よくこの難しいラグビーの世界を、ここまで詳しく描いたと、ただただ池井戸潤の探求心に脱帽。 実際にワールドカップの日本戦が白熱していた時に読んでいたのもあって、ラグビーの複雑なルールも文章なのに、すんなり頭に入って来るし、読んでいて試合の様子が頭に浮かぶのが本当に凄いと思った。 今作では君嶋が一度も負けず、どちらかと言うと一貫して冷静なイメージで、今までの作品の中で一番強い主人公だった気がする。 ドラマの中の選手の細かい心理描写や、君嶋の家庭の様子は原作には出て来ないが、原作だけで十分楽しめる。 そして、ラグビーが本当に日本国民に愛されるスポーツになることを祈っているような裏側にあるメッセージも強く感じる。 戦い抜いた日本チームの為にも、今作などで日本の置かれているラグビーの状況をもっと知ってもらい、この熱が一時でないことを私も願わずにはいられない。 さすがベストセラー作家だと思う。 ほぼ予想通りの結果。 絶対ハッピーエンドだと思うから 安心して読めるし、たくさんの人が楽しめる内容になっています。 一昨日からドラマ予約しているので これから毎週見られます。 なのにいつも大切なものを見失う。 君にとって大切なものはなに? それを考えたほうがいい〉 〈善と悪が入れ替わるというより、 人間の感情は本来、二次元的なものではなく、 色でいえばグラデーションに近いのかも知れない。 その細かな傾斜や配分は、様々な環境や出来事によって色合いを変え、その人ならではの、独自の色調へと変化していくのではないか。 誰もが常に善人でもなく、また悪人でもない。 だから人は変われるし、組織だって変われないことはないと思う〉 テレビドラマで見てから、本を読むのもオツである。 W杯の前に、テレビドラマがあり その頃には、ラグビーがそんなに話題となるとは思っていなかった。 ラグビーの面白さは、一流を見ることで、大きく変わった。 そして、16億円もかかるというトキワ自動車のラグビー部。 収入はほとんどない。 蹴球協会が全て吸い上げているのだ。 アマチュア精神とラグビー精神によって、 ラグビーで、金儲けすることは考えられないという。 そのお荷物を、どう前向きに解決するのか? ラグビー部の使命は、勝つことだった。 監督の選択から始めなければならなかった。 勝つ経験を持つ監督を選ぶ。 それは、大泉洋と因縁のある大学時代のラグビー選手であり、監督だった。 ラグビーの練習方法は、かなりデータに基づき、科学的な手法となっている。 そして、ラグビーは、監督によって、戦略がかなり違ってくる。 ラグビーのチームの成長と企業の経営陣の不正の追求が 同時進行していくのだが、この手法は実にうまい。 大学や高校の同級生を使って、出し抜くという話は、無残だ。 ルーズヴェルトゲームの野球と企業の絡めた物語と似ている。 爽快感は、こちらの方があるね。 企業にとって、スポーツを取り組むとは、どういうことなのか? 赤字でも、継続できるのか?など、興味ふかいテーマだね。 池井戸 潤(いけいど じゅん) 1963年岐阜県生まれ。 慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。 子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。 『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。 以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。 他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。 多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。 2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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