総 コレステロール 高い。 太っていないのにコレステロール値が高い

健康診断 総コレステロール高いときは悪玉が多い場合や善玉が多い...

総 コレステロール 高い

脂質異常症とは 「コレステロールが高い」 このような状態を、私たちは脂質異常症と呼んでいます。 私たちが検査で確認する血液中の脂質にはLDL 悪玉 コレステロール、HDL 善玉 コレステロール、中性脂肪の3種類があります。 悪玉コレステロールと中性脂肪は高いと良くなく、善玉コレステロールは低いと良くないということですね。 通常、LDLはHDLの2倍以下、つまりLH比は2以下です。 一つの目安として、LDLがHDLの2. 5倍以上ある、つまりLH比が2. 5以上になると、後に述べる心筋梗塞や脳梗塞などの病気のリスクが上がると言われています。 脂質異常症の人はどのくらいいるの? それでは、脂質異常症の患者さんは、日本にどのくらいいるのでしょうか? 厚生労働省の統計によると、2010年時点で脂質異常症が疑われる成人の割合は、男性が22. およそ5人に1人は脂質異常症ということになりますね。 生活習慣病としての脂質異常症 脂質異常症は、一般的には食べ過ぎ・飲み過ぎなどの不健康な食生活、運動不足、肥満など生活習慣の乱れによって生じます。 このような生活習慣の乱れによって生じる病気をまとめて「生活習慣病」と呼んでおり、高血圧、糖尿病なども生活習慣病に含まれます。 一般的に、同じ生活をしていても年齢が上がれば生活習慣病にかかりやすくなり、健康な状態を保つのにはより注意が必要になってきます。 脂質異常症の何がいけないの? さて、それでは脂質異常症の何が問題なのでしょうか? 実は、脂質異常症があってもそれ自体ですぐに本人の体調に変化が現れることはめったにありません。 問題なのは、脂質異常症、高血圧、糖尿病をはじめとした生活習慣病があると、全身の血管の動脈硬化が進み、将来心筋梗塞 心臓の血管が詰まる病気 や、脳梗塞 脳の血管が詰まる病気 などのより大きな病気にかかる可能性が上がってしまうことなのです。 心筋梗塞や脳梗塞は命に関わることもある大きな病気で、将来これらの病気にかからないように予防することが、生活習慣病の治療をする最も大きな理由なのです。 脂質異常症の治療は? ではいよいよ、脂質異常症の治療のお話をしようと思います。 ここまでお読みになった皆さんは、「コレステロールが高ければ、将来心筋梗塞にならないようにするためには薬を飲まないといけないのか・・・」とお思いかもしれません。 確かに薬を飲んだ方が良い場合も多いですが、全員が必ずしも薬を飲まないといけないわけではありません。 以下に、私たちが脂質異常症の患者さんに対し、どのように対応させていただいているかを示したいと思います。 まず、4でも示したように、心筋梗塞、脳梗塞などの病気になる可能性を高めるのは、脂質異常症だけではありません。 高血圧、糖尿病などの病気をはじめ、不健康な食生活、運動不足、肥満、喫煙などの生活習慣の乱れは、すべて将来的に大きな病気となるリスクを高めます。 生活習慣を見直すとともに、高血圧、糖尿病など他の生活習慣病に対しても、治療が必要かどうか検討します。 「コレステロールの薬さえ飲んでいれば安心」ではないのです。 その上で、実際に脂質異常症に対して、薬物による治療が必要かどうかを検討します。 その時に使う考え方が、「この患者さんは将来どの程度心筋梗塞、脳梗塞などの大きい病気になるリスクがあるのか」というものです。 実は、患者さんの年齢、性別、脂質、血圧、喫煙の有無などの指標から、その患者さんが将来心筋梗塞や脳梗塞などの病気になるリスクがどのくらいか、ある程度推測することができます。 またどんな時でも薬物を使う場合には、メリットだけでなくその副作用や金銭的な問題など、デメリットについても考慮しないといけません。 以上のようなことをふまえて、薬物を使うメリットやデメリットを患者さんに説明した上で、薬物による治療を行うかどうか、一緒に決めていくことが大切と考えています。 治療の具体例 それでは、いくつか具体的な患者さんを想定して、治療例を見てみましょう。 一人目は、65歳の男性のAさんです。 Aさんは自営の仕事をしていて、これまで特に病院にもかからず、健康診断も受診していませんでした。 少し肥満気味です。 お酒は時々友人と飲みに行く程度ですが、たばこを1日1箱吸っています。 周囲で大きな病気にかかる人も増えてきたため、これまで受診してこなかった市の健康診断を受診してみることにしました。 そこで以下の結果が出ました。 悪玉コレステロールが高く、善玉コレステロールが低い状態ですね。 この結果をもとに、Aさんがこのままだと将来心筋梗塞になる確率はどの程度か、計算をしてみます。 計算方法はいくつかありますが、そのうちの一つとして、日本動脈硬化縦断研究 Japan Arteriosclerosis Longitudinal Study:JALS のデータをもとにしたものがあります。 これによると、Aさんが今後5年間で心筋梗塞を起こす確率は5. この数字を高いと考えるか、低いと考えるかは人それぞれだとは思いますが、一般的に、この程度の数字であれば脂質異常症の治療薬であるスタチンを飲んだ方が良いと言われています。 また、Aさんの場合は同時に高血圧、糖尿病の治療や、禁煙などの生活習慣改善も必要になってきます。 続いて、一般企業に勤める会社員である、56歳男性のBさんをみてみましょう。 Bさんは毎年健康診断を受診していますが、ここ数年は「少しコレステロールが高め」と言われるそうです。 お酒は会社の飲み会に参加する程度、たばこはこれまで一度も吸っていません。 健康診断の結果は以下です。 つまり悪玉コレステロールは少し高めです。 Aさんの時と同じ方法を使って計算をしてみると、Bさんが今後5年間で心筋梗塞を起こす確率は0. Aさんと比べると随分低い数字ですね。 この場合、LDLコレステロールの値は多少高めですが、Bさんがスタチンを飲む必要性はこの時点では高くありません。 食事や運動習慣に気をつけながら、また次の年以降も健康診断を受診して薬を飲むかどうか考えて行くのが妥当と考えられます。 以上のように、同じ「コレステロールが高め」でも、他の生活習慣病があるかどうかなどによって、将来心筋梗塞、脳梗塞になるリスクは変わってきます。 5にも示したように、そのリスクが大きい患者のみ、脂質異常症の治療薬を飲むというのが原則です。 家族性高コレステロール血症について これまで、生活習慣病として起こる脂質異常症のことを主に見てきました。 最後に、実はタイトルにあるように、やせていて、運動もして、食生活にも気をつけていても、脂質異常症になってしまうことがあります。 その一つが「家族性高コレステロール血症」というものです。 これは遺伝的にLDLコレステロールが高くなってしまう病気のことで、500人に1人程度はこの病気の可能性があると言われています。 両親や兄弟などの家族も若くから高コレステロール血症と言われている場合、家族が若くして 男性55歳、女性60歳が目安 心筋梗塞や脳梗塞などの病気を起こしている場合には、より家族性高コレステロール血症の可能性が上がります。 家族性コレステロール血症の方ではコレステロールがアキレス腱や皮膚に沈着するため、アキレス腱が太くなったり、肘や膝などの皮膚に黄色腫と呼ばれる脂肪の塊ができたりすることがあります。 家族性高コレステロール血症の人は普通の人と比べ特にコレステロールが上昇しやすく、将来の心筋梗塞や脳梗塞を予防するために、より厳密な生活習慣改善や薬物治療が必要となります。

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コレステロール値を下げる食品・食事|コレステロールとは

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*:10時間以上の絶食を「空腹時」とする。 ただし水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とする。 **:スクリーニングで境界域高LDL-C血症、境界域高non-HDL-C血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。 日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 2017 p26;日本動脈硬化学会, 東京より改変 上記の管理目標値には考慮が必要な注意点があります。 糖尿病でも他の高リスク病態[非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患(PAD)、慢性腎臓病(CKD)、メタボリックシンドローム、主要危険因子の重複、喫煙]を合併するときはこれに準ずる。 日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 2017 p54; 日本動脈硬化学会, 東京より改変 食生活が西欧化する1970年代以前の日本では植物性の食品(雑穀、大麦、玄米、いも、果物、野菜、海藻など)と海産物(魚、貝)が多く食事にとりいれられていました。 最近、このような食品を習慣的にとっていたことによって、日本人は欧米人に比べて心筋梗塞などが少なかったことがわかってきました。 現在、日本人の間にも欧米と同じような肉を中心とした食生活が浸透し、それとともに日本人でも心筋梗塞などが増えています。 こうしたことから、以前、日本人がとっていた「伝統的な日本食」が見直されています。 ただし、日本食では塩分をとりすぎることがあるので、減塩を心掛けることが大切です。 「和食」は2013年にユネスコ無形文化遺産にも登録されました。 日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症治療ガイド2013年版改訂版(第3版)2017、p. 115 日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版. 2017 p70; 日本動脈硬化学会, 東京. を参考に作成 日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症治療ガイド2013年版改訂版(第3版)2017、p. 35を参考に作成 朝食、昼食、夕食を規則正しくとりましょう。 好ましい体重を維持するために、腹八分目を心掛け、就寝前2時間の食事を避けて、よくかんで、ゆっくり食事をとるようにしましょう。 まとめ食い、ながら食いは食べ過ぎのもとです。 塩分を控えるためにも薄味に慣れるようにしましょう。 栄養バランスをくずしやすい外食はできるだけ控えましょう。 食事療法の注意点 食事療法に取り組む方はまず医師の指示や管理栄養士の指導を参考にして食事療法を行ってください。 効果の判断については定期的にコレステロールの値を検査し、その変化をみながら、継続できる食べ方を探っていきましょう。 食事は楽しむことも必要ですので、無理のない食事療法が大切です。 特に75歳以上の高齢者においては、厳格な食事療法はむしろ低栄養状態になることもありますので注意が必要です。 また、食品と薬物の相互作用に注意しましょう。

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コレステロールと中性脂肪の違いは?それぞれの値が高いとどうなる?

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コレステロールは体内にある脂質(脂肪)の一種で、脂肪酸と結合したエステル型と、別々に分かれた遊離型があり、これら二つを合わせて総コレステロール(T-Cho)といいます。 コレステロールは細胞膜の材料となったり、血管の強化や維持にも重要な役割を果たしています。 また、副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどは、このコレステロールをもとに作られています。 脂肪の消化を助ける胆汁酸の主成分ともなっており、私たちの体には必要不可欠なものです。 しかし、ご存知のとおり、 血液中のコレステロールが多くなりすぎると、動脈硬化症などの生活習慣病の原因となります。 日本人のコレステロール値は、ファストフードなどに代表される食生活の欧米化により年々高くなってきています。 増えすぎたコレステロールは、血管の壁に付着し、血管を詰まらせる一因となります(下のイラスト参照)。 これが脳動脈で起きれば脳梗塞に、心臓の冠状動脈で起きれば心筋梗塞になります。 総コレステロールで何がわかるのか? 動脈硬化を早める危険因子には、脂質異常症(高脂血症)、高血圧症、糖尿病、喫煙、ストレスなどさまざまなものがあります。 なかでもコレステロールやが増加する脂質異常症が長引くと、心臓の冠状動脈硬化や脳動脈硬化が起こりやすくなります。 生活習慣の改善を行わずにこの状態を放置していると、日本人の死亡原因の上位を占めている、心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが高まります。 そのため、 総コレステロールの検査は、動脈硬化や心臓病などの循環器障害の診断や経過の判定に重要な役割を果たしているのです。 総コレステロールはどのように測定するのか? 血液を採取して行ないます。 酵素を使って簡単に測定できます。 検査を受けるときの注意 食後には、食事でとった栄養素が血液中に増えるため、正しい測定ができません。 そのため、総コレステロール値を測定する場合は、原則として前日の夕食後は飲食を禁止し、空腹の状態で採血をします。 ただ、総コレステロール値は個人差があり、遺伝的な体質や食生活の内容、ストレスによっても左右されるので、多少の変動なら神経質になる必要ありません。 異常があったらどうするか? 総コレステロール値が基準値を超えていれば、動脈硬化の進行を考えて、、、、CT、MRI、、、などの検査を受けておくことが大切です。 喫煙は血管を収縮させ、動脈硬化を促進させるので、今すぐ禁煙しましょう。 そのうえで、動脈硬化予防のために食生活を見直します。 コレステロール値は、脂肪、特に飽和脂肪酸を多く含む食品を食べると高くなります。 バターや豚ロース肉、牛霜降り肉、エビ、卵黄など、コレステロールを上昇させる食品は、食べ過ぎないようにしましょう。 コレステロール値が基準値よりも低い場合には、肝機能の検査を受け、異常がなければ食生活(偏食や栄養不足)についても調べます。 異常な場合に疑われる病気• 高値…脂質異常症(高脂血症)、動脈硬化、糖尿病、脂肪肝、閉塞性黄疸など• 2015年5月、厚生労働省は「体内のコレステロールの数値は食事で大きく変動しない」として、従来の1日摂取量の基準を撤廃しました。 しかし、これは「健康な人については、食事によるコレステロールの摂取と、血液中のコレステロール量はそれほど関係ない」という話であって、コレステロールを気にする必要ははなく、なにを食べても大丈夫というわけではありません。 実際、日本動脈硬化学会も基準撤廃に賛同する意見を表明しましたが、「悪玉のLDLコレステロールの数値が高い人は、引き続きコレステロールの摂取制限が推奨される」としています。 摂取量を制限するうえで、効率的なのはコレステロールを多く含んでいる食品をなるべく避けるようにすることです。 文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」のデータを元にコレステロールの含有量が多い食品をまとめたのが、下の表です。 食品名 1回使用量 コテステロールの含有量 鶏卵 1個(50g) 210mg あん肝 1個(40g) 225mg たらこ 小1腹(50g) 175mg かずのこ 1本(30g) 110mg うに にぎり寿司2個分 30mg いか(生) 刺身1人分(50g) 135mg いか焼き 1杯(120g) 456mg するめ 1人分(20g) 196mg たこ 足1本(150g) 225mg うなぎ(蒲焼き) 1串(80g) 184mg カキ 5個(75g) 40mg 鶏レバー 1人分(50g) 185mg 豚レバー 1人分(50g) 125mg 牛レバー 1人分(50g) 120mg 表の中で食べる機会が多くて、コレステロールが高いものとしては鶏卵が挙げられます。 1日の摂取量を300mg以下に抑えようとすれば、卵を1個食べただけで、その日はコレステロールを含んだ他の食品をほとんど食べられなくなってしまいます。 しかし、鶏卵はたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んだ栄養価値の高い食べ物ですので、全く食べないのも考えものです。 卵とコレステロールの関係を調べた研究は数多くあり、1日2個食べても数値は上昇しなかったという研究もあれば、卵を多く食べる人に脂質異常症の人が多いという研究もあります。 半信半疑で食べたり、食べなかったりしても不安ですので、まずは、主治医に相談して、その指導によって食べる量を決めておくと安心かと思います。 なお、鶏卵は確かにコレステロールを多く含んでいますが、ほとんどは卵黄(黄身)に含まれており、 卵白(白身)のコレステロールはほぼゼロです。 卵白は良質なたんぱく質の宝庫でもありますので、上手に活用しましょう。 また、上の表の含有量だけ見ると、いか、たこ、貝類も避けたほうがよさそうに見えますが、最近の研究ではそれほど神経質になることはないとされています。 というのも、これらの食品にはコレステロールが腸から吸収されるのを抑えるステロール類が多く含まれているため、実際に体内で吸収される量はそれほど多くないためです。 さらに、これらの食品にはコレステロールを上昇させる飽和脂肪酸はあまり含まれていませんし、元々、毎日大量に食べる食品でもありません。 しかし、既にコレステロールの数値が基準値よりも高い人や、食事療法を行っても数値に改善が見られないような人は避けたほうがよいでしょう。 果物、海草、キノコ類に豊富な食物繊維や、豆腐、納豆などの大豆製品に含まれる良質なたんぱく質には、コレステロールの吸収を抑える作用があります。 また、サンマ、ブリ、イワシなどの青魚に含まれている DHAとEPAには、血液中のコレステロールを低下させる作用がありますので、毎日の食事で積極的にとるようにしましょう。

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