ネズ 手持ち。 マリィ(ポケモン)

ネズとは (ネズとは) [単語記事]

ネズ 手持ち

しかし、ネズがダイマックスを使わないのはパワースポットがスパイクタウンにそもそも無いからというのもあるが、彼自身の信条によるものでもある。 「使えない」のは間違いではないが「使わない」とも言えるのだ。 の話によると、ネズは以前からダイマックスが嫌いだという。 ガラルリーグ委員長のから、ジムをパワースポットのある場所まで町ごと移そうという話を持ち掛けられた時にも、愛する故郷を離れたくなかったため固辞した。 さらに、シュートスタジアムで開かれるトーナメントに出場しても、 ダイマックスは決して使用しないことにしている。 ダイマックスを使わない勝負について 「ポケモン勝負本来の姿」だと考えており、ジムリーダーに就任したばかりの頃はそれを アッピールして町を振興しようとしていたことが彼のレアリーグカードに記されている。 その姿勢は徹底しており、シュートスタジアムなどのダイマックスができる場所でバトルすることがあっても彼はダイマックスを使わない。 なおそのせいか(服の右袖の下に隠れているだけなのかもしれないが)、公式イラストの立ち絵ではダイマックスに必要なダイマックスバンドを着けているところを確認できない。 では7番手を担当。 前述のとおりダイマックスを使用せず、対戦中に手持ちの特徴をばらしてしまうところもあるが、 それでも勝てるほどの実力を持つ凄腕トレーナー。 ダイマックスをせずとも他のジムリーダーと対等の実力を持つことから、ガラル最強のジムリーダーとの呼び声も高いからも一目置かれている。 ガラル地方のジムリーダーには明確なランク付けが存在し、成績などでマイナークラスへの降格もあるし格付けでランクが入れ替わる。 そしてそれはそのままジムチャレンジの挑戦順に反映される。 つまり、ガラルジムリーダー最強のキバナが8番目を務める事には意味があり、7番目に位置付けられるネズの実力も、つまりはそれくらい高いということ。 その後の伝説のポケモンにまつわる事件では、主要人物として活躍。 ヤローとターフスタジアムでエキシビジョンマッチをしていた時に事件に巻き込まれる。 主人公たちとダイマックスポケモンを鎮めると、そのまま主人公たちと一緒に各地のジムを巡りダイマックスポケモンを鎮めていくことに。 主人公が黒幕のソッド&シルディを懲らしめ、orに認められると、「きみ(主人公)がチャンピオンになれた理由がわかった気がする」と言う。 そして 「もう呼ばないでくださいよ。 きみから会いたいってことはトラブルってことでしょうから」と言いつつ自身のレアリーグカードを渡し、ソッド&シルディを然るべきところまで送り届けた。 また、この事件の頃はがスランプ気味だったため、なんやかんや言いながら気にかける様子を見せていた。 ジムチャレンジ []• ブツクサ言いながらも改心したシーソーコンビに付き合ってやるとこ好き -- 名無しさん 2019-12-26 07:48:24• 面倒見がいいんだろうね -- 名無しさん 2019-12-26 09:06:36• 初の悪タイプ専門ジムリーダー -- 名無しさん 2019-12-26 09:29:24• トーナメント戦で新たに手持ちに加えるストリンダーがローのすがたなのが個人的に「らしいな」と思った -- 名無しさん 2019-12-26 11:47:41• ダイマックス使わないからポケモンリーグ周回で毎回招待してるわ -- 名無しさん 2019-12-26 12:45:11• 意外と表情豊かなのが良い -- 名無しさん 2019-12-26 15:46:15• 妹とは大分歳離れてるよな。 ダンデホップ兄弟もそうだけど -- 名無しさん 2019-12-26 18:05:11• 「戦闘! ネズ」の途中でロケット団アジト カントー のBGMが流れたときにテンションが上がり、そしてビビった -- 名無しさん 2019-12-26 18:18:21• パンクロッカーというより大槻ケンヂっぽい -- 名無しさん 2019-12-26 19:47:33• エースだけでなく手持ち全員紹介してくれるの好き -- 名無しさん 2019-12-26 20:03:20• 有名な歌手の出身地が過疎地ってのが現実でもよくある話だけど、なんとかできないのかなぁ… マイチェンが出るのなら、スパイクタウンに何かしらの救済が欲しいな -- 名無しさん 2019-12-27 13:33:22• KISSのメンバーみたいだしイッシュ地方出身でも違和感なさそうな外見。 -- 名無しさん 2019-12-27 21:09:42• 高威力技・相性抜群技だけではあっさり足元を掬われる、「ポケモン勝負本来の姿」の言葉に違わない戦法 -- 名無しさん 2019-12-28 11:11:28• -- 名無しさん 2019-12-29 00:18:48• 見た目や性格的には20半ばくらいとか行ってそうな気はする。 劇中でも大人組って感じの扱いだったから最低でもハタチは越えてるんじゃないかな -- 名無しさん 2019-12-29 00:55:19• 結局振る舞いは常に若年者の面倒を見る良い大人と言った感じだし、20歳は越えてそうに思えたな。 -- 名無しさん 2019-12-30 23:09:26• 今作で一番好き -- 名無しさん 2019-12-31 03:15:47• KISSがタチフサグマについて触れたように、ネズについてもオーケンさんご本人がどこかで触れたそうだな -- 名無しさん 2020-01-06 18:11:21• 「森に住んでた頃のエゴイスティックな美少年の僕と似てる」だっけ -- 名無しさん 2020-01-08 05:41:54• 今のところジムリで一番好きなんだけどあんまり人気ないのが悲しい。 グッズとかも出ないんだろうな…。 -- 名無しさん 2020-01-08 17:57:14• 男キャラでは結構人気ある方だと思うけど…キバナの次に女子受けよさそうだし -- 名無しさん 2020-01-13 22:11:27• 「お喋りがしたいなら紅茶をいれましょうか」って皮肉がオシャレで好き -- 名無しさん 2020-01-15 01:12:20• 腐にメイド服かかれまくってんの笑う -- 名無しさん 2020-01-24 14:35:17• 「~しやがりますよ」みたいな口調どこかで見覚えがあったんだけどわかった、翠星石だ -- 名無しさん 2020-02-20 01:16:57• 主人公ホップソニアがボケ倒す3人組な上にシーソーコンビもボケの塊なのでネズさんくらいしっかりしたツッコミ役が活きる -- 名無しさん 2020-03-02 23:12:25• ファミ通5位おめ -- 名無しさん 2020-03-07 20:42:00• 名前の元ネタには「ネズの木」の童話も入ってるだろうな。 妹の名前もマリィだし -- 名無しさん 2020-04-09 21:35:54• 個人的なCVの希望は細谷佳正さんだな -- 名無しさん 2020-04-22 01:19:13• -- 名無しさん 2020-05-11 19:08:46• いっそマクロスみたく、セリフパートと歌唱パートで声優を別にしてしまうのはどうだろう -- 名無しさん 2020-05-14 14:56:53• 神奈延年さんとか -- 名無しさん 2020-06-01 14:15:31.

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#ポケモン #マサマリ I wanna be a family with you

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リーグカード説明 (1枚) には を するための が なかったため も あまり 訪れず 町が 寂れていくことに を 感じている。 試合に なると たかぶって いろいろ を するが それでも 勝つ 強さを 持つ。 としての 評価も 高く 本人も を 極めたいこともあり が になれば いいのにと 考えている。 「えっと…… ネズです。 は 残念ながら できないのですが 勝負 本来の 姿 でもあるんで そこを アッピールしたいです。 あと が いて…… おれより 素質 あるんですけど が 大きくなって に なるまでは 歌ったり しながら みんなで 町を 盛りあげて いきます!」 概要 はぁ…… やっと 来てくれましたか• のを務める人物。 使用は歴代では初の。 の妨によりの入り口のシャッターが閉められているが、にすると裏口から入れるようになる。 ーの痩身ので、とを足して2で割ったようなをしている。 な性格だが試合が始まると変し、まさかの 専用を引っさげながらを行う。 手持ちのをののように紹介し、とくせいや使用わざまでばらししてくれる。 れたを紹介するぜ!• 彼の故郷はがくが使用できないため、戦では一を使用しない勝負になる。 のがスタジアムを移転するよう話を持ち掛けたが、彼が嫌いであると共に故郷をていたため固辞した。 また、彼はができるスタジアムでも一切を使用しないが、それでも他のと互に勝負を繰り広げている。 上記のストイックなに共感する者は多く、以外からも広く支持されている。 としての評判も確く、彼が即でを行うと、たちまち人だかりが出来上がる程にが高い。 は「0」。 「悪い」のだと思われる。 名前の由来はヒノキ科の針葉「」から。 ストーリーでの活躍• 実質的なのに当たる人物で、 の実である。 の正体はのであり、と同様にの彼も純に慕われていた。 団員達は故郷のが寂れるのを危惧し、がになれば町しになると考え、ィ以外の達に数々の妨行為を行っていた。 つまりも彼もではなく、もとは程遠いただの ィちゃんをし隊 であったことが判明。 ちなみに彼は団員達の迷惑行為には全く気付いておらず、の入り口のシャッターが閉められたのも「自分がダメなヤツだからが来ない」と思っていたようだ。 のことは大切にしており、のは彼が捕まえたものである。 また、彼はを一切使用しないが、そのポリをに押し付けるようなはしていない。 後の事件では事あるごとにを心配して取り乱す ぶりを発揮していた。 一連の騒動の後はにの座を譲り、自身はを開催するを送っている。 46 関連動画 関連静画 関連商品 関連項目•

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【ポケモン剣盾】ポケモンソード攻略チャートとクリアした感想・評価【ポケモンソード・シールド】

ネズ 手持ち

スマホロトムを見つめて、キバナは、はあっとため息をついた。 ちょいちょい、と画面をいじって、ダンデとのメッセージ画面をひらく。 何度見ても、新しいメッセージは、来ていない。 もちろん、仕事絡みのメッセージなら、変わらずいくつか、来ている。 でも、プライベートなメッセージは、ここ2週間、ぱたりと途絶えていた。 原因は、分かっていた。 ぐしゃぐしゃと髪の毛をかきまわして、目の前の酒を、ぐいっと呷る。 そして、またため息をついた。 「なんなんですかさっきからうっとおしいヤツですねオマエは」 目の前に座っていたネズが、あからさまな舌打ちをした。 ネズの隣で、マサルも、ヨクバリスのように食べ物を頬張り咀嚼しながら、うんうん、と頷いている。 今日は、このふたりを付き合わせて、ここ最近のもやもやした感情をぱーっと発散させるために、評判のいい食べ飲み放題の店に来たというのに。 キバナの心は、晴れないままだった。 「悪い... 」 「いったい、何だってんですか。 ひと誘っといて、スマホばっか見やがって。 ダンデに振られでもしたんですか?」 ダンデ。 ダンデダンデダンデ。 何でこいつは、こう、タイムリーな名前を出すかな。 しかも、振られたって、なに。 酒の勢いもあって、キバナは、ぶぅっと頬をふくらませた。 「そんなんじゃねーわ。 むしろ、振ったのはこっちだっつーの」 「は?」 ネズは、咥えていたチーズをぽとり、と口から落とした。 マサルは、まだもぐもぐしているが、びっくりしたように、ぱちくりと目を瞬かせている。 「は?オマエが?ダンデを?何で?」 「いや、何で驚くのそこなんだよ」 キバナは、ピーナッツを投げつけてやった。 ひょい、とそれを危なげなくかわしたネズに、また苛立ちをつのらせる。 「むしろ、オレさまがダンデに告白されたことに驚けよ」 「いや、そこも驚きましたがね」 でもオマエ、ダンデのこと、だいすきでしょーに。 オレさまもだいすきぃ!とか言って、抱きつくくらいしやがっても良かったんじゃねぇですか? 拾い上げたチーズを再度かじりながら、ネズはこともなげに言い放った。 なんでだよ。 そりゃ、ダンデはライバルで、親友だよ。 だけど、恋愛かって言われると、そうじゃねーだろ」 「え」 「え」 「いやなんでオマエらそこ揃うの?そんな変なこと言った?」 「わかんねーなら、いいです」 めんどくさそうに、ネズはひらひらと手を振った。 「で、ダンデに、何て言われたんです?」 「... その、好きだって」 キミが良ければ、オレとの関係に、恋人という関係を、加えてくれないか。 2週間前。 ダンデは、ひどく真剣な色を、その金色の瞳に乗せて、そう言ったのだった。 「へー。 それで、オマエは?」 「... ごめん、オマエのことそういう目で見られない、って」 そう答えたキバナに、ダンデは、一瞬だけ目を伏せて。 そして、顔を上げて、にっこりと笑ったのだった。 その笑顔は、キバナのまぶたの裏に、今もくっきりと焼きついて、離れてくれない。 「そしたらさ。 ダンデが、変なこと言って、悪かったって。 これからも、ライバルで友達でいよう、って」 「それ、いつの話です?」 「2週間前」 「へえ」 全然気づきませんでしたよ、と、ネズは、鼻を鳴らした。 「前回のミーティングの時には、既にオマエ、ダンデを振ってたんですね」 「うん」 ネズのいう、新旧ジムリーダーのミーティングがあったのは、ちょうど10日前だった。 ダンデと顔を合わせづらいな、なんて考えた自分が、ばかみたいに思えるほど、その日、ダンデは、いつも通りだった。 やあ、キバナ、と快活に挨拶をくれて、キミのジュラルドンたちも元気か?また時間が合えばバトルがしたいな、と、続けて話しかけてくれた。 「それで、オマエは、何をグダグダやってんです?サイコーじゃねぇですか。 ダンデは、オマエに振られても、これっぽっちも態度を変えちゃいない。 オマエの望み通り、これからも、ダンデはオマエの、ライバルで友達でしょうよ」 「うん... 」 でもさ。 ダンデから、連絡、来ないんだ。 キバナは、つい、こぼした。 おはよう、とかさ。 キミは今日何してる、とかさ。 昼に食べたハンバーガーがまずかった、とかさ。 今日、マサルがバトルタワーに来たぜ、とかさ。 そーゆー、ちょっとした、いつものメッセージ、来ないんだよ。 いじけたようにキバナが言うと、ネズは、ばかじゃねーですか、と言った。 マサルも、かわいそうな子を見る目で、キバナを見ている。 ネズはともかく、まだ10歳かそこらの子どもに、そんな目をされて、キバナは地味に傷ついた。 「誰がそんなメッセージ、ただの友達に毎日送るんですか」 オマエ、ルリナに、そんなメッセージ送り付けます?ついでに、もし、オレが、そんなメッセージ毎日送り付けてきたら、どう思うんだよ。 「え、きもいわソレ」 「なんかムカつくな。 でも、うん、オレもきもいと思うんで、安心してください。 てか、ポイント、そこじゃねーんですがね」 いい加減、分かりんしゃい、とネズが言えば。 ようやく、ごっくん、と食べ物を飲み込んだマサルが、口を開いた。 「てか、キバナさん、キバナさんて、ダンデさんのことしか話さないの、気づいてないんですか?」 そう。 それは、忘れもしない、マサルがチャレンジャーとして挑んだ、ファイナルトーナメントの、控え室。 一応、挨拶しようと話しかけた、マサルに対して、キバナはなんと、マサルを一瞥すらせずに、「勝ち残り、ダンデに挑む。 オレさまには、それしかない」と言い放ったのだ。 あ、ボク、アウトオブ眼中ってやつですね。 マサルは、話しかけたことを後悔するレベルで、がっくりした。 ついでに言えば、決勝戦で対峙したときなんか、もっとひどかった。 キバナは、満員の観衆のなか、目をつりあげて、叫んだのだ。 「ダンデを超えるため、ダンデが選んだ、オマエに勝つ!」 うん、ボク、当て馬扱いね。 ダンデさんがボクに推薦状わたしたの、ずっと気に食わなかったんですね。 でもね、仮にボクに勝っても、ダンデさんに勝ったことになるわけじゃないからね。 てゆーか、それ、ヤキモチだから! 「全国600万人のマサルが、同じこと思ってますからねまじで」 「え、オマエが600万人てナニ。 怖いんだけど」 「いいんですそれは別に。 ポイント、そこじゃないんで」 「ネズと同じこと言うなよ... 」 キバナは、はあ、とまた、ため息をついた。 だって、仕方ないじゃん。 オレさま、ずっと、ダンデを追っかけてきたんだから。 ダンデがチャンピオンじゃなくなった今も、「ダンデを倒した瞬間の自撮りが待ち遠しい」って、リーグカードに書いちゃうくらい。 てか、よく考えたら、オレさまのリーグカード、ダンデのことばっかだな。 でも、仕方ないじゃん。 ダンデ以外、見えないんだから。 ダンデが、オレさまの、すべてなんだから。 そりゃ、ダンデから連絡来ないと、寂しいに決まってるよな。 「まー、いいんじゃねぇですか。 ダンデのやつ、クソほどモテますからね。 オマエがそうやって、グダグダやってる間に、どこぞの誰かがかっさらっていくだけですよ」 そしたら、ダンデは、オマエ以外の誰かに、毎日、くそつまんない内容のメッセージ、送るようになるんですけどね。 「え」 キバナは、想像した。 ダンデに、恋人ができたところ。 ダンデのはちみつ色の瞳が、自分でない誰かに、あまやかに微笑みかける。 そして、あの端正な顔で、とっておきの内緒話をするように、「キミの作ったカレーが食べたい」と、楽しげに囁くのだ。 もちろん、その誰かは、嬉しそうに頷いて、ダンデの紫苑の髪に指を絡ませて。 キバナの胸は、ぎゅぅっと、痛くなった。 そんなの嫌だ。 絶対に。 「あ」 「あ、じゃねーんですよ」 オマエは、ダンデに、当たり前みたいに、特別あつかいされすぎて、それがどんなに特別なことか、分かっちゃいねーんですよ、と、ネズは言った。 「ど、どうしよう。 どうしよう」 オレさま、ダンデのこと、振っちゃった。 「しぇらしか。 あとは、じぶんで、なんとかしんしゃい」 こっからの相談は、有料なんで。 ネズは、ぴしゃり、と言い放った。 [newpage] 1週間後。 薄暗い、スパイクタウンの、さらに薄暗い、古びたバーの中、キバナは、べったりと、ヌメラのように、バーカウンターに突っ伏していた。 隣に座っているネズの機嫌は、あまりうるわしくない。 いいメロディが浮かんで、五線譜を引き寄せたタイミングで、突然襲来したキバナに、無理やり連れ出されたものだから、機嫌がいいはずもなかった。 「ネズぅ」 「なんですか」 迷惑そうな声を出してはみたものの、なんだかんだと、面倒見の良いネズは、そこを立ち去ろうとしない。 「ダンデと... ふたりっきりになれない... 」 「いやおいそこからかよ」 ネズとマサルのせいで、ダンデへの気持ちを自覚したキバナだったが、そううまいこと、ダンデとの関係は、進展しなかった。 キバナは、割り切りのいいほうだ。 すきだ、と、自分の気持ちを自覚してから、ダンデにそれを伝える方法を模索し始めた。 仮にキバナが、それを伝えたとして、今さらなんなんだ、と、ダンデに冷たい顔をされる可能性も、じゅうぶんある。 ごめん、もうオレの気持ちは、キミにはないんだ、と今度はキバナが振られてしまう可能性も、ある。 それらを想像すると、とてつもなくこころが冷えるけれど、それでも、伝えない、という選択肢を選ばないくらいには、キバナは、まっすぐで強かった。 だって、ぐずぐずしてたら、誰かに取られちゃうだろ。 あいつ、かっこいいし。 1回振られてもおあいこで、でも、そっから、もっかい好きになってもらえるかもしれねーじゃん。 「うん、オマエのそーゆーとこは、なかなかいいと思いますよ」 「でもさぁ... 告白って、ふたりのときにするもんだろ... 告白したくても、ダンデとふたりに、なれねーんだよ」 「おら、飲め」 うじうじうじ、とカビが生えそうなキバナの前に、ネズは、エールのジョッキを、どん、と置いてやった。 このぐずぐずペースで話されたら、おひさまが登っても、話が終わらない。 とりあえず、酔わせて、舌をなめらかにさせて、さっさと事情を聞きだすに限る。 ぐびぐび、とエールを飲み干したキバナは、もう一杯、今度はつよいやつ、とオーダーした。 そうして出てきたギムレットを、一気にあおる。 ぷは、と吐き出した息は、アルコールの香りがした。 キバナが語った顛末は、以下のとおりである。 キバナは、ダンデに気持ちを伝えることを決めてから、ふたりきりになるために、まずは、ダンデをキャンプに誘った。 ワイルドエリアでのキャンプなら、何回も経験済みだから、誘うハードルは、それほど高くない。 あっ色違いキバゴ、とか適当に言っておけば、ポケモンばかのダンデは、何時間でも、目の色を変えて草むらを探すだろう。 そして、ダンデのすきなカレーを作ってやり、なんならバトルでもして、あたりが暗くなったあたりで、星空の下で、なあダンデ月がきれいだな、とか、ベタで意味深なセリフから始めれば、完璧だ。 そんなもくろみで、ワイルドエリアでのキャンプに誘ってみたところ、友達としての付き合いは続けるつもりらしいダンデは、案の定、眩しい笑顔で、それを了承した。 しかし、誤算はここからだった。 ダンデは、たまたま、タイミング悪くバトルタワーを訪れたホップのすがたを見つけて、「ホップ!キバナとキャンプをするんだ。 一緒に行くか?ああ、どうせなら、マサルくんも誘おう」などと、のたまったのだ。 いや、別に、友達とキャンプするのに、人数増やすなんて、ふつーのことだけど。 そして、事情を知らないホップが、当然、喜び勇んでそれに飛びつき。 まさかの、4人でのキャンプと相成った次第である。 「マサルに、むちゃくちゃ呆れた目で見られた... 」 「うん、そりゃそうでしょうね」 「でも、オレさま、諦めなかった」 「おお、ポジティブ」 ぱちぱち、とネズが、手を叩く。 そう、諦めないキバナは、数日おいて、再度、ダンデをキャンプに誘ったのだ。 今度こそ、との決意を込めて。 なお、マサルを通して、ホップには根回し済みである。 ちなみに、ルリナを通して、ソニアにも根回しをした。 友達ってすばらしい。 ダンデが誘いそうな相手は、すべて潰しておく、ついでに、この恋を応援してもらおうという周到っぷりである。 本気になったドラゴンストームは、誰にも止められない。 その甲斐あって、今度は、うまくいった。 ダンデとふたりで、キャンプに行くことに成功した。 そして、「あっ、色違いキバゴ」と適当なことを言って、ダンデにキバゴ探しをさせることにも成功した。 しかし。 ダンデが、キバゴ探しを始めて、わずか30分。 ダンデは、「色違いキバゴ、ゲットだぜ!」と、キラッキラのまぶしい笑顔で、草むらの草を頭にちょいとつけたまま、小さな色違いキバゴを連れて、現れたのである。 おい、確率、もうちょっと仕事しろ。 とにかく、そうなれば、ダンデは、この新しいチビッ子を育成する以外のことに、目が向かない。 ダンデは、キバナが作っておいたカレーを、かいがいしく、手ずからチビッ子に食べさせると、「それじゃあ、キバナ、またな!ほんとにありがとう!」と、リザードンに乗って、颯爽と去っていってしまった、のである。 「まじか」 「まじだ」 もーどーすりゃいいんだよ、と泣きそうになったキバナである。 「てゆーか、なんでメシとかに誘わねーんです」 「だって... 店とか、ガヤガヤしてんじゃん」 「個室でも取るとか」 「シュートシティで個室って、ロンドロゼのフレンチくらいしかないのに、なんて言って誘うんだよ」 「オレさま、ダンデと大事な話がしたいんだ、とか」 「ん?ここじゃだめなのか?とかふつーに言われるだろ。 あいつ、最近、秘書雇ったから、そいつがいつもダンデにべったりひっついてるし」 「確かに。 不自然さなく、高級フレンチの個室に誘うのは、かなりハードルたけーですね」 ネズは、早々に、食事デートプランを諦めた。 というか、そろそろめんどうになってきた。 あと、浮かんでいたあのメロディが、頭から逃げてしまいそうだ。 「あー、じゃあ、ダンデが迷子になったときを狙いんしゃい。 どーせすぐ迷子になるでしょうよ、あいつのことだから。 それで、オマエに連絡寄こすでしょう。 そしたら、嫌でもふたりっきり、ですよ」 「ネズ... オマエ天才だな... !!!」 キバナは、感動したように、ネズの手を握った。 ダンデの方向音痴っぷりは、ガラル全土に知れ渡るレベルである。 リザードンが知っている道なら、まだいい。 でも、それ以外でも、とにかく迷子になるので、ソニアやキバナが、「迷った!ここはどこだ?」のあっけらかんとした一言で、呼び出されて、ダンデを迎えに行っていた。 そして、ソニアには既に根回し済みだから、ダンデは、迷子になれば、否が応でも、キバナを頼らざるを得ない。 そのときを狙え、という、スナイパーのごときアドバイスに、キバナは飛びついた。 ネズは、無事に五線譜と、にらめっこできた。 [newpage] 数日の時が過ぎ。 再び、スパイクタウンの、薄暗いバーである。 キバナは、またもや、ネズを隣に置き、べったりカウンターとお友達になっていた。 「今度は何ですか」 慣れ、とは恐ろしい。 ネズは、キバナを適当にアルコール漬けにしてから、尋ねた。 「だめだった」 「何が」 「迷子作戦」 「え、まじで実践しようとしたんですね」 「オマエが提案したんじゃねぇか!」 責任とって、相談乗れよ。 キバナは唸った。 「うーん、じゃあ一応聞いてやりますよ。 どうなったんですか」 「あのな。 ロトムGPS、切られてた」 「は?」 「いや、だから」 もともとの話、をすれば。 なぜ、キバナが、いつも迷子のダンデを迎えに行けたか、というところに、話が遡る。 あまりにダンデが迷子になるせいで、ダンデとキバナの、賢いスマホロトムは、2匹で考えた。 そして、迷子になるダンデのため、迎えにくるキバナのため、ひそかに、ダンデには内緒で、ダンデのスマホロトムから、キバナのスマホロトムに、常に位置情報を発信することにした。 それを、キバナは、ロトムGPS、と呼んでいた。 ロトムGPSが発動してから、すぐ迎えにきてもらえるダンデもハッピー、すぐ迎えに行けるキバナもハッピー、そして、仲良しのロトムたちも、嬉しそうだった。 オマエ、ちょっとまじできもい」 「何でだよ!」 「単なる友達でライバル、の居場所を、常にこっそり把握してたあたり」 「...... 」 ぐうの音も出ない。 だって、すきだったんだ。 気づいてなかっただけで。 オレが迎えに行ったとき。 オレを見つけた、ダンデの目が、ぱあっと、ひまわりみたいに輝いて、オレを見るのが、嬉しくて。 いい加減にその迷子癖なんとかしろよ、なんてオレが言って。 見つけてくれてありがとう、って、あいつが笑うのが、楽しかったんだ。 「はー。 それで」 「あいつ、やっぱり昨日、迷子になってさ。 電話きたんだよ」 すまないキバナ、また自分の居場所が分からなくなった。 キミとの打ち合わせ、4時からだったよな。 そんなふうに、いつものように、電話がかかってきたのだ。 キバナは、既にバトルタワーに着いていたけれど、にやけそうになるのを、必死で押しとどめて、平静を装って。 「はいはい。 迎えに来い、って言うんだろ?しゃーねーな」と、答えた。 すると、ダンデは、電話口で、かすかに笑った。 そして、返された言葉に、キバナは、言葉を失った。 「ああ、それは大丈夫なんだ。 もうすぐ、秘書が、来てくれるから」 彼は優秀でな。 オレの居場所が、分かるそうなんだ。 なんでだろうな?ただ、打ち合わせに少し遅れてしまいそうだから、キミに先に謝っておこうと思って。 ダンデの言葉は、どこか遠くから聞こえるようだった。 呆然と、何も言えなくなったキバナに、ダンデの気遣わしげな声が、「キバナ、もしかして、怒ってるか?」と、的はずれなことを言った。 怒ってねえよ、待ってるな。 それだけなんとか返事をして、キバナは、ダンデとの通話を終わらせた。 そして、ロトムGPSが、切られていることにも、そのとき気づいた。 ロトムは、沈んだ声で、「ダンデの秘書さんに、ばれて、切られたロト... 」と、とても悲しそうに告げた。 キバナの気持ちも、げきりんの湖の底くらいまで、沈んだ。 「その秘書とやら、くせ者ですね」 キバナの話を聞き終えたネズは、きれいに整えられた眉を寄せた。 「ダンデのスマホからの位置情報を、オマエのスマホから切り離して、自分のスマホに届けさせてる。 単なる秘書にしちゃ、やりすぎです」 「そうなんだよ!」 キバナは、まくし立てた。 ダンデの秘書、ムカつくんだ。 すっげーしゅっとした、イケメンでさ。 いや、それはいいんだけど、打ち合わせ中も、ダンデにくっついて、離れねーの。 秘書だけど。 秘書だけどよ、メシまで一緒って、何なんだよ。 「今夜のお食事、いかがしましょう」じゃねーんだよまじで!!メシくらい、ほっとけよ! ダンデもダンデだよ。 「ああ、キミに任せる。 キミの食べたいもので、構わない」とかしれっと言うしさ。 そ、そこは、オレさま誘ってくれても、いいんじゃねーのって。 あとさ、マサルが言うにはさ。 「ダンデさま、糸くずが」とか言って、ダンデの背中から、糸くず取ってたって。 いいだろ男の服に糸くずくらいついてたって!あのオーナー服に、糸くず、目立つけど! 「はい、恋のライバル登場、おめでとうございます」 「めでたくねーわ!ぜんっぜん、めでたくない!」 ダンデ。 ダンデダンデダンデ。 うっわ。 うっとおしい。 ネズは、この日もまた、めんどうになってきた。 面倒見が良いわりに、すぐにめんどうになる、モルペコ並に切り替わる、ネズの二面性である。 ネズがめんどうに思うことなく世話をやくのは、マリィに限る。 「もう、カジッチュでも、捕まえてくれば」 カジッチュ。 片想いの相手に送ると、恋が実る、という、甘ずっぱい噂の、おまじない。 ただのりんごに見えて、ドラゴンタイプですからね、オマエにぴったりじゃねーですか。 ネズ、オマエ、天才だな!」 あ、このシチュエーション、前もあった。 「とりあえず、頑張ってください」 ネズの相談室は、いったん閉店した。 [newpage] 「だめだった」 「またですか」 「それどころか、オレさま、ダンデに軽蔑された、立ち直れない」 「は!?オマエ何やったんです!?」 おなじみ、スパイクタウンのバー。 キバナは、またもや、ネズを呼び出していた。 「カジッチュ捕まえたけど。 レベル16じゃ、だめだった... 」 「いや何の話。 レベルって何」 「バトル。 6匹いても、カジッチュじゃな... 」 「バトル!?ダンデと、カジッチュで!?しかも手持ちフルカジッチュ!?」 キバナの話は、ネズの予想の、斜め上をいっていた。 ネズから、カジッチュの話を聞いたあと、キバナは、五番道路にこもり、カジッチュを捕まえた。 せっかくなので、性格を厳選するために、6匹捕まえた。 そして、カジッチュ入りモンスターボール片手に、バトルタワーに乗り込んで、ダンデを、ナックルスタジアムに誘った。 ナックルスタジアムなら、自分が誰も入れなければ、ふたりきり、になれるし。 スタジアムで告白とか、ライバルっぽくて、ぴったりだと思ったのだ。 ダンデは、キバナの手にあるモンスターボール(ただし、カジッチュ入り)を見て、目を輝かせた。 「バトルか!?久しぶりのバトルだな!?」と言って、秘書の制止に耳を貸さず、仕事終わりにナックルスタジアムに来ることになった。 苦い顔をしたイケメン秘書に対し、ざまーみろ、という気持ちで、心の中でべろを出したのは、ここだけの話である。 ダンデは、オレさまとのバトルが、何よりすきなんだよ、ばーか。 「ちょっと待てオマエの目的バトルじゃねぇだろ」 「そうなんだよ... 」 ダンデは、約束通り、意気揚々と、リザードンの背に乗って、ナックルスタジアムにやってきた。 あの、かっこいいオーナー服のまま。 そして、ナックルスタジアムで、キバナと対峙したとたん。 「今日も、負けないぜ」と、上から目線で、ダンデが言い放ったのだ。 自他ともに認める、対ダンデ煽り耐性ゼロ、の特性を持つ、キバナである。 手持ちがすべてカジッチュ(しかもレベル16)であることも、忘れ。 そもそも、目的そのものも、忘れ。 「言ったな!?今日こそ、オマエの連勝記録、終わらせてやるよ!」と言って、モンスターボールを、かっこよく投げた。 しかし。 ばぎゅあ!と迫力満点に飛び出してきた、リザードン(キョダイマックス可能。 レベル70。 おそらく6V個体)に対し。 飛び出してきたのは、捕まえたてのカジッチュ(しつこいけどレベル16)である。 は?」 ダンデがまとう空気が、あられ並に凍った。 フライゴンあたりを予想していたのだろう、リザードンも、心なしか、戸惑っている。 「何のつもりだ、キバナ」 「えっ。 いや、その」 「リザードン、エアスラッシュ」 それでも、レベルが違いすぎるカジッチュにすら、こうかばつぐんを選んでくるあたり、ダンデは容赦がない。 捕まえたてのカジッチュは、一瞬で、6匹とも、瀕死になった。 なお、3匹目のカジッチュが出てきたあたりで、弱いものいじめをさせられているような、リザードンが、本気で嫌そうな顔をした。 「ちょ、オマエ、オレの腹筋壊す気ですか。 笑いが止まらねぇ」 話の途中から、ネズが、ひぃひぃ言いながら、涙を流して笑っていた。 分かっている。 自分だって、ばかみたいだと思う。 しかし、バトルにとことんまで真摯な、ダンデは、くすり、とも笑ってくれなかった。 ばかにされた、と、そう思ったのだろう。 あられの空気をまとわりつかせたまま、「キミには、失望した」とだけ、冷たく言い残して、身をひるがえし、帰ってしまったのだ。 「もうオレさま、無理。 ダンデに嫌われた。 ジムリーダーやめる」 「いやいやいやいやオマエの世界にはダンデしかいねーんですか」 「そうみたい... 」 キバナは、手持ちから、モンスターボールをひとつ、手に取った。 「まさかカジッチュじゃねーでしょうね」 「いや、そのまさかのカジッチュ」 キバナは、カジッチュを、モンスターボールから出した。 まだ、ほんの10センチほどしかない、小さなカジッチュが、おどおどと、ネズを見上げている。 「うまれたてじゃねーですか。 たまご、産ませたんですか?」 「うん。 たまご技で、ふいうち、覚えさせてみた。 あと、メロメロと、りゅうせいぐん」 「びっくりのガチ構成だな。 しょせんカジッチュだけど」 「あのあと、さ。 やっぱり、ダンデに渡す、って考えたら、こうなった」 ぎゅぅっとカジッチュを抱きしめて、キバナは、今にも泣き出しそうな、顔をした。 あーあーあー、とネズは、宙を見上げる。 悪友にこんな顔されたら、ほっとけねえだろ。 うたでエールを送る、なんて、無理なんだから。 「仕方ねえ。 オマエは、そいつと一緒に帰って、いい子でねんねしなさい。 オレが、とっておきの魔法を、かけてやりますよ」 「え、なんか怖いんだけど」 「あくまで、あくタイプなんで」 ぱちん、とウインクひとつ、送って、ネズは、キバナをバーから追い出した。 [newpage] 「... ってなことが、あったんですよね」 ネズは、話がある、と言って、ダンデを呼び出していた。 場所は、ロンドロゼの、高級フレンチの個室である。 オマエにとっていい話なんで、来やがれ、あ、秘書抜きで、とだけ言えば、ダンデは、分かった、と言って、ふつうにひとりで現れた。 キバナがあんなに苦労していたのは、なんだったのか、と思うくらい、あっさりと。 まあ、キバナは、ダンデが絡むとやけに考えすぎたりして、結局ばかになるから、仕方ない。 「そうなのか」 「そうなんですよ。 最初の日は、マサルもいたんですがね。 マサルにまで、かわいそうな子扱いされてやがりました」 「相変わらず、キバナは、かわいいな」 ふふ、と、ガラルの王様は、笑った。 赤ワインのグラスを、くるり、と回す仕草が、嫌味なほどさまになっている。 「それにしても、さすがのオレにも、カジッチュ6匹は、ほんとうに意味が分からなかったんだ」 「あいつ、オマエのことになると、頭のネジがぶっ飛びやがるんで。 うるうるした目で、ダンデに軽蔑されちゃったかもぉ... って、言ってましたよ。 まあ、懲りずに、たまご技覚えたカジッチュ産ませてましたが」 「なんのために」 「分かってるくせに、聞くんじゃねーですよ」 ダンデは、楽しげに、くつくつと肩を揺らした。 「ちょっと、意地悪がすぎたか?」 「変にこじれる前に、フォローしてやった方がいいと思いますけどね。 あいつ、ダンデに嫌われたままならジムリーダーやめる、とか言って、別の地方にでも行きかねない」 「それは困るな」 ちっとも困っていなさそうな顔で、ダンデが言った。 「ネズ。 明日の夜、スパイクタウンのコートを借りても?」 「構いませんよ。 ダイマックスはできませんが」 「カジッチュに、ダイマックスは必要ないだろう?」 ああ、エール団を含めて、人払いも頼むよ。 その代わり、ここの代金は、オレが持とう。 今度、マリィくんを連れてくるなら、そのぶんもオレにつけて構わない。 「マリィの食生活がかかっているなら、断れませんね。 喜んで」 ネズは、かちり、と、ダンデのグラスに、グラスを重ね合わせた。 ついでに、ぎろり、とあくタイプらしい睨みを込めて、ダンデに釘をさす。 「明日は、絶対、迷うんじゃねーですよ」 「... 善処する」 そして、翌日の夜。 ネズは、キバナを呼び出した。 たまには、バトルしましょう、と言えば、キバナは、疑いもせず、スパイクタウンのコートにやってくる。 コートの上の、人影を見つけて、キバナの足が止まった。 ダンデ」 コートでキバナを待っていたのは、ダンデだった。 ダンデは、にっこりと笑って、手を広げる。 「え、ダンデ、なんでオマエ、ここに」 「バトルしよう、キバナ」 「でも、オレ、ネズと」 「ネズには、オレが頼んだんだ」 魔法を、かける。 そう言っていたネズの言葉を、キバナは思い出した。 望んでいた、ダンデとのふたりっきりが、それが今、こんな形で、叶っている。 「え、あの、あのな、ダンデ。 バトルの前に、オレさま、オマエに、言いたいことが」 「ほら、キバナ」 ダンデが、ひとつ、モンスターボールを放った。 ぽんっという音がして、中から、可愛らしいりんごの形をしたポケモンが、姿を現す。 青りんごの色をした、色違い個体だ。 「カジッチュ!え、なんで」 「キバナ、キミのカジッチュは?」 「あ」 キバナは、急いで、たまご技カジッチュをボールから出した。 向かい合った2匹のカジッチュは、おそるおそる、といったふうに、お互いに近づいて、お互いの匂いを嗅いでいる。 「はは、うまれたて同士じゃ、バトルにもならなかったか。 かわいいな」 「あ、うん。... あの、ダンデ」 「ん?」 キバナは、一歩、ダンデに近づいた。 「オレさま、オマエのことが、すきなんだ」 「知ってるぜ」 「そうじゃなくて!カジッチュ的な意味で、だよ!すきなんだってば」 「いや、だから、知ってる」 「は?」 「初めて対戦したときから、あんな熱烈にオレばかりを見てたら、誰でも気づくぜ?知ってたか?キミの目、オレを見ると、蕩けるんだ。 仕方ないな、って言いながら、楽しそうにオレの世話を焼いて、オレがそれを断ると、一気につまらなそうにして」 だから、ずっと前から、気づいてた。 ダンデは、こともなげに言った。 「それに、キミは、ポケモンバトルでも、オレ以外に興味ないんだぜ」 「えっ」 「キミが、メロンさんに負け続けても、こおりタイプの対策なんか、しようともしないのは、なぜだ?」 「そりゃだってオマエ、オマエはこおりタイプ使わねーじゃん... はっ!」 「大丈夫、オレは、キミのそういう鈍いところもだいすきだ」 ついでに、気づいたら、すぐに素直になるところも。 だから、オレは、キミに、1回、断られたくらい、何とも思ってない。 最終的に、キミは結局、オレのものになるって分かってるから、問題ない。 でもな。 ダンデは、ぐいっと、キバナとの距離を詰めた。 真っ赤になって、おろおろする、キバナのくちびるを、とん、と指で叩く。 「キミがオレのことで悩む、かわいい顔を、ネズやマサルに見せたなんて、な」 ちょっと、妬けるな。 そう言って、ダンデは、ん、と、くちびるを突き出した。 キバナより、頭ひとつ分、ひくい位置にある、ダンデの顔が、キスをねだるように、キバナを見つめてくる。 長い紫苑の髪の毛に、輪郭をふちどられて。 大きな金色の瞳に、長すぎるまつ毛が、影を落として。 「かっ、かっ、かわいいのは、オマエだろ... っ」 ちくしょう。 オレさまってば、こんなときも、やっぱり、ダンデに勝てない。 キバナは、ふるえる腕で、ダンデを抱きしめた。 そして、そのとがったくちびるに、キスを落とした。

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