あくび うつる なぜ。 他人の「あくび」がうつるって本当? 意外と知らないあくびの話

9月4日 あくびがうつる現象の脳科学(9月11号Current Biology掲載論文)

あくび うつる なぜ

毎日発表される論文を眺めていても飽きないのは、重要な発見や新しい考えに出会うだけでなく、馬鹿げて研究の対象になどなりえないと思うようなことが結構真面目に研究され、論文になっていることを知り、ホッとすることができる点だ。 例えばシマウマのシマができた理由を研究した論文は、2014から約2年間になんと3編も論文が出ていたのに驚いた。 しかし一見トリビアのように見える論文にも、本当は深刻な問題がある場合もある。 例えば以前「スパイスの効いた食事と死亡率」という論文を紹介したことがあるが()、これが中国四川省からの論文だと知ると、その土地の人たちには極めて重要な研究であることがわかる(結論は酒を飲まずスパイシーな食事をしている人ほど死亡率は下がるという結果)。 今日紹介する英国・ノッチンガム大学からの論文もそんな研究の一つで、「また面白いタイトルで人を引きつけて」と読み始め、「あくびの研究は重要だ」と真面目に読み終わることになった。 タイトルは「A neural basis for contagious yawning(あくびがうつる神経的基盤の一つ)」で、9月11日号のCurrent Biologyに掲載された。 確かに誰かがあくびを始めると、あくびが広がるという現象は誰もが経験している。 個人的には、前の日に飲みすぎたり、話に飽きたり、部屋の炭酸ガス濃度が上がるからではと単純に考えていたが、この現象が真面目に研究されてきたことが論文を読むとよくわかる。 これまでの研究で最も有力な説は、ミラーニューロン仮説だ。 ミラーニューロンは、サルがエサを取る行動時に活動する神経を調べていたイタリアの研究者が、サル自身がエサを取るときだけでなく、たまたまサルが実験に関わる研究をしていた研究者が同じエサを掴んだのを見たサルの脳でも同じように興奮する神経があることに気づいて発見された細胞だ。 要するに、他の個体の行動を自分の行動に映すのに関わる神経細胞だ。 この説では、あくびがうつるのは、ミラーニューロンが興奮して行動を真似ようとすることが原因になる。 実際、あくびがうつるのは人間以外の動物でも見られる。 しかし、MRIを用いた研究では、人間のミラーニューロンがあくびで興奮する証拠はなく、また個人差が大きいことから、ミラーニューロン仮説の可能性は低い。 もう一つの仮説が、他人のあくびが私たちの本能を刺激して、相手を真似る行動を誘発するという仮説がある。 実際、生後すぐの赤ちゃんでは、あくびも含めて他人の真似をする回数が多いが、3歳児をすぎるとただ身振りを真似る行動はなくなる。 この本能の名残があくびがうつる現象として大人になっても残っているという考えだ。 この研究では、あくびのうつりやすさが、あくびを見ることで起こる刺激に対する運動野の感受性を反映している可能性を調べている。 この論文のタイトルはあくびがうつる神経基盤についての研究になっているが、実際にはあくびのうつりやすさの個人差についての研究といったほうがいい。 実験では実験に参加したボランティアにテレビであくびのビデオを見せ、被検者にあくびがうつるか観察すると同時に、被検者が自覚的にあくびをしたいと感じる程度を刻々とレバー操作で報告させる。 次に、同じ実験をあくびをこらえるように命令をしたあと繰り返す。 最後にこの一連の実験を、運動野を頭の外から磁場で刺激して運動野の感受性を低下させた条件で繰り返し、運動野の感受性があくびのうつりやすさに関わるかを調べている。 結果だが、 1) まずあくびはビデオで見ても確かにうつる、 2) あくびをするなと言われると、なんとか押し殺すことができるが、外から見ても抑えたあくびが出ているのがわかる。 これをカウントすると、あくびをするなと命令してもあくびの数は減らない。 すなわち本能的な行動だ。 3) あくびをするなと命令されると、自覚的には余計にあくびをしたくなる。 4) 運動野を磁場で刺激すると、あくびが強く抑えられる。 とまとめられる。 あくびをするなと命令する実験から、あくびがうつるのは自分の意思ではどうにもならない、本能的な行動であること、そしてうつりやすさの個人差は、運動野の刺激感受性が大きく関わるという結論になる。 最初は興味本位で読み始めたが、最後は結構シリアスな研究だということがわかった。 特に、運動野の感受性の問題は、てんかんや自閉症の研究に取っても重要だ。 あくびがうつるかどうか、様々な病気で見直してみれば、全く新しい課題が生まれるかもしれない。

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あくびがうつる原因!相性が良いとうつるって本当!?

あくび うつる なぜ

1.あくびはうつる? みなさんは、「あくびがうつる」といううわさを聞いたことがありますか? または、目の前にいる人があくびをして、つられて自分もあくびをしてしまった…という経験がある方もいるかもしれません。 しかし、実は「あくびはうつる」という事例の真相は、未だ解明されていないようです。 それどころか、実はあくびが出る理由さえも、科学的な解明はなされていないとされているのです。 そのため、今回この記事でご紹介することは全て「仮説」です。 さまざまな研究者による研究の結果、あくびが出る原因のひとつではないか?といわれている、いくつかの仮説をご紹介します。 「これはあくまで仮説である」ということをご了承いただいた上で、ご覧ください。 2.あくびが出る原因の仮説とは? この章では、あくびが出る原因のひとつなのではないか?として挙げられている、4つの仮説をご紹介します。 前章でもお伝えした通り、今現在「これがあくびの原因です」と明確に断定することはむずかしいとされています。 その為、この章でご紹介する原因は「これが理由かも知れません」という仮説の一つです。 2-1. 脳へ刺激を送っている説 あくびは、「脳へ刺激を送るために出るものだ」とする仮説があるようです。 これは、眠気や退屈によりぼんやりとしてしまった意識をはっきりさせるためにあくびが出るのだ、とされる説のようです。 あなたも、眠い時や退屈だと感じているときにあくびが出てしまった経験があるのではないでしょうか? 確かに、意識がぼうっとしている時にあくびが出ると、顔周りの筋肉が動く為意識が少しだけはっきりするような気がしますよね。 2-2. 緊張を和らげている説 あくびは、「緊張を和らげるために出るものだ」とする仮説があるようです。 これは、緊張によりガチガチに固まった意識や身体を和らげようとして、あくびが出るのだとされる説のようです。 確かに、あくびのために口を大きく開けると、深呼吸のようにたくさんの空気を吸い込むため、瞬間的に身体の力が抜けるような気がしますよね。 2-3. 体温調節を行っている説 あくびは、「体温調節を行うために出るものだ」とされる説があるようです。 これは、大きく呼吸することで冷たい外気を体内に送り込み、必要以上に上がってしまった体温を低下させるために出るのだとされる説のようです。 吸い込んだ空気が体温にどれだけ関係するのかはわかりませんが、確かに、あくびが出てしまうと必然的に口が大きく開くため、外気を大量に吸い込んでしまいますよね。 2-4. 気圧による影響を和らげている説 あくびは、「気圧による影響を和らげるために出るものだ」とされる説があるようです。 みなさんは、トンネルを通過する際や飛行機に乗る際、気圧の関係で耳が膨張するような感覚を覚えたことがありませんか? そういう時、わざと大きな欠伸をすることで、耳の違和感をやり過ごそうとしますよね。 無意識に出るあくびも、こうした気圧の変化から身体を守ろうとして出るのだとされる説があるようです。 また、「あくびはうつる」という噂の出所も、この「気圧説」なのではないか、という仮説もあります。 気圧があくびに関係しているのならば、同じ気圧下にいる近くの人が、ほぼ同時にあくびをしたくなることも頷けますね。 3.あくびが出る時の対処方法 あくびとは、無意識のうちに出てしまうものですよね。 そのため、「あくびを止めたい」と思っても、なかなか思い通りに止めることができないこともあるのではないでしょうか? とはいうものの、もしあくびをできない状況にいたら、どうにかしてあくびを止めたくなるのではないでしょうか? そこでこの章では、肌らぶ編集部員が実際にやってみた中で、おすすめのあくびを止める方法をいくつかご紹介します。 しかし、ここでご紹介する方法は、誰にでも効果があるという訳ではありません。 あくまで「肌らぶ編集部員の間では好評」であるというだけで、この方法を行ったら、必ずあくびが止まる!という訳ではないことをご了承ください。 体の外からたくさんの酸素を入れると、あくびが出にくくなることもありますよ。 やや痛いと感じる程度の力を込めてマッサージをすることで、意識がはっきりとしてあくびが止まることもありますよ。 小指の爪を親指と人差指で、はさみこむようにして押しましょう。 全身のめぐりを良くしてくれるポイントと言われています。 血行を良くすることで、頭をすっきりさせてくれるといわれています。 あくびの際に口を開けようとする、顔の筋肉を押しとどめることができるので、あくびが止まることもありますよ。 5.まとめ あくびが出る原因のひとつとして語られている仮設のご紹介、そしてあくびを止める方法などについてお話をしました。 あくびは生理現象とはいえ、時と場合によっては厄介ですよね。 「あくびをどうしても止めたい!」そんなときは、今回ご紹介した方法を実際に試してみてくださいね!.

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あくびがうつる原因!相性が良いとうつるって本当!?

あくび うつる なぜ

1.あくびの原因は解明されていない 実のところあくびが出る原因には、今だ未知の部分が沢山あるといわれており、確固たる原因は解明されていないとされています。 その為、「あなたのあくびの原因はコレ!」と明確な原因をご紹介することはできないのです。 今回は、あくびが出る原因ではないか?として挙げられているいくつかの「仮説」をご紹介します。 あくまで「仮説」であることを念頭に置いた上で、「私のあくびの原因はこれかな?」と考えてみてくださいね。 1-1. 脳へ刺激を送るためのもの説 あくびは、脳へ刺激を送るために出るものだとされる説があります。 これは、眠気や退屈により働きを低下させてしまった脳に、刺激を与えるためにあくびが出るのだ、とされる説だとされています。 あなたも、眠い時や退屈だと感じているときにあくびが出てしまった経験があるのではないでしょうか? 確かに、意識がぼうっとしている時にあくびが出ると、顔周りの筋肉が動く為意識が少しだけはっきりするような気がしますよね。 1-2. 緊張を和らげるためのもの説 あくびは、緊張を和らげるために出るものだとされる説があります。 これは、緊張によりガチガチに固まった意識や身体を和らげようと、脳から信号が送られるため、あくびが出るのだとされる説だとされています。 確かに、あくびのために口を大きく開けると、深呼吸のようにたくさんの空気を吸い込むため、瞬間的に身体の力が抜けるような気がしますよね。 1-3. 体温調節を行うためのもの説 あくびは、体温調節を行うために出るものだとされる説があります。 これは、大きく呼吸することで冷たい外気を体内に送り込み、必要以上に上がってしまった体温を低下させるために出るのだとされる説だとされています。 吸い込んだ空気が体温にどれだけ関係するのかはわかりませんが、確かに、あくびが出てしまうと必然的に口が大きく開くため、外気を大量に吸い込んでしまいますよね。 1-4. 気圧による影響を和らげるためのもの説 あくびは、気圧による影響を和らげるために出るものだとされる説があります。 みなさんは、トンネルを通過する際や飛行機に乗る際、気圧の関係で耳が膨張するような感覚を覚えたことがありませんか? そういう時、わざと大きな欠伸をすることで、耳の違和感をやり過ごそうとしますよね。 無意識に出るあくびも、こうした気圧の変化から身体を守ろうとして出るのだとされる説があるようです。 また、「あくびはうつる」という噂の出所も、この「気圧説」なのではないかといわれています。 気圧があくびに関係しているのならば、同じ気圧下にいる近くの人が、ほぼ同時にあくびをしたくなることも頷けますね。 2.あくびを出にくくする方法 あくびが出る確かな原因は分からないものの、無意識のうちに出てしまう、自分ではどうにもならないあくびというものは確かに存在します。 とはいえ、「あくび」をしている姿は、周囲の人の目には「だらしない」や「退屈している」「話を聞いていない」という、どちらかというとマイナスのイメージとして映ることが大半です。 会議中や目上の方との会話中など、大切な時に出てしまうあくびは、なんとか止めたいと思うのではないでしょうか。 この章では、筆者が実際にやってみた、「あくびを出にくくする」方法をご紹介します。 これを何度か繰り返してみてください。 やや息苦しいと感じるかもしれませんが、その反動であくびが引っ込むことがありますよ。 親指と人差指を使ってはさむようにして押してみてください。 頭の中央 耳のちょうど延長線上の、頭のてっぺんを押してみてください。 頭の付根 うなじの髪の生え際のあたりをポイントマッサージしてください。 美容室なので、よく美容師さんがマッサージしてくれるポイントです。 やや痛いと感じる程度の力で押すことをおすすめします。 痛みに気を取られ、あくびが引っ込むことがあります。

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